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No.626

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【癒しのことば】Vol.626 2005/2/28       

  総発行部数:15,278部
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※古今東西の名言から、ストレスを和らげ心を癒すことばをお届けします。
                             平日毎日配信
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 「幸福を生む力はそれぞれの人の心の中にある」

                 -- 河盛好蔵(フランス文学者)--

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 雨が降っています。

 せっかくの休日なので、どこかへ出かけようと思っていたのに、これでは家
 に居るしかありません。

 窓から外を眺めながら、
 「早く雨が止まないかな」
 「何とかして、濡れないで外で遊ぶ方法はないものか……」
 などと、朝からずっと、やきもきしています。

 仕方がないので、本でも読もうとしましたが、部屋じゅうとても散らかって
 いて、読みかけの本がどうしてもみつかりません。

 忙しくてずいぶん掃除をしていなかったことに気づきましたが、せっかくの
 休日を掃除で過ごすのは面倒だし、あまり気が乗らないのです。
 それに、掃除をしても、すぐにまた汚れてしまうような気もします。

 散らかった部屋は見苦しく、気分も重くなってきますが、そのままにしてお
 きます。

 そして、また外を眺めては、ため息をつきながら、「雨よ降り止め」と願っ
 ているのです。


 ……もしも、こんなことをしている人がいたとしたら、本当に時間を無駄に
 していると思いますよね。

 自分の力ではどうすることもできないのに、雨を降り止ませようとしてみた
 り、部屋を掃除すれば、すぐに気持ちが良くなるはずなのに、何もしようと
 しなかったり……

 さっさと掃除をして、外は雨降りだということを受け容れて、本を読むとか
 自分ができることを楽しんだ方が楽だし、有意義な時間を過ごせるでしょう。

 変えることができないものを変えようとがんばって、自分の力でできること
 をやろうとしないなんて、何てバカげているのでしょう。

 ……だけど、気がつかないうちに、同じようなことをしている人も多いよう
 ですよ。

 「変えることができないもの」、といえば『過去』と『他人』です。

 「あのとき、こうしていればよかったのに……」
 「あの人は、どうして私の気に障ることばかりするのだろう」

 そんなことばかりが気になって、悩んでいたりすることはないでしょうか。

 「自分の力でできること」、というのは『夢に向かって一歩ずつ歩いていく』
 ということ、そして、『今、目の前に与えられたことに精一杯立ち向かう』
 ということです。

 「どうせ、私には無理なんだ……」
 「こんなことして、いったい何の意味があるんだろう……」

 などとあきらめていたり、疑っていたりして、立ち止まったまま前に進めな
 い、ということはないでしょうか。

 今が辛くて苦しいのは、ひょっとしたら、それが原因なのかも知れません。

 はじめに見たように、もっと楽に楽しく、有意義な時間をつくるためには、
 「変えることができないもの」を知り、「自分の力でできること」に、エネ
 ルギーを注ぐことですね。

 まずは、今を受け容れてみましょう。
 それが、すべてのスタートなのです。
 
 そうすれば、いつかは必ず、「変えることができないもの」も、あなたの望
 むように変化し、「自分の力でできること」は、もっともっと大きくなって
 いくのです。

 
 よろこび。
 しあわせ。
 たのしさ。

 すばらしい未来を生み出す力は、ずっとあなたのなかにあったのですよね。

No.625

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【癒しのことば】Vol.625 2005/2/23       

  総発行部数:15,298部
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※古今東西の名言から、ストレスを和らげ心を癒すことばをお届けします。
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 「私たちができる限りの努力をする時、私たちの人生にどんな奇跡が起こる
  でしょうか。
  また他の方々の人生にどんな奇跡が起こるでしょうか」

          -- ヘレン・ケラー(アメリカの社会福祉事業家)--

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 手術で胃の半分を切り取らなくなってしまったとしても、残った半分で食べ
 たものを消化することができるようになります。

 胃が全部あったときよりも、消化できる量は少なくなるかも知れません。
 何度かにわけて食事をする必要もあるでしょう。

 でも、胃は、けっして、
 「全部あったら、もっとたくさん消化できるのに……」
 とか、
 「何とかして元に戻ることはできないだろうか……」
 などと嘆いて、消化しようとしないということはありませんね。

