バックナンバー: 2007年6月アーカイブ

No.781 ダグ・ハマーショルド

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【癒しのことば】Vol.781   2007/6/29       

                                                 総発行部数:15,056部

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 「人生に「よし」と言うことは、
  同時に自分自身に「よし」と言うことである」

             -- ダグ・ハマーショルド(元国連事務総長)--

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 『老子(道徳経)』のなかに、次のような内容が書かれています。
  (『老子』の漢文には、いろいろな解釈がありますが、私なりに解釈して
   みました)  

 
 美しいものと汚いものは、別に存在しているのではない。
 美しいものは、汚いものがあるからこそ、美しいと言われるのだ。

 善と悪だってそう。
 悪がなければ、善と呼ばれるものもない。

 長いというのも、短いがあるから。
 高いだって、低いがあるから、前だって後ろがあるからこそあることができ
 る。

 ひとつの歌だって、音のバリエーションがあるから、歌として聞くことがで
 きるのだ。
 
 だから、賢者は、さまざまな現象や出来事に惑わされないで、己の存在だけ
 を頼らなくてはならない。

 成功を求めない方が、かえって成功を手にすることができる。

 
 老子一流の逆説的な言いまわして、すべてのものは相対的に存在していて、
 絶対的なものなどありはしない。
 
 そんな外側の現象は気にせず、ただ自分という存在をあるがままに生きるこ
 とが大切だということを教えてくれているようです。



 何か『困ったこと』が起きていると感じることは、心の奥のどこかで、
 『困ったこと』という現実を引き寄せているのに過ぎないのかも知れません。

 悲しいこと、辛いこと、逆境だって同じこと。
 自分の内側が、外側に反映されているだけのことではないでしょうか。

 笑いながら見る世界と、涙を流しながら見る世界では、明るさも色も、まっ
 たく違っているように思えますね。

 でも、世界は世界で何も変わってはいません。
 ただ見る人の状態が変わっているだけのことです。

 悲しい出来事、辛い現実があるのではない。
 自分がそう思っているから、悲しかったり辛かったりするようです。

 もちろん、理不尽に思えることに巻き込まれたり、予測できない事故に遭っ
 たり、どう考えても外側からの不幸に襲われているとしか思えないこともあ
 りますね。

 人との違いに不公平を感じたり、失敗ばかりを繰り返す自分をツイていない
 と感じたり。

 本当に『困ったこと』です。

 ......だけど、いったい何が『困ったこと』なのですか?

 仕事に失敗したことなら、それをきっかけに、もっと自分の実力をつけるた
 めにがんばろうと自分を叱咤激励することもできます。

 愛する人との別れがあっても、ただ悲しんでいるだけで終わってしまうより、
 その経験から、学ぶこともあるでしょう。

 同じ出来事に遭っても、そこから教訓をひきだし前向きに生きていく人もい
 ます。
 逆境をバネに、強く逞しく成長する人もいますよね。

 『困ったこと』は、自分が『困った』と思うから『困ったこと』になるので
 す。

 ひとつ深呼吸をして、一度、心を空っぽにしてみてください。
 そして、こんなふうに思ってください。

 『困ったこと』や『悲しいこと』、『苦しいこと』なんて、どこにもありや
 しない。

 あるのは、ただ、自分が大きくなるために与えられた、『きっかけ』だけだ。

 『何とかなる』
 『必ずうまくいく』

 そう決めると、今度は、そのような現実が生まれてくるのです。


 覚えておいてください。
 
 この世界への最大の奉仕は、今、自分が幸せであるということを受け止めて
 るということなのです。

 今までも、これからもずっと......

No.780 ジョルジュ・サンド

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【癒しのことば】Vol.780   2007/6/26       

                                                 総発行部数:15,076部

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 「愛せよ。
  人生においてよいものは、それのみである」

