バックナンバー: 2007年2月アーカイブ

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【癒しのことば】Vol.754 2007/2/28       

  総発行部数:15,461部

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 「宇宙存在の潮流が、わたしの中をめぐっている。
  わたしは神の部分であり、ごく小さい一片である」

               -- エマーソン(アメリカの思想家)--

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 たとえば、予期せぬ災難に遭ったり、極度の緊張状態に置かれたとき、私た
 ちは、よく、
 「頭のなかが、真っ白になった」
 と言いますね。

 実際、窮地に追い込まれると、何も考えることができなくなり、足はガクガ
 ク震えてくるし、その場から消えてしまいたくなってきます。

 また、場合によっては、強い怒りが湧いてきて、目の前にある物や人を、殴
 りたくなる衝動にかられることもあります。
 このときも、「頭が真っ白になった」状態ですね。

 これは、人間の防衛本能によって引き起こされる現象です。

 詳しい説明は省きますが、我々人類は目の前に迫った危機から逃れるため、
 本能的に「闘うか、逃げるか」の選択をすることになります。

 原始の時代には、差し迫った危機とは、(ひとつの例として)突然、肉食獣
 が襲い掛かってきたりすることでした。

 この際、危機を脱出する方法は、闘って相手を打ち負かすか、その場を逃げ
 るかかのどちらかになります。
 もちろん、他にも選択の余地はあるでしょうが、いろいろと考えている時間
 はありません。

 考えはじめると、次の瞬間には、敵の牙の餌食になるかも知れないのです。

 必要なのは、一瞬で、「闘うか、逃げるか」を判断すること。
 そこで活躍するのが、生き延びる本能。
 
 ですので、思考を司る大脳皮質はあまり重要ではないと判断され、本能的な
 脳、いわゆる脳幹の部分に集中的に血液が回されることになります。

 頭が真っ白になる、すなわち、「考える脳」の部分には血液が行かず、逃げ
 出そうと足に力が入ったり、闘争本能に火がついたりするのです。

 しかし、現代では、肉食獣に食われそうになるということは、ほとんどない
 でしょう。
 危機は、また別の形でやってきますね。
 
 仕事で失敗をしてしまった。
 プライドをひどく傷つけられた。
 大勢の人の前で、スピーチをしなければならなくなった。

 そんなときに、大きなストレスを感じ、「頭のなかが真っ白」になってしま
 うことが多いのではないでしょうか。

 そして、そんな場合では、「闘うか、逃げるか」では、うまくいかないこと
 も多いですよね。

 仕事で失敗して上司から叱られたときに、怒りに任せて殴りつければ、当然、
 もう会社へは行けません。
 逃げ出したとしても、同じことですよね。

 それよりも、我々人間には、大きく発達した大脳新皮質が与えられています。

 この強力なツールを活用しない手はありません。

 危機に陥っても、頭を使って、最良の対策を考えることもできるのです。

 今後の改善策を上司に提案する。
 原因を分析して、二度と同じ過ちを繰り返さないよう注意する。

 ……などなど。

 では、「頭が真っ白」になってしまったときに、どうすればいいのでしょう
 か。

 これは、実に簡単です。

 本能的な脳の部分から、大脳の考える部分に血液を流せばいいだけのことで
 す。

 大脳の考える部分というのは、前頭葉、つまりおでこのところです。
 ここに意識を集めれば、自然に血液が集まります。

 意識を集める?

 それは、ただ手を当ててみてください。
 自動的に、そこに注意が行き、意識が集まることになります。

 そう、おでこにただ手を当てるだけで、考える脳に血液が集まり、活性化す
 るのです。

 「頭が真っ白」になったら、おでこに手を当ててみましょう。

 視野も広くなり、新しい選択肢も見えてくるはずですよ。


 ちょっと、今、おでこに手を当ててみてください。

 気持ちがいい感じがしますか?
 世界が大きくなったような気がしますか?

 ……だとしたら、少しがんばりすぎて、ストレスが溜まっているようですね。

 さあ、おでこに手を当てて。

 この大きくてすばらしい世界を、もっと感じてみましょう。
 
 あなたには、もっともっと、生きることを楽しむ権利が与えられているので
 すよ。

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【癒しのことば】Vol.753 2007/2/27       

  総発行部数:15,452部

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 「あなたの内であれ外であれ、あなたが見るものを変えることなど全く不要。
  あなたが見るものを見る目だけを変えなさい」

            -- タデウス・ゴラス(アメリカの文筆家)--

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 ある人が、建築関係の仕事をしていたとします。
 他の仕事はしたことがありません。

 もうずいぶん経験も長く、資格もいくつか取得していて、職場では中堅とし
 てがんばっています。

 性格は生真面目で、友人たちも、少し固い感じがする人が多いようです。

 あるとき、この人は、いろいろなことに行き詰まり、自分の人生を変えてみ
 たいと考えました。

 どうも自分は、建築の仕事に、それほど向いているようには思えないような
 気になったのです。
 それに、たまにハメを外して遊んでみたいとしても、堅物ばかりの友人では、
 なかなか、そうもいきません。

 彼は、何か自分に向いている他の仕事はないかと資格の学校へ行ったり、新
 しい友人を求めて、ひとりで飲み屋へ行ったりしてみます。

 でも、仕事を続けながらの勉強は辛いし、興味のある資格も、あまりみつけ
 ることができません。

 それに、どこへ行っても、真面目すぎる性格が邪魔になるのか、なかなか友
 人もできないのです。

 そこで彼は、思い切った決断をしました。

 今、住んでいる街を離れ、まったく知らない所へ移り住んでみることにした
 のです。

 新しい街には、もちろん、行ったこともないし、知っている人も誰ひとりい
 ません。

 大きな冒険でしたが、それくらい思い切ったことをしないと、いつまでも自
 分の人生を変えることなどできないだろうと思ったのです。


 会社を辞め、友人たちと別れを告げた彼は、新しい街で、新しい家を借り、
 新しい生活をはじめました。

 今までと違う街なら、まったく新しい人生をスタートさせることができそう
 です。

 しばらくして落ち着くと、彼は、新しい仕事をみつけるために、ハローワー
 クへ通ったり、求人誌に目を通したりしはじめます。

 しかし、何か今までとは、まったく別の仕事を探そうと思うのですが、目に
 つくのは、やはり建築関係の仕事の求人ばかり。
 
 「経験や資格は?」

 と聞かれて答えると、紹介されるのは、どうしても建築の仕事になってしま
 います。

 彼は、迷いましたが、いつまでも無職のままでいるわけにはいきません。
 生活のために、とりあえずは建築関係の仕事に就き、それから新しい仕事を
 探すことにしました。

 彼は、前にいた街でしていたのと同じような規模の会社で、同じような職種
 の仕事をはじめます。

 真面目に働き、経験も豊富な彼は、すぐに、中堅どころとしての仕事を期待
 されるようになりました。

 いつしか友人もでき、楽しい日々が過ぎてゆきます。


 ……数年後、彼は、ふと気がつきます。

 「私は、まったく新しい人生をはじめるために、この街に来たのではなかっ
  ただろうか。
  それなのに、今は、前と何も変わってはいないではないか……」


 そう、彼の友人たちは、やっぱり真面目で固い性格の人ばかりだったのでし
 た。


 環境を変えてみても、何も変わりません。
 
 どんな場所へ行こうと、何をやろうと、あなたの内側にある、世界の見方が、
 そのままが、まわりの世界へ反映されていきます。

 今、それが、充分に満足できるものなら、ただ、その人生を楽しみましょう。

 もし、納得がいかないと思うのなら……

 ただ、世界への見方を変えてみてください。


 楽しい世界を生きたいと思ったら、まわりに楽しいことを探してみて、他の
 人を楽しませてみればいいのですよね。

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【癒しのことば】Vol.752 2007/2/23       

  総発行部数:15,427部

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 「人生はエスカレーターと同じ。
  一歩を踏み出すだけでいい」