 残った半分が、新しい胃の「あるがままの姿」になり、それでできるだけの
 ことをするのです。

 年を取って体力が落ちたら、身体は、それなりの負担がかからない動き方を
 するでしょうし、永久歯が抜けて、28本より少なくなったとしても、残っ
 た歯で噛むことを補います。

 どんな状態になっても、それが「あるがままの姿」になるのですね。

 もしも、身体が体力が落ちたということを受け容れずに、若い頃と同じよう
 に動かしていれば、必ず負担がかかって故障することになるでしょう。

 歯が、欠けた1本のことばかりを気にして、噛むことをしなければ、何も食
 べることができません。

 確かに、前の完全だった状態に比べると、今は、足りないところがあるでし
 ょうね。
 他の人と比べても、劣っていると感じることが多いでしょう。

 だけど、今は、それが「あるがままの姿」なのです。
 
 何かと比べていても苦しくなるだけ。 
 それよりも、今の「あるがままの姿」を受け容れて、自分ができるだけのこ
 とをすることの方が、ずっと意味がありますよね。

 足りないものを見て嘆いているよりも、今、あるものを使って、前に進んで
 行きましょう。


 ……何か辛い経験がおありでしょうか。
 人と自分を比べて、落ち込んでしまうこともあるのですか。

 自分がどうしようもなくダメに思えたり、いつも不幸を背負っているように
 感じたり……

 そんなときこそ、自分自身を感じてみましょう。
 今の自分の「あるがままの姿」を受け容れて、自分ができることをやってみ
 るのです。

 幸せは、いつでもあなたの側にいるのです。
 そして、自分を受け容れてみたときに、見えてくるのでしょう。


 それこそが、きっと、この世界で一番すばらしい奇跡なのですよね。

No.624

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【癒しのことば】Vol.624 2005/2/23       

  総発行部数:15,308部
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 「われわれは自分の幸も不幸も自己愛に見合う分しか感じない」

          -- ラ・ロシュフコー(フランスのモラリスト)--

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 中国の歴史書『史記』のなかに、扁鵲(へんじゃく)という医者の話が出て
 きます。
 
 扁鵲は、死者をも蘇らせることができたと噂された名医ですが、そんな彼で
 も、次の6つの患者の病は治すことができないと言っています。

 1.自分勝手で道理をわきまえない人
 2.身体を軽んじて財産を重んじる人
 3.衣食の節度の保てない人
 4.陰陽の気の乱れた人
 5.体力がなくなって薬が服用できない人
 6.巫女(呪術)を信じて、医を信じない人

 確かに、もののあるべき姿を認めず、自分の思い通りにしようとがんばって
 いたり、身体のことを考えずに無理を重ねていれば、いつかは健康を損ねる
 ことになるでしょう。

 また、不規則な生活や偏食を繰り返しているのも、身体に良くはないでしょ
 うね。

 陰陽の気、つまり生命エネルギーのバランスが乱れていたり、元気がなった
り、偏った考え方をしていたりするのも身体を壊す原因です。
 お医者さんを疑っていたら、治るものも治らなくなってしまいかねません。

 扁鵲が活躍したのは、中国の戦国時代。
 今から二千数百年前のことですが、現代でも、この「6つの不治」は、十分
 に通用しますね。

 考え方を柔軟にして、心身のバランスを整え、自分の身体を大切にすること
 が、病を早く癒し、健康を保つ秘訣でしょうか。


 そして、これは「心の健康」にも通じるようです。


 1.自分勝手で道理をわきまえない人

 こだわりや執着を持つことが、苦しみを生み出します。
 「こうでなければならない」「こうあるべきだ」と、自分の思い通りにしよ
 うとがんばると、辛くて心が重くなるのです。

 目の前にある「今」を肯定して受け容れ、そこから少しでも学んでいこうと
 思うことが、どんな問題に出会っても乗り越えていける力を引き出すことに
 なるのでしょう。

 2.身体を軽んじて財産を重んじる人

 これは言うまでもなく、自分自身を大切にしましょうということですね。
 財産や名誉、地位などを追い求めることもいいのですが、自分自身の思いや
 望みに逆らっていては、何を手に入れても満されることはないでしょう。