             -- ジョルジュ・サンド(フランスの小説家)--

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 あなたが歩いて長い旅をしている途中だとします。

 まわりを見回すと、大勢の人たちがいます。

 あなたと同じ方向へ歩いている人。
 向こうからやってきて、すれ違っていく人。
 前を横切る人。
 近くにいる人、遠くにいる人。

 ずっとあなたと一緒に歩いている人もいますし、どこからかやってきてしば
 らくすると、またどこかへ行ってしまう人も多いです。

 そんな人たちを良く見てみます。
 
 人のよさそうな人、意地悪そうな人。
 元気をくれる人、怒りのエネルギーに満ちていて近寄りがたい人。

 いろいろな人がいるのですが、そのなかにも、あなたにとって味方をしてく
 れそうに感じる人と、敵だと思える人だっているのです。

 さて、ここで考えてみてください。

 自分のまわりに敵が多いのと、味方が多いのとでは、どちらが楽に快適に、
 旅を続けていくことができるでしょうか。

 もちろん答えは、『味方』ですよね。

 まわりが敵だらけだと、いつも緊張していなければならなくなりますし、
 気も落ち着かないでしょう。

 味方がたくさんいれば、安心して歩いて行くことができますし、心も落ち着
 くことでしょう。

 ......だけど『敵』と『味方』、いったい誰が敵だとか味方だとか決めている
 のでしょうか。

 もちろん、あきらかに悪意を持ってこちらを傷つけようとしたり、危害を加
 えようと狙っている人たちもいます。

 でも、ほとんどの人たちは、別に顔に『敵』とか『味方』とか書いてあるわ
 けでもなく、雰囲気や印象で自分が決め付けていることが多かったりするよ
 うです。


 「うちの会社は、狭くてエアコンもろくに効かず最悪の環境なのです。
  その上、上司は短気ですぐに怒るし、同僚も人の足を引っ張ることばかり
  を考えている。
  だいたい仕事はつまらないし、給料は安いし、将来性も......」

 と、そんな文句を言っている人はいませんか?

 いくら文句を言っても、会社が広くなるわけでもないし、上司や同僚が急に
 良い人に変わってしまうわけでもありません。

 そんな環境だって、生き生きと仕事をこなしている人だっているでしょう。

 変えようがないものに文句や愚痴を言ってしまうのは、ちょっとした心のク
 セのようなもののようです。

 うまくいかないことや、自分の思い通りにならないことを、つい環境や誰か
 他の人のせいにしてしまうクセです。

 「これが、~だったら、もっとうまくできるのになぁ......」

 そう思う人は、きっと、広い会社へ行っても、今度は「広すぎる」と文句を
 言ったり、人のよい同僚と仕事ができても、「みんな積極性がない」などと
 何かしら、気に入らない点を見つけて愚痴をこぼしたりするでしょう。

 同じ仕事をするのに、文句を言いながらイヤイヤやっている人と、明るく前
 向きにやっている人と、どちらが楽しく時間を過ごせるでしょうか。

 どうせなら、今やっていることを、もっと楽しむことができる心のクセを身
 につけてみてはいかがでしょう。

 自分のまわりの小さなことに喜びをみつけ、まわりにいる人の良い点を見る
 ようにしてみるのです。


 『敵』を探すより、みんな『味方』だと思う方が旅は楽しいですよね。

 心に愛を持って生きることができれば、こんなにすばらしいことはありませ
 んよ。

 良く見てください。
 この世界には、あなたの『味方』がたくさん満ち溢れていますよ。

No.779 ジェフ・トンプソン

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【癒しのことば】Vol.779   2007/6/25       

                                                 総発行部数:15,072部

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 「僕たちはいつか死んでしまう。
  ならば今でなければいつ始める?」

              -- ジェフ・トンプソン(アメリカの作家)--

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 よく知られている話ですが......

