バックナンバー: 2006年2月アーカイブ

No.692

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【癒しのことば】Vol.692 2006/2/24       

  総発行部数:16,440部
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※古今東西の名言から、ストレスを和らげ心を癒すことばをお届けします。
                             平日毎日配信
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 「未来の幸福を確保する最上の方法は、
  今日、できうる限り幸福であろうとすることだ」

       -- チャールズ・W・エリオット(アメリカの教育者)--

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 昔見た映画に、こんなエピソードがありました。

 ある男が、悟りを開いたという伝説の師に出会うために、求道の旅に出ます。
 師は、聖なる山の頂上に座しているはずでした。

 そこへ至るためには、気高い志と大いなる情熱をを持ち続け、遥かな道を歩
 いていく必要があるのです。
 
 男は、何年も苦難の旅を続けます。

 さまざまな障害が男の行く手をさえぎり、苦悩や迷いが勇気を挫けさせよう
 と襲い掛かります。

 ときには、恐怖に満ちた幻影や甘い誘惑に打ち負かされそうになり、何度も
 失敗を重ねてしまいます。

 それでも男は、強い意志で、それらの苦難を乗り越え、そのたびに強さと勇
 気を身に着けていきました。
 
 いつしか、志を同じくする仲間も集うことになり、男たちの旅は続きます。

 そして、ついに彼らは、聖なる山に到達したのです。

 頂上に近づくと、そこには白い衣服を着て白い頭巾をかぶった、12人の師
 たちが、円になって座り瞑想をしているのが見えます。

 それは感動的な光景でした。

 とうとう、彼らの長い旅は終わり、悟りを開いた師たちから、大いなる叡智
 と人生の秘密を授けられることになるのです。

 男を含む12人の仲間は、喜び勇んで、師たちの元へ向かいます。

 ところが、山頂にたどり着いた彼らを待っていたのは、驚くべき事実でした。

 そこには、師の姿はありませんでした。
 ただ、12組の白い衣服と白い頭巾が並べられているだけなのでした。

 彼らは、はじめは落胆したものの、すぐに気づきます。

 伝説の師など、はじめからいなかったのです。

 ……そう、この場にたどりついた、自分たち自身が、長い間捜し求めていた、
 悟りを開いた聖人だったのです。

 彼らは、それぞれ白い衣服と白い頭巾を身につけ、静かに語り合いはじめま
 した……


 「今、ここ」こそが、そして、自分自身こそが、いつも聖なる山の頂上だっ
 たのですね。

 過去の経験、よろこびや悲しみ、辛い体験、成功、失敗。
 すべてが、ここに至るために必要だったことなのです。

 過去にしばられることはありません。
 悔やんだり、気にすることはないのです。

 そんな経験をしたから、気づいたことがあったのだし、それが今のあなたを
 創り出してくれたのです。

 「今、ここ」にいて、未来を創り出していきましょう。


 問題に出会ったら、自分を困らせるところではなく、問題に対して自分がで
 きることに目を向けるようにしてみましょう。
 あなたが望む未来を実現するのに、役立つことはないかを見てみましょう。


 過去もすばらしかったし、今もすばらしい。

 幸福も、成功も、よろこびも、世界中のどこに求めても見つからないのです。
 それは、すべて自分のなかにあったのですね。

 「今、ここ」が、聖なる山の頂上なのです。
「いつか、あそこ」よりも、「今、ここ」の方が、ずっと意味があるのです。

 さあ、今、この瞬間を思いっきり楽しみましょうよ。

No.691

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【癒しのことば】Vol.691 2006/2/16       

  総発行部数:16,260部
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 「問題は、必ずチャンスを持ってくる。
  だから、人は問題を追い求めるのだ」

             -- リチャード・バック(アメリカの作家)--

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 たとえば、いくら泳ぎが上手な人でも、はじめからうまく泳げたわけではな
 いでしょう。
 