 自分自身の思いを感じることが、本当の豊かさなのでしょうね。

 3.衣食の節度の保てない人
 4.陰陽の気の乱れた人

 人生においては、良いことばかりが起こる必要はないのです。
 ときに、苦しいこと辛いことがあるから、気づくこともあるし、良いことを
 もっと楽しめるのです。

 振り子がゆれるように、バランスが大切。
 身体の声を聞き、心の声を聞いて、今を楽しむことができれば最高ですし、
 バランスが乱れても、すぐに元気を取り戻せるでしょう。

 5.体力がなくなって薬が服用できない人
 6.巫女(呪術)を信じて、医を信じない人

 「薬」や「医者」を、あまり聞きたくない忠告や、受け容れたくはない現実
 だと考えてみてはどうでしょうか。

 落ち込んでいるときには、いくら良薬だとわかっていても、耳の痛い忠言は 
 受け付けられないような気がします。
 甘い言葉や神秘的なことを囁く人に心を惹かれて、目の前の現実から逃げ出
 したくなるものですね。

 でも、そんなときにこそ、問題が与えてくれる気づきのメッセージに耳を傾
 けてみることが必要なのでしょう。

 自分を信じて、今、自分がすべきことに全力をつくしてみるのです。


 大丈夫。
 自分を信じれば信じるほど、前に進むパワーが沸いてきます。
 自分を受け容れれば受け容れるほど、このせかいも、あなたを受け容れてく
 れるはずです。

 きっと……
 心と身体の健康の究極の秘訣は、「自分を愛する」ということなのでしょう
 ね。

No.623

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【癒しのことば】Vol.623 2005/2/16       

  総発行部数:15,292部
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※古今東西の名言から、ストレスを和らげ心を癒すことばをお届けします。
                             平日毎日配信
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 「我々の人生は我々の後にも前にも、側にもなく、我々の中にある」

          -- ジャック・プレヴェール(フランスの詩人)--

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 旅をするときには……

 新幹線に乗って、早く目的地に着かないかとイライラする人もいます。
 目的地に着いたら着いたで、そこでやりたいと思っていたことが。ずっと頭
 を離れず落ち着きません。

 この人にとって、旅は苦行であり、ストレスの元になってしまうでしょうね。

 また、のんびりと、景色や出会う人々や、乗り物さえも楽しんでいる人もい
 ます。
 旅の途中は、新しいことを発見するチャンスが一杯だし、いろいろな思い出
 もできることでしょう。

 目的地に着いたら、やりたいと決めていたことを、思いっきり楽しむだけで
 す。
 
 この人にとっての旅は、心から楽しめるすばらしいものなのです。
 
 そうですね。
 今を、ただ生きることが、人生をすばらしいものにする秘訣なのですね。

 
 リンゴの木を植えるときには……

 何年後かに取れるはずのリンゴのことばかり考えていては、植える楽しみを
 十分に味わうことができません。

 確かにリンゴの実が欲しいからリンゴのタネを植えるのでしょう。
 でも、今はタネに水をやって、芽を出すのを待つ楽しみがあります。

 リンゴの実に執着していれば、芽が顔を覗かせても、若木が大きく育ってい
 っても、そのよろこびが台無しになってしまいます。
 芽も若木も葉も、それはリンゴの実ではないのですから。

 結果に対する執着を手放し、今、自分がやっていることを味わうことが、人
 生を楽しむ秘訣なのですね。


 黄色を見ているときには……

 テーブルの上に置かれた何本かのバナナ。
 同じ房にある、同じような黄色でも、よく見てみると、1本ずつ微妙に色が違
 います。

 その違いを感じようとすれば、今まで見えなかった黄色の豊かさに、気づく
 ことができるでしょう。

 どこにでもあるような、ありふれたバナナの黄色ですが、それを楽しんでみ
 ようと見るものには、生命の躍動や存在のユニークさが生き生きと伝わって
 きて、心によろこびを与えてくれるのです。

 でも、これはただのバナナだ、と何気なく見ていたり、、赤色ではない、青
 色でもない、と他のものと比較する目で見てみれば、黄色の豊かさ、バナナ
 という存在への感動は、どこかへ消えてしまって、一生、心に届くことはあ
 りません。

 味わっていますか?