                     -- 中谷彰宏(作家)--

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 たとえば、あなたが、誰かをサポートしてあげているとします。


 元気でやっているかどうかに気を遣い、いろいろな贈り物を届け、よい環境
 になるように手助けをしています。

 いつも幸せであるように、陰から暖かく見守っているのです。


 もし、その人が、そんなあなたの心遣いに、気づいているのかいないのか、
 感謝をするどころか、不平不満ばかりを言っているとしたらどうでしょうか。

 何を贈っても知らんぷり。
 何をしてあげても、当然のように受け取っているだけ。
 お世話になっているはずなのに、あなたのところへは、めったに顔をのぞか
 せることもありません。

 それなのに、たまにやって来たと思ったら、
 「あれが欲しい」
 「これをしてくれ」
 と、勝手なお願いばかり。

 こんな人の願いを叶えてあげたいという気になれるでしょうか。

 いつかはあきれてしまって、もう助けてあげようという気も起こらなくなっ
 てしまいそうですね。


 逆に、あなたがサポートしてあげている人が、いつも感謝のことばを口にし
 ているとしたら、どう思いますか。

 たいしたことをしてあげていないのに、お礼を言ってくれる。
 少しばかり苦しいことがあっても、すぐに助けを求めてきたりせずに、まず
 自分でがんばろうとする。
 特に用事がなくても、こまめに顔を出して挨拶をしてくれる。

 何より、常に笑顔で、毎日を楽しく過ごしている。

 そんな人でしたら、もし困って頼みごとにやってきたとしたら、少々無理を
 してでも、その願いを叶えてあげたいとは思わないでしょうか。


 「神社とは、お願いをしに行くところではなくて、お礼を言いにいくところ
  だよ」

 そんなことを聞いたことがあります。

 私たちは、普段、大した信仰心もないくせに、お正月になると神社へ初詣に
 でかけます。

 受験のときは「合格祈願」、好きな人ができれば「恋愛成就」、仕事をはじ
 めたときには「商売繁盛」

 いつもは神社などに行ったことがない人でも、何か困ったことや叶えたい望
 みができると、突然、やって来たりするのです。

 「苦しいときの神頼み」

 と言いますが、あなたなら、お願いばかりしている人の願いを、何とかして
 あげたいという気になれますか。


 でも、普段から神社にお礼のために参る人は、ほとんどいないようですね。

 「感謝できることなんて、私には、何もないよ」

 と言う人もいらしゃるかも知れませんが、本当にそうでしょうか。

 私たちは、ひとりで生きていくことはできません。
 誰かに助けられたり、天が守ってくれていたりして、日々を過ごしています。

 今朝、いつもと同じように目が覚めたことも。
 食事ができることも。
 空気が存在してくれていて、息ができることも。
 いつもと同じように、会社や学校へ行くことができるのも。
 あなたが、今、こうして生きていることも。