 生まれて初めて水に入ろうとしたときには、やはり恐怖を感じたでしょうし、
 何度か溺れるような経験をして、だんだんと泳ぎ方を身につけていったはず
 です。

 この「溺れる」ということに注目してみてください。

 本当に死にそうになるような体験はともかくとして、水を飲んで苦しい思い
 をしたから息継ぎのコツを覚えます。

 手足をバタバタさせるだけでは、身体は沈んでいくだけです。
 そこを何とか前に進もうと、もがきながら手足の動かし方の要領を掴むこと
 ができるのです。

 もちろん泳ぎ方の本を読んだり、泳ぎが得意な人に、泳ぎ方を指導してもら
 うこともできます。

 でも、何冊本を読んでも、いくら泳ぎ方のコツを教えてもらっても、自分で
 泳ごうとしてみないことには、いつまでたっても本当に泳げるようにはなれ
 ないでしょう。

 私たちが出会う問題も、この「溺れる」ということと同じなのではないでし
 ょうか。

 それを経験して、苦しんだりもがいたりしながら、何かを身につけていくた
 めにあるのかも知れません。

 そして大事なことは、なぜ溺れてまで泳げるようになりたいと思ったのかと
 いうことです。

 世の中には、一生泳ぐこともない人もいるでしょうし、そもそも自分のまわ
 りに海や河などがなければ、泳ぐということがどんなものなのかも知らずに
 生きていたかも知れません。

 でも泳ごうとした人の前には、水がありました。
 そして泳ごうとしてみようとしたのです。

 そう考えてみると、泳ぐことを選択したのは、『自分』しかいないというこ
 とになりますね。

 もちろん学校の授業などで、泳ぎたくもないのに強要されたなどの理由もあ
 るでしょう。

 だけど、ひょっとしたらその環境、さらには生まれて来た場所、時代さえも
 含めて、過去のどこかで自分が選んだのかも知れません。

 ……いったいいつ? どこで? 
 そんな覚えはないよ……

 という方もいらしゃるとは思いますが、私たちが今、ここに存在しているこ
 とだって、ある見方をすれば私たちの選択だと言えるようです。

 ということは、その「問題」に出会うこと、それを乗り越えることも、きっ
 と私たちが選んだことなのでしょう。
 
 そして、泳ごうとした人の環境のなかに、少なくとも泳ぐべき水があったよ
 うに、私たちの「問題」にも、出会うだけの意味があるのでしょうね。
 
 そして、それを選んだのは自分です。
 きっと、その答えもすべて自分のなかにあるのでしょう。

 極端にいうと、その問題を通して何かを考えたり、ものの見方を身につける
 ことこそが、自分の生まれてきた目的や使命に気づくきっかけのような気が
 します。

 本当は、道に迷ったときが、自分の行くべき場所を思いだすときなのでしょ
 うね。

 たとえば、今、あなたの目の前にある問題が……

No.690

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【癒しのことば】Vol.690 2006/2/10       

  総発行部数:15,785部
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 「自分自身を信じてみるだけでいい。
  きっと、生きる道が見えてくる」

                   -- ジョアン・ウォルギャン --

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 こんなことを聞いたことがあります。

 幼い子供に食べ物を与えるとき、何でも自由に好きなものを食べることがで
 きるようにしてみます。

 すると、はじめはやはりお菓子などばかりを選びますが、時間が経つにつれ、
 だんだんとそのときに自分の身体に必要なものを食べるようになってくると
 いうことです。

 ところが、実際のところは、子供たちは、身体に良いものを食べるどころか、
 甘いものや添加物がたくさん入ったような嗜好品を好んでいるようですね。

 これは、ひょっとしたら、親から、「野菜は身体に良いから食べなさい」な
 どと強要されたり、「甘いものは身体に毒ですよ」と否定されたりすること
 が逆効果になっているのではないでしょうか。

 そんなふうにストレスをかけられるから、反発したり、天邪鬼を起こしてみ
 たり。
 
 そんなことで、身体にはあまり良くないものを美味しく感じてみたり、それ
 で心が満たされたり……


 ……そのお話を聞いたときに、ふとこんなことを考えてしまいました。

 たとえば、中学校や高校に入学するときには、たくさんある部活のなかで、
 自分の得意なもの、すきなものを選ぶことができます。

 でも、友達が入ったから、このスポーツをやっているとカッコいいから、こ
 の活動は暗いと思われそうだから、などと、いろいろな事情があって、思っ
 ていたのとは違う部活をはじめることもあるでしょう。