 ケンタッキー・フライドチキンの創始者、カーネル・サンダースが、チキン
 専門のレストランを出そうと思い立ったのは、60歳を超えてからのことだ
 ったそうです。

 若い頃から苦労を重ねた彼は、40歳のとき、ガソリンスタンドの片隅を借
 りることができ、やっとの思いで小さなカフェをオープンさせました。

 そこで出すフライドチキンが大人気のメニューだったのです。

 ところが、新たな高速道路の開通などでまったく客が入らなくなり、店を閉
 じざるを得なくなりました。

 無一文になった彼は、調理法を教えて、この美味しい料理をもっと広めよう
 と、フライドチキンを車に積み、各地を回り始めたのです。

 しかし、当時は、ステーキを出すレストランが主流だったため、彼のチキン
 料理は、どこの会社へ行っても相手にされませんでした。

 彼は、行く先々で怒鳴られたり、笑いものにされたのです。

 結局、1000社以上の会社から、彼のフライドチキンは否定されることに
 なります。

 でも、いくら断られても、あきらめることだけはしませんでした。
 
 それどころか、自信を持っていたフライドチキンの味を理解しない世間に対
 して愚痴ひとつ言うこともなかったのです。

 途中で挫折して誰かのせいにすることもしなかったし、資金繰りを拒絶する
 人を恨むこともありませんでした。

 いくら断られても、彼は、立ち止まることなく行動し続けました。
 自分の力を疑うことなく、わかってくれる人が、きっとどこかにいるはずだ
 と信じました。

 「ノー」と言われるたびに、必ず次には「OK」ということばが聞けるはず
 だと思ったのです。

 そしてとうとう、彼のフライドチキンに賛同してくれる人たちに出会ったの
 です。

 そして、今では、ケンタッキーフライドチキンのお店は、どんな国に行って
 も見かけることができますね。


 失敗やマイナスは、それを失敗マイナスだと思っているからそうなるのです。

 確かに、失敗すると辛いです。
 マイナスな出来事に見舞われると、苦しくて自分の不運を嘆きもしたくなり
 ます。

 でも、その失敗やマイナスを経験しないと、わからなかったことだってある
 はずです。

 発明王エジソンにも、こんなエピソードがありますね。

 彼は、電球を発明するために、9999回もいろいろな物質を使ってみまし
 たがうまくいきませんでした。

 「10000回も失敗を繰り返すのか?」

 と聞かれたとき、彼は、

 「いいや。
  私は、9999通りのうまくいかない方法を発見したのだ」

 と答えたそうです。

 ひょっとしたら失敗とは、『失敗という仮面をかぶった成功』だと考えるこ
 ともできるのではないでしょうか。

 すべてを肯定したりプラスに考えることができる心さえあれば、どんな出来
 事だって、自分の栄養素にすることができます。

 失敗、不運、逆境。
 
 それらが、私たちを大きくしてくれるのですよね。


 あなたは、今までに何回失敗しましたか?
 あきらめてしまったことはありますか?
 それとも、はじめからダメだと決め付けて、チャレンジさえしていなかった
 夢があるのですか?

 そんなすばらしいチャンスをいつまで眠らせておくのですか?

 さあ、今こそが、始めるのに最高のときですよ。

No.778 鴨下一郎

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【癒しのことば】Vol.778   2007/6/22       

                                                 総発行部数:15,078部

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 「自分はこれでいいのだと認めてやると、心がずいぶん楽になって『こうだ』
  と思い込んでいた人生がしだいに変わっていくことでしょう」

                   -- 鴨下一郎(診療内科医)--

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 目の前のことに、あまりにも意識を集中しすぎると、息をすることを忘れて
 しまいます。

 ひとつのものだけを、じっと凝視し続けていると、やがて目がぼやけてそれ
 が見えなくなります。

 追い求めれば追い求めるほど、求めているものは逃げていく。
 掴もうとすれば掴もうとするほど、欲しいものは手に入らない。

 人生とは、そんなものなのかも知れません。


 だとすれば......

 生きることの苦しみ、不運に思える出来事は、煎じ詰めてみれば、そこに原
 因があるのではないでしょうか。

 つまり、何か欲しいものがあって、一生懸命にそれを追い求めているのに、
 いつまでたっても手に入れることができないこと。

 現実が、自分がかけていた期待や、思うとおりには運ばないこと。

 人生そんなものだと、柔軟に受け取れることができるのなら、それほど苦し
 むことがないでしょう。

 でも、肩に力が入って「~しなければならない」という強い思い込みがある
 としたら、それがうまくいかないときには、心が大きく痛みます。

 落ち込んだり、挫折感を味わったりしてしまいますね。

 だから、そんな苦しみや痛みは、ある種のメッセージだと考えることもでき
 るでしょう。

 たとえば、
 「ちょっとがんばりすぎているよ」
 「目の前のことに必死になりすぎているよ」
 「そんなに一生懸命になっていると、身体を壊してしまうよ」
 といったことです。

 そう、それは大きな存在が、『もっとゆっくりしなよ』とか、『肩の力を抜
 いて、物事を大きく見てみなよ』ということを教えてくれているようです。

 人生において、立ち止まる瞬間や、一息入れるきっかけを与えてくれている
 のでしょうね。

 とはいえ、それがわかったとしても、ゆっくりと休むということが苦手な人
 も多いでしょう。
 のんびりしろ、と言われても、どうしたらいいのかわからない方もいらっし
 ゃるでしょうね。