 あなたの目の前のもの、一緒にいる人を。
 今、縁があってやっている仕事を。

 そして、あなた自身の豊かさや輝きを。


 まず、自分の存在を感じて楽しんでみる。
 それが人生を幸せで満たすための秘訣なのですよね。

No.622

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【癒しのことば】Vol.622 2005/2/15       

  総発行部数:15,235部
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 「安全を求めれば求めるほど、自分への制限が増します」

   -- テリー・コール・ウィッタカー(アメリカのカウンセラー)--

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 本当の安全を得るためには、何が必要でしょうか?

 車や電車に乗っても、飛行機に乗っても、事故に遭うことがあるでしょう。

 外を歩いていれば、ダンプカーやバイクにぶつかることがあります。
 いくら気をつけていても、乱暴な運転をされては避けようがありません。
 
 車が通らない道を歩いていても、上から何かが落ちてくることもありますよ
 ね。

 かといって、家に篭っていても、地震や火事という可能性もありますし、強
 盗に命を奪われないとも限りません。

 信頼している家族や友人だって、こちらに危害を加えてくることがないとも
 言い切れません。
 新聞では、毎日そんな悲惨なニュースが伝えられていますね。
 
 事故や災害、事件に遭わなくても、環境破壊によって、いつ世界的な飢饉が
 起こるかもわかりません。

 そう考えてみると、安全どころか、一瞬も心が休まるときがありませんね。

 では、どんな災害にも耐えうるように、核シェルターのような堅牢な建物の
 なかにいて、一歩も外へ出ないようにすればどうでしょうか。
 食料や水も、蓄えられるだけ蓄えて、絶対に飢えることがないようにしてお
 きます。
 
 外の世界との連絡も一切絶って、誰もなかに入れないようにするのです。

 そうすれば、何も心配はありません。
 シェルターのなかにいる限り、絶対に安全ですよね。

 ……でも、そんなシェルターのなかに、たったひとりでいて、本当に心から
 の安全を感じることができるのでしょうか。

 きっと、身体の安全は確保できても、三日と持たないうちに、心の平安が乱
 れてくることになるのではないでしょうか。

 だって、私たちは、けっしてもひとりでは生きていくことができないからで
 す。
 いくら、何でも自分ひとりでできると思っていても、外の世界とのつながり
 があってはじめて、毎日が成り立っているのだし、幸せや安全を感じられる
 のです。

 そして、この世界は、いつも変化を続けています。
 だからこそ、そこに存在しているものたちにもエネルギーが流れて、循環し
 て、成長していくことができるのです。

 外の世界との関係を絶って、何があっても変わらない世界にひとりだけでい
 ても、「生きている」ことはできるでしょうが、「生きる」ことはできませ
 ん。

 たとえば、真っ暗な洞窟のなかで迷ってしまったとします。
 こんなとき、いくら精神的な強さを持っている人でも、たったひとりでいる
 と、数分も持たないうちにパニックに襲われてしまうそうです。

 でも、そこにひとりでも仲間がいれば、あるいは、外から声が聞こえたりす
 れば、何日でも耐えてがんばることができるということです。

 
 それでは、本当の安全を感じるためには、どうすればいいのでしょう。

 それは、ただ、この世界に生きて、自分が出会うことを楽しんでみればいい
 のです。

 身の安全など、どうでもいいと言っているのではありません。

 でも、自分をシェルターのなかに閉じ込めるのではなく、鎧を身にまとうこ
 ともなく、ただ自分のままで生きてみる。
 そして、何が起こるかわからない、この世界を感じてみる。

 生きている自分を楽しんでみることが、安全を得る一番いい方法なの火も知
 れません。

 安全が欲しいという執着を手放したとき、本当の安全を得ることができるよ
 うですね。

 今が不安で安全が欲しい?