 そうなると、はじめは良いのですが、ちょっと苦しいことがあったり、思う
 ように上達することができなかったりすると、すぐに迷いが生じてくるかも
 知れません。

 どうも私は、この活動に向いていないような気がする……
 これが本当に、私がしたかったことなのだろうか……

 それほど大きな要因があるわけでもないのに、どうも、今やっていることが
 自分のやりたいことと違っているような気がしてくるのです。

 あるいは、仕事を選ぶときにも、自分が心からやりたいことではなく、給料
 が良いから、世間体が良いから、将来性があると思うから、といった理由を 
 メインに考えていたとしたら、どこかで、ちょっとした迷いを感じてしまう
 ことにもなりかねません。

 逆に、少々世間体が悪かったり、努力の割りに報われることの少ない仕事で
 も、自分の好きなことなら、心折れることなく続けていくことができるはず
 です。

 確かに、苦しいときもあるでしょう、ときには自分が損をしているように思
 えるときも。

 だけど、そんなときにも、心の奥からの迷いを感じることはないし、そんな
 障害も乗り越えていけるようにさらにがんばっていこうという気力も湧いて
 きます。

 (諸般の事情で、好きなことでも、どうしてもあきらめざるを得ないことだ
  ってありますが、それでも、精一杯やりきったのならそれはとても大きく
  すばらしい経験ですね)


 何かに迷いを感じるときには、過去のどこかで、自分の魂が望むことを選ら
 ばなかったことがあったのかも知れませんね。

 そして、自分自身が本当に望むことに正直でいたら、何も迷いや悩みを持つ
 こともないのでしょうね。

 ……人生だって同じでしょう。

 何かが違うような気がする。
 今のままでいいのだろうか?

 今、迷いや悩みを抱えているのなら、本当に自分が望むことをやっているの
 かを振り返ってみましょう。

 きっと何かが見えてくるはずですよ。

 
 自分自身でいて、自分自身を信じることができるのなら、私たちの人生に起
 こる、すべての問題、すべての苦しみは、もっと大きくなるために必要な、
 大切なメッセージですものね。

No.689

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【癒しのことば】Vol.689 2006/2/3       

  総発行部数:15,772部
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 「すぎさった、すべてのことに『ありがとう』
  そして、これからきたるべき、すべてのことに『はい』という心をもちた
  いと思います」

                   -- 遠藤郁子(ピアニスト)--

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 数学者の森毅さんは、最近の学生は、試験などで自分の解答が誤りだとわか
 ると、すぐに全部を消してしまうと嘆いておられます。

 「人間は誤ることもある。迷うこともある。大切なのは、どこで迷い、どこ
  で誤ったかを見極める力を養うことだ。誤った解答を全部消してしまって
  はそれができない」

 ということです。

 これは、現在の学校での、たったひとつの正解だけが正しくて良いことで、
 誤った答えはダメだという成績の評価のせいかも知れません。

 実際には、人生には誤りや失敗はつきものですし、うまくいったことからよ
 りも、うまくいかなかったことからの方が、多くのことを学べたりもします。

 失敗や誤りが、私たちの弱点や欠けているところを教えてくれ、望む方向へ
 の道しるべになったりするのです。

 人生をゲームにたとえてみると、たとえ今日はミスもせずに完璧にできたと
 しても、明日も思うようなゲームができるとは限りません。

 絶対に勝たなくてはならない、失敗してはならないといつも緊張しているの
 ならば、ゲームを楽しむどころではないでしょう。

 私たちに必要なものは、完璧にしなければならないという思いではなく、前
 に向かってベストを尽くそうという気持ちではないでしょうか。

 そうすれば、今のゲームだってもっともっと楽しめるようになるでしょう。

 もちろん、成功したり、何かをうまくやり遂げることができれば、それはそ
 れでとても素晴らしく楽しいことです。

 さらに、仮に失敗したとしても、これが自分の成長の糧になるのだと思うこ
 とができれば、もうこの世界には楽しいことしかありませんよね。
 
 そして、いつもそんな気持ちでいた方が、何かとうまくいったりすることも
 多くなっていくようですよ。

 成功の女神は、楽しく生きている人が大好きなようですから。


                      
   
                              (名言は再掲)

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