 すべては、何か大きな力が見守っていてくれるから、助けてくれているから
 こそ、可能になっているのではないでしょうか。

 よく見てみれば、本当に、これはありがたいことですよね。


 神社だけのことではありません。
 もっと視野を広げてみると、人生だって、同じことではないでしょうか。

 いつも不平不満を言っている人よりも、感謝の心を持って、笑顔で生きてい
 る人の方が、与えられるものは多いようです。


 何も願いを叶えてもらいたいから、成功したいから、感謝をすればいいとい 
 うものではありません。

 他の何かを頼ればいいというものでもありません。


 あなたの人生なのですから、前に進むことができるのは、あなたしかいない
 のです。

 ただ、感謝の気持ちを持って、気持ちよく生きていれば、この世界も、気持
 ちよく、あなたをサポートすることができるのです。

 さあ、笑って。
 夢に向かって、一歩を踏み出しましょうよ。

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【癒しのことば】Vol.751 2007/2/21       

  総発行部数:15,411部

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 「困難は避けるものではなく、解決するものである」

          -- カルロス・ゴーン(元日産最高経営責任者)--

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 木は大切に育てられています。

 暖かなビニールハウスのなか、肥沃な土に、丁寧に植えられたタネには、毎
 日、充分な水が撒かれます。
 常に温度も管理され、肥料もたっぷりと与えられています。

 芽が出ると、害虫が寄り付かないように配慮され、快適な環境が保たれます。

 風にも当たらない、冷たい外気にも触れません。
 もちろん、嵐などに襲われることもないのです。

 芽はスクスクと育ち、柔らかな土地に根を伸ばします。
 やがて幹ができ、枝が生え、大きな木に育ちます。

 大切に大切に育てられた木は、何にも邪魔されることもなく葉を茂らせ、普
 通よりも大きくなりました。

 木は、立派な大木になりました。

 ……でも、その木は、もはや自分だけでは生きてはいけません。

 快適な環境、充分な肥料や水を与えられることに、あまりにも慣れてしまっ
 たのです。

 もし、自分を守っていてくれたビニールハウスが取り除かれ、厳しい環境に
 置かれたら、もうどうすることもできません。

 どんな環境でも生き抜く逞しさを身に付ける機会がなかったのです。
 
 強い風に煽られれば、ひとたまりもなく倒れてしまうでしょう。
 
 気がついたときに、柔らかい土にただ伸ばしただけの根では、自分の大きな
 身体を支えきれなくなっていたのです。

 木は、ただ大切に育てられてきただけです。


 ダチョウは、楽に暮らしています。

 まったく身体を動かさなくてもいいように、身体を地面のなかに埋められま
 す。

 首だけ出していれば、栄養たっぷりの食べ物が、いくらでも与えられるので
 す。

 何も考える必要もないし、何も心配することもありません。
 煩わしい身体について気にすることもないのです。

 地面に埋まったまま、ただ、楽にのんびりとしていればいいだけなのです。

 何もしなくても大丈夫です。
 いつでも食べ物はあるのです。

 しかも、もう口だって動かさなくてもいいように、チューブが胃のなかにま
 で入り、たくさんの栄養を流し込んでいってくれます。

 ……たっぷりの栄養を与えられたガチョウの肝臓は、どんどん肥大していき
 ます。

 そして、ガチョウは、地面から堀だされ、身体から肝臓を取り出されます。
 肥大したガチョウの肝臓は、高級なフォアグラとして、珍重されるのです。

 ガチョウは、ただ楽に暮らしていただけです。


 子供は、自由に生きています。

 欲しいものは何でも与えられ、好きなものを好きなときに食べてもいいので
 す。

 寝たいときに寝ていいし、遊びたいだけ遊んでも何も言われません。

 わがままを言っても、誰にも叱られることはないし、言うことは何でも聞い
 てもらえます。

 まわりに逆らう者は誰も居ません。
 ケンカすることもないし、何でも独り占めできます。

 イヤなことがあっても、泣けば誰かが助けてくれますし、苦しいことがあっ
 たら、逃げ出せばいいのです。

 自由に、自分の思い通りに、のびのびと生きていくことができます。

 何も我慢することはありません。
 好きなようにしていればいいのです。

 ……自由に育った子供は、社会に出ると、突然、恐ろしい不自由さに襲われ
 ることになります。

 この世界は、わがままを言えば怒鳴られますし、自分の好きなようにしてい
 れば、怒られてしまいます。

 誰も自分の思い通りには動いてくれません。
 イヤなことがあっても誰も助けてはくれないし、苦しいことから逃げてばか
 りもいられません。

 この不自由な世界が辛くて苦しくて、溜まらなくなってしまいます。

 子供は、ただ自由に生きてきただけです。

 困難、苦しみ、障害、失敗……

 私たちを強く大きく育ててくれるものたちに、毎日出会えることに、心から
 感謝をしたいと思います。

 今日も、前に向かって進んでいきましょう。

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【癒しのことば】Vol.750 2007/2/20       

  総発行部数:15,426部

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 「イエスあるいはノーで生きよう。
  すべてよいものにはイエス、悪いものにはノーで」

        -- ウィリアム・ジェームズ(アメリカの心理学者)--

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 予言しましょう。
 今日、あなたにはハッピーなことが起こります。


 さて、あなたがもし、
 「幸せですか?」
 と聞かれたら、どう答えますか。

 「幸せです」
 そう答える人は、きっと本当に幸せなのでしょう。

 「幸せではない。私は不幸だ」
 と返事をする人は、おそらく幸せではないのですね。

 「当たり前だろう!」
 と怒られてしまいそうですが、その裏にあるものを見てみましょう。


 「幸せ」だと答えた人は、幸せなことがあったり恵まれた環境にあるから、
 そう答えているとは限りません。

 また、「不幸」だと答えた人のなかには、不幸な出来事に遭っていたり、辛
 い環境にいる人だけではないでしょう。

 本当は、「幸せ」だと答えたから、「幸せ」なのではないでしょうか。

 自分を「不幸」だと答えたから、「不幸」になってしまっているのかも知れ
 ませんよ。


 ……今のマンションに住みはじめてから、もう10年以上になります。

 最近遊びに来た友人が、
 「この町には、散髪屋さんが多いね」
 と、着くなり感心したように言ったことがあります。

 私は首を傾げました。
 今まで、そんなことを思ったことがなかったのです。

 「あれ、近所に散髪屋さんなんてあったっけ?」

 友人が帰るとき、駅まで10分ほどの距離を、一緒に歩いて送っていくと……

 ありました、ありました。
 駅に着くまでに、なんと6軒の理髪店。

 なかには、商店街のなかで向い合っているお店まである始末。
 
 さらには、まったく気がつかなかったのですが、マンションの敷地内の酒屋
 さんの2階にも、小さな散発屋さんが看板をあげていたのです。

 私は、いつも電車に乗って、昔から行き着けのお店で髪の毛を切ってもらっ
 ています。 
 それで、自分が住んでいる近辺の散髪屋さんには、あまり関心がなかったよ
 うです。

 だからこそ、長年、この場所に住んでいたのに、散髪屋さんが目に入らなか
 ったし、言われるまであることにも気づかなかったのでしょう。

 「この町には、散発屋さんが多いね」

 そう言われたから、散発屋さんが見えてきました。

 それ以来、町を歩くたびに、散髪屋さんがいくつも目に飛び込んでくるよう
 になりました。

 もういいよ、もう見たくないよ、と思うくらい、知らぬ間に散髪屋さんの方 
 へ意識がいっているのです。

 
 もし、
 「幸せですか?」
 と、聞かれたら……

 迷わず、
 「幸せです」
 と答えてください。

 「幸せだ」
 そう思う心が、本当に、幸せを創り出すのですから。


 予言しましょう。
 今日、あなたにはハッピーなことが起こります。

 そうですね。

 普段は見逃していた、あなたのまわりにあるハッピーなことが、今日は、ハ
 ッキリと見えてくるはずです。
 
 いつもいつも、あなたを包んでくれていた、小さなハッピーたちが……

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【癒しのことば】Vol.749 2007/2/16       

  総発行部数:15,323部

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※古今東西の名言から、ストレスを和らげ心を癒すことばをお届けします。
                             平日毎日配信
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 「人間の心の成長は、いまだに最高の冒険であり、多くの面において、この
  世における最高の冒険である」

          -- ノーマン・カズンズ(アメリカの生物学者)--

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 旧約聖書の「創世記」にソドムとゴモラの滅亡について書かれています。

 そのなかに、こんなお話があります。

 堕落した街ソドムが滅びることを、天使から伝えられたロトとその家族は、
 夜が明ける前に、隣の街へと脱出しようとします。

 その際、「決して後ろを振り返ってはいけない」と教えられていましたが、
 ロトの妻だけは、振り返ってしまったので、塩の柱にされてしまったのです。

 恐ろしい話ですね。

 一説によると、ロトの妻は、今だに塩の湖のどこかに、柱として立ち続けて
 いるとか。

 富と権力、快楽と堕落に満ちた都市、ソドムの街。
 ロトの妻は、いったに何が気になって後ろを振り返ってしまったのでしょう
 か。

 前だけを向いて進んで行った、ロトとふたりの娘は、無事だったというのに。


 以前にもお伝えしたことがあったと思いますが、チャップリンは、
 「あなたにとって、最高に出来が良かった作品は何ですか?」
 と尋ねられるたびに、こう答えていたそうです。

 「次に撮る作品」

 チャップリンは、晩年までそういい続けていたといいますから、すごいこと
 ですよね。

 常に前に向かって、もっと良いものを、もっとすばらしい作品を、と思い続
 けることが、歴史に残る傑作を次々と生み出していった原動力になったので
 しょうか。


 後ろを振り向けば、塩の柱にされてしまう。
 前を向いて進んでいけば、次々に成功を手に入れることができる。

 ……もちろん、人生は、そんな簡単なものではありませんね。

 ときには挫折して心が折れることもあります。
 不運や不幸、困難な障害に出会って、立ち止まったり過去の思い出に逃げ出
 したくなることもあります。

 そうかと思えば、順風満帆、面白いように何もかもうまくいくときもありま
 すね。

 外側の環境、私たちが出会うことは、さまざまです。
 ついつい、それに振り回されたりしてしまいますね。

 でも、ただ振り回されっぱなしにされているのではなくて、心のなかの奥底
 にだけは、前に進んで行こうという気持ちを持っていたいものですね。


 ある有名な彫刻家。
 
 若いころ、
 「未熟者!」
 と罵られ、落ち込みますが、あることに気づいて俄然やる気が出てきました。

 未熟者だからこそ、これからどんどん熟して成長していくスペースも多いの
 です。

 
 そう、『勇気』を持って生きていきましょう。

 マーク・トウェインのことばを借りると、『勇気』とは、
 「恐怖がないことではなく、恐怖と戦ってねじ伏せることである」
 です。

 こんな『勇気』を持つ『勇気』を持つことからはじめましょう。

 人間の心の成長は、最高の冒険なのですから。


 冒険には、スリルと危険、困難がつきものですね。

 『勇気』を持って、それを乗り越えることこそが……

 きっと栄光とすばらしい財宝を手に入れることでしょうね。

 つまり、あなたの魂が、ひとまわり大きくなるということですよ。

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【癒しのことば】Vol.748 2007/2/15       

  総発行部数:15,298部

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 「問題がなにもなければ、チャンスもない」

         -- ウィリー・ジョリー(アメリカのカウンセラー)--

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 今日は、日頃、あなたが改善したいと思っているクセや、何かに対する恐怖
 心に変化を起こすことができる方法をお伝えさせていただきます。

