バックナンバー: 2005年8月アーカイブ

No.663

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【癒しのことば】Vol.663 2005/8/31       

  総発行部数:15,396部
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※古今東西の名言から、ストレスを和らげ心を癒すことばをお届けします。
                             平日毎日配信
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 「『ツイてる』と言っていればツイてくる。
  逆に『ツイてない』と言っちゃうとツキが逃げてしまう。
  実に簡単な法則です」

               -- 斉藤一人(銀座まるかん創業者)--

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 最近、こんなお話を聞きました。

 誰かに何かを手渡すときに、もし、汚いもの悪臭を放つものを渡すとしたら、
 まず、自分の手が汚れ、自分がその匂いを嗅ぐことになります。

 逆に、美しいもの、良い香りがするものを手渡すのなら、最初に、その美し
 さに心が癒され、芳しい香りを楽しむことができるのは自分です。

 人を恨んだり憎んだりして、悪態をついたり、怨みの思いを持つことは、汚
 く臭いものを手渡すのと同じです。
 そのたびに、自分が、汚れてしまっているのです。

 これは、自分が自分を傷つけているということのようですね。
 
 どんなに憎い人でも、恨みの心を持たずに、褒めたり温かいことばをかけた
 りしていると、その人が自分にとって必要な人ならば、だんだんと態度が変
 わってくるそうです。

 また、自分にご縁がない人ならば、いつのまにか目の前から消えてしまって
 いるということです。

 そして……

 何よりも、自分自身がいつも元気で前向きでいられるのです。


 こんな話も聞きました。

 私たちを助けてくれたり、支えてくれる神さまはどこにいるのでしょうか?

 それは、世界中のどこを探してもみつかるはずはありません。
 なぜなら、神さまは、私たちの身体のなかにいらっしゃるのですから。

 たとえば、人の身体のなかには、無数の神経が走っています。
 神経とは、神さまの通る道ですね。

 また、心臓は神(しん)臓ですし、肝臓は神(かん)臓です。
 さらには、腎臓、つまり神(じん)臓だってあります。

 頭には、髪(かみ)だって生えていますよね。

 単なることば遊びのようにも思えますが、自分の身体のなかに、これだけた
 くさんの神さまがいらっしゃるとは、ちょっとうれしくなってきます。

 そして……

 苦しいときの神頼みで助かるときは、外の神さまではなく、自分自身の力を
 本当に信じるということなのでしょうね。


 こんなお話も聞きました。

 「ありがとう」と感謝のことばをかけた水を凍らせると、きれいな結晶がで
 き、悪口を言うと、結晶の形が歪になるそうで、それを写真に撮って掲載し
 ている本もあるとか。

 だとしたら、人の身体は60%以上が水分ですから、普段、私たちが考えたり
 思ったりしていること、発していることばが、私たちの状態に大きく影響し
 ているのかも知れません。

 そういえば、感謝の心を持っている人は健康だとか、毎日、何度も「ありが
 とう」と口にしているだけで、運が良くなってくるとかいうことも聞いたこ
 とがあります。

 やはり、いつも楽しく、幸せに生きていくには、毎日、「ありがとう」と感
 謝の気持ちを持つことが大切なのですね。

 そして……

 お話をしてくださった方が言うには、

 「もちろん、自分が『ありがとう』と感謝の気持ちを持つことは大事だ。
  だけど、もっと大切なことは、自分が目の前の人から『ありがとう』と言
  われるようなことができる人間になることだよ」

 ということでした。


 なるほど、そうですね。

 この世界は、実にシンプルで奥の深いところなのですね。
 自分自身を磨いて、見せて、魅せてくれるところですよね。

No.662

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【癒しのことば】Vol.662 2005/8/26       

  総発行部数:15,504部
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 「私は人生を、魂の力を試す材料だと考えている」

