バックナンバー: 2006年12月アーカイブ

No.729

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【癒しのことば】Vol.729 2006/12/27       

  総発行部数:15,164部

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※古今東西の名言から、ストレスを和らげ心を癒すことばをお届けします。
                             平日毎日配信
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 「私たち自身が自分を病気にするのであれば、
  私たちが自分を回復させることも明らかだ」

                    -- エルマー・グリーン --

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 『雪仏(ゆきぼとけ)の水遊び』

 ということわざがあります。

 雪仏とは、雪だるまのことですから、水遊びなんかしてしまえば、身体が溶
 けてしまいます。

 自分で自分の身を滅ぼすことをたとえていることわざですね。

 もちろん、雪だるまだって、自分が雪でできていることを充分承知している
 はずです。
 水に入れば、溶けてなくなってしまうこともわかっているでしょう。

 だけど、小鳥が気持ちよく水遊びをしている姿を見ると。
 人間が、温泉?から顔を出して、のんびり、ゆったりとくつろいでいるとこ
 を見ると……

 ついつい、自分も楽しみたいと思って、水に入ってしまうのでしょう。

 自分は雪なんだ。
 水に入れば、身体が溶けてしまう。

 わかっています。
 わかっているけれど、ついつい、やってしまって、やっぱり失敗してしまう。

 何か思い当たることはありませんか?

 ……これからは、そんなことを少しだけ変えてみましょう。

 自転車で走るためには、ペダルを漕ぐ必要があります。

 早く走りたければ、早く、力強く、漕ぎます。
 スピードを緩めるには、漕ぐ足をゆっくりにすればいいのですね。

 そして、止まるのには、ブレーキを握ればいいようになっています。

 普通の自転車はそういう仕組みにできているのです。
 それ以上でも、それ以下でもありません。

 それを知っているから、自転車で走ろうと思って、一生懸命にブレーキを握
 っている人はいないでしょう。
 
 止まりたいのに、ずっとペダルを漕ぎ続けている人だって、見たことはあり
 ませんよね。

 でも、人生においては、ときに、こんな人だっているようです。

 前に進みたいと思いながら、なかなかペダルを漕ごうとせずにひとり悩んで
 いる人。
  
 ペダルは漕いでいるけれど、同時に、必死になってブレーキを握っている人。
 
 誰だって、本当は、どうすれば前に向かって進めるのは知っているはずです。

 わかっています。
 わかっているけれど、ついつい、うまくできずに立ちすくんでいるのです。

 何か思い当たることはありませんか?

 ……これからは、そんなことを少しだけ変えてみましょう。


 台所にゴキブリが出た!

 キャー、気持ち悪い。
 何で勝手に人に家に入るんだ。
 不潔!

 さんざん怒鳴り散らして、追いかけ、叩き潰そうとします。
 悪者をやっつけたら、清清しい気持ちになったりします。

 でも、考えてみてください。
 本当に、ゴキブリだけが悪いのでしょうか。

 ゴキブリは、ただ、自分が生きるため食糧を探しています。
 床にたくさん食べ物のカスなどが落ちていれば、ありがたいと思って、寄っ
 てきます。

 そう、ゴキブリに好まれるような環境を作り出しているとしたら、その人に
 少しは責任があるとは思いませんか。

 まあ、ゴキブリは、いくら清潔にしていても紛れ込んでくることがあります
 ので、完全には当てはまらない場合もあります。

 ですが、ダニに悩まされている人は、きっとかなり不潔な環境を整えていて、
 なかなかキレイにできないままなのでしょうね。

 ゴキブリやダニの存在は、良いものでも、悪いものでもありません。
 もし、寄ってこられるのがイヤならば、自分がそんな環境を作り出さなけれ
 ばいいのです。

 ゴキブリやダニはイヤだ、悪い奴だ!

 といくら言い続けたところで、悪者探しをしたところで、環境を変えない限
 り、いつまでも、ゴキブリやダニに悩まされて続けるでしょう。

 それよりも、清潔にしてみるとか、ちょっと環境を変えてみるだけで、簡単
 に問題が解決することもあるはずです。

 わかっています。
 わかっているけれど、なかなか、実行に移せないのですね。

 何か思い当たることはありませんか?

 ……これからは、そんなことを少しだけ変えてみましょう。


 すべては、自分自身のなかにある。
 そして、私たちは、自分が選べば、いくらでもよりよく生きていくことがで
 きる。

 そう、未来を、今よりもっともっと輝かせること。
 そこに意識を向けてみましょうよ。

No.728

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【癒しのことば】Vol.728 2006/12/26       

  総発行部数:15,168部

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 「大きな悲しみには勇気をもって立ち向かい、小さな悲しみには忍耐をもっ
  て立ち向かえ。
  一日の仕事を終えたら安らかに眠れ。あとは神が守って下さる」

          -- ヴィクトル・ユーゴー(フランスの小説家)--

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 「企業」は、「企」と「業」という漢字でできています。

 「業(仕事)」を「企てる(くわだてる)」と読めますね。


 このなかの「企」という字ですが、分解すると、「人」を「止」めるとなり
 ます。

 ということは、人の足を止める(人を集める)ような仕事をしているところ
 が、「企業」ということになります。

 しかし、足を止める人、集まる人、つまり働いている人やお客様が、だだの
 「人」の集まりとして「止」まっている限り、「企業」は、いつまでたっても
 「企業」で変わるはずはありません。

 「企業」の「企」が「企てる」のままなら、計画をしたり、事を始める手順
 を整理しているということですから、これはまだいいでしょう。

 ところが、同じ「企」でも「企む(たくらむ)」になってくると、辞書を調
 べてもあまりいい意味は出てこないようです。

 悪いことをしようと考えるとか、よからぬことを企むとか……

 見方によっては、人それぞれが、ずっと何かの思惑を企みながら仕事をして
 いるのが「企業」ということになってしまいます。

 だから、「企業」が問題を起こして、トップが頭を下げている様子が、よく
 テレビに映ったりしていますね。

 ところが、この「人」という字が、「一」になったらどうでしょう。
 働く人たち、集まる人たちは、ひとつに固まるのです。

 すると、「企業」は、「正業」になってしまいます。

 「正業」と聞くと、本当に清く正しく、社会に貢献できる仕事をしている会
 社のイメージになりますね。

 仏教の八正道のひとつにも、正しい行いとして、「正業」が入っています。

 人々がバラバラで、それぞれの思惑で仕事をしている「企業」
 みんなが一致団結して、ひとつの目標に向かって働いている「正業」

 同じ仕事でも、何か根本的なあり方の差が、大きな違いになって現われてく
 るのかも知れません。


 「人」という漢字に関して、もうひとつ。

 人が長い辛抱をすると、できるものとは何でしょう。

 それは、「お金」です。

 「金」という字をバラしてみると、やっぱり一番上は「人」ですね。

 そして、その下に、カタカタの「ニ」と、「ハ」(ちょっと苦しいですが……)
 があるように見えます。
 
 真ん中には長い心棒の「1」があり(これも苦しいですね)、最後に、「一」
 が続きます。

 そう、「人」「ニ」「ハ」「1」「一」で「金」

 『人には、長い心棒(辛抱)が一番』

 「辛抱強く、がんばっている人こそが、お金を手にすることができる」

 ということになるのでしょうか。

 まあ、「お金」と言い切ってしまうと、どうしてもいろいろな先入観が出て
 きますから、「金(きん・ゴールド)」を持つことができるとしておきまし
 ょう。

 「金」は金属のなかで、最も高貴なものとされています。

 だから、
 「長く辛抱して、ひとつのことを続けられる人は、いつか必ず、一番尊いも
  のや栄光を手に入れることができる」

 途中で挫折したり、あちらこちらへ気持ちが揺れてしまう「人」は、いつま
 でたっても「金」になることができないということですね。

 また、あせって事を急いでも、結局は、「金」持ちにはなれない、ただの
 「人」で終わってしまうのでしょうね。

 ただのことば遊びに過ぎませんが、なかなか面白いものが見えてくるような
 気がします。


 人間ですから、どんなときでも、清く正しくとはいかなくても。
 苦しくて涙を流してしまっても、がんばりきれなくて、立ち止まって一息つ
 いたとしても。

 そんな自分だって、受け入れてみましょう。

 元気になったら、また目の前のことに最善をつくす。
 自分の道を正しく歩いていく。

 それこそが、「金」色に光輝き、豊かさや幸せを手に入れる近道なのでしょ
 うね。

No.727

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【癒しのことば】Vol.727 2006/12/25       

  総発行部数:15,17部

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 「求めよ、そうすれば与えられるだろう。
  探せ、そうれば見つかるだろう。
  門を叩け、そうすれば開かれるだろう」