 だったら、そんな小さなところから出てきて、もっとこの世界を楽しんでみ
 ましょうよ。
 よく見てみれば、あなたを、不安にして、縛り付けているのは、あなた自身
 だったということに気づくでしょう。

 あなたを楽にすることができるのは、いつでもあなただけなのですよ。

No.621

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【癒しのことば】Vol.621 2005/2/10       

  総発行部数:15,291部
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 「今あなたが不運な状態にあるなら、それはあなたがそうなるように仕向け
  た結果です。
  逆に、今あなたが幸運に恵まれているなら、それもあなたがそうなるよう
  に仕向けた結果です」

           -- ジョセフ・マーフィー(アメリカの教育家)--

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 シンデレラは、最悪の環境にいたから王子様と結ばれることになりました。
 醜いアヒルの子は、仲間からさんざんいじめられましたが、本当は、美しい
 白鳥でした。

 一見、不運に思えたものが、実は、天からの恩恵だったということも、よく
 あるようです。

 でも、それは、ただ不運を嘆いているだけではなかったから、与えられた幸
 運だったのではないでしょうか。

 シンデレラや醜いアヒルの子は、厳しい環境のなかにいながらも、どこかで
 自分自身を信じていたのでしょう。
 だからこそ、自分のなかのすばらしい要素が引き出されてきたのです。
 
 シンデレラは、姫と呼ばれるにふさわしい器量と心のやさしさを持っていま
 した。
 醜いアヒルの子は、もともと白鳥の子どもだったのです。

 これは、けっしてうまく創られたおとぎ話の世界だけの出来事ではありませ
 ん。
 あなたのなかにだって、きっと、もっと表現されることを待っている、すば
 らしい要素が与えられているはずです。

 ただ、それを信じているかどうかというだけのことなのです。

 そして、
 「私はツイていない」
 「いつも不運だ」 
 などということばで、せっかく与えられている恩恵にフタをしていないかと
 いうことです。

 「自分は不運だ」と思えるのは、何かと比較してのことですよね。

 たとえば、自分よりもっと幸運に見える人や、幸せそうな人と比べているの
 かも知れません。
 あるいは、自分が、「もっと運が良かったら、こうなっていたはず」と想像
 し、そんな自分と比較しているということもあるでしょう。

 いつも、今の自分よりも上のものと比較しているのですから、これは、どう
 しても自分のことが不運に思えてしまいます。

 ところが、自分を不運と思っているとしたら、結局は、その思いが、本当に
 不幸な現実を引き寄せることになってしまいます。
 
 自分が不運なのではなくて、自分が不運にしているのですね。
 
 これでは、自分のなかの、幸運のタネが芽を出すことはできません。

 逆にこんな人のことを考えてみましょう。

 何とも比べず、誰とも比較せず、「もし、~だったら」という起こりもしな
 い理想を思うこともなく、ただ今の自分の位置を楽しんでいる人です。

 自分より上の人や状態があるのなら、自分よりも下があるはずですね。
 「もっと運が良かったら、こうなっているはず」という状態があるとしたら
 「もっと運が悪かったら、こんなことにも成りかねない」という状態もある
 のです。
 
 そんな人や状態と、自分を比較するわけではありませんが、今の自分に満足
 できる人です。

 そんな人にとって、この世界のすべてのものはすばらしく見えているでしょ
 う。
 どんなものにでも感謝できるでしょうね。

 いつも感謝している人には、感謝できるような現実がやってきます。

 不運や幸運は、あるように見えて、本当はないのかも知れませんね。。
 結局は、どこかで自分が選んでいるということなのではないでしょうか。

 これを知ったあなたは幸運(?)です。
 
 だって、いくらでも、自分が望むように未来を開いていくことができるので
 すから。

No.632

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【癒しのことば】Vol.632 2005/3/9       

  総発行部数:14,954部
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 「不幸な物語のあとには、かならず幸福な人生が出番をまっています」

                      -- 寺山修司(詩人)--

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 ロバート・コンクリン著『100人に1人も実行していない「成功地図」の読み
 方』という本で、こんなエピソードが紹介されていました。