          -- ロバート・ブラウニング(イギリスの詩人)--

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 子供のころ、こんな遊びをしたことがあります。

 道に、水の入ったバケツや植木鉢などをいくつか並べておきます。

 誰かひとりにそれらをよく見て位置を覚えてもらったら、目隠しをして、そ
 の道を歩くように言います。

 さて、バケツや植木鉢に当たらずに、無事、道の向こうまでたどり着くこと
 ができるでしょうか。

 ……実は、この遊びは、ちょっとしたいたずらで、実際には、誰かが目隠し
 をしたとたん、バケツ等は、すべて片付けておくのです。
 
 知らないのは、目隠しをしている子だけ。

 おっかなびっくり、そろそろと、その子が障害物があるであろうと思ってい
 る場所を避けようとしたり、足で探っている様子を見て、いたずらを仕掛け
 た私たちは、笑いを堪えるのに必死です。

 そして、最後に目隠しを取って、後ろを振り返ったときの、その子の唖然と
 した表情がとても面白かったのです。


 そういえば、子供のころの私は、とても無口でおとなしい子でした。

 もともと人見知りをするようなタイプでしたが、小学校に入学して間もない
 頃、休み時間も机に座ってじっとしてた私を、何人かの同級生がからかって
 きたのです。

 「こいつは、ぜんぜんしゃべらないな」
 「そういうのを無口って言うんだぜ」

 と言われたことばを、今でも覚えています。

 そんなことがあったりして、毎日、登校するたびに、「無口、無口」と言わ
 れ、いつの間にか、私は、学校では、ほとんど口をきかないようになってい
 ました。

 小学校へ入るまでは、おとなしいとはいっても、はじめは人見知りをするだ
 けで、慣れてくると、普通に話しをしていたのです。

 でも、気がつくと、自分自身で「私は無口なんだ」と、ずっと前からそうだ
 ったかのように思ってしまっていたし、周りの人たちも、私のことを、『あ
 まりしゃべらない子どもだなと思っている』と、自分で勝手に決めてしまっ
 ていたのです。

 学校でほとんどしゃべらないことは、小学校の間中続きました。
 さらに、中学へ入っても、同級生は、同じ小学校から何人も来ているので、
 その思い込みが変わることもなく、やはり、口をきかなかったのです。

 もちろん、自分では、友達と、もっといろいろ話したかったし、活発に行動
 もしたかたったのですが、「自分は、無口だし、おとなしいのだから……」
 という思い込みが邪魔をして、どうすることもできませんでした。

 その後、私は、高校へ入学しました。

 自宅からは、電車で、十数分のところにあった高校ですが、はじめて自分の
 教室に入ったときに、まわりを見回して、クラスメイトに知っている顔がま
 ったくないことに気づきました。

 同じ中学から、何人かは、この高校へ入ったはずですが、同じクラスになっ
 たこともなく、知り合いでもない生徒ばかりでした。

 ということは、このクラスには、私が無口でおとなしいということを知って
 いる者は誰もいないのです。

 私は、言いたいことも言えない、そんな学生生活に、もううんざりしていま
 したので、これは、ひょっとしたら、すごいチャンスかも知れない、などと
 思い、ちょっと勇気を出して、隣の席の生徒に、ちょっとだけ話しかけてみ
 ました。

 どんなことを話したのかは忘れてしまいましたが、彼は、普通に返事をして
 くれまたのです。

 当たり前のことのように思えますが、そのときの私にとっては、これは、背
 筋に電撃が走るような、大きなことでした。

 自分が、普通に、同級生と話している。
 彼は、「無口のくせに……」などという顔などせずに、答えてくれた。

 私は、自分が無口だから、人とうまく話すことなんてできないと思っていた
 し、無口なはずの自分が、話しかけたりしたら、へんなふうに思われるので
 はないかと、ずっと信じてきていたのです。