                       -- 新約聖書より --

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 新約聖書の「ルカによる福音書」第11章に、イエスがこんなたとえ話をし
 たと書いてあります。

 『あなたがたのうちの誰かに友達がいて、真夜中にその人のところに行き、
  次のように言ったとしよう。

 「友よ、パンを3つ貸してください。旅行中の友達がわたしのところに立ち
  寄ったが、何も出すものがないのです」

  すると、その人は家の中から答えるに違いない。

 「面倒をかけないでください。
  もう戸は閉めたし、子供達はわたしのそばで寝ています。
  起きてあなたに何かをあげるわけにはいきません」

  しかし、言っておく。
  その人は、友達だからということでは起きて何か与えるようなことはしな
  くても、執拗に頼めば、起きて来て必要なものは何でも与えるであろう。
  
  そこで、私は言っておく……』

 そのあと、今日取り上げたイエスの、「求めよ、そうすれば……」というこ
 とばに続いていきます。

 しかし、いくらパンがないからと言って、夜中に押し掛けてこられたら迷惑な
 話ですね。
 尋ねていく方も、ちょっとあつかましいような気もします。

 だけど、よく考えてみれば、何か(誰か)を自分の思い通りにしようと思う
 のなら、そのくらいのあつかましさと熱心さが必要なのかも知れませんね。

 もちろん、単なるワガママでは困りますが、本当に自分が心から願うことな
 らば、強い情熱を持ってぶち当たれば、どんなことだって必ず叶うというこ
 となのでしょう。
 これはイエスさまのお墨付きなんですね。

 
 そういえば、今日はクリスマス。
 上の娘が、まだ小学校に上がる前のことを思い出しました。

 クリスマス前から、娘は、当時流行っていた携帯用のゲーム機が欲しいと言
 っていました。

 「サンタさんにお願いするの」と言って、手紙を書いたりしていたようです。

 私は、小さな子供が持つにはちょっと難しそうに思えるし、ソフトも一緒に
 買うとなれば贅沢すぎるだろう、ということで、

 「サンタさんも、たくさんの子供におもちゃをあげなければならないから、
 大変なんだよ」

 「欲しい子が一杯いるだろうから、途中でなくなっちゃるかも知れないね」
 
 などとはぐらかしていました。
 買ってやりたいのはやまやまですが、本音は、年末のもの要りのときでもあ
 ったし、その年は予算的にちょっと苦しかったのです。

 さて、クリスマスイブの夜。
 日が暮れはじめると、娘は、そわそわしはじめます。

 「ずっといい子にしていたから、サンタさん、きっとプレゼントくれるよね」
 「友達がみんな持っているから、このゲーム、ぜったいに欲しかったの」
 
 などと、瞳をキラキラと輝かせながら、言うので、そのたびに、私は胸が締
 め付けられるような思いです。

 「早く寝てないと、サンタさんが来れないね」
 「サンタさんが来るから、窓の鍵をかけちゃダメよ」

 早めに寝床に入ってしまった娘の枕元には、小さな靴下と、クレヨンで描い
 たサンタさんの絵。

 ……実は、すでにクリスマスプレゼントとして、キャラクターのぬいぐるみ
 を用意していました。

 でも、さすがに、そんな娘の寝顔を見ていると、ぬいぐるみだけを枕元に置
 くことはできませんね。

 まあ、こんな夜更けにゲーム機を買いに行くわけにはいかないので、自分の
 財布から、なけなしの小遣いを抜き出し、そっと靴下のなかに入れておきま
 す。

 朝起きたときの、娘のよろこぶ顔を思い浮かべながら、ちょっと幸せな一瞬
 でした……


 「門を叩け、そうすれば開かれるだろう」

 本当にそうなのですね。

 よし!
 がんばろう!

No.726

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【癒しのことば】Vol.726 2006/12/22       

  総発行部数:15,176部

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 「そうあるべきことは、やがてそうなっていくだろう」

            -- アイスキュロス(古代ギリシアの詩人)--

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 ……「かくし絵」とか「だまし絵」とか呼ばれるものがあります。

 一見すると、ただの風景や樹木を描いてあるだけのように思えます。

 ところが、よくよく見てみると、動物が隠れていたり、人物の絵が背景と混
 じるように描かれているのです。

 巧妙な「かくし絵」は、ただ見るだけでは、絶対に、何かが隠れているとい
 うことはわかりません。

 「ゾウが隠れているよ」などと聞かされて、一生懸命になって探してみます
 が、そう簡単に見つけ出すことも難しいですね。

 ところが、ある瞬間に、突然、隠れている絵が見えてくることがあります。
 この瞬間は、とても爽快なものです。

 そして、一度、見えたものは、今度は、その絵を見るたびに、見逃しようが
 ありません。
 意識しないでいても、ちゃんと隠れた絵が見えてしまうのです。

 かえって、隠された絵を見ないでおくのが難しいくらいです。

 「幸せ」だって同じこと。

 いつもは見逃している、毎日のなかに、そっと隠れているのかも知れません。
 みつけようと、一生懸命になって探さないと、なかなか見えてこないものな
 のかも知れません。

 でも、一度、見つけることに成功すると、いくつも見えてくるものなのでし
 ょうね。
 気がつけば、自分のまわりにいつも「幸せ」「よろこび」が満ち溢れている
 ことがわかってくるのでしょう。

 さあ、あなたもまわりを見回して、隠れている「幸せ」をみつけましょうよ。

 ……前屈をしてみて、自分の身体の柔かさを確かめてみてください。

 指先は、どこまで届いていますか?

 次に、その場に立ったまま、左に3回回ってみてください。
 ゆっくりとでいいですから、フィギアスケートの選手がターンするような感
 じで回ってみます。

 それから、もう一度、前屈をしてみてください。

 どうでしょうか。
 先ほどよりは、指先が、少し下に届きましたか?

 若干、身体が柔かくなったことを確認できたでしょうか。

 これは、不思議なことでもなんでもなく、人間の身体のしくみが、そうなっ
 ていることを応用しただけのことです。

 人体で一番大事な臓器である心臓は左にあります。
 
 だから、何かに襲われて逃げ出すときも、無意識に心臓を守ろうとして、左
 の方向へ逃げようとします。
 敵からいちばん遠い方向へ、心臓を持っていこうとしているのですね。

 ですから、陸上競技のトラックでも、カーレースのコースでも、競馬場でも
 左に回転するように設計されているものが多いのです。
 その方が、事故も起こりにくく、安定して走れるようですからね。

 身体も左に回ると心臓が守られている感じがして、ちょっとだけ緊張がほぐ
 れたりします。
 その結果、より身体が柔かくなって、さらに前屈ができるようになるのです。

 こんな身体のしくみ。
 知らなくても、どうということはありませんが、知っているとより楽に、よ
 り疲れにくくなってきますよね。

 これも知っておいてください。

 『がんばって生きるよりも、自然体で自分自身で生きる方が、より楽で疲れ
  にくくなる』

 知っているようで、すぐに忘れてしまうこと。

 無理はしないで、頭の隅においておくだけでも、ちょっと違ってくるはずで
 すよ。


 すべてこの世界は、楽しむためにある。
 見ようとしてみれば、あなたのまわりには、よろこびや幸せに満ち溢れてい
 ることがわかる。

 深呼吸をして、自分自身を感じてみてください。

 あるがままの自分を受け入れてみれば、すべてが、今よりもっと、よくなっ
 ていくのですね。

No.726

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【癒しのことば】Vol.726 2006/12/22       

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            -- アイスキュロス(古代ギリシアの詩人)--