 泣いている子供に、泣くな泣くなと叱ったら、かえって激しく泣き続けるだ
 けです。

 人前で話さなければならなってあがっているときに、「緊張するな、緊張す 
 るな」と自分に言い聞かせても、かえって全身に力が入ってしまいます。

 そんなとき、よい方法。

 子供が泣いているのなら、思いっきり泣かせてあげればいいのです。
 泣きつかれたり、泣くのに飽きたら、子供は自然に泣き止みます。

 緊張しているのなら、その緊張している自分を、そのまま感じてみるのです。
 緊張している自分を受け入れることができれば、知らぬ間にリラックスでき
 ているはずです。

 身体の力を抜くには、まず、思いっきり身体に力を入れてみればいいのです。

 これ以上力が入らないというくらいに、肩をこわばらせ、手を握りしめてみ
 れてから、ふと力を抜いてみれば、自然と体中が弛緩してくるでしょう。


 苦しみがあるのなら。
 辛い出来事があるのなら。

 「何とかしなければ」とがんばるのもいいことです。
 自分を叱咤激励して、努力することもいいでしょう。

 もっといいのは、『苦しんでいる自分』『落ち込んでいる自分』を、そのま
 ま受け入れてみることです。

 苦しいときには、ついつい原因は自分にあると、自己否定してしまいがちで
 すが、そんなダメ(だと思える)な自分も受け止めてあげるのです。

 すると、落ち込んで暗い目で見ていたときや、自己否定しているときには、
 見えなかったものが、見えてくるのではないでしょうか。

 
 大きく息を吸って自分を感じて、自分のなかの、今はもう必要でないものを
 捨てるつもりで、ゆっくりと息を吐いてみてください。

 自分にやさしくできる人こそが、他人にもこの世界にもやさしくできるので
 すよ。
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【癒しのことば】Vol.777   2007/6/18       

                                                 総発行部数:15,071部

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 「幸福は心の中の問題で、環境の問題ではない。
  したがって、幸福は何を持っているのかではなく、自分が何者であるかに
  左右される」

          -- ヘンリー・ヴァン・ダイク(アメリカの宗教家)--

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 アメリカには、夫婦間の関係についてを専門に扱うカウンセラーが多いそう
 です。

 離婚の危機に陥った夫婦や、お互いを信じられなくなったり憎しみあったり
 しているふたりを救うために活躍しています。

 夫婦の関係というのは、他人が推し量ることは難しいかなり微妙なものです
 ね。
 日本では、よく「夫婦喧嘩は犬も食わない」などといったりします。

 それだけに、それを専門に扱うカウンセラーには、優れた技能はもちろん、
 豊富な経験も求められるものだと思います。

 さぞかし、自分が危機を乗り越えた経験や実体験に基づくアドバイスなどが
 優れているのでしょう。

 ......ところが、実は、アメリカでのこの結婚カウンセラーと呼ばれる人たち
 の、ほとんどが離婚経験者だということです。

 円満な結婚生活を続けている人たちの経験ももちろん役に立つのでしょう。

 でも、離婚という体験を通して得た辛さや苦しみをバネにして、同じような
 境遇にいる人たちを何とか救ってあげたい。
 そんな強い決意を持って、結婚カウンセラーを目指す人が多いとか。

 確かに、その境遇にいなければ、死ぬまで知ることがない経験というものは
 多いのでしょうね。

 
 考えてみると、苦しみや辛さは、環境よりも自分の心が創り出していること
 がほとんどではないでしょうか。
 
 他人から見れば、「よくあんな困難ななかを、がんばっているな」と思える
 のに、案外、本人は楽しくやっているということもあります。

 また、「あんなに恵まれた環境にいて、さぞかし幸せだろうな」などと見ら
 れている人が、今の生活に不満だらけだということもあるようです。

 本人が苦しいと思えば苦しい、楽しいと思えば楽しい。

 自分の思いが、そのまま現れてくるのが人生なのかも知れません。

 今いる自分の環境。
 目の前の問題や人間関係。
 
 大きな目で見れば、それらはすべて、今、必要な自分の学びのための、最高
 のプレゼントだという気がします。

 あらゆる苦しみも逆境も、あるいは楽しみも、全部があるがまま、成長のチ
 ャンスだと捉えるのなら、何もかもが楽しみであり喜びに変わりますね。

 逆に、すべては自分のエゴのため、欲望を満たすためだと考えているのなら、
 思い通りにならないことすべてが、苦しみになり不満になります。

 生きていれば、思い通りになることより、思い通りにならないことの方が多
 いのですから、さぞかし人生は辛いものだということになるでしょうね。

 そして、ほとんどの人は、一度、苦しみのどん底でもがいた経験がなければ
 それを心から理解することはできません。
 ひょっとしたら、困難や苦しみは、本当は、この世界には喜びしかないとい
 うことに気づくためにあるでは......