 考えてみれば、それは、私の勝手な信じ込みに過ぎなかったのですね。

 そんな信じ込みを手放したときの気持ちは、何か、背中に乗っていた重いも
 のが、どこかへ飛んでいったような、スッキリとしたものでした。


 それからは、まあ、相変わらず、ちょっと人見知りはしますが、人とは普通
 に話せています。

 人からみれば、たいしたことでもないように思えるでしょうが、小学校や中
 学の時代を振り返ってみれば、これは、私には、人生が変わるような、大き
 な出来事だったのです。

 そう、私は、目隠したまま、ありもしないバケツや植木鉢を、一生懸命に避
 けようと、がんばっていたのですよね。

 
 ……あなただって、ひょっとしたら、今もまだ目隠しをしたままのことがあ
 って、それで苦しんでいるのかも知れませんね。

 それは、きっと、何かに気づき、自分が大きくなっていくためのきっかけな
 のでしょう。

 思い切って目隠しを取ってみる勇気。
 変化を楽しむ勇気。
 目をそらさずに前を向いて進んでゆく勇気。

 人生にとっては、小さくても、そんな勇気を持つことが、魂を磨くことにな
 っていくのでしょうね。

No.661

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【癒しのことば】Vol.661 2005/8/24       

  総発行部数:15,474部
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 「困難とは作業着を着た好機会にすぎない」

          -- ヘンリー・J・カイザー(アメリカの実業家)--

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 仕事が忙しいのに、風邪をひいて寝込んでしまった。

 テストで思いもかけない悪い点を取ってしまった。

 一生懸命にがんばっているつもりなのに、どうしてもうまくいかない。

 失恋した、悩みを抱えている、リストラされた……


 そんな出来事に遭ったとしたら、自分がとても不運に思えて、やりきれない
 気持ちになってしまいそうですね。

 これだけ努力しているのに。
 一生懸命に生きているのに。
 他の人たちは、いつも順風満帆に進んでいるように思えるのに。

 どうして自分だけが、いつもいつもこんな目に会うのだろう。
 そんなマイナスな思いばかりが浮かんできます。

 でも、こんなふうに考えることはできないでしょうか。

 ……仕事が忙しくて、ろくに休養も取れずにいたのが、風邪をひいたことに
 よって、身体を休めざるを得なくなった。

 ひょっとしたら、そのままハードワークを続けていれば、取り返しのつかな
 いことになっていたのかも知れません。

 また、テストで間違ったところをよくみてみると、自分の弱点や課題がはっ
 きりしてくるでしょう。

 一生懸命にがんばっていても結果がでないときには、努力する方向がズレて
 いて空回りしていることを教えてくれているのではないでしょうか。

 失恋やリストラは、もっとすばらしい恋人や天職に出会うキッカケにもなる
 でしょうし、悩みがあるからこそ、立ち止まって自分の人生を振り返ってみ
 ることもできます。

 困難や不運には、そんなプラスの面だってあるのですよね。

 だとしたら、そんな苦しいことは、ある意味で、とても大きなチャンスなの
 ではないでしょうか。

 え?

 チャンスだとしたら、どうしてもっと輝いている出来事というかたちで現わ
 れないの、ですって?

 だって、そんなふうにショッキングで苦しみを与えるような姿でも取らない
 と、真剣に何かに気づくキッカケにはなりにくいでしょう。

 一生懸命に、真剣に生きれば生きるほど、人は、ひとつの道ばかりしか見え
 なくなってしまったりします。
 それが遠回りな道だったり、全然方向が違っていたとしても、それに気づく
 余裕がなくなってしまうのです。

