バックナンバー: 2007年8月アーカイブ

No.791 マハトマ・ガンジー

|
======================================================================
【癒しのことば】Vol.791   2007/8/29       

                                                 総発行部数:14,973部

    ・バックナンバーは、こちら → http://www.iyashinokotoba.net/
======================================================================

 「一人の人に可能なことは、
  万人に可能であると、常に私は信じている」

              -- マハトマ・ガンジー(インドの政治家)--

----------------------------------------------------------------------


 バラの花を咲かせるためには、バラの種を撒きます。
 菊の花が欲しかったら、菊の種を撒きますね。

 これは、誰でも知っていることでしょう。

 自動車に乗っていて、アクセルのペダルを踏めば、スピードが上がります。
 ブレーキを踏めば止まります。

 これも当たり前のことで、誰でも知っていることですよね。

 叶えたい夢がある。
 手に入れたい望みがある。

 それならば、すぐに、その夢に向かって進んでいく。
 望みを叶えるために、今、できることを精一杯やっていく。

 そうすれば、夢や望みを手に入れることができます。

 もし、何もしていなければ、いつまでたっても、夢を叶えることはできませ
 ん。

 これだって、当たり前のことで、誰もがわかっていることですね。

 ......でも、夢に向かって行動を起こしてはいない人も、けっこういるようで
 す。

 何かわからないけれど、焦りを感じる。
 どうも毎日に充実した感じがない。
 迷いを感じる。

 そんな人は、きっと、誰でもわかっていることをやっていないからなのでし
 ょう。
 知っているのに、そこから目を逸らしているからなのでしょう。

 あなたの内側の深いところは、痛いほど知っているのに。


 何かを拒否するとき。
 何かから逃げ出そうとするとき。

 人は、すごいパワーを発揮します。
 強い決意と粘り強さと、行動力です。

 これはかなり大きなエネルギーのようです。

 このエネルギーは、誰もが自然と蓄積しているエネルギーです。

 そして、そのエネルギーは、夢を叶えるために必要なエネルギーとまったく
 同じ質のエネルギーなのです。

 信じられないかも知れませんが、方向性が違うだけで、欲しいものを手に入
 れるためのエネルギーでもあるのです。

 だから、今まで、
 「何かをしたくない」
 「いやだ」
 「絶対に逃げてやる」
 などと、強く思って行動したことがある方には、必ず、夢を叶えるためのエ
 ネルギーも備わっているということになります。

 だから、今度、「いやだ!」というエネルギーが、あなたのなかに沸き起こ
 ったら、そのエネルギーの方向を、違った方向へ向けるようにがんばってみ
 ましょう。

 もちろん、もっとポジティブな方向へ。
 つまり、夢に向かって進んでいく方向へ。

 バラの花が欲しいのなら、バラの種を撒けばいいだけのことなのです。


 知っておいてください。

 「恐れ」と「ワクワク」
 「迷い」と「意思の力」

 これも、方向が違うだけで、まったく同じエネルギーなのです。

 信じてください。
 意識を前に向けてみてください。

 あなたのなかには、どんなに大きな夢だって叶えるためのエネルギーが、い
 つでも出番を待っているのですよ。

No.790 老子

|
======================================================================
【癒しのことば】Vol.790   2007/8/28       

                                                 総発行部数:14,972部

    ・バックナンバーは、こちら → http://www.iyashinokotoba.net/
======================================================================

 「あちこち出かけないでいて、ちゃんと知っているんだ。
  キョトキョト見廻さなくたって、大事なものが見えているんだ。
  だからゆったりと、何もしないでいて、とてつもない大きなことが仕上が
  ってゆくんだ......君のなかでね」

                 -- 老子(『タオ』・加島祥造訳)--

----------------------------------------------------------------------


 生きていると、さまざまなことに出会います。

 良いこと悪いこと。
 楽しいこと苦しいこと。
 うれしいこと悲しいこと。

 ポジティブに感じられようと、ネガティブに思えようと、そんなときは人生
 の変化が起こるときでしょう。

 今までの生きる姿勢を変えないと、これから先、もっと苦しくなるよ。
 このよろこびをさらに広げるために、新たなことにもチャレンジしてみなよ。
 今が、自分の枠を超えて、もっと大きく成長するときだ。