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 ……「かくし絵」とか「だまし絵」とか呼ばれるものがあります。

 一見すると、ただの風景や樹木を描いてあるだけのように思えます。

 ところが、よくよく見てみると、動物が隠れていたり、人物の絵が背景と混
 じるように描かれているのです。

 巧妙な「かくし絵」は、ただ見るだけでは、絶対に、何かが隠れているとい
 うことはわかりません。

 「ゾウが隠れているよ」などと聞かされて、一生懸命になって探してみます
 が、そう簡単に見つけ出すことも難しいですね。

 ところが、ある瞬間に、突然、隠れている絵が見えてくることがあります。
 この瞬間は、とても爽快なものです。

 そして、一度、見えたものは、今度は、その絵を見るたびに、見逃しようが
 ありません。
 意識しないでいても、ちゃんと隠れた絵が見えてしまうのです。

 かえって、隠された絵を見ないでおくのが難しいくらいです。

 「幸せ」だって同じこと。

 いつもは見逃している、毎日のなかに、そっと隠れているのかも知れません。
 みつけようと、一生懸命になって探さないと、なかなか見えてこないものな
 のかも知れません。

 でも、一度、見つけることに成功すると、いくつも見えてくるものなのでし
 ょうね。
 気がつけば、自分のまわりにいつも「幸せ」「よろこび」が満ち溢れている
 ことがわかってくるのでしょう。

 さあ、あなたもまわりを見回して、隠れている「幸せ」をみつけましょうよ。

 ……前屈をしてみて、自分の身体の柔かさを確かめてみてください。

 指先は、どこまで届いていますか?

 次に、その場に立ったまま、左に3回回ってみてください。
 ゆっくりとでいいですから、フィギアスケートの選手がターンするような感
 じで回ってみます。

 それから、もう一度、前屈をしてみてください。

 どうでしょうか。
 先ほどよりは、指先が、少し下に届きましたか?

 若干、身体が柔かくなったことを確認できたでしょうか。

 これは、不思議なことでもなんでもなく、人間の身体のしくみが、そうなっ
 ていることを応用しただけのことです。

 人体で一番大事な臓器である心臓は左にあります。
 
 だから、何かに襲われて逃げ出すときも、無意識に心臓を守ろうとして、左
 の方向へ逃げようとします。
 敵からいちばん遠い方向へ、心臓を持っていこうとしているのですね。

 ですから、陸上競技のトラックでも、カーレースのコースでも、競馬場でも
 左に回転するように設計されているものが多いのです。
 その方が、事故も起こりにくく、安定して走れるようですからね。

 身体も左に回ると心臓が守られている感じがして、ちょっとだけ緊張がほぐ
 れたりします。
 その結果、より身体が柔かくなって、さらに前屈ができるようになるのです。

 こんな身体のしくみ。
 知らなくても、どうということはありませんが、知っているとより楽に、よ
 り疲れにくくなってきますよね。

 これも知っておいてください。

 『がんばって生きるよりも、自然体で自分自身で生きる方が、より楽で疲れ
  にくくなる』

 知っているようで、すぐに忘れてしまうこと。

 無理はしないで、頭の隅においておくだけでも、ちょっと違ってくるはずで
 すよ。


 すべてこの世界は、楽しむためにある。
 見ようとしてみれば、あなたのまわりには、よろこびや幸せに満ち溢れてい
 ることがわかる。

 深呼吸をして、自分自身を感じてみてください。

 あるがままの自分を受け入れてみれば、すべてが、今よりもっと、よくなっ
 ていくのですね。

No.725

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【癒しのことば】Vol.725 2006/12/21       

  総発行部数:15,178部

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 「真実はとても単純なもので、陳腐なものをもったいぶって見せているだけ
  だと思われる」

                  -- ダグ・ハンマスーケルト --

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 『生きる姿勢のバランスが崩れていると、必ず心身のゆがみとなって現われ
  る。
  
  考え方やものの見方が偏っていると、身体の歪となり、病気や身体の痛み
  の原因になる。
  
  これは心の問題も同じで、人間関係の悩みや仕事の行き詰まりなどの裏に
  も、何か抑圧している感情や自分に正直な生き方ができていないことが隠
  れているはずだ。

  本人に現われなくても、たとえば、夫婦間のいさかいは、子供の身体のゆ
  がみを生じたり、いじめなどの問題の引き金にもなり得る』

 ……ある先生が、講演でお話されていました。

 
 もうずいぶん前、娘がまだ2歳になるかならないかの頃のことです。

 ちょっとしたことで激しい夫婦喧嘩をして、頭に血が上った私は、ふて寝を
 するために隣の寝室に駆け込みました。

 夜遅くのことです。
 とうに眠っていたはずの娘が、布団のうえにちょこんと座っているのです。

 さきほどの妻との言い合いを聞いて目が覚めたのでしょうか?
 不安げな顔で私を見ています。

 「大丈夫だよ」

 娘を安心させるために添い寝をしながら、私は、聞いたばかりの講演のこと
 を思い出し、ちょっと試してみることにしました。

 「そのまま両手を挙げてみて」

 娘にそう言ったのは、身体のバランスが整っているかどうか確かめるためで
 す。

 思ったとおり、バンザイかたちをとって寝ている娘の身体には、ゆがみが生
 じていました。
 少しだけですが、右手の方が上の方まで行っているのです。
 
 長さが違うというよりも、背骨がゆがみ肩の位置がずれていたのでしょう。

 これはいけない! 
 早くも、夫婦喧嘩の影響が出ている!
 
 私は、あわてて妻を呼び、その姿を見せました。
 恥を捨てて、妻に謝り、娘の前で(わざとらしく)仲直りをしてみせました。

 ……と、信じられないようなことが起こりました。

 娘の両手の指先の位置が、みるみる揃ってくるのです。
 安心して眠ってしまった娘の身体は、ちゃんとバランスを取り戻したのです。

 不思議なのは、ここからです。

 さらに、いたずら心を起こした私は、妻と一緒になって、娘にいろいろと実
 験をしてみることにしました。

 起こさないように注意しながら、娘に、ちょっと汚いことばを言ってみたり、
 「お前はダメだなあ」、などと否定的なことを囁いてみたのです。

 そして、両手を持ってあげさせてみると、長さが違っています。

 完全に眠っているからどうかな、と思っていたのですが、意識のもっと奥深
 くに声は届いていたようです。

 今度は、娘を褒めたり、「大好きだよ」と言ってみたりしました。

 案の定、身体のバランスは、元に戻っていきます。

 ……それからは、極力、娘の前で夫婦喧嘩をしたり、否定的なことを言わな
 いように気をつけるようにしました。

 そのおかげかどうかわかりませんが、中学生になった娘は、問題を起こすこ
 とも反抗期になることもなく、素直に育ってくれています。
 (それがいいことかどうかは、なんとも言えない面もありますが……)


 最近、身体を壊してみて、そんなことを思い出しました。

 そういえば、食べ物に気をつかうこともなく、無茶な身体の使い方をしてい
 ました。
 いろいろと心にひっかかることを抱えながら、うやむやに抑え続けていまし
 た。

 お医者さんに行って、症状を抑えてもらうことも大事ですが、身体の問題に
 限らず、何かに行き詰ったら、今の自分を見つめてみることも必要かも知れ
 ません。

 抑えているものがあれば、いつかは爆発してしまいます。
 逃げていることがあるのなら、いつまでも追いかけてきます。
 自分の道をまっすぐに歩いていないと、迷子になってしまいます。