 
 昔のロシアの宮殿でのことです。
 
 ある皇帝が、庭の片隅に衛兵が立っていることに気づき、何日かしてから彼
 に尋ねました。
 
 「お前は、毎日、いったい何を見張っているのかな?」

 すると衛兵は、かしこまって答えます。 
 
 「わかりません、閣下。
  私は、ただ隊長から、この場所を守るように命じられているのです」

 そこで皇帝は、隊長を呼び出し、衛兵を立たせている理由を尋ねました。
 隊長は答えます。

 「規則で、あの場所には必ず見張りを置くことが決まっています。
  私も前の隊長から、引き継いだまでです」

 どうにも不思議に思えて仕方がない皇帝は、古い文献を調べさせ、どうして
 そんな規則ができたのかを確かめさせました。

 すると、その理由は、はるか昔の女帝、エカテリーナ二世が、この場所に植
 え込みを作り、バラを大切に育てていて、それを誰かに踏みつけられないよ
 うに、衛兵に見張るように命じられた、ということだったのです。

 ……驚くことに、バラはもう、百年以上も前に枯れてしまっていて、1本も残
 っていなかったのでした。


 ひとつの経験が私たちの心のなかに深く根をおろし、いつまでも影響を与え
 ていることがあります。

 人に裏切られたことがある人は、心を開くと、また傷ついてしまうかも知れ
 ないと思って、カラに閉じこもっていたりします。

 失敗の経験から、自分を無能だと思い込んでしまっていたり、新たなことに
 チャレンジしようという気持ちを抑えてしまいます。

 もっと、自由に自分らしく振舞いたいのに、大人しくしなければならないと
 思ってしまったり……
 そんな人は、子どものころに、自分らしく振舞ったときに、厳しく叱られて
 しまったのではないでしょうか。

 真面目に生きなくてはならない。
 いつもがんばっていなくてはならない。
 弱音を吐いてはならない。

 そんな信じ込みを持っている人も、きっと、過去にそう思わざるを得なかっ
 たことがあったのでしょう。

 もちろん、それらの「思い込み」「信じ込み」は、そのときには、再び傷つ
 かないために必要だったのでしょう。

 そして、今も、生きるために役に立っているのでしたら、何も問題はありま
 せんね。

 でも、ロシアの衛兵のように、とうの昔に枯れてしまったバラを守るために、
 いつまでもたち続けているとしたらどうでしょうか。

 今はもう、必要がなくなった「思い込み」「信じ込み」を一生懸命に守り続
 けているのです。

 はじめは身を守るために必要だったものが、今では、自分を小さく限定する
 足かせになってしまっているのですね。

 だけど、その足かせを付けたのは自分なのですから、自分がその気になれば
 すぐに外すこともできるのですよ。

 衛兵が、意味もなくたつことをやめさせるには、ただ規則を変えれば良いだ
 けのことですね。

 「自分らしく生きて、今を楽しむ」
 そんな新しい規則をつくってみてはいかがでしょうか。


 良いことも悪いことも、すべての出来事は、もっと成長するため、もっと自
 分らしさを楽しむためにあるのですから。

No.620

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【癒しのことば】Vol.620 2005/2/9       

  総発行部数:15,354部
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 「何も打つ手がないとき、ひとつだけ打つ手がある。
  それは勇気をもつことである」

                       -- ユダヤの格言 --

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 江戸時代の前期、佐賀県の有田に、ひとりの陶工がいました。