 ......私たちを取り巻く大きな世界が、そんなメッセージを送ってくれている
 ときなのかも知れません。

 そのメッセージをちゃんと受け止め、今からの人生に生かしていくことがで
 きれば、こんなにすばらしいことはないですよね。

 ところが、それがなかなかうまくいかない。
 苦しさや悲しさ、よろこびや楽しさ、ただそんな現象に振り回されて、
 「ダメだった」「よかった」と感じるだけで終わってしまうことが多いので
 す。

 ギリギリまで追い詰められて、どうしようもなくなってからでしか、本当に
 必要な変化を起こそうと決心できないのですね。
 そして、実際に、ギリギリの辛くて悲しい出来事は、ベストのタイミングで
 与えられたりしていますよね。

 もっと楽で、よりうまく生きる方法はないのでしょうか。

 
 ある人から、英語で書くと、
 「CHANGE(チェンジ・変化)」と「CHANCE(チャンス・好機)」
 の違いは、5文字目が「G」であるか「C」であるかの違いだけだと教えても
 らったことがあります。

 そして、「G」と「C」の違いは、なかに「t」があるかないかの違いだけだ
 と言うのです。

 確かに、「C」に「t」をくっつければ「G」になってしまいますね。

 「t」があるかないかだけで、ただの変化か、それとも変化を生き方を変え
 るチャンスにしていくことができるかが決まってくるのです。

 この「t」とは何だと思いますか?

 実は、「t」とは、「taaboo(タブー・禁止事項)」だそうです。


 以前にも書いたことがありますが、

 『何かに抵抗しているあいだは、その何かはいつまでもなくなることはない』

 のです。
 
 本当は私たちは、「何でもあり」の存在なのです。
 魂が望む、どんなことでもできる自由を持っているのです。


 でも......

 これはダメ。
 こんなことをしてはいけない。
 それは間違っている。

 知らず知らずのうちに、そう思ってしまっていることがあります。
 それは、いつしか大理石に刻まれた永久不変の真実だと信じ込んでいること
 さえあるようです。

 そんな信じ込みこそが、私たちが変化を起こすこと、望む自分に向かって進
 んでいくことの邪魔をしているのです。


 自分で創りだしたタブーで、自分を裁いたり縛り付けたりしている必要はあ
 りません。

 思い切って、一度、自分を、自由という広大な世界に解き放ってみてはいか
 がでしょうか。

 生きるのに、あせる必要も、迷う必要もありません。

 気づくこころがあれば、大切なものはすべて自分のなかにあるし、進むべき
 方向も、かならず、この世界が導いてくれるのですから。
======================================================================
【癒しのことば】Vol.789   2007/8/24       

                                                 総発行部数:14,961部

    ・バックナンバーは、こちら → http://www.iyashinokotoba.net/
======================================================================

 「わたしの興味は未来にある。
  残りの人生をすごすのはそこだからだ」

         -- チャールズ・F・ケタリング(アメリカの科学者)--

----------------------------------------------------------------------


 『旧約聖書』のなかの一節。


 荒野に立っているモーゼの前に、神が現われ、「お前はエジプトへ行け。そ
 して、苦しんでいるイスラエルの民を救い出せ」と命じました。


 モーゼは尋ねます。
 「あなたは、いったい誰なのですか?」

 神は答は、こうでした。
 「I am that I am......」

 つまり、神は自らのことを、「在って在る者である」と示しているのです。

 これは、神とは「絶対的な存在」であるということを言っているのかも知れ
 ません。
 
 でも、神とは、「I am......」の後に、何をつけるかによって、どんなものに
 でもなることができる存在だ、ということを言っているのだとも考えること
 ができるようです。

 I am GOD.(私は神である)
  I am man.(私は男だ)
  I am teacher.(私は教師だ)

 そして、神は、私たち人間も、「I am......」の後に、どんなことばを持って
 くるかによって、自分の人生を自由に決めることができるということも教え
 てくれているのではないでしょうか。

 I am......