 そう、すべてはバランス。
 自分の中心を意識することなのですね。

 自分自身に『大好きだよ』とことばをかけてあげてみてください。
 それだけで、バランスが取れ、よりよく生きられるようになってくるかも知
 れませんよ。

 いつでも、『真実はとても単純なもの』のようです。

No.724

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【癒しのことば】Vol.724 2006/12/20       

  総発行部数:15,181部

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 「我々は人生をもう少し安全で、楽しいものにする手段が必要だ」

        -- エドワード・T・ホール(アメリカの心理学者)--

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 ……あなたは今、道にある、幅50センチほどの板の上を歩いています。

 板が落ちていたので、何となく、その上を歩いてみたくなっただけのことで
 す。
 ちょっとしたゲームや遊びのような感覚です。

 もちろん、難なく進んでいくことができています。

 ところが、突然、この板が、高さ50メートル以上もあるビルとビルの間に
 渡された橋であると聞かされました。

 道だと思っていたものは、紙に描いたもので、それが取り外されたのです。

 突然、怖くなって足がすくんできます。
 身体が震えてきて、思わずしゃがみこんでしまいます。

 とてもじゃないけれど、一歩も前に進むことはできません。


 ……あなたは、荒れ果てた荒野を歩いています。

 木々は枯れ、砂埃が舞い上がり、ただ荒涼とした土地が続いているだけです。

 だんだん気分も落ち込んでしまいます。
 この世には、もひゃ夢も希望もないような感じがしてきて、ため息ばかりが
 出るのみです。

 一歩一歩が重い足取りで、疲れが全身を押しつぶしてしまいそうな気がしま
 す。

 倒れてしまいそうになった、その瞬間、道行く人が、

 「この先を少し行くと、豊かなオアシスがあって、食べ物も宝物も、いくら
 でも手に入るよ」

 と教えてくれました。

 急に元気が出てきます。

 世界がバラ色に輝いているように思えてきます。
 あなたは、足取りも軽く、道を歩きはじめます。


 ……あなたは、キレイなお花畑を歩いています。

 色とりどりの花々が咲き誇り、眩いばかりに、笑顔をみせています。

 そんな美しい花を眺めていると心が和んできます。
 鼻歌でも歌いたい気分で、知らぬ間にスキップで前に進んでいたりしていま
 す。

 ふと、一枚の看板が立ててあることに気づきました。

 『毒ヘビ注意!』

 それを見た瞬間、身体が凍りつきます。

 今まで、楽しげに歩けていたのが、恐る恐る探るようにしてしか、前に進ん
 でいくことはできません。

 あなたは、こんな恐ろしい場所から、一刻も早く逃げ出せることを願うばか
 りです。


 まあ、こんなのあり得ない話ばかりですが、ちょっと考えてみてください。

 絵が取り外される前と、取り外された後。
 オアシスがあると聞く前と、聞いた後。
 『毒ヘビ注意!』の看板を見る前と、見た後。

 その場所は、何も変わっていません。

 板の上、荒野、お花畑を歩いている状況だって、まったく同じです。

 でも、
 「高いところを歩いている」
 「オアシスがある」
 「毒ヘビが出る」
 といった意識が生まれることによって、もうまったく違った感覚になってし
 まいます。

 同じ場所に居ても、意識が変わるだけで、世界が違ってくるのですね。

 
 ある人は、苦しみと不安に満ちた暗い世界を生きています。
 ある人は、よろこびと感動に彩られたすばらしい世界を生きています。

 そして、その人たちは、まったく同じ世界を生きています。
 
 この世界は、誰にとっても同じ、あるがままの世界なのです。
 自分が望めば、世界を変えることはできるのです。

 そう、誰だって、幸せに満ちたよろこびの世界を生きることは簡単です。


 ……さあ、心のなかに幸せの灯を燈して、まわりの世界を見てみてください。

No.723

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【癒しのことば】Vol.723 2006/12/19       

  総発行部数:15,188部

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 「苦しみではなく喜びを自分の周囲にふりまきたいと願う気持ちほど、人の
  顔の色つやや姿、行動を美しくするものはない」

       -- ラルフ・W・エマソン(アメリカの詩人、思想家)--

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 ……目を閉じて、こんなイメージをしてみてください。


 まわりは暗闇のなか、あなたは強力な光を放つ、大きなライトを持っていま
 す。

 そのライトを両手で掲げ、あたりを照らしてみます。

 あなたのライトを受けると、木々は緑に生い茂り、花は美しく輝きます。
 人々も、明るく笑顔になってしまいます。

 ライトをもっと大きく、強い光を放つようにしてみましょう。
 同じところばかりではなく、光の方向を変え、多くの場所を照らしてみまし
 ょう。

 どんどん光が広がっていきます。
 みんな明るくなっていきます。

 なかなかいい感じですね。
 
 でも、少し、何かが足りないような気もします。

 そうですね、光を出してはいるけれど、肝心のあなた自身が照らされていま
 せん。

 では、ライトをクルリとこちらに向けて、自分に光を当ててみることにしま
 しょう。

 とても明るくて、元気が出てきます。
 気持ちが良いですね。

 ですが、これも少し物足りません
 自分ばかりが明るくなって、他の人たちには光が届いていないのですから。


 そうだ、いいことを思いつきました。

 あなた自身が、『光の塊』そのものになってみましょう。

 あなた自身が眩く輝き、他の人、場所にも万遍なく光を送っています。
 すべてが輝き、すべてが明るくよろこびに満ちています。

 最高にいい感じですね。
 
 ……こんなふうに生きているとイメージしてみてください。


 難しく考えることはありません。
 いつもいつも、がんばって強力な光を出していることもありません。

 明るい光、やわらかな光、やさしい光、よろこび……

 あなたらしい光で、この世界を照らしてみることを楽しんでください。
 そうしてみることを決めてみてください。


 ……目を閉じて感じてください。

 あなたはもう、自分が、光そのものになっています。
 すべてが光に満たされています。

 そう、それを楽しむことが、あなたにとっても、この世界にとっても、最高
 にすばらしいことなのですね。

No.722

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【癒しのことば】Vol.722 2006/12/18       

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 「あなたが自分にどのように接するかによって、
  他人はどのようにあなたに接するかを決めます」

    -- サネヤ・ロウマン(『リヴィング・ウィズ・ジョイ』より)--

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 ものを食べるとき、口は、歯を使って噛み砕いたり磨り潰したりしていきま
 す。
 これは、次に食物が送られる、食道を通りやすくためですね。

 飲み込んだものを食道は胃に届け、胃は、消化液を分泌して、自分が取り込
 める栄養素を吸収します。

 食物を溶かすのは、続く小腸への流れをスムーズにするためでもあるでしょ
 う。

 小腸も、さまざまな消化液で、さらに食物を分解し、自分が吸収可能な栄養
 を摂取するのです。。

 長い小腸を通る間に、食物は、どんどん溶かされ、次の大腸が、自分の役割
 を果たしやすい状態に変わっていきます。

 食物は液体状になり、大腸で必要な栄養素や水分が吸収されます。
 
 そして、最後に排泄されることになるのです。

 口は胃のため、胃は小腸のため、小腸は大腸のために働いています。
 もちろん、そのときそのときで、自分に必要なものは吸収していますね。

 それに、他の臓器も、摂取したものから、必要最大限の栄養を取り込むよう
 に、さまざまなかたちで協力しあっています。

 「食べる」という行為だけを見てみましたが、これだけの協力関係があって
 はじめて成り立っているのですね。

 これが、それぞれ自分のことだけを考えていたらどうなるでしょう。

 口は、胃に食べ物を送るのがもったいないと、いつまでも自分のなかに閉じ
 込めたまま。

 胃も、せっかく手に入れた栄養満点の食物を、他の奴に取られたらソンだ、
 とばかりに溜め込んで離しません。

 これでは、必要な栄養が身体に行き渡らず、結局、みんなが死んでしまうで 
 しょうね。

 いや、その前に、握り締めた食べ物が腐って大変なことになってしまいます。

 かといって、自分の役割を果たさずに、次々と送っていったらどうなるでし
 ょう。

 口は、噛まずに丸呑みし、胃も腸も、そのままの状態で食べ物を流していく
 のです。
 
 ほかの為に何かをするのがイヤだと思っているにせよ、自分には何も出来な
 いと役割を放棄しているにせよ、自分には栄養を取る資格がないなどと謙虚
 な気持ちでいたとせよ……