 辛い離婚を経験した人には、他人が喜びのなかにいるのに、苦しみしか見ていない
 ことがわかるのでしょう。
 だから、カウンセラーになろうという人が多いのでしょうね。

 
 そう、すべては魂の成長のために。

 今が苦しければ苦しいほど、自分のなかに愛を満たすことができるチャンス
 を与えられているのです。

 愛で満たされれば満たされるほど......

 この世界に光を与えることができるのです。


 難しいことではありません。
 まずあなたが、あなた自身を丸ごと受け入れてみればいいだけのことなので
 すよ。

No.776 島崎藤村

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【癒しのことば】Vol.776   2007/6/14       

                                                 総発行部数:15,051部

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 「明日は、明日は......
  と言ってみたところで、そんな明日は、いつまでたっても来やしない」

                    -- 島崎藤村(小説家)--

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 会社から帰ってくると、毎日、足の付根のところが痛みます。
 太ももの裏側のあたりに、何ともいえない違和感を感じるのです。

 いつもそうです。

 血が滲んでいます。
 ときには、穴が開いたように傷口が顔を見せていることだってあるのです。

 だから、家に帰ると、消毒薬や軟膏を塗って治療しています。
 寝るときには、絆創膏を貼っています。

 これで翌朝は、多少良くなっています。
 また、会社へ行きます。

 そして、変える頃には、太ももの裏に痛みが走っているのです。

 そんなことが、もう何ヶ月も続いています。

 ある日、とうとう傷口が大きく広がって、血が流れ出すようになってしまい
 ました。

 仕方なしに、病院へ行って診てもらいました。
 お医者さんや看護師さんは、優しく丁寧に傷の治療をしてくれます。

 これでしばらくは良くなります。

 だけど、また会社に行くと、足に傷がつくのです......

 こんなことばかり繰り返して、何度も何度も、病院へいくものだから、お医
 者さんに言われました。

 「何度治療しても、同じところばかりをケガしているね。
  何か原因があるはずだから、治療よりも、それを探し出して改善する方が
  早いよ」


 原因はわかっています。

 会社の自分のデスクのイスの座るところに、少しクギが飛び出しているので
 す。
 それが、太ももの裏側に当たって痛いのです。

 ......なんだ、そんなことか。
 だったら、イスを修理するか取り替えればいいじゃないか......

 あなたは、きっとそうおっしゃるでしょう。

 だけど、これだけは、どうしても上司に言えないのです。
 
 他のことなら、たいていのことは主張できるのですが、なぜか、この件だけ
 誰にも知られたくないのです。

 言うと、自分の席がなくなってしまうかも知れない......
 仕事を失うかも知れない......

 まさか、そんなことがあるはずはないし、自分でもおかしいとはわかってい
 ます。

 でも、なぜか、誰にも言えないのです。

 今日も、会社へ行き、足が痛くなります。
 家に帰って、それを癒します。
 
 病院へ行ってもみます。
 そして、また会社へ行きます。

 今度、足の痛むところにサポーターでも巻いてみようかとも思っています。
 そうすれば、この事態を少しは改善できるはずです。

 でも、本当は、それでは解決にならないことは気づいています。
 どうすれば一番いいのかもわかっています。

 イスを取り替えるか、修理するしかないのです。

 わかっているけれど、今日も、そのまま会社へ行きます。
 バカげていることも充分承知しています。


 そう......