 の次に、何か名詞を付け足すとすれば、あなたは、どんなものを持ってくる
 でしょうか。

 私は、子育てで忙しい母親だ。
 私は、親の期待がかかった長男だ。
 私は、ダメなサラリーマンだ。
 私は、いつもツイていない人間だ。
 私は、貧乏だ。

 それは、確かにその通りなのでしょう。
 今の自分の状況や立場をいちばん良く知っている自分自身が、そう言ってい
 るですから......

 だけど、私たち人間は、無意識のうちに自分のそう言い聞かせているうちに、
 本当に、そんな自分自身の人生を創り出しているということだってあるでし
 ょう。

 I am...... の後に続くことばは、何も、はじめから決められているものでは
 なくて、自分でいくらでも選ぶことができるはずなのですから。

 それも、たったひとつではなくて、私たちは、いくつでも付け足すことがで
 きるのですから。

 私は、自由だ。
 私は、成功する。
 私は、いつも楽しく生きている。

 もちろん、もっと具体的な職業や立場を当てはめることも自由です。

 「I am......」の後に、何も言わなかった神は、そんなことを教えてくれている
 のではないでしょうか。

 「私は、こうだ」と限定的に考えるのではなくて、本当に、私たちは、自分
 望む、どんなものにだってなることができるのです。


 「ヨガ」の書籍のなかにも、望みを叶えるための法則として、こんなことが
 書いてあるそうです。

 まずは、なりたい自分のことを「イメージ」してみます。

 それができたら、そんな自分になるためには、どんな行動をしたり何が必要
 かを「考える」のです。

 そして、必ずそれは実現できると「信じる」ことが大切です。
 自分には、理想の自分になる能力があると「信じる」、絶対に、夢は叶うと
 「信じる」のです。

 「信じる」ことができれば、あとは自然に、夢が叶った自分を生きることに
 なっているといいいます。

 そうなると、もうすでに夢が叶って、理想の自分になっているのも同然なの
 です。

 
 信じてみましょうよ。
 あなたは、どんな人間にもなれるし、どんな夢も叶えるための力もあるので
 す。

 「I am......」
 
 の後に続くことばを決めるのは、そう、自分の未来を決めることができるの
 は、あなた自身なのですよ。
======================================================================
【癒しのことば】Vol.788   2007/8/23       

                                                 総発行部数:14,968部

    ・バックナンバーは、こちら → http://www.iyashinokotoba.net/
======================================================================

 「今日を楽しめ。
  自分自身の人生を忘れがたいものにするのだ」

        -- ナンシー・H・クラインバウム (アメリカの作家)--

----------------------------------------------------------------------


 この世界を、幸せで満たしたいと願う男がいました。

 すべての人々がよろこびを感じながら生き、どの国のどんな地域も平和であ
 るように。
 
 ......そのためには、何が必要なのか?

 どれくらいのお金があったら、この世の人々が幸せになれるだろうか。
 どんな発明品があれば、世界中の人々が豊かに暮らせるのか。
 何があったら、世界は平和に満ち溢れるのか。

 男は、毎日、そんなことばかりを考えて過ごしていました。

 でも、ひとりだけでは、何も良いアイデアが浮かびません。
 自ら働きかけもしてみたのですが、少しばかり人助けをしてみても、それが
 多くの人の幸せに繋がるとは思えません。

 悩み苦しんだ男は、いろいろな場所に出かけて、いろいろな人に話を聞いて
 まわりました。

 宗教家、哲学者、平和運動者......
  
 ときには彼らと一緒に、彼らを信じる人々のために、奉仕活動をしてみたこ
 ともあります。

 確かにその場では、満足そうな顔をしてくれる人もいました。

 しかし、それが本当に、すべての人々の幸せに繋がるのだろうか?
 他の考え方を持っている人々はどうなるのだろうか?