 そんなときには、ちょっとそっとのことでは、立ち止まりません。
 頭にガツンと一撃でも喰らわせなければ、大切なことにも気づかないのです。

 確かにそれは、痛みを伴うし、「どうして自分だけが?」と、嘆きたくもな
 ってしまいます。

 だけど、本当は、それこそ、すばらしいチャンスだったのです。

 だから、困難や苦しみは、一生懸命に生きている人の前によく現われます。
 そんな人たちこそ、人生のチャンスを与えられるにふさわしいのですから。

 苦しみが大きければ大きいほど。
 悩みが辛ければ辛いほど。

 それだけ、真剣に生きているという証拠ですね。


 今、悩みを抱えているあなただって……

 ここが踏ん張りどころですよ。

 
 そう……

 すべては、あなたのすばらしい明日のためにあるのですから。

No.660

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【癒しのことば】Vol.660 2005/8/19       

  総発行部数:15,404部
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 「人は、幸福になろうと決めて、心に幸福のイメージを描くと、そのイメー
  ジと同じような幸福が得られる」

            -- リンカーン(アメリカの第16代大統領)--

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 私たちの心のなかには、冷蔵庫のようなものがあるようです。


 スーパーマーケットなどで食材を買い物をしたあと、すぐに料理して食べる
 ものもありますが、その日には使いきれないもの、翌日以降に食べようと考
 えているものなんかは、冷蔵庫に入れておきますね。

 あるいは、特に必要はないけれど、とりあえず買ってみたものなども……


 私たちが日々出遭う体験も、同じようなものだと考えてみてください。

 楽しいこと、辛いこと、腹が立つこと、スーパーマーケットのように、いろ
 いろなものがあるなかで、自分にとって必要なもの、役に立ちそうなもの、
 影響を受けたもの、なんかを心の買い物カゴに入れておきます。

 すぐに味わい、自分の糧とするものもありますが、心の冷蔵庫のなかに入れ
 ておくものも多いのです。

 今の自分では消化できそうにないと思えるもの。
 よさそうだから、いつかは役に立つかも知れないと手に入れたもの。
 または、今は見たくない、味わいたくない、でも、手放すことができずに冷 
 凍室に保存しておくもの。

 そして、必要なときがくれば、心の冷蔵庫から取り出し、自分の成長のため
 に味わうことになるのです。

 理想をいえば、そんな体験したものたちが、うまく整理されたかたちで並び、
 何がどこにあるかが分かっていて、今、必要なものをすぐに取り出せること
 ですね。

 でも……

 ここでちょっと、あなたの家の冷蔵庫を開いて、調べてみてください。

 キチンと整理整頓されている方も多いでしょうが、私も含めて、いつの間に
 か、ゴチャゴチャになってしまっている方もいらっしゃるのではないでしょ
 うか。

 奥の方に、賞味期限が切れたチーズがあったり、使いかけのマヨネーズが2
 本もあったり、野菜室のキャベツの下に、しなびたニンジンがあったり(な
 いと思って今日、新しいのを買ってきたばかりなのに……)、隅の方には、
 いつ買ったのかも覚えていない物体が見えたり。

 いつかは整理した方がいいとはわかっているけれど、いざ冷蔵庫を開いてみ
 ると、そんな気もなくなって、結局、古いものは奥の方へ奥の方へと押し込
 んでしまいます。

 気がつくと、冷蔵庫のなかは、いらないもので一杯になっていたりするので
 す。

 せっかく、必要だからと買ってきたものが……


 そんな人は、ひょっとしたら、心の冷蔵庫のなかも同じ状態になってしまっ
 ているのかも知れません。

 学ぶべきときに大切なことを学ばなくて、賞味期限切れになってしまったも
 のがあったり、必要だからと手に入れたものが、実は、ずっと前から冷蔵庫
 の底に眠っていて、何度も同じことを繰り返していたり。

 もう何がなんだかわからなくなってしまっていたり、せっかくのスペースに
 過去の怒りや悲しみの体験ばかりを置いていて、冷蔵庫を開けるたびに嫌な
 気分になっていたり。