 ごく簡単にできることですから、よろしければ、実行してみてくださいね。

 本気で試してみれば、高所恐怖症などの恐怖症はもちろん、「消極的」や
 「優柔不断」などの心のクセも、たいていよくなりますよ。


 まず、自分が変えたいと思っている問題点を決めます。

 たとえば、
 「頭ではいいとわかっていることでも、なかなか実行に移せない」
 「優柔不断で、なかなか物事を決めることができない」
 などです。

 できれば、その問題点を、ひとことで表せるよう、もっと簡潔にしてみてく
 ださい。

 上記の例だと、
 『行動力がない』
 『優柔不断だ』

 人によっては、
 『なかなか動けない』
 『すぐに決められない』
 と言い換えた方が、しっくりとくる場合もありますので、よく考えてみてく
 ださいね。

 では、次に、自分の顔や身体のいくつかの部位を軽く叩きます。

 ……え?

 と思う方も多いでしょうが、とりあえずやってみてくださいね。

 叩く手は、左右どちらでも良いですが、利き腕の方がやりやすいでしょう。
 右利きの人なら、右手を使って右半身を叩きます。
 
 ひとつめのポイントは、眉毛の鼻に近い方の生え際です。

 位置はだいたいででかまいませんから、右手の人差し指と中指を合わせた形
 にして、右の眉毛の生え際を、軽く「トン、トン、トン」と10回ほど叩き
 ます。(右利きの場合)

 ほんの軽くでいいですよ。

 それが終わったら、目の下のポイントに移ります。
 真正面を見たときに黒目(瞳)がある位置の真下です。

 下まぶたのやや下のところを、同じように二本の指で軽く10回叩きます。


 その次は、鎖骨にある隆起ポイントです。
 簡単に言うと、身体の前で、首の下、中心部よりやや外側に、ちょっとした
 骨の出っ張りが左右にひとつづつありますね。

 本当は、その出っ張りの下のところなのですが、詳しくお伝えするのは難し
 いので、出っ張りのところで構いません。

 これも、身体の左側を、右手の二本の指で、10回、トントンと叩いてくだ
 さい。

 それが終わったら、(右利きの場合)左手を握ってこぶしをつくります。
 そのこぶしを、親指側を顔の方に向けた状態で、目の前まで持ち上げます。

 小指側を見てみると、手の横側で、握った小指の付け根よりちょっと下に、
 少し肉が盛り上がっているところがありますね。

 いちばん盛り上がったところより、もう少しだけ手首側の部分(手の横側)
 を、右手の二本指で、10回叩きます。

 左手は、親指側をこちらに向けて、右手指を自分に向かって叩くようにする
 といいでしょう。

 時間があれば、「眉毛の生え際」「目の下」「鎖骨」「こぶしの横」の4つ
 のポイントを10回ずつ叩くことを、もう2セットやってみてください。


 それが終わったら、こぶしの横を叩く状態をさらに続けます。
 軽く叩き続けながら、最初に決めた、自分の改善点を心のなかで言うのです
 が、次のような形にして言ってみてください。

 「私は、○○であることを認めます」

 例で言うと、
 「私は、行動力がないことを認めます」
 「私は、優柔不断であることを認めます」
 
 3回、繰り返して言い終わるまで、こぶしの横は叩き続けてください。

 ……これだけです。
 この先は、一度やってみてから読んでくださいね。


 どうですか、自分が変化したことを実感できますか。

 残念ながら、なぜ、こんな意味もないように思えることをするだけで、問題
 点が改善されるのかを詳しくお伝えするスペースはありません。

 また、図や写真を使って説明できなかったので、分かりづらかったと思いま
 す。

 ですが、これは、ある心理セラピーの手法を、ごくごく簡略化したもので、
 私が過去にカウンセリング等で使ってみて、かなりの成果をあげていたもの
 です。

 一連のエネルギーポイントに、順番に刺激を与えることによって、自分が問
 題だと認めたことを受け入れることができます。
 受け入れたことは、心理的に逆転して、もう問題ではなくなるのです。


 本当は、こんなことをしなくても、さまざまなことを乗り越えたり、受け入
 れたりしながら、私たちは成長していけるのです。

 なぜなら、あなたが問題や改善点だと思っていることは、それを味わうため
 に与えられた、成長のためのチャンスなのですから。


 私の予想では、自分を「行動力がない」「優柔不断だ」と思っている人で、
 このテクニックを本当に試してみた人は、少ないでしょう。

 そして、その人たちは、やろうと決めた瞬間に、すでに変化が起きていたは
 ずです。

 はじめに言いましたよね。

 本当に試してみれば、高所恐怖症などの恐怖症はもちろん、「消極的」や「
 優柔不断」などは、たいていよくなりますよ。

 これだけではありませんが、実は、あなたが成長するチャンスは、次から次
 へとあなたの前に現れているのですよ。

 さあ、やってみましょう。

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【癒しのことば】Vol.747 2007/2/14       

  総発行部数:15,280部

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※古今東西の名言から、ストレスを和らげ心を癒すことばをお届けします。
                             平日毎日配信
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 「幸福になるべきときはいま、
  幸福になるべき場所はここ、
  幸福になるべき方法は、他人を幸福にすること」