 どっちみち、身体全体が滅んでしまいます。

 胃や腸、どれかひとつだけががんばっても同じことです。

 それぞれの臓器は、他のために存在し、それが全体を生かすことになってい
 る。
 そして、全体は、やっぱりそれぞれのために存在しているのです。


 右手の親指と小指。
 全然違う存在のように見えます。

 でも、右の手のひら全体で見れば、つながっていて同じものだとも言えます。

 左手の親指と小指もそう。

 右手と左手だって、身体全体に視野を広げれば同じひとつですね。

 手と足だって、頭だって、良く見れば、同じ人間のなかにあります。

 ……もっともっと、大きな目で見てみましょう。

 あなたの家族。
 別々の存在のように思えますが、実はひとつの存在なのかも知れません。

 お隣さん、他府県の方、日本人とドイツ人。
 大きく見れば見るほど、同じひとつの存在になってしまいます。

 地球と宇宙……

 当然、今、目の前にいる人、すれ違う人だって同じ。
 親しい方たち、毎日会う人はもっと縁の深い存在。

 視野を広げていけば、

 『あなたが自分にどのように接するかによって、他人はどのようにあなたに
  接するかを決めます』

 という真実が見えてきますよね。

No.721

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【癒しのことば】Vol.721 2006/12/15       

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 「音楽師は自分のなかに楽器を持ち歩く。
  彼自身が音楽であるのだから、楽器はいらないのだ」

    -- マルロ・モーガン(『ミュータント・メッセージ』より)--

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 子供が泣いています。

 「どうしたの? なぜ泣いているの?」
 
 思わず声をかけてしまいます。

 転んでケガをしたとか、友達とケンカしたとか、子供本人が、どうして泣い
 ているかの理由をはっきりと感じ取っている場合はいいでしょう。
 
 でも、ときには、なぜ自分が泣いているのかわからないときもありますし、
 泣いているうちに忘れてしまっていることもあります。

 「どうしたの?」と聞かれると、一生懸命に、どうして泣いているのを探そ
 うとします。

 わからないで泣いていたのなら、理由がわからないから余計に混乱して、さ
 らに激しく泣きはじめたりします。
 理由がわかっていても、もう一度悲しかったことを思い出して、余計に泣き
 じゃくってしまいます。

 そんなとき、子供をすぐに泣き止ませる方法。

 「どうしたの?」ではなくて、

 「今、何がしたいの?」
 「何が欲しいの?」

 と聞いてあげることです。

 すると、泣くことに集中していた子供の意識が、したいことや欲しいものに
 向かいます。

 それだけで、パッと泣き止んでしまうことがあるのです。


 なぜ泣いているのかを探してみても、かえって辛くなるだけ。

 そんなときもあります。

 泣きたくなった理由を見つけようとするよりも、やりたいこと、欲しいこと、
 なっていたい状態に焦点を当ててみる。
 そっちの方が、ずっと健康で建設的であることも多いようです。


 もちろん、問題が起こったとき、その原因を探して改善していくことが必要
 な場合もあります。
 
 でも、問題が起こった原因を追究していったところで、何の意味もない。

 そんなことだってあるのです。


 それよりも、これからどうしていきたいのか、何を望むのか、そっちの方向
 へ意識のベクトルを向けた方がずっといい。
 そんなときも多いのです。

 
 先日読んだ本に、こんなことが書いてありました。

 「うつ病は、悲しみが存在するのではない。
  むしろ、その人によろこびが存在しないことが問題なのだ」


 悲しいとき、辛いとき、大きな難問を抱えているとき。

 そんな苦しいときは、誰にだってあります。

 ときには、一生懸命、そんな問題にぶつかっていくよりも、自分の魂が望む
 ことをやってみた方がいい場合もあります。

 問題から逃げるのではなく、別の光を当ててみるのです。


 ……思い出してください。

 あなたが本当に望んでいることを。
 やり遂げたいことを。

 問題だって、苦しさだって、よく見てみれば、そこに向かう道を際立たせる
 ためにあるのかも知れません。

 さあ、あなた自身の心で奏でる音楽を、ただ楽しんでみましょうよ。

No.720

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【癒しのことば】Vol.720 2006/12/14       

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 「身体の具合の悪い人、人生、うまく行かない人。
 もしかしたら『人の機嫌』をとっていませんか」

                -- 斎藤一人(銀座まるかん創業者)--

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 日本一の納税額者で、心温まる講演活動もされている斎藤一人さんについて
 は、みなさんご存知でしょう。

 先日、斎藤さんのCDを聴いていたら、
 「みんなが思っていることと反対のことを言うからね」
 ということばに続いて、今日のことばで取り上げた内容が続きました。

 「身体の具合の悪い人、人生、うまく行かない人。
 もしかしたら『人の機嫌』をとっていませんか?」


 一瞬、「えっ?」と思いました。

 だって、人の機嫌をとっておいた方が、人間関係も円滑になり、ストレスも
 少なくなるはずですよね。
  
 その方が、我を通して関係性をギクシャクさせるより、ずっと身体や心にと
 っては、健康的なのではないでしょうか。
 
 ……若干要約しますが、斎藤さんのことばは、こう続きます。

 「相手は相手の都合で機嫌が悪かったりしているんだ。
  そんなもの台風みたいに一過性のもので、1日、2日でどこかへ行ってし
  まうもの。

  そんなことに惑わされないの。
  人の機嫌よりも、自分の機嫌をとって、いつもニコニコしていればいいの。
  そんな人が人を助けたりできるの。

  いくら相手が機嫌悪くても、私が機嫌よくしていればいいの」
  

 つまり、目の前の人が機嫌が悪いとしても、それはたまたま何かの理由で、
 そうなっているだけのことで、台風のようにすぐに過ぎ去ってしまうもの。

 いちいち台風に自分を合わせていたら、辛いし、ヘタをしたらどこかへ飛ば
 されていってしまうかも知れません。

 それよりも、自分が機嫌を良くしていれば、だんだんと相手もそれに合わせ
 て機嫌がよくなってくる。

 病気や悩みで苦しみ、落ち込んでいる人がいたとしても、それに合わせて自
 分も暗くなってしまっては、ますます深みにはまっていく一方です。

 自分が明るく元気でいれば、相手も安心するし、元気も出てきます。

 そう、いつも自分が明るくいられるように、自分の機嫌をとっていれば、ま
 わりの人も機嫌が良くなってくる。
 
 イヤな気持ちになったとしても、自分の機嫌をとって明るくする。
 そうすれば、何も辛いことはないし、問題で苦しむこともない。

 だから、問題に悩まされたり、人間関係で苦しむ人というのは、人の顔色ば
 かりを伺っていて、「自分の機嫌」をとっていない人になるというのです。」

 なるほど、確かにそうですね。

 私たちは、ついつい波風を立てないように、人の機嫌を伺いながら生きてい
 ることが多くなりがちです。
 いつしか自分の機嫌に関しては疎かになり、まわりに合わせてしまうのです。

 これは人間に限らず、出会う出来事についてもそうですね。

 出来事はただの出来事で、ただそんなふうに起こっただけなのに、辛いとか、
 悲しいとか、あるいはうれしいとか、いろいろと振り回されてしまっていま
 す。
 
 何があっても、それに合わすのではなく、自分の機嫌をとって明るくニコニ
 コしていれば、何も問題を感じることはないでしょうね。

 うれしいときには、そのままうれしく思えばいいし、イヤなことが起こっても
 この波動に合わさずに、自分を元気なままでいさせるのです。


 そういえば、斎藤さんは、こんなこともおっしゃっています。

 「人には、『困ったことは起きない』
  ただ、学んでいるだけなんだ。

  困ってから学んでも充分だけど、親は、転ばぬ先の杖だからと、先に、い
  ろいろ子供に学ばせようとする。
  
  だけど、本人は困っていないから、学ばないだけのことだ」

 子供のためにと思って、要らぬお節介で忠告したり教えたりしてしまいます
 が、本人は何も困っていないから聞く耳も持てないのですね。

 私たちだって……

 自分について、いらぬ心配をしたり不安を抱えて生きていても仕方がありま
 せん。

 本当に困ったことが起きたとしたら、何とかして乗り越えようとするのです
 から、それはネガティブな出来事ではなくて、自分をよりよくしてくれるチ
 ャンスになるのですね。