 こんなことでは、自分の成長のために手に入れたものを料理して味わおうと
 いう気分にもなれなくなってしまいますね。

 心の冷蔵庫がそんなことになってしまっている方は、整理整頓とかいう前に、
 まず、要らないものを捨て去るということからはじめた方がいいのかも知れ
 ません。
 (これは、実際の冷蔵庫のことにも当てはまりますね)

 ひとつの不必要なものを手放せば、それだけ有効に使えるスペースが生まれ
 ます。

 要らない過去の経験、忘れられない辛い思い出。
 今はもう捨て去って、前に進むために必要なものを置く場所を増やした方が
 いいでしょう。

 心の冷蔵庫のなかが整理されてくれば、今、この瞬間に、自分にとって必要
 なものを、すぐに取り出して味わうことができるでしょう。


 だって、冷蔵庫は、要らないものを保存する場所ではなくて、明日の活力の
 源になる食べ物の材料を保存するところですよね。

 そして、心の冷蔵庫は、あなたの、すばらしい明日の幸福のためにあるので
 すから。

No.659

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【癒しのことば】Vol.659 2005/8/5       

  総発行部数:15,187部
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 「生きるということは刺激的なことであり、それは楽しみである」

            -- アインシュタイン(ドイツの物理学者)--

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 『人生に必要な知恵はすべて幼稚園の砂場で学んだ』で有名な、ロバート・
 フルガム氏の別の著書に載っていた話です。

 昔、フルガム氏の同僚に、毎日毎日、お弁当の中身がまったく同じだという
 ことに腹を立てている人がいました。

 そこで、氏は、こう尋ねてみたそうです。

 「ところで、そのお弁当は、いったい誰がつくるんだい?」

 すると同僚は、答えます。

 「僕だよ」

 ……なるほど。

 毎日がつまらない。
 いつもツイていない。
 望むように生きることができない。

 そんなことを思っている方もいらっしゃるでしょう。

 でも、そんな現実をつくりだしているのは誰かということを考えてみてもい
 いでしょうね。

 そして、その誰かだけが、今の人生を、もっと良く変えていくことができる
 のですよね。

 使っていたボークペンが、急にインクが出なくなってしまいました。
 インクの残量を調べてみると、まだ少し残っているようです。

 「捨てるのももったいない」
 「また使えるようになるかも知れない」

 などと思って、ペン立てに戻しておきます。

 しばらくして、メモを取ろうとボールペンを使いますが、インクが出ません。
 急いでいたので、ちょっとイライラします。

 でも、結局は、そのボールペンを捨てずに、ペン立てに戻します。
 そして、また次にボールペンを使うときにも、やっぱりイライラすることに
 なるのです。

 ……そんなことを、何度も繰り返している人がいます。

 インクの出ないボールペンなら、何度も使おうとしてイライラするよりも、
 さっさと捨ててしまえばいいのに。

 必要のない思い出や、昔の失敗なら、何度も自分を責めたりせずに、さっさ
 と捨ててしまえばいいのに……

 昭和初期に活躍した政治家、高橋是清の家訓のひとつに、

 「壁をけとばして棚のぼたもちを落とせ」

 というものがあります。

 普通は、「棚からぼたもち」で、待っていれば思いもかけない幸運を掴める
 こともある……、となるのですが、本当に人生を楽しむためには、そんな悠
 長なことは言っていられないということのようです。

 自分から、棚を探して、落ちてくるのを待っているのではなくて、けとばし
 て手に入れるくらいの気持ちがなければダメだというのでしょう。


 ……そう、今まで、待っていたけれど、なかなか望むような生き方ができな
 くて、ずいぶん辛い思いをしてきましたね。

 今日、たったひとつでいいから、何かを変えてみてはいかがでしょうか。
 たとえば、『今を思い切り楽しんでみる!』

 それだけで、きっと大きな違いが生まれてくるはずですよ。

 だって、幼かった頃を思い出してみてください。

 生きるとは、あなたにとって、もともと本当に刺激的で、最高にすばらしい
 ものだったのですよね。

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