    -- ロバート・グリーン・インガーソル(アメリカの弁護士)--

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 その昔、とても愛の深い和尚さんがいました。

 説教をはじめると、近くの人々は、その和尚さんのお寺に、誘い合って集ま
 ってきます。

 その結果、近所にある、他のお寺に行く人数が、だんだんと減ってしまいま
 した。

 そればかりか、寺をあげて行事をしても、大々的に説教会を知らせても、つ
 いには、誰ひとりやってくることがなくなったのです。

 このままでは、自分の寺を維持していくことができない……

 ある日、追い詰められた、近くの寺のお坊さんが、和尚さんが説教をしてい
 るところへやってきました。

 『何とかして、こいつを困らせてやろう』
 そう考えたのです。

 お坊さんは、大勢の人のなかほどに陣取りました。

 さすがは、多くの人に慕われているお坊さんです。
 その場にいるみんなは静まり返って、一心に耳を傾けています。

 気がつくと、自分も、そのすばらしい説教に引き込まれてしまいそうになっ
 ていました。

 ハッと我に返った近くの寺のお坊さんは、思い切って大声を出しました。
 「なんだこんなつまらない話、わしは絶対に聞かないぞ!」

 すると、和尚さんは、にっこりと笑ってこう言います。
 「そんな遠いところでは聞こえないから、もっと近くへ来てくれんかな」

 お坊さんは、人々を押しのけて、いちばん前へと進み出ます。
 「おまえの話など聞きたくないと言ったんだ!」

 「はて、まだ少し遠いようじゃのお。
  もっとこっちへおいで」

 そう言われて頭にきたお坊さんは、和尚の前まで進んでいきます。

 和尚は静かに言います。
 「これはうれしいことじゃ。
  あなたは、私の話が聞きたくないと言っておったが、いちばんよく聞いて
  くれているではないか」

 お坊さんは、顔を真っ赤にして、その場にひれ伏してしまいました。


 ……テレビのお笑い番組を見ていて、気がついたことがあります。

 それは、
 「いちばん人を笑わせているのは、いちばんよく笑っている人だ」
 ということです。

 もちろん、自分は笑わずに、真面目くさった顔で人を笑わせたり、嫌味な顔 
 で毒舌を吐いて受けている人もいます。

 それでも、よく見てみると、最も人を笑わせている人は、誰よりもいちばん
 よく笑っている人なのです。

 というより、自分が笑っているから、人も笑うのではないでしょうか。

 「与えたものは、自分に返ってくる」

 そんな法則は、ここでも当てはまっているようですね。


 ひょっとしたら……

 「こいつさえいなかったら、どれほど物事がうまくいっていただろう」
 「あんな奴、大嫌いだ」

 そう思えるような人が近くに現れたら、これは、大きなチャンスだとも考え
 られますよ。

 その人は、あなたに何かを教えてくれるために、そこに居るのかも知れませ
 ん。

 あなたが改善すべきところ、欠けているところを伝えてくれているのかもし
 れません。

 相手のなかに引っかかるものがあるとしたら、それは、自分のなかにも響き
 あうものがあるからこそ、感じられるものなのでしょうね。

 自分のなかの、受け入れられないところを、その人は見せてくれているので
 しょう。

 そんなことも含めて、すべてを受け入れてみましょう。
 自分を大きくして、すべてを包み込んでみましょう。

 楽になるためには、楽を与えればいいのです。
 自分を受け入れるためには、相手を受け入れてみればいいのです。


 そして、幸せになるためには……

 今、ここで、あなたが幸せになると決めることだけなのですよ。

 そうそれが、自分にも、この世界にも、喜びを与えるということになるので
 すよね。

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【癒しのことば】Vol.746 2007/2/13       

  総発行部数:15,289部

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 「あなたのいまの状態で、できる限りで、できることをしなさい」

     -- セオドア・ルーズベルト(アメリカの第26代大統領)--

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 ベンジャミン・フランクリンは、他人のウソを見抜くのには、こんなことに
 注目してみれば良い、と書いています。

 「言行が一致しているか」
 「言い訳をしないか」
 「責任を他の人に転嫁していないか」
 「裏表がないか」

 他にもいくつかありますが、こんな人は、平気でウソをついたりするものだ
 から気をつけろと言うのです。


 ……そして、この項目は、他人のウソだけではなくて、自分のウソについて
 も当てはまるようです。

 自分のウソ。

 それは、自分が自分についているウソのことですね。

 私たちは、ときに、苦しさや困難から逃れるために、目の前のことを見ない
 ようにしたり、本当ではないことを言い聞かせているときがあります。
 
 それは、自分が人にどう思われているかを気にしたり、失敗を恐れて本当に
 望むことにチャレンジできないときなどに起こることのようです。

 こんなことをしたら人に嫌われてしまうのではないかと、本当の自分を抑え
 てしまう。
 やりたいことがあるのに、さまざまなできない理由を探している。

 そんなことですね。

 でも、そのウソで、他人を騙すことはできても、自分自身の魂まで欺くこと
 はできません。

 「気分が重く、どうもスッキリしない」
 「疲れているわけでもないのに、いつも身体がだるい」

 いつかは、そんな症状として現れてくるのではないでしょうか。

 自分に正直であれば、気分が晴れてきます。
 素直に自分が思うとおりに行動できれば元気が湧いてきます。

 そう、それは確かです。

 しかし、いくら自分に正直であれと言っても、人は、他人との関係性のなか
 で生きています。

 なんでも自分の思うとおりに行動していれば、誰かとぶつかってしまうこと
 もあるでしょう。

 人の目を気にしすぎて自分を抑えているのは窮屈です。
 かといって、好き勝手していれば、人の軋轢に苦しめられてしまいます。

 どうすればいいのでしょうか?


 ……そんなとき、こう考えてみてはいかがでしょうか。

 険しい岩盤を登る、ロッククライミングというものがあります。

 上を見上げて、「難しそうだ」「危険だな」などと思い、登ろうとしなけれ
 ば、何もはじまりません。

 登り始めても、辛くなって途中で手を離してしまえば、落ちてしまいます。

 何もせずに、ただ流れに身を任せていれば、一見楽に思えますが、結局はケ
 ガをしてしまうということですね。

 だからといって、ひたすらがむしゃらに真上を目指して登ろうとしても、た
 だ疲れるばかりで、うまくはいかないでしょう。

 ロッククライミングの上級者は、突き出た岩や、岩と岩の隙間をうまく使っ
 て、手がかり足がかりとします。
 
 アルペンやロープ、さまざまな道具をうまく利用して、身体への負担を軽く
 しますね。

 これを人間関係や、仕事に応用するのです。

 さて、あなたの目の前にあることには、どう活かしていけるでしょうか。


 自分にウソをついてまで、人に合わせることはありません。
 無理をしてまで、自分の考えややりかたを通す必要もないのです。

 もっと楽に楽しく行きましょう。


 なすべきことは……

 あなたに与えられている、成長のための課題に、ただ一生懸命に取り組むこ
 と。

 あなたのいまの状態で、できる限りで、できることに取り組むこと。

 そして、自分にOKを出すことなのですよね。

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【癒しのことば】Vol.745 2007/2/9       

  総発行部数:15,124部

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 「そして、それまでの生き方は生きるに値せんと悟った……
  だから、そいつを変えたのさ」