 男には、なかなかこれだという答えはみつかりませんでした。

 
 あるとき、疲れ果てた男が歩いていると、小さな子供が上を見上げてべそ
 をかいているところに出くわしました。

 どうやら、持っていた風船が手を離れていって、高い木の枝に引っかかって
 しまったようでした。

 とても子供の手が届くような高さではありません。
 子供は、風船を取り戻そうと、必死になって何度も何度も飛び上がって手を
 伸ばすのですが、ただ空をかくだけです。
 
 「待っていな。おじさんが風船を取ってあげるよ」

 今にも泣き出しそうな子供に向かってそう言い、男は木を上りはじめ、何と
 か風船を持って降りてくることができたのです。

 風船を受け取った子供は、パッっと顔を明るくしてはじけるような笑顔を見
 せました。

 「ありがとう」

 元気な声でそう言って、スキップをしながら走っていくのです。
 その後姿からは、よろこびの光が輝いているような気がしてきます。

 男の顔も手も、木の枝にひっかけて傷だらけです。
 着ている服もボロボロに破れ、埃がいっぱいついています。

 それでも、この瞬間、男の心は、幸せに満ち溢れていました。

 そして、やっと悩んでいたことの答えをみつけたのでした。


 この世界を幸せで満たすのには、ただ幸せな人を増やしていけばいいだけの
 ことだったのです。

 難しいことではありませんでした。
 何も悩んだり、苦しんだりすることはなかったのです。

 そのとき自分ができることをやってあげて、それで、ひとりでも幸せに感じ
 てくれる人がいればいいだけのことだったのです。


 それから、何よりも大切なこと。

 幸せな人を増やすためには、まず、自分自身が幸せになること。

 ......それは、今、この瞬間を思いっきり楽しむこと。

 今日の自分の光が、やがては数多くの光につながり、この世界がもっと明る
 くなっていくのですよ。

No.787 ロバート・シュラー

|
======================================================================
【癒しのことば】Vol.787   2007/8/21       

                                                 総発行部数:15,084部

    ・バックナンバーは、こちら → http://www.iyashinokotoba.net/
======================================================================

 「絶対に失敗しないとわかっていたら、何をしてみたいですか?」

             -- ロバート・シュラー(アメリカの宗教家)--

----------------------------------------------------------------------


 道端のアスファルトの隙間から、タンポポの花が生え出しているのを見かけ
 たことがありますか?


 ほんの小さな間から、タンポポは精一杯に力強く茎を伸ばし葉を広げ、黄色
 い花を咲かせています。

 どんなに乾燥したところでも、近くを自動車が何度も行き過ぎても、暑い日
 差しが照りつけていても......

 わずかな隙間からアスファルトを突き破り、しっかりと根をおろして、がん
 ばって生きているのです。

 きっと、少し昔に、こんな厳しい場所に落ちてしまったのでしょう。
 綿ぼうしとなって空をふわふらと飛び続け、風に運ばれて、たまたまこのア
 スファルトの隙間に落ちたのでしょう。

 ひょっとしたら、もっと柔らかな土地に落ちたかったと嘆いたのでしょうか。

 もっと肥えた土地で、水も充分にあるところに行きたかった。
 汚れたガスを吹き付け、埃だらけにされることのない場所に落ちたかった。

 そんなふうに思ったのでしょうか

 でも、タンポポの綿ぼうしは、本当は、そんなことは考えなかったのだろう
 と思います。

 どんなに乾いた土地であろうとも、固いアスファルトに覆われていようとも、
 どんなに土埃をかけられるところでも。

 綿ぼうしにとっては、一生懸命に生きるための最高の場所なのです。

 入り込んだ土地で必死で根を張り、頭の上を覆う堅いアスファルトがどれだ
 け重くても、ただ太陽に向かって上へ上へと伸びていきます。

 そして、地面から顔を出せば、小さくて可憐な花を輝かせるのです。
 力強く、根気強く、一生懸命で、そして、可憐な花です。


 ......タンポポは、本当は大きな植物で、充分な面積の土地と充分な水分や栄
 養があれば、何十メートルも地下に太い根を伸ばしていくことができるのだ
 と聞いたことがあります。