 今、何かに不満を感じているのなら、その何かを変えない限りは、また同じ
 明日が来るだけです。

 違う未来が欲しければ、今、何かに変化を起こせばいいだけです。

 そんなこと、あなたは、もちろん知っていますよね。

 ただ、きっかけが欲しかったのですね。
 さあ、この瞬間、何からはじめてみましょうか。

No.775 トマス・カーライル

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【癒しのことば】Vol.775   2007/6/13       

                                                 総発行部数:15,064部

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 「人は何かを信じることによって生きる」

             -- トマス・カーライル(イギリスの評論家)--

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 私は、~が足りないから良くない。
 私は、~というところがあるから愛されない。
 私は、~だからダメだ。


 良くないとか、愛されないとか、ダメだとか言っているのは誰でしょう。

 きっと他の誰でもありません。
 自分自身がそう思い込んでいることが多いようです。

 私たちは、今のままがいいのです。
 人それぞれ、そのままで輝いています。

 どんな環境にいようと、どんなに重荷を抱えていようと、必要なことを最大
 限に学ぶことができる場所にいるのです。

 私たちが、今、そのままの自分を受け入れれば受け入れるほド、内側の輝き
 が増してきます。
 
 もちろん、その波長に合う人たちもやってきます。

 私は、~があるからステキだ。
 私は、~ところがみんなから愛されている。
 私は、~だからすばらしい。

 他の誰がそう思うのではありません。
 まず、自分自身が信じることからはじまるのですね。



 キレイな花がたくさん咲いていたので、ひとつだけ摘み取って、誰かにプレ
 ゼントしてあげます。

 芳香ただよう、可憐な花です。

 人に手渡すとき、まず、花の良い香りを嗅ぐのは、あなた自身です。

 プレゼントされた人も、喜んで顔を綻ばせるでしょう。
 それを見て、あなたも、ますます良い気持ちになるでしょう。

 花を誰かにあげるだけではなく、この世界に、ひとつの喜びをプレゼントし
 たということにもなりますね。


 嫌いな人がいるので、毛虫をつまんでその人に投げつけます。

 地を這う、気味悪く感じる毛虫です。

 つまむとき、まず嫌な思いをするのは、あなたです。

 投げつけられた人も、露骨に顔をしかめて怒り出すでしょう。
 そのせいで、あなたも、ますます嫌な気持ちになるでしょう。

 それは、相手に嫌な気分を味わわせるだけでなく、嫌な雰囲気をつくり出す
 ことでもあります。
 周りにいる人にも、嫌な気分は広がっていくでしょう。


 この世界は、辛く苦しいところだ。
 この世界は、明るくてすばらしいところだ。

 何を信じるのかは、あなたの自由です。


 ただ、これだけは覚えておいてくださいね。

 人は、自分が信じた世界を生きるのだということを......

No.774 山本有三

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【癒しのことば】Vol.774   2007/6/12       

                                                 総発行部数:15,080部

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 「右のクツは左の足には合わない。
  でも両方ないと、一足とは言われない」

                       -- 山本有三(作家)--

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 「ほとんどの病気やケガは、医者が治すのではない」

 そうおっしゃっていたお医者さんがいました。

 つまり、お医者さんは、病気になって症状が現れれば、その症状を抑えるた
 めの薬を出すことができます。

 熱があれば解熱剤、胃腸の具合が悪ければ消化剤などですね。
 
 ケガならば、たとえば骨折した部分を固定したり、傷口を縫い合わせたりす
 ることはできます。
 化膿や炎症を起こさないための薬を塗りますね。

 でも、それはあくまでも表面に現れた痛みや症状を和らげているだけのこと
 です。

 病気の元であるウィルスを退治しているのは、その人のなかにある白血球で
 す。

 自己治癒力のことですね。

 折れた骨が繋がるのだって、切れた傷口がふさがるのだってそう。

 お医者さんが治すのではなく、本当は、自分自身が自分を癒しているのです
 よね。

 「食事や睡眠を適度にとり、軽い運動を毎日していれば、身体の自己治癒力
  が働き、ちょっとした病気やケガなら、何もしなくても大丈夫」

 そのお医者さんは、そう教えてくれました。


 ところが、栄養や睡眠を充分とらず、運動不足で仕事ばかりをしていたり、
 過度の飲酒や大量のタバコを吸っていたりすると、この自己治癒力がうまく
 働かなくなってしまうそうです。

 ストレスで一杯の生活をしている人もそうですね。

 そんな人たちは、病気になって薬を飲んでも、あまり効果がありません。
 元の要因がなかなか良くならないわけですから、表面に現れる症状も、長く 
 続いてしまうわけです。