 そう、いつも元気でいればいいのです。
 世界を明るくしようと思ったら、自分が明るくなればいいのです。

 もともと、『困ったことは起きない』のですから。

No.719

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【癒しのことば】Vol.719 2006/12/13       

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 「自分が自分の経験の源である」

            -- サージ・キング(アメリカのセラピスト)--

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 ある有名な霊能力者。

 前世を見ることができるということで、「私の前世を教えてください」とい
 う人が、次から次へとやってきます。

 あるとき、ふとこんなことを漏らしました。

 「前世なんて、人に教えてもらうものじゃないよ。
  自分のまわりを見れば、すぐにわかることなんだから……」

 つまり、その霊能力者に言わせると、今、生きているのは、前世でのカルマ
 を解決するため。

 以前の命を生きているときに犯してしまった罪を償ったり、与えた恩恵が巡
 ってくるのを受け取ったり。
 十分に学ぶことができずに終わったことを、再度、学ぶ。

 そんなことを完結するために最適な、時代、環境、場所を選んで生まれてく
 るのだということです。

 だから、まわりの環境や、関係のある人を見れば、それが自分の魂の向上の
 ためには、最高な人であり、最適な環境だと言えます。

 多少気に入らないとしても、今、学ぶべきことを味わうために、必要だから
 今の場所にいるのです。
 
 自分の前世が、具体的に誰かはわからなくても、今苦しんでいることがあれ
 ば、同じようなことを人にしていたのかも知れません。

 うれしいこと、恵まれていることがあるのなら、他人に多くを施していた結
 果だとも考えられます。

 まわりを見れば、自分の前世も、おぼろげながらに見えてくるということで
 すね。


 どちらにせよ、必要な気づきを得れば、自然と苦しみは消えていくし、人に
 優しくしていれば、いつかは自分に返ってくる。

 この世界、今の人生は、苦しんだり悲しんだりするためにあるのではなく、
 より良く成長していくためにあるのですね。

 辛い出来事があるように見えても、本当は、気づくきっかけを与えられてい
 るだけのこのなのでしょうね。


 その人は、こんなことも言いました。

 「あの人には、あれだけ親切にしてあげたのに」
 「大きくなるまで、子供には、こんなに世話をしてやったのに」

 なのに、裏切られたとか、何のお返しもしてくれない。
 どうしてわかってくれないのだ!

 ……などと怒りを感じている人もいます。

 でも本当のところ、「あの人のために」と思っていることは、良く見ると、
 結局は、「自分のために」したことのようです。

 「人に良く思われたいから」
 「嫌われたくないから」

 と、どこかで考えていたということもあります。
 また、心からの愛情を感じて行ったことだとしても、そうしてあげることに
 よって、満たされた気分になったのは、やっぱり自分です。

 すべて自分のためにしたことなのですから、相手には、お返しをする必要は
 まったくないのです。
 (もちろん、してくれるとうれしいですが)

 ということに気づくだけで、少しは怒りが収まる人もいるのではないでしょ
 うか。


 「怒り」や「苦しみ」の原因。

 つい、「誰か」や「何か」のせいにしてしまいがちですが、結局は、自分自
 身が創りだしているだけのことのようですね。

 ……ほら、何かが変わってきたことを感じませんか。

No.718

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【癒しのことば】Vol.718 2006/12/12       

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 「安全を求めない生き方とは、崖から飛び降りて、落ちていきながら翼をつ
  くる生き方である」

            -- レイ・ブラッドベリ(アメリカの作家)--

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 まだ勤め人だった頃、職場に入って数年たち、それなりに経験も積み、そろ
 そろ後輩の指導も担当しなければならない立場になったときのことです。

 私は、もともと引っ込み思案で、優柔不断です。
 とても自分には若手を引っ張っていくような力などないと不安を感じました。

 しかし当時は、仕事でもっと上を目指していましたから、いつかはリーダー
 的な役割を与えられることも覚悟せざるを得ません。

 だから、自分の性格を何とかしたいと思って、とあるビジネスセミナーに参
 加してみることにしました。

 ビジネスセミナーといっても、スキルアップや知識を身につけるというより
 は、メンタルな部分、つまり心構えや意欲を高め、自分発見もしてみようと
 いうのが主なテーマだったと思います。

 2日間の日程でしたが、まさに自分にピッタリな内容だと意気込んで参加し
 たのでした。

 参加者は30人ほどで、スーツ姿の人がほとんどです。
 かなり遠くから来ている人も多く、3割くらいが女性の方でした。

 さて、はじめの講義でいろいろな参考になるお話を聞いて、何となく、私に
 もリーダーシップを持てるような気になってきたところです。

 「今から、5人ずつのグループに分かれてください」

 講師の方が指示を出します。

 この後のスケジュールでは、グループ単位で話し合ったり体験実習をするこ
 とが多くなるということです。

 私が入ったのは、女性がふたりで、みんな30歳前後のだいたい同年代の方
 ばかりでした。

 まず、グループのリーダーを決めることになりました。
 話を聞いていると、リーダーにはかなり大きな役割と責任が与えられそうで
 すので、誰がふさわしいだろうと、グループのみんなを見回して見ます。

 人のよさそうなサラリーマン風の男の人、場違いなGパン姿の落ち着きのな
 いお兄さん、おとなしそうなOLさん。

 そのなかに、ひときわ目立つ女性がいました。
 いかにも仕事の出来そうなキャリアウーマンといった感じで、背も高く、シ
 ャンとしていて、自信に満ちた顔をしています。

 何か独特のオーラが出ていて、輝いているような雰囲気でした。

 自ら立候補する人もいませんでしたし、グループのみんなも、何となくその
 人がリーダーにふさわしいだろうとごく自然に話がまとまっていきました。

 もちろん私にも異存のあろうはずもありません。
 はじめはためらっていた、その女性も、「では、私がリーダーをやらせてい
 ただきます」と笑顔を見せてくれたのです。

 ……1日目は、そのリーダーの元、いくつかの実習や活動をうまくやり終え
 ました。

 そして、二日目。
 この日は、グループ単位ではなく、全員が集まり、ひとりひとりの問題や改
 善テーマを見ていくことからはじまりました。

 ひとりが前に出て、講師を含む全員で、アドバイスや気になったところ等を
 話し合うのです。

 何人目かに、私のグループの女性リーダーが登場しました。

 はじめは、思ったとおり、初日のリーダーとしての体験を誇らしげに語って
 いました。

 ところが、彼女は突然声に詰まり、うつむいて嗚咽を漏らしはじめたのです。

 その場にいた全員、特に我々のグループは、とても驚きショックを受けまし
 たが、やがて彼女は、こんなことを話しはじめました。

 彼女がこのセミナーに参加した最大の目的は、なぜかいつも、大きな責任や
 仕事を頼まれ、必死になってこなさなくてはならない羽目になってしまう自
 分を変えたい、ということだったのです。

 本当の自分はもっと気楽で仲間とワイワイ楽しみたいのに、知らぬ間にリー
 ダー的な立場になり、いつも肩肘張って生きていかなくてはならない。
 それをどうにかしたかったのに、気がつくと、この場でも同じことをやって
 しまっていることに気づいたというのです。

 当時の私にとっては、うらやましくなるような悩みでしたが、彼女にとって
 は深刻だったようで、最後には泣き崩れてしまいました。

 具体的なことは書けませんが、みんなでのサポートで彼女は立ち直り、これ
 からは「もっと自分らしく楽に生きる」という宣言をして晴れやかな顔にな
 って席に戻ってきました。