         -- カルロス・カスタネダ(アメリカの人類学者)--

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 墨だけですべてを描く、水墨画。

 黒い墨の濃淡だけなのに、深く壮大な世界を表現できることに驚かされます。

 その水墨画では、墨で描いた部分も大切ですが、余白の方がもっと大切な要素
 だと聞いたことがあります。

 描いてあるものを表現するためには、描いていない部分こそが重要になるこ 
 ともあるのですね。


 それで思い出したのが、「パレートの法則」と呼ばれるもの。

 これは経済学における経験則のようなもので、あらゆる現象の重要性は、平
 均的になるのではなく、一部に偏る傾向があるというものです。

 よく言われる、ある会社であつかう商品のうち、20%の商品の売り上げが、
 全体の80%を占める、といった分析も、パレートの法則を応用したもので
 す。

 上位20%のお客さんが、全体の売り上げの80%を占めるというのもそう
 ですね。

 これは経済活動だけに言えるのではなくて、自然現象や社会現象についても
 同じようなことが起こるということです。

 ただし、これは、単純に主要な20%のみが、全体の80%もの重要性を持
 っているとは言えるわけではありません。

 20%だけが重要で、残りの80%は重要ではないとは限らないのですね。


 水墨画のことを考えてみてください。

 墨が付けられている部分が、ピッタリ全体の20%を占めるかどうかはわか
 りませんが、余白の80%だって大切でしたよね。

 
 アリに関しても似たような研究があります。

 いつも、せっせと忙しそうに動き回っているアリたちですが、よく観察して
 みると、まじめにエサを運んでいるのは、だいたい全体のアリの20%しか
 いないそうです。

 残りの80%のアリは、ただ、意味もなく歩き回っていて、遊んでいるとし
 か思えないというのです。

 それでは、というので、研究者が、よく働く20%のアリばかりを集めて、
 新しい集団を作ってみました。

 これはさぞかし勤勉で効率のいい組織になることでしょう。

 ……でも、実際には、そうはいきませんでした。
 
 なぜなら、働き者のアリたちばかりを集めたはずなのに、いつの間にか、働
 いているのは、やっぱり全体の20%しかいなかったのです。

 80%の働かないアリたちを集めても同じこと。
 結局、そのうちの20%が急にまじめに働きだして、全体の割合には変化が
 なかったというのです。

 そして、さらに研究が進んで、わかってきたこと。
 それは、遊んでばかりいる80%のアリこそが、集団の維持にとっては大切
 で欠かせない存在だったということです。

 どういうことかと言いますと……
 
 確かに20%アリたちは、わき目も振らずに、見つけたエサがある場所と巣
 とを往復し続けます。

 これは確かに、勤勉で働き者のアリの態度ですね。

 だけど、運び続けているうちに、いつか必ず、エサは無くなってしまいます。

 それから、新しいエサを探しはじめたのでは、巣を守るアリたちは飢え死に
 してしまうかも知れません。

 そこで、遊んでいるように見えるアリたちの登場です。

 実は、このアリたちは、ただふらふら歩き回っているだけではなくて、気の
 向くままにあちこち動き回っているうちに、偶然、新しいエサのありかを見
 つけ出したりしているのです。

 つまり、80%アリたちは、遊んでいるかのように見えて、実際には、いろ
 いろな場所にアンテナを伸ばしていたりしているのですね。

 ですから、この怠けアリたちがいるからこそ、集団としてのアリは、途切れ
 ることなく、いつでも食糧を得続けることができているのです。

 だからといって、もちろん、勤勉なアリたちは大切ではないというわけでは
 ありません。

 それぞれの個性や役目を、精一杯に生きることこそが大切なのですね。


 私たちの毎日にしてもそう。

 一日24時間を、24車両が繋がった貨物列車だと考えてみてください。

 どの車両にも目一杯に荷物を積み込んで走るのは、重くて辛すぎます。
 かといって、ちょっぴりしか乗せないのでは、もったいないですね。

 多すぎず少なすぎず、楽で心地が良いくらいが、ちょうどいいですね。

 人生だって、同じことではないでしょうか。


 楽に、心地よく、魂が納得するように……
 自由に、楽しく……

 つまり、自分らしく生きていきましょうよ。

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【癒しのことば】Vol.744 2007/2/8       

  総発行部数:15,111部

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 「道がなければ、
  道をつくろう」

               -- ハンニバル(カルタゴの将軍)--

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   ハンプティ・ダンプティは塀の上に座っていた

   ハンプティ・ダンプティは塀からおっこちた

   王様の馬がみんな寄っても

   王様の家来みんな寄っても

   ハンプティを元にはもどせない


 これは、イギリスの童謡集、マザー・グースのなかにある唄です。

 「ハンプティ・ダンプティって何?」
 
 という、なぞなぞにもなっているそうですが、ハンプティ・ダンプティがタ
 マゴであることは、すぐにわかりますね。
 (確か、『不思議の国のアリス』にも登場していました)
 
 マザー・グースは、子供のためのあそび唄ですから、ただ楽しんでいればい
 いのですが、本当は、深い意味が隠されていると言う人もいます。

 ハンプティ・ダンプティについて、ちょっと考えてみましょうか。

 食用の無精卵もありますが、自然界のタマゴというのは、普通、いつか孵っ
 て、ヒナ鳥が出てくるものですよね。

 ヒナ鳥から、大きく育ち、空を飛んだり、大地を走って生活を楽しむ。
 そして、親鳥になって、また子孫を残していく。

 鳥に自分のこと考える頭があるかどうかはわかりませんが、人間風に当ては
 めてみると、そんなふうに自分の未来を予想していると思えますよね。

 ところが塀から落ちて割れてしまった。
 (唄のなかには明確に書かれているわけではありませんが、きっと割れてし
  まったのでしょう)

 想定外、予想外のことが起こってしまった。

 これはもう、どうしようもない。

 王様の馬や、王様の家来を全部集めても、つまり、どれほどの権力や財力が
 あったとしても、壊れたタマゴを元に戻すことはできない。

 人生には、予想もしていなかったことが、いつ起こるかわからない。

 どんなに嘆いても、どんな努力をしても、起こってしまったことを二度と元
 には戻せない場合だってある。

 ……深読みをすればですが、そんなことを教えているのではないでしょうか。


 当たり前のことのようですが、そのことが本当に理解できていれば、とても
 役に立つことも多いのですよ。

 そう、私たちの人生には、思ってもみなかったこと、予想すらできなかった
 出来事が、いつ起こるかわかりません。

 自分が想定していた未来、望んでいた将来が、めちゃくちゃになってしまう
 こともあるでしょう。

 もちろん、がんばって元に戻せるものなら、一生懸命にがんばればいいでし
 ょう。
 権力やお金で解決できるのなら、それを使うか、持てるようにしていけばい
 いでしょう。

 でも、どんなに努力を重ねても、どれほどの権力や財力を持っていても、ど
 うにもできないことがあります。

 身近な人の死、起こしてしまった取り返しのつかない過ち……

 そんなとき、いちばん時間や労力を無駄にすることは、どうにもできないこ
 とを、どうにかしようとがんばることです。

 ストレスも溜まり、自分やまわりの人を苦しめるばかりです。
 
 変えることのできない過去にこだわっていては、いつまでたっても前には進
 めないのです。

 だけど、こんなふうに考えてみてください。

 割れてしまったハンプティ・ダンプティは、もう鳥になることはできないけ
 れど、目玉焼きになったり、オムレツになったりして、誰かに美味しく食べ
 てもらうことはできる。

 (食べてもらうことが、はたしえタマゴにとって、本当に幸せなのか……)

 などと難しく考えないで、どんな不幸な出来事だって、苦難だって、プラス
 の方向へ変えていくことは必ずできる、と捉えてみてください。

 私なら、ハンプティ・ダンプティの唄の最後に、こう付け加えたいところで
 す。

 「……だから、おいしいオムレツになることを選んだんだ」


 そう、より良く生きるためには、あなたの人生に、何が起こるのかは本当の
 問題ではありません。

 それに同立ち向かうか、自分の成長のために何を選択するかということこそ
 が、大切なのですよね。


 ……道がなければ、道をつくればいいだけのことなのですよ。

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【癒しのことば】Vol.743 2007/2/7       

  総発行部数:15,069部

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 「自分が病気だと考えるとき、
  たいていはその病気は心の中だけのものである」

               -- トーマス・ウルフ(アメリカの作家)--

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 以前、とあるセラピーの講座へ参加したとき、アメリカ人の講師が、こう言
 いはじめました。

 「人生を変えるのに必要な時間は……」

 当時、私は、いろいろと悩みを抱えていて、それを何とかしたくて、このセ
 ラピー講座に参加したのです。

 人生なんて、そう簡単に変わるわけがないよと思っていました。

 3年かな? 5年かな?

 いや、このセラピーの技法を使えば、1年くらいの短期で変化を起こすこと
 ができるのかな?