 茎も太く葉も大きくて、立派な花を咲かせるのだそうです。

 もちろん、そんな理想的な環境で成長することができるタンポポもあるでし
 ょう。

 でも、綿ぼうしとして風まかせて漂うタンポポは、どんな土地に落ちるかを
 選ぶことはできません。

 やせて寒い土地に落ちるかも知れません。
 固いアスファルトに覆われた道端ということもあるでしょうし、他の雑草が
 生い茂る場所に落ちることもあります。
 
 日の光が届かない、暗い日陰に落ちる可能性もありますね。

 どんなところに落ちようとも、タンポポは、その環境で精一杯生きようとし
 ます。

 少なくとも、「こんな固いところでは成長できない」とあきらめたり、「も
 っと肥沃な土地がよかったのに......」と不満を言うことはないでしょう。

 与えられた環境で、与えられた命を、一生懸命に生きて、花を咲かせ、綿
 ぼうしを飛ばし、元気に新たな命を伝えていきます。
 そのタンポポにとっては、その場所が一番良い場所だったのです。


 どんなところに生まれつくか、どんな環境を生きるのか。
 そんなこと、誰にも選ぶことはできません。

 できることは、与えられた命を精一杯に生きようと選択することだけです。
 
 どこであろうとも、今の場所、環境が、必要なことを学んで、さらに大きく
 なるのに最高のところなのですから。

 これは、タンポポのことだけではありません。
 あなた自身のことなのですよ。

No.786 ジム・ドノヴァン

|
======================================================================
【癒しのことば】Vol.786   2007/8/20       

                                                 総発行部数:15,046部

    ・バックナンバーは、こちら → http://www.iyashinokotoba.net/
======================================================================

 「自分にふさわしい理想の人生を創り出すと決心しよう。
  今すぐに!」

               -- ジム・ドノヴァン(アメリカの作家)--

----------------------------------------------------------------------


 ある年配の女性、知り合いにこんな相談をしてみました。

 「うちの娘は、本当に親不孝ですよ。

  お嫁に行ったら行ったきりで、まったく帰ってこないし、私が病気で寝込
  んだときも、電話一本寄こさない。
  
  たまには孫の顔も見たいのに。
  どうして、こんなに薄情な娘に育ってしまったのでしょうねぇ......」

 相談を受けた人はこう言います。

 「あなたは自分のご両親に対してどうだったのですか。
  こまめに実家に帰り、よく手紙や電話をしてあげていましたか?」

 年配の女性は、ハッとしたように息を飲みました。

 「私は......
  確かに親のことをほったらかしにしていたかも知れません。
 
  でも、共稼ぎで忙しかったし、子育てや近所づきあいで、それどころじゃ
  なかったのです。
  仕方がなかったのですよ」

 相談を受けた人は答えます。

 「では、きっとあなたの娘さんも仕方がない事情があるのでしょうね」


 確かに、年配の女性は、結婚後も仕事を続け、町内会の世話役などもやって
 いたようですので、忙しくて実家へ帰る時間も取れなかったというのは本当
 のことなのでしょう。

 でも、何とか都合をつけて、年に数度孫を連れて帰省するとか、電話をかけ
 るとかならできたはずです。

 それを、「忙しい、仕方がない」と自分に言い訳をして、まったくしていな
 かったのでした。
 親とうまく行っていなかったということですが......

 その様子を見て育った娘さんは、嫁いだら、親子の関係はそんなものなのだ
 と信じ込んでしまったのではないでしょうか。
 自分が忙しければ、子育てや家事で大変なら、親のことなんて気にかけなく
 てもいいものだと。

 これは、娘さんが薄情だというわけではなく、自分の親の姿を見て、無意識
 のうちに、それはそういうものだということを学んでいたからでしょう。
 
 だって、その姿しか、学ぶべきお手本はなかったのですから。


 ......自分がしてきたこと、してこなかったことは、すべてが、今の自分の世
 界に反映されています。

 もちろん、良い行いをしたから、今が幸せだとか、がんばったから必ず成功
 するというほど単純なものではないでしょう。

 また、悪いことをしてきたから不幸な目に遭う、怠けているから成功できな
 いなどとわかりやすいものでもないようです。

 だけど、表面に見えている現象の下には、どこかに過去の自分の選択が隠れ
 ているのかも知れません。

 たとえば、今、あなたが他人からされている仕打ちは、過去に自分が他人に
 対して行ってきたことなのではないでしょうか。
 今の環境は、今まで思ってきたこと、選択してきたこと、やらなかったこと
 の投影なのではないでしょうか。