 私は、人の悩みとは意外なものだと思ったり、彼女ひとりに責任を押し付け
 ていた自分を反省したりしながら、自分の番を待ちました。

 そして、前に立ち、「私はリーダーシップを身につけたくて参加しました」
 と勇気をふり絞って語ったのです。

 すると、誰かがこう言いました。

 「じゃあ、当然、グループのリーダーに立候補したのですね。
  それでもリーダーになっていないのは、何が理由だと思いますか?」

 そのとき私は、ガツンと頭を殴られたような衝撃を受けました。

 そう、私は立候補などしていなかったし、自分が立候補するなど想像だにし
 ていなかったのです。

 リーダーになるという目標を持ってセミナーに参加しながら、リーダーに立
 候補するどころか、その場になると、誰がリーダーにふさわしいかなどと、
 他人事のように考えてしまっていたのです。

 こんな格好の場を与えられながら、リーダーとして活躍している自分を想像
 すらできていないのですから、今のままではとてもリーダーなどにはなれな
 いでしょう。
 
 私は、もう言葉もなく、ただ呆然と立ち尽くすしかありませんでした……


 ……今でも、ときどき、そのときの映像が頭に浮かんできます。

 何かをはじめるのなら、「今」この場所ではじめる。
 自分を変えたいと思ったら、「今」変わると決める。

 思っていることをやるのに最適なのは、「今」
 夢を叶えるときは、「今」

 今! 今! たった今!

 わかってはいるのですが、こころと身体がなかなか動かないとき。
 あのときのことを思い出して、少しでも前に進む努力をしています。
 (思うようにいかないときの方が多いですが……)

 
 そう……
 ときには、崖から飛び降りてから翼を作りはじめる生き方を選ぶ瞬間があっ
 てもいいのですよね。

No.717

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【癒しのことば】Vol.717 2006/12/8       

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 「地上において、あなたの使命が終わったかどうかを知るテストをしてみよ
  う。
  もしもあなたがまだ生きているのであれば、それは終わっていない」

            -- リチャード・バック(アメリカの作家)--

----------------------------------------------------------------------


 崖の上から、突き落とされそうになったら、もちろん誰でも、必死になって
 抵抗します。

 足を踏ん張って、全身に力を込めて、突き落とされまいとがんばりますね。


 こんな実験をしてみましょう。

 ふたり以上でで行います。
 畳のへりでもいいし、座布団の上でも、カーペットの模様でも構いませんか
 ら、ある線を目印にして、そこから下が深い崖の下だと仮想してみるのです。

 ひとりが、仮想した崖っぷちに立ってみます。
 その下は、断崖絶壁で、もしも、落ちたら絶対助からないだろうと想像して
 みます。

 それほど真剣に思い込めなくても、なんとなく怖いような気分になれたら、 
 それで十分です。

 そして、もうひとりは、立っている人の背中を押して、崖から突き落とそう
 としてみます。

 崖っぷちにいる人は、強く意識しなくても身体が勝手に反応して、突き落と
 されないように足を踏ん張るでしょう。

 脳にとっては、追いつめられたとき(ストレスがかかったとき)には、現実
 も想像も同じことになります。
 
 余裕があるときには、「ここは畳の上だから安全だよ」などと思うこともで
 きるのですが、(仮想にしても)緊急の場合には、そんなことを考える脳の
 部位よりも、本能的な部分が、活発に活動をはじることが要求されます。

 理性的な思考は抑えられ、本能的な脳の部位、つまり、生き残ることが最優
 先される部分が、動き出すのです。

 だから、たとえ想像上でも、崖の上に立っていて、突き落とされそうになっ
 ている状況をイメージすると、身を守るために、自然に身体が反応してしま
 うのです。

 うそだと思うのでしたら、実際にやってみてくださいね。

 
 極端に力の差があるのなら話は別ですが、ほとんどの場合、仮想の崖から落
 とされそうになっている人は、自分でも驚くくらいの力を発揮して抵抗する
 ようです。

 頭のどこかでは、「これはウソなんだ。本当は崖なんてないんだ」と思いつ
 つも、勝手に身体が反応して足を踏ん張っているのです。

 でも、崖っぷちの人を簡単に突き落とすことができる方法があります。
 
 その秘訣をお教えしましょう。
 (絶対に悪用しないでくださいね)

 それは、必死でがんばっている人の、おでこを、軽く指先でチョンと突いて
 みることです。

 すると、あら不思議、あんなに抵抗していた人の力が一瞬、スーと抜けて、
 見事に足を踏み外して、崖の下に突き落とすことに成功するのです。


 なぜそうなるのかを簡単にご説明します。
 
 さきほどから見ているように、人はストレス状態に追い込まれると、「生き
 るか死ぬか」モードに突入しますね。

 そんな緊急の場合、理性的、知的、あるいは創造的なことを考える脳の部分
 はあまり役に立たないと本能的に判断され、とにかく「生き延びる」ことを
 担当する脳の部位が最優先とされ、そこに大量の血液が流れ込むことになり
 ます。

 「生き延びる」脳は、『戦う』『逃げる』など、その状況に応じて最適な方
 法を選ぶと、ただそのことだけに、意識を集中し、身体もその指令に従いま
 す。

 その状況においては、他の選択肢を考えることすら出来ず、ひたすら、ひと
 つの行動に執着するのです。
 太古の昔から、そうしないと、生きてはいけなかったのですから。

 それを「ポン」とおでこに触れられるだけで、一点に集中していた意識が、
 別の方向にも分散され、ちょっと身体の力も抜けてしまいます。

 これが、「崖からうまく人を突き落とす」秘訣です。


 さて、崖っぷちで必死にがんばるということですが、このシステムがなけれ
 ば、我々は、現代まで生き残って繁栄を続けることはできなかったでしょう。
 本当にうまくできていて、役に立つシステムですね。

 ……ただし、本当に崖から突き落とされそうになったり、ジャングルを歩い
 ていて、突然、サーベルタイガーが現われたときには(この場合は、『逃げ
 る』という行動に集中しますね)

 だけど、今の現代社会で、緊急の場合が、そんな形でやってくることはほと
 んどないでしょう。

 それでもストレスはあります。
 人間関係の軋轢、失業、失敗、人に裏切られた……

 そんなストレスにも、緊急事態だと「生き延びる」脳は受け止めます。
 そして、ストレスが強かったり、長い間苦しみを受け続けると、余裕がなく
 なり、「生き残る」ためにひとつのことしか考えられなくなるのです。

 とにかく、誰のことばにも耳を傾けず、同じやり方を続ける。
 自分の殻に閉じこもる。
 (矛盾しているかも知れませんが)これ以上の苦しみを避けるために、自ら
 命を絶つという選択をする場合すらあるようです。


 深呼吸をして、肩の力を抜いてみてください。

 誰にも辛く苦しいときがあります。
 もうダメだとあきらめたり、自信を喪失したり、世間を呪ってしまっている
 ことだってあるでしょう。

 でも、そんなときこそ、自分を信じて、自分の創造的な力を発揮して、その
 壁を乗り越えるとき。
 もうひとつ大きく成功するチャンスのときなのではないでしょうか。

 あなたは今、生きています。
 そして、それは、魂に秘めた夢を実現するためなのです。
 
 必死になってがんばる必要などないのです。

 さあ、おでこに「ポン」と手を当ててみて、もっと楽になって、前に向かっ
 て歩きはじめましょうよ。

No.716

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【癒しのことば】Vol.716 2006/12/6       

  総発行部数:15,224部

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 「今日をよりよく生きることで昨日はすべて幸福な夢となり、明日はすべて
  希望に満ち溢れて見える」

         -- レオ・バスカリア(アメリカのカウンセラー)--

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 心理セラピーや願望実現法などで、良く使われるテクニックに、『アファー
 メーション』というものがあります。