 と、興味津々で、耳をそばだてていました。

 講師は続けます。

 「……長くて5秒、短くて1秒。
  平均、3秒もあれば、人生そのものを変えることができる」

 え?

 一瞬、耳を疑いました。

 でも、話を聞き続けているうちに、だんだん納得がいくようになってきまし
 た。

 人生を変えるということは、私が考えているほど難しいことではなかったの
 です。

 もし今までの生き方が気に入らないとすれば、今までとは違った、新しい選
 択をすればいいだけのことなのです。

 選ぶこと、決めることは、3秒もあればできます。

 人生とは、一瞬一瞬の積み重ねなのですよね。
 違った生き方をしようと決めることから、今とは違った人生は、もうスター
 トしていることにもなるというわけです。


 そういえば、以前、メルマガにこんなことを書きました。

 ある本に載っていたことですが、
 「あーあ、またこの弁当か……」
 と、毎日毎日、弁当箱を開けるたびにため息をついていた男がいたそうです。

 それがあまりにも長い間続いたので、同僚が、こう声をかけました。

 「だったら、違う弁当にしてもらったらいいじゃないか。
  その弁当は、いったい誰が作っているんだい?」

 すると男は答えます。
 「弁当を作っているのは誰かって?
  それは……、俺だよ」


 もうひとつ、こんなエピソードもお伝えしてみます。

 世界ではじめてエベレスト登頂に成功した人へのインタービューです。

 「今回、あなたが直面した、最大の試練は、いったい何でしたか?」

 そう聞かれて、その人は答えました。

 「いちばんの試練は、弱気になってしまう自分の心に打ち勝つことだった。
  あきらめてしまおうという心を奮い立たせ、がんばり続けることが、最も
  難しいことだったよ」

 彼は、こうも言っています。

 「私たちが乗り越えたのは、エベレストではなく、自分自身だ」


 恐れるものは何もないのです。
 あなたを妨げるものだって、本当は存在していないのです。

 それは、あなたの心の中にだけにあるもの。
 いつまでも、そんなものに引っかかっている必要はありません。

 さあ、飛び出しましょう。
 もっと自由で、楽しくて、よろこびに満ち溢れた世界へ。

 前に向かって進もうという気持ち。
 それを選ぶのには、たった3秒だけでいいのですよ。

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【癒しのことば】Vol.742 2007/2/6       

  総発行部数:15,425部

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 「ひとはよろこび、美、人生の彩りといったものに心を向けるべきだ。
  ――人生の諸々の苦悩については口に出さないほうがよいのだ」

          -- オスカー・ワイルド(アイルランドの作家)--

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 今から6年ほども前の「癒しのことば」で、『幸せメガネ』というものをご
 紹介させていただきました。


 『ちゃんとものを見ているつもりでも私たちは、どうやら知らないうちにメ
  ガネをかけているもののようです。

  ある人たちは、いいことに焦点が合っている「いいことメガネ」をかけて
  います。

  またある人たちは、嫌なことばかりがよく見える「嫌なことメガネ」をか
  けているのです。

  ちょっと自分のメガネを外して調べてみてください。

  あなたのメガネは「いいことメガネ」ですか?
  それとも「嫌なことメガネ」でしょうか。

  私がオススメするのは、「幸せメガネ」というものです。

  それをかけて、自分の過去の思い出を見てみてください。
  どんなことが見えてきますか?

  そして、「幸せメガネ」で自分の未来を見てみてくださいね。
  はたして、どんなすばらしい明日が見えてたでしょうか?』

 (2001/3/19 『癒しのことば』Vol.189より抜粋         
  http://www.iyashinokotoba.net/2001/03/no189.html )


 そう、確かに、「幸せメガネ」をかけてみれば、未来の見通しは、明るく、
 そして、美しくなってしまいます。

 瞬間瞬間を楽しむこともできますし、何も不安を感じることもありません。

 だけど、人間ですから、いつもいつも前向きでいられるとは限りませんね。

 ときには、イヤな出来事にも会うでしょうし、失敗もしてしまいます。
 悲しいこと、辛いことだって、いつやって来るかはわかりません。

 苦しいときには、知らぬ間に「幸せメガネ」を外してしまっていることも多
 いのです。


 個人的なことになりますが、昨年、私は、春ごろからずっと体調が芳しくな
 いときが続いていました。
 
 いろいろとやりたいことがあったのに、身体がどうしても言うことを聞いて
 くれず、気分も沈んでしまっていたのです。

 そうなると、そんな重い気分が呼び込んだものでしょうか、イヤなことや不
 運なことが、身の回りに次々に起こるようになりました。

 私は、「幸せメガネ」をなくしてしまっていたようです。
 ……というより、そんなメガネがあることさえ、いつsか忘れてしまってい
 たのです。

 その頃は、何もする気が起きず、鬱々とした日々を過ごしていました。
 常に重い気分で、暗い未来しか見えず、思い出されるのは、過去の不運で辛
 かった出来事ばかり。

 秋も深まるころ、やっと体調も回復してきました。

 それと同時に、がんばろうという気持ちも出てきましたし、良いことも起こ
 りはじめたのです。

 そのとき、「幸せメガネ」のことを思い出しました。

 「幸せメガネ」をかけてみると、何と自分が恵まれて、幸運に満たされてい
 たのかということが見えてきました。

 苦しいときにも支えてくれた人々、自分が好きなことをできる環境。

 あれほど暗かった未来だって、とても明るく輝きはじめたのです。

 そして、気づいたことがあります。

 「幸せメガネ」は、今も未来も明るくするが、それに加えて、過去も明るく
 見せてくれるのだ、ということです。

 思い出してみれば、不運なこと、辛いことなど、何一つなかったのです。
 すべては、私にとっても貴重な体験。

 痛みを知ったからこそ、他人の痛みがわかります。
 その経験を味わったからわかることだってあるのです。


 人間ですから、「幸せメガネ」を忘れることがあってもいいのです。
 それは、『ちょっと立ち止まって、一息入れてみろ』というメッセージ。

 それも、今、「幸せメガネ」をかけているからこそわかったことなのです。

 見る目さえあれば、私たちのまわりには、どれだけたくさんの、『よろこび』
 『美』、『楽しさ』が存在しているか、わかりますよね。


 今、思い出しました。
 そういえば、こんなメガネもありましたよ。

 
 『『こうあるべきだ』というメガネよりも、『こうありたい』メガネをかけ
  てみた方が、リラックスできて幸せを感じやすいようです。
 
  一度、自分のいる世界のどんなすばらしいものが見えてくるのか試してみ
  てくださいね』

 (2001/9/20 『癒しのことば』Vol.304より         
  http://www.iyashinokotoba.net/2001/09/no304.html )

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【癒しのことば】Vol.741 2007/2/5       

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 「苦痛のあらゆる意味を理解できたら、
  それはすばらしいことであろう」