 今、苦しんでいることは、過去にやったこと、やらなかったことを清算する
 ために与えられているもののようです。

 そして、今のよろこびも、過去にやったこと、やらなかったことを楽しむた
 めに与えられているものなのでしょうね。


 過去は変えることはできません。
 その過去によって、今は決まってしまいました。

 未来は変えることができます。
 今を帰ると決意するだけでよいのですから。


 年配の女性。
 時間をみつけては、年老いた母の元を訪れるようにしてみました。
 いけないときには電話で身体を気遣い、週に一度は手紙を書くようにしてみ
 ました。

 今では、女性の娘さんは、孫を連れてこまめに遊びにやってくるということ
 です。
======================================================================
【癒しのことば】Vol.785   2007/8/13       

                                                 総発行部数:14,949部

    ・バックナンバーは、こちら → http://www.iyashinokotoba.net/
======================================================================

 「過去の因を知らんと欲せば、その現在の果を見よ、未来の果を知らんと欲
  せば、その現在の因を見よ」

                   -- 『大乗本生心地観経』より--

----------------------------------------------------------------------


 「良く生きるためには、ご先祖さまを供養することも大切だよ」


 何かの宗教の宣伝というわけではないのですが、先日、ある方がそんなお話
 をしてくださいました。

 お盆の時期ですので、お墓参りをしたり、供物を捧げたりする方も多いでし
 ょう。
 ご先祖様への感謝のしるしですよね。

 でも、その方が言うには、お墓参りやお盆の行事も大事ですが、もっと重要
 なことは、普段の生活のなかにあるのだそうです。

 何よりも大きな先祖供養とは、日常のなかで不平不満を抱かず、今を精一杯
 生きること。
 私たちは、自分ひとりの力で生きているように思ってしまいがちですが、い
 つもご先祖さまをはじめ、この世界に生かされているようです。

 そのことを感謝して、より正しく生き、より大きく成長していこうと望むこ
 と。
 そして、今、この瞬間を思いっきり楽しんでみること。

 それがいちばんの先祖供養になるのだそうです。

 さらに、もうひとつ大事なこともお聞きしました。

 ご先祖さまというと、ご両親や祖父母、そのまた両親というように、私たち
 に命を伝えてくれた方々のことだと思っている人がほとんどでしょう。

 もうすでに亡くなっているけれど、空の上から、いつも私たち子孫のことを
 気にして見守ってくれているのだと。


 ところが、先祖には、『過去の自分』も含まれているというのです。

 つまり、過ぎ去った過去に生きていた自分。
 そんな過去の私たちの分身が、今も、どこかに存在していて、私たちを助け
 てくれているのだそうです。

 今から見れば間違った選択をしていたかも知れない自分。
 何も気が付かず、人を平気で傷つけていたかも知れない自分。
 取り返しのつかない失敗をしてしまい、その後の人生に苦労を与えた自分。

 ......未熟で、経験も足りず、不器用にしか生きられなかった。
 でも、いつも真剣で必死でがんばっていた自分。

 目には見えないでしょうが、そんな過去の私たち自身が、今も私たちのなか
 に息づいていて、いろいろなことを教えてくれています。
 
 いつも、今を生きる私たちを心配して見守って、ときにはメッセージを送っ
 てくれていたりするのです。

 ひょっとしたら、過去の自分の失敗が、今の自分を小さくしてしまったのだ
 と思っている人もいるでしょう。

 昔の誤った選択が、みじめな現状を招いたのだと恨んでいる方も。

 だけど、そんな過去の自分が、すべて今の自分に影響を与えているのでしょ
 う。
 そのおかげで、人の心の痛みが分かったり、悔しさをバネにさらに努力を重
 ねて、思わぬ自分の才能を発見したり。