 といって薬にばかり頼って、いつまでも飲み続けていると、だんだんと身体
 が薬に慣れていってしまいます。

 そうなると、薬がなくてはならなくなってしまい、だんだん自己治癒力も衰
 えていくようです。

 だから、また新たな病気にかかりやすくなりますし、かかるとなかなか治っ
 てはくれないという悪循環に陥るのです。

 そうならないためには、普段から適度な運動や食事、睡眠をとるように心が
 けたいものですね。


 ......実は、この話は、人生や生き方にも当てはまるのです。

 私たちは、ときには、失敗して落ち込んだり、何かに悩んだりすることがあ
 りますね。

 そんなとき、本を読んで先人の知恵に耳を傾けたり、他人から助けてもらっ
 たり、アドバイスをもらう、宗教に活路を見出したりすることは大きな意味
 がありますね。

 これは、薬を飲むことに相当するでしょう。

 そんな助けをスパイスにして、人生に活かしていくことができれば、とても
 すばらしいことですね。

 でも、身体と同じで、そればかりに頼っていては、他の人の助けがなくては
 生きてはいけなくなってしまいます。
 人生の自己治癒力が弱ってしまうのです。

 だから、生きることにおいても、適度な運動や栄養をとるようにしたいもの
 です。

 人生の運動? 栄養?

 それは何かというと、思いっきり笑うこと、そして、思いっきり泣いてみる
 こと。
 どんなに小さなことでもいいですから、感動できることをみつけて、感情を
 表現してみることです。

 それに、誰かを愛すること、もちろん自分を愛すること。
 幸せを求めようという意欲を持つこと。

 それが、身体の運動や栄養と同じように、心を強くしてくれるのです。


 合わないクツにいつまでも我慢していることはありません。
 クツの形にあなたの足を合わせる必要はないのですよ。

 右足用のクツは、右足に履くと楽に歩けるようになっているのです。
 あなたも、自分らしい生き方をすると、楽になるようになっているのですよ。

No.773 ロレンス

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【癒しのことば】Vol.773   2007/6/11       

                                                 総発行部数:15,006部

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 「自由とは、まず第一に私自身からの自由である」

                  -- ロレンス(アメリカの詩人)--

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 『その人が悩みを抱えているかどうかは、靴箱を見ればわかる』

 ......そんなことを教えてくれた人がいました。


 何かに行き詰っていたり、悩みを抱えていたりする人の靴箱は、たいていは
 古い靴で一杯になってしまっているとのことです。

 底が磨り減って、もう履けなくなった靴。
 古くて色あせている靴。
 子供の頃の靴。

 そんな靴たちが、たくさん乱雑に置いてあるのです。

 もったいないから。
 思い出だから。
 ひょっとして、また履くことがあるかも知れないから。

 きっと、そんな思いで靴箱に靴を詰め込んでいるのでしょう。
 
 これは一見、物を大事にする良いことのようにも思えます。
 でも考えてみると、いつまでも古いものに執着して、なかなか新しい場所に
 進んでいけないということを象徴しているのかも知れません。

 靴をたくさん持っていても、それらを有効に履いている人もいますよね。
 そんな人の靴箱は、いつもキレイに整理整頓されているはずです。

 そして、靴箱が整理されている人は、たぶん今はあまり悩みを持っていない
 と思えます。


 頭のなかでも同じことが起こっています。

 靴箱が一杯の人は、過去の出来事にひっかかっていたり、もう必要でない古
 い思い出にいつまでもこだわっていることを象徴しているのでしょう。

 そうなると、前に進んでいくことは難しいでしょうね。

 大きな思い荷物を、いくつも抱え込んだままでは、気持ちよく歩いていくこ
 とはできません。

 それに、靴箱が一杯になっている人に限って、そのなかは埃だらけになって
 いたりします。

 なぜなら、古い靴、壊れた靴は、本人の心のなかでも、もういらないものだ
 とわかっているので、めったに取り出して掃除することもないからです。

 自分の後ろに、どんどんいらないものが溜まっていっている。
 それが気になるけれど、とても整理したりする気持ちにはなれない。

 そんなことが、今、目の前にある出来事に反映されて、苦しみになったり、
 悩みとして顔をのぞかせたりするのです。

 それが生き方にも反映されているのでしょう。

 思い当たる人、いませんか?


 実は、思い当たった人はラッキーです。

 どうすれば、もっと前向きに、もっと明るく、もっとスッキリと前に向かっ
 て進んでいくことができるのかがはっきりしているのですから。

 そう、靴箱を開けて、一度全部の靴を取り出してみましょう。

 そして、古い靴、もう履かない靴、気に入らない靴を、すげて処分してしま
 いましょう。

 思い切って捨ててしまいましょう。

 この際、「もったいない」とか「また履くことがあるかも......」というのは
 なしで、バッサリとやってしまいましょう。

 残るのは、今、良く履いている靴やお気に入りの靴だけですね。

 カラになった靴箱を、丁寧に掃除して、そこに好きな靴たちを並べておきま
 しょう。

 ほら、とても気分がスッキリして、思わず靴を履いてどこかへ出かけたくな
 ってきませんか。

 
 思い出や過去だって、いらないものを整理して、スッキリとさせれば......