                   -- ピーター・ラッサム --

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 昔、昔の、大昔……

 この星の上に、アトランティスという名の大陸がありました。

 アトランティスに住んでいたのは、神に愛された完璧な人間たちで、何でも
 できる超能力を持っていました。

 ことばを話さなくても、テレパシーで意思を伝え合うことができましたし、
 物を意のままに動かすこともできたそうです。

 頭で念じただけで、思ったとおりの物が物質化することはもちろん、瞬間的
 にどこにでも移動することもできたのです。
 
 アトランティス人たちは、この能力を使って、どんどん科学文明を発達させ、
 世界のために役立てていきました。

 また、人々が平和に暮らせるように、精神文化を高めることにも努力を続け
 ていたのです。

 温暖で豊かな自然に恵まれていた上、何事も、人々の思い通りにすることが
 できたのですから、アトランティスには、何も争いごとはありませんでした。

 アトランティス人たちの関心ごとは、自分たちの魂を磨いて向上していくこ
 とだけに向いていたのでした。

 ところが……

 時がたつにつれ、アトランティスの人々も、異国の者たちとも交易をするよ
 うになっていきました。

 異国人たちには、アトランティス人のような超能力はありませんでしたが、
 当時の厳しい環境のなかを逞しく生き抜く知恵を持っていました。

 彼らは、ことば巧みにアトランティス人を操り、その能力を使って、もっと
 多くの富を得るように、もっとたくさんの物を持つようにそそのかしたので
 す。

 はじめのうちこと、たいていのことは話し合いで収まり、人々は以前の平穏
 な生活を取り戻すことができていました。

 ですが、いつの日か、アトランティスの人々のなかにも、欲に心を惑わされ
 て、己の能力を悪用するものが現れはじめたのです。

 テレパシーを使って、他人を自分の都合の良いように動かす。
 あらゆるものを自分の近くに移動させ、独り占めしようとする。

 ついには、念力を使って人を殺める者さえ出てきてしまったのです。

 何千年もの長きに渡って平和が続いてきた、この国に、とうとう危機がやっ
 て来ることになりました。

 アトランティス人たちは、その強大な能力を持つゆえに、争いはじめると、
 大変な事態を招くことを知っていました。

 このままでは、この国は滅びてしまう……

 アトランティスの長老たちは、この事態を大いに憂いました。

 そして、長い協議の末、苦渋の選択をすることになりました。
 自分たちの全能力を結集して、人々の超能力を使えなくすることを決めたの
 です。

 といっても、人々の能力を完全に消し去ることは不可能です。

 テレパシーを使って、アトランティス人たちの記憶のなかから、自分たちが
 超能力を使えるという記憶をなくしたのです。

 二度と悪用がされることがないように、その人にとって本当に良きことを行
 おうとするときに限って、眠っているその能力を発揮できるようにしたので
 す。

 もちろん、このことは、長老たち自身をも含んだ、アトランティス人すべて
 に施されました。

 しかし、時すでに遅く、人々が争いのために超能力を駆使していた結果、大
 きな天変地異が起こり、アトランティス大陸は、瞬く間に、海の底に沈んで
 しまいました。

 超能力の記憶を消された人々は、ただ、驚き惑うばかりで、なす術もありま
 せん。
 ほとんどの人が、大陸とともに海の藻屑となり滅んでいきました。

 ただ、少なからずの人々が、命からがら、他国へ逃げ逃れることができたこ
 とだけが、不幸中の幸だったのでしょう。

 
 それから、アトランティスの人々は、自分たちの秘められた能力のことを思
 い出すこともなく、異国の地で、その地の人々と共に暮らし、多くの苦難を
 乗り越えながら、生きていきました。


 それから数千年の時が過ぎました。

 アトランティス人たちの遺伝子は、世界中に広がり、私たちのなかにも、密
 かに息づいているのです。

 
 『自分が心から望むことに意識を向けると、不思議な力が働いて、奇跡のよ
  うなことが起こりはじめる』

 ただ幾ばくの人々の間に、そうささやかれていることに名残を留めているだ
 けにしても……

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【癒しのことば】Vol.740 2007/2/2       

  総発行部数:15,408部

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 「もし神が名声や財産があることが快楽だというのならば、
  その神の癒す力は期待できません」

           -- エドガー・ケーシー(アメリカの霊能者)--

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 水に、
 「ありがとうございます」
 と声をかけてから、凍らせると、とてもバランスが良くキレイな結晶ができ
 る。

 静かなクラッシックの音楽を流してみても、同じような結果になる。

 同じ水に、
 「バカヤロウ!」
 などと汚いことばを浴びせると、できる結晶は、バランスが乱れて醜いもの
 になる。

 騒がしいハードロックを聞かせても、結晶は崩れてしまう。

 ……そんな結晶の写真を集めた本も出版されていますね。


 本当かどうか確かめてみたいところですが、水を凍らせて結晶の写真を撮る
 ためには、特殊な装置が必要になるようです。

 なかなか難しいですよね。

 でも、結晶の形はともかくとして、かけることばや音楽によって、変化が起
 こっているかどうかを簡単に確かめる方法がありますよ。

 たとえば、コップに入れた水に向かって、
 「ありがとうございます」
 と声をかけてから、飲んでみてみてください。

 あるいは、何かを食べるときに、静かな音楽を流しながら食べてみてくださ
 い。

 水や食べ物の味はどうでしょうか。
 実際に試してみると、ちょっと美味しくなっているように感じる方が多いと
 思います。

 (「バカヤロウ!」とか騒音を使って食べたり飲んだりしてもいいですが、
  個人的には、あまりおすすめしませんよ)

 味が変化したには、こんな理由が考えられます。

 水や食べ物の粒子のバランスが取れて、結晶も美しくなり、味も良くなった
 ということ。
 
 あるいは、「ありがとうございます」や静かな音楽を聴くことにより、食べ
 たり飲んだりする人の波動が高まり、味も美味しく感じられるようになった
 ということ。

 いずれにせよ、知っておくと、何か役に立つこともあるかも知れませんね。

 ……と言うと、
 「それは気のせいで、結晶の形や食べ物の味が変わるわけがない」
 と反論する人が、必ず現れます。

 もったいないことだと思います。

 結晶や波動が、本当に変わっていようと、変わっていなかろうが、「ありが
 とうございます」と声をかけるだけで、少しでも美味しく食べることができ
 るのなら、その方がいいのではないでしょうか。

 静かな音楽を聴いて、美味しい飲み物の味が変わるように感じるのなら、そ
 れを楽しめばいいのではないでしょうか。

 信じることで、よろこびが生まれるのでしたら、信じた方がずっといいです
 よね。

 「何でもかんでも信じていたら、騙されてしまう」

 そう言う人もいらっしゃいます。
 
 だけど、そんな疑い深い人の方が詐欺の犠牲になりやすいという話も聞いた
 ことがあります。

 何しろ人を騙そうと考える詐欺師は、それらしい数字や、信憑性のあるウソ
 の証拠を用意していたりするものですからね。

 それに、何もかも信じてみろと言っているのではありません。

 信じていただきたいのは、自分の直感や感性なのです。

 数字より、証拠より、証明より、自分の直感を本当に信じることができれば、
 騙されたりすることはないのではないでしょうか。
 少なくとも、後になって「騙された」と嘆くことは無くなるのではないでし
 ょうか。

 選択したのは自分です。

 それならば、結果としてうまくいかないことがあっても、誰のせいにするこ
 ともなく、今後の成長の糧にしていくこともできます。

 自分の直感を信じる、自分の感性を信頼する。
 それは、本来の自分自身を生きることにも繋がっていきます。

 そう……

 あなたは、あなたの魂の望むところへ歩いていけばいいのですよ。


 ぜひ今日、食事のときに、心のなかだけでもいいですから、
 「ありがとうございます」
 と、言ってから食べてみてくださいね。