 傷ついたおかげで、本当の自分に出会えた経験を得たのかも知れません。

 そんな過去の自分たちにも、ご先祖さまと同じように感謝を捧げてみましょ
 う。
 どんな経験でも、これからの人生に生かしていけるように、ありがたく受け
 入れてみましょう。


 この心構えこそが、最大のご先祖供養であり、未来のすばらしい人生を創り
 あげていくものなのでしょうね。

 自分自身が、自分の源なのですよ。

No.784 永崎一則

|
======================================================================
【癒しのことば】Vol.784   2007/8/10       

                                                 総発行部数:14,948部

    ・バックナンバーは、こちら → http://www.iyashinokotoba.net/
======================================================================

 「ピンチはチャンス、チャンスはピンチ。
  生かすも殺すも、心のあり方による」

                -- 永崎一則(話力総合研究所所長)--

----------------------------------------------------------------------


 身体にいい食べ物や心のリラックス法などの情報が掲載されている、いわゆ
 る「健康雑誌」は数多く発刊されていますね。

 そんな「健康雑誌」をよく読んでいる人は、さぞかし心身ともに健康なんだ
 ろうなと思っていたら、意外と調子が良くない人が多いという話を聞いたこ
 とがあります。

 もちろん、体調に不安を感じているからこそ健康情報に関心を持つのでしょ
 うが、実際にはどこも悪くないのに情報を知りすぎて不健康になっているの
 だそうです。

 そんな人のパターンは......

 たとえば、「○○を食べると身体にいい」という情報を知ったとします。

 すると、「たいへんだ。私は今まで○○を食べていなかった」と落ち込んだ
 り、「今日は○○を食べるのを忘れた。これでは健康になれない」などと、
 マイナスの方向へ意識が行ってしまうようです。

 本来なら、健康をよくしていくための情報も、これでは身体を悪くしてしま
 うばかりですね。

 どんな情報でも、どんな環境でも。
 どんな出来事に遭ったとしても。

 それをどう自分の成長のために役立てるかは、意識の持ち方によるところが
 多いのでしょう。


 自転車に乗り始めたばかりで、まだフラフラとしか進めなかった頃。

 「右の方に電柱がある。右に行ったらあぶないぞ、右に行くな」

 などと思っていると、知らず知らずに右に寄っていってしまって、結局電柱
 にぶつかりそうになってしまったという体験を持っている方も多いでしょう。

 これは、自分の心のなかの意識をどこに向けていたかということですね。

 そっちに行きたくない、行きたくないと、強く思えば思うほど、行きたくな
 い方向に注意が向かい、勝手にそっちへ向かって進んでいるのです。

 あるいは学生時代、授業で先生に質問されて、答えるのに指名されるのがイ
 ヤだと思ったとき。
 
 先生と目を合わせないようにしたり、落ち着かなくてそわそわしたりして、
 かえって目立って先生の注意をひいてしまい、とうとう指されてしまったと
 いう方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 意識の方向性が、自分の外側に出てしまい、それが先生を動かしたというこ
 とになります。

 意識をどこに向けるかによって、どこへ辿り着くのか、どんな環境に住むこ
 とになるのかが、すべて決まってしまうのかも知れませんね。

 健康の情報は、どうせなら健康に役に立つ方に生かしたいものです。


 前にも書いたことがありますが、手のひらを上にして伸ばした腕を誰かに曲
 げられそうになったとき。

 どんなに曲げられないように必死でがんばっても、力の強い人が相手では、
 簡単に曲げられてしまいます。

 ところが、手のひらを上にして、その指先から一本の光の筋がずっと向こう
 まで伸びていっていると意識してみます。

 腕を曲げられないなどと意識する必要はありません。
 ただ、指先から一筋のエネルギーのラインが伸びていっているとイメージす
 るだけでいいのです。

 そうすると、少々力の差があっても、なかなか腕を曲げることはできないで
 しょう。

 なぜなら、光のラインを意識するとき、腕が曲がるとか曲がらないとかは、
 すでに意識にはないからです。


 今、あなたが行きたいと望む場所。
 叶えたいと願っている夢。

 そこにだけ意識を向けていること。

 それが、いちばん重要なのですよ。

No.783 クロウド・バーナード

|
======================================================================
【癒しのことば】Vol.783   2007/8/6       