 気分がスッキリとして、気持ちよく、今の自分を生きていくことができるは
 ずですよ。

No.772 永崎一則

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【癒しのことば】Vol.772   2007/6/6       

                                                 総発行部数:15,038部

    ・バックナンバーは、こちら → http://www.iyashinokotoba.net/
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 「受け入れるものだけ入る」

                 -- 永崎一則(話力総合研究所長)--

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 四葉のクローバーを見つけた人は幸せになれる。

 そんなことを言いますね。

 ひょっとしたら、あなたが毎日通っている道端にもひっそりとあるかも知れ
 ませんよ。

 もし、偶然見つけることができれば、本当にラッキーなことですね。
 
 もちろん、四葉のクローバーは、なかなかないものです。
 見つけることができる人は、もともとツイている人なのでしょうね。

 私たちには、無理だ。

 ......と、思ってしまいそうですが、よく考えてみれば、四葉のクローバーは、
 ある日突然に生えてきて、たまたまそこへ通りかかった人だけが、見つけら
 れるといったものではありません。

 きっと、何週間も前から、そこにひっそりと存在していたのでしょう。
 その前にも、いくつもの四葉が、その草むらにはあったということも考えら
 れます。

 ずっとあったのに、誰も気がつかなかっただけなのかも。
 見つけ出そうとすれば、探し出そうという気があれば、すぐにでも見つかる
 ものかも。

 幸せ、運、喜び。

 それだって、あなたの目の前には、ずっとずっと前からあるものかも。
 探し出そうという気があれば、すぐにでも手に入れることができるもの。

 そして、それは、「ある」ということを受け入れれば受け入れるほど、見え
 てくるものなのでしょうね。



 以前にもご紹介したことがありますが、今日は、私が好きなお話をあなたに
 プレゼントさせていただきます。


 ある人が、ゴミ捨て場で拾ったバイオリンを街頭に並べて、売ろうとしてい
 ました。

 それは汚れてボロボロでしたが、一応バイオリンだから、うまくいけば1万
 円くらいで売れるかも知れないと考えたのです。
 
 ところが、多くの人が興味を示して見て行くものの、誰も買おうとまではし
 ませんでした。

 試しに弾いてみる人もいましたが、調律もされていないバイオリンはひどい
 音をたてるばかりです。
 
 売っていた人は、そのバイオリンの値打ちに自身がなくなって、5千円、3
 千円と、だんだん値を下げていきました。
 それでも、一向に売れる気配はありません。

 とうとうヤケになって、「100円でもいいから誰か買ってくれ!」と叫び
 かけたところ、取り巻いてみていた人たちのなかから、ひとりの男の人が出
 てきて、「ちょっと私に貸してください」と声をかけました。

 その人は、バイオリンをハンカチで磨いたり、弦を調律していましたが、や
 がて、あごにはさんで弾きはじめました。
 すると、そのバイオリンは、とても美しい音色を奏ではじめたのです。

 その場にいた人は、その音楽にうっとりと聞き惚れています。

 弾き終わると彼は、バイオリンをしみじみと眺めながら、
 「これはすばらしい名器だ。かなり値打ちのあるものに違いない」
 とつぶやきました。

 そのとたん、見ていた人のなかから、何十万円でも出すからバイオリンを売
 ってくれという人が、何人も現れたのでした。


 ......そう、自分で、勝手に自分の値打ちを決めていませんか?
 人から評価されないといって、値打ちを下げたりしていませんか?

 もう、自分をボロボロのバイオリンだと思うのはやめましょう。


 もっと自分を愛して、自分を信じて、自分らしく生きてみましょうよ。
 あなたは、この世界に、あなたらしさという、最高に美しい音楽を奏でに来
 ているのですから。

 生きることを楽しむために、今、ここにいるのですから。


 見る目があれば、いろいろなものが見えてきます。
 自分を受け入れてみましょう。
 
 今までも、そして、これからも、ずっと、あなたは最高の存在だったのです
 から。

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