 これは、何かを宣言することによって、そのことばの方向へ意識の方向を向
 けていこうという方法です。
 もちろんポジティブな方へ。

 精神的なことだけでなく、身体の状態をも改善することができるようです。

 たとえば、今、腰痛で苦しんでいるとしたら、こう言ってみるのです。

 『腰痛よ、なくなれ!』
 
 すると、こころや身体のエネルギーが、その方向、つまり「腰痛がなくなる」
 という方向へ向けて動き出すということになります。

 でも、本当は、『腰痛よ、なくなれ!』というのは、あまり良いアファーメ
 ーションとは言えないそうです。

 なぜなら、ある人が、『腰痛よ、なくなれ!』と言うときには、今、その人
 が腰痛を抱えていて、それがなくなって欲しいと伝えているのですね。
 ですから、口に出すたびに、「腰痛がある」ということにも意識が向いてし
 まいます。

 もう少し良い言い方は、『腰痛がなくなった!』と宣言することです。

 「なくなれ!」と腰痛があることを認めるのではなく、「なくなった!」と
 言い切っているわけですから、よりパワフルな方向付けができますね。

 ところが、これも、まだ「腰痛」ということばが含まれているので、やっぱ
 り「腰痛」のことにも、少しは気持ちが行ってしまうでしょう。

 では、『腰がもっと楽になりますように』というアファーメーションはどう
 でしょうか。

 これなら、「腰痛」という方向ではなく、「腰が楽だ」というところに意識
 が向かいますので、かなりいい感じですね。

 さきほどと同じように、『腰が楽になりました』とする方が、もっと強力だ
 ということはおわかりでしょう。

 ですが、これよりもさらに良いアファーメーションがあるのをご存知でしょ
 うか。

 それは、『腰が楽になりました』の次に「ありがとうございます」と感謝の
 ことばを添えてみることです。

 『腰が楽になりました。ありがとうございました』

 感謝のことばを口にすることによって、意識が腰痛や自分のことだけでなく、
 もっと大きな存在の方にまで広がりますので、これはかなりパワーのあるア
 ファーメーションということになりますね。

 ここまで来て、もっともっと最高なアファーメーションが存在することに気
 がつきましたか?

 そう、それは、『ありがとうございます』と、余計なものを取り去って、た
 だ感謝のことばを言うことです。

 今の自分には何も問題はない。
 とても恵まれて、最高で、幸せな人生を歩んでいる。
 
 ということに感謝しているのですから、自然に意識のベクトルも、その方向
 へ向き、次第に、その人の理想の姿に近づいていくのですから、これこそが、
 何よりも強い、最高のアファーメーションですね。

 『ありがとうございます』


 ……考えてみてください。

 ことあるごとに、誰か他の人のせいして、自分は悪くないと思っている人。
 いつもあれこれと不平不満を言っている人。
 自分さえよければいいと考えている人。

 そんな人で、本当に幸せに生きている人、誰か知っていますか。

 そんな人のなかには、もちろん大金持ちもいるでしょう。
 地位や名誉を持つ人、仕事の能力に優れている人もいるでしょう。

 だけど、本当に心から幸せでいる人はいるのでしょうか。

 逆に、いつも感謝の心を持っている人に、幸せでない人はいるでしょうか。

 感謝していても、経済的に困っていたり、心身の不調で悩みを抱えている人
 はいるかも知れません。

 でも、その人が『ありがとうございます』と口にできるとき、その瞬間こそ
 が大きな幸福感で満たされているときだと言えるのではないでしょうか。


 「照れくさくて、『ありがとう』なんて言えないよ」という人でも大丈夫。

 覚えておいてください。

 この世界へ感謝を表す、最高の方法は、「今日を自分自身でいて、よりよく
 生きる」ということなのを……

No.715

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【癒しのことば】Vol.715 2006/12/5       

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 「人生はセルフサービスだということも教えられた。
  自分の人生を豊かにするのは自分であり、そうしようと思えば、いくらで
  も創造的で幸せな人生が送れるのだ」

      -- マルロ・ローガン(『ミュータントメッセージ』より)--

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 こんな遊びをしたことがありますか。

 まずひとりが、普通にイスに腰掛け、そのまわりを取り囲んで4人の人が立
 ちます。

 4人は、それぞれ自分の両手の先を人差しだけを突き出す形にして合わせま
 す。

 そして、ひとりずつが、座っている人の、両脇の下と両膝の裏の4ヶ所に、
 合わせた人差し指の先を差し入れるのです。

 そんな準備が完了したら、
 「いち、にの、さん!」
 と掛け声をかけて、立っている4人が座っている人を持ち上げようとします。

 たいてい、これはうまくいきません。

 たとえ体重が軽い人でも、イスから少し浮かせるのが精一杯ですし、それも
 ふらふらして、長くは続きません。

 少し体重がある人なら、イスから全く動かないということもありますし、仮
 に、やっとの思いで持ち上げても、力を込めて必死になって支えている必要
 があります。

 持ち上げる4人が、プロレスラーのような力自慢揃いならともかく、だいた
 いがこんな結果になってしまいます。

 では、次に、座っている人の頭上に手のひらをかざしてみます。

 立っている4人のひとりが片手の手のひらを、座っている人の頭に触れない
 ようにかざせば、その上から少し間を空けて、別の誰かが片手をかざす。

 そんな調子で、4人の両手のひらを全部、座っている人の頭の上にかざす格
 好にします。

 30秒ほどそのままの状態を続けた後で、さっきと同じように、それぞれの
 ポジションについて4人は、座っている人の4ヶ所に指先を差し入れます。

 「いち、にの、さん!」

 また、掛け声とともに持ち上げることにチャレンジしてみます。

 するとどうでしょう。

 今度は、楽々と、座っている人の身体が宙に浮いているではありませんか。
 イスに座った人は、さきほどとの違いに驚いてしまうでしょう。

 持ち上げている人たちも、それほど力を入れているわけでもないのに、簡単
 に支えることができて、なんだか不思議な気分になってしまいます。

 一同、きつねにつまままれたような感じですが、確かに、座っている人は、
 空中に持ち上げられているのです。


 これはどういうことでしょう。

 「手をかざす」という魔法で、座っている人の体重が急に軽くなったのでし
 ょうか?
 それとも、持ち上げる人たちの力が突然パワーアップしたのでしょうか?


 ……タネあかしをすると、体重が軽くなったわけでも、力が強くなったわけ
 でもありません。

 手をかざしたり、かざされたり、という行為によって、全員の気(生体エネ
 ルギー)の流れがスムーズになり、身体全体のバランスがよくなったことが
 理由です。

 全身のバランスが取れていると、体重もうまく四等分されますし、持ち上げ
 る方も、肩に余分な力を入れなくても、楽に最大限の力を出すことができる
 ようになります。

 小さな子供をおんぶすることは簡単ですが、そのまま寝てしまうと、突然重
 くなっておんぶしにくくなってしまう。
 緊張していると、普段では簡単にできることもうまくいかないが、リラック
 スできていると、いつもどおりの力を発揮することができる。

 それと同じことでしょうか。

 イスの人を持ち上げられるのは、気の流れをスムーズにして、心身のバラン
 スを取ることができればいいのですから、「手をかざす」こと以外にも、楽
 しいことを考えたり、思いっきり笑ったり、みんなで楽しく歌を歌う、とい
 うことでも同じ結果が出ることになります。


 体重は変わっていないのに。
 力も変化したわけでもないのに。
 何も状況は違ってはいないのに……
 
 自分のバランスが取れただけで、つまり、楽になって自分自身でいるだけで、
 一生懸命になってもできなかったこと、必死になって何とかできていること
 が、がんばらなくても楽に出来てしまう。

 『生きる』ということも同じかも知れませんね。

 「できない」「もっとがんばらなければ」と思っていたことも、深呼吸をし
 て肩の力を抜いてみると、もっとうまくいったりするのではないでしょうか。
 
 私たちには、自分が思っているより、もっともっと豊かで幸せな人生を生き
 る力が備わっているのですから。

No.714

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【癒しのことば】Vol.714 2006/12/1       

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