                                                 総発行部数:14,934部

    ・バックナンバーは、こちら → http://www.iyashinokotoba.net/
======================================================================

 「わたしが人生をことばで定義するとしたら、こうです。
  『人生は創造だ』」

           -- クロウド・バーナード(アメリカの生理学者)--

----------------------------------------------------------------------


 「健康で長生きをする秘訣は、『一、十、百、千、万』です」

 ......というお話を、先日、テレビで聞きました。


 たとえば『万』というのは、「一日に一万歩歩くこと」ということだそうで
 す。

 テレビでは、あまり詳しい説明はありませんでしたが、私なりに理解したこ
 とをお伝えさせていただきます。

 身体の健康のためには、適度に身体を動かすことが大切ですね。

 あまりにハードな運動では、かえって身体を壊すこともありますし、無理を
 しても長続きしません。
 ジムに通ったり、特別な器具を使うことも面倒ですね。

 その点、歩くということは誰でお手軽にできる有酸素運動ですし、交互に足
 を動かすことも心地よい刺激となって脳も活性化します。


 『千』は、「毎日、千文字書くこと」です。

 千文字というと、四百字詰めの原稿用紙で2枚半。

 これだけの文章を書くとなると、けっこう頭を使います。
 内容をイメージするのに右脳を活用し、構成を考えたり、どう表現するかを
 練るのには左脳が活躍します。

 パソコンのキーボードを打つのも、脳にとって適度な刺激になりますし、実
 際にペンで書くとすれば、さらに良い効果が期待できそうですね。


 次は『百』
 「毎日、百回、深呼吸する」のがいいそうです。

 呼吸は、脈拍や血圧、汗をかくなどと同じ自律神経によって制御される肉体
 活動です。

 これは、外の世界の環境や心の状態によって影響を受けるものです

 暑いと自然に汗が出ますし、逆に寒いと毛穴が縮んで鳥肌が立ちます。
 ストレスに晒されると血圧が上がり、筋肉も緊張してしまうでしょう。

 そして、呼吸も浅く早くなりますね。

 自律神経系は、そのほとんどが自動的な反応として現れますが、呼吸だけは
 意識で制御できるのです。

 さらに呼吸を変えることによって、身体にも心にも働きかけることができま
 す。

 試しに、早く浅く呼吸を繰り返してみてください。

 何となく心が落ち着かなくなったり、身体も堅くなってくるような気がしま
 せんか。

 逆に、ゆっくりと深呼吸を何度かしてみましょう。
 心身ともにゆったりと落ち着いてきますね。

 そんな深呼吸を、毎日、百回も続ければ、心にも身体にも良い影響が与えら
 れるのは、わかるような気がしますね。


 次は、『十』です。

 これは、「毎日、十回は笑いなさい」ということです。

 笑うことが身体の免疫力を増し、心も元気にしてくれるのは良く知られてい
 ますね。

 無理に可笑しいことを探さなくてもいいのです。

 何もなくても、ただ思いっきり笑ってみてください。
 すると、なぜか心も楽しくなってきますし、力も湧いてくるような気がしま
 す。

 もっとすばらしいことは、自分だけでなく、笑っている人の周りの人たちも、
 明るく楽しくなってくるということです。

 そんな笑いを、毎日十回も続ければ、そのうち、生きること自体が楽しくな
 ってくるでしょうね。


 最後の『一』は何でしょう。

 これは、一日一回だけでいいのです。

 たったの一回、それを続けることができれば、いつまでも心も身体も若く、
 創造的に生きていくことができるのです。

 それは、『感動する』ということです。

 私は、それを聞いたとき、大きな感動を覚えました。

 ......実に久しぶりの感動でしたよ。

ウェブページ

Powered by Movable Type 4.1

このアーカイブについて

このページには、2007年8月以降に書かれたブログ記事のうちバックナンバーカテゴリに属しているものが含まれています。

前のアーカイブはバックナンバー: 2007年7月です。

次のアーカイブはバックナンバー: 2007年9月です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。