 彼は、まだ幼い子どものころ、夕日に映えて柿色に染まった空に、いたく感
 動した記憶があったということです。

 そして、何とかそんなすばらしい色を、自分がつくる陶器に表現できないか
 と、思いついたのです。
 彼は、くる日もくる日も、一生懸命に研究し続けました。

 中国の赤絵という上絵付けの技法まで学びましたが、なかなか思ったような
 色を出すことができません。

 それでも、彼は、毎日、その赤絵に工夫を凝らして、もっと豊かな色を表現
 できないかと、チャレンジしました。

 ただ、子どものころに見た、あの柿色を再現したい。
 それだけを思って、がんばり続けました。

 そんな努力が実って、彼はやがて、日本的趣向を凝らした赤絵を完成させ、
 とうとうすばらしい柿色の陶器を作り上げることに成功します。

 彼が、美しい柿色の空を見てから完成までには、何と50年近くの年月が過
 ぎていたといいます。

 この陶器は、佐賀の藩主も大いに気に入り、陶工は、柿右衛門という名を与
 えられました。
 
 この赤絵の繊細で華麗な美しさは、当時の人々に大変な感銘を与え、柿右衛
 門の名前は、あっという間に、日本全国に広がることになります。
 
 それだけでなく、柿右衛門という名前は、その作品の名前にもなり、遠くは
 オランダやイギリスにまで響き渡り、17世紀後半の、ヨーロッパの陶器作
 りにも、大きな影響を与えたということです。


 柿右衛門は、小さな地方都市の、一職人にすぎませんでした。
 早熟の才能もなく、ただ黙々と努力を積み重ねた人です。

 彼は、有名になりたいとか、お金を稼ぎたいと思って、赤絵に取り組んだの
 ではありません。
 ただ、自分が見た、柿色の空に感動して、たまたま自分の仕事としていた、
 陶器にも、あんな色を表現してみたいと思っただけです。

 50年という長い長い年月の間には、きっと、投げ出したくなったり、自分
 には出来そうもないと、あきらめかけたりしたこともあったでしょう。

 やり続ければ、必ず、赤絵の技法が完成するという保証はありません。
 たとえ完成しても、それが、世間に受け容れられるかどうかもわかりません。
 
 でも、彼は、自分の夢を追って、がんばり続けました。

 彼は、勇気を持ったのです。 
 自分が望むものに向かって進んでいくという勇気です。


 この勇気は、ほかのどんな勇気よりもすばらしいと信じています。

 誰に言われるでもなく、他から与えられるものでもなく、自分の内側から沸
 いてくる、本当の勇気です。

 辛いことがあったとき、苦しいことがあったとき。
 何もかもなくしてしまったと思えるとき。

 思い出してください。
 あなたのなかには、必ず、この勇気が出番を待っているはずです。

 自分が望むものに向かって進んでいく勇気。
 自分らしく生きる勇気。
 幸せになる勇気。

 前に進みましょう。
 
 大丈夫。 
 心から望むものは、必ず実現するし、必要なものはすべて自分のなかにある
 のです。

No.619

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【癒しのことば】Vol.619 2005/2/8       

  総発行部数:15,412部
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 「もしあなたが自分の能力の限界を感じているとしたらこのことを知ること
  だ。
  あなたの能力の限界はあなたの思考がもうけた境界線であり、あなたが自
  ら築いた壁である」

           -- ジェームズ・アレン(イギリスの思想家)--

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 19世紀の半頃、アメリカ西部では新しい金鉱が発見され、ゴールドラッシュ
 の嵐が巻き起こりました。

 そんなかで、ひとりの青年が、一攫千金を夢見て、小さな土地を手に入れま
 す。

 「この土地には、絶対にたくさんの金が眠っているはずだ」

 彼は、そう確信して、全財産をはたいて土地を買ったのです。

 はじめのうちは、その土地を掘るたびに、少しずつ金の粒が出てきました。
 彼は、ますます意気込んで、毎日、毎日、一生懸命に土地を掘り続けます。
 
 ところが、ある日から、急に、金が出てこなくなったのです。

 彼は、金があることを信じて、あきらめずに土地を掘りましたが、いくら掘
 っても砂金すら取れません。

 そんな日が続くと、だんだん心配になってきます。

 「この土地の金は、もう掘りつくされてしまったのではないだろうか」
 「これ以上掘って、本当に金が出てくるのだろうか」

 資金も徐々に乏しくなってきます。
 彼は、無一文になることを恐れて、安い値段で、その土地を売り払い、故郷
 へ帰って、やり直すことにしました。

 青年の土地を、ただ同然の値段で手に入れた人も、やはり金を探し求めてい
 ました。
 最新の技術を使って調べてみると、確かにこの土地には金があるはずなので
 す。

 その人が試しに青年が掘った後を掘ってみると、なんと、ほんの1メートル
 ほど先に、大きな金脈がみつかりました。
 その人は、一瞬にして大富豪になってしまったのでした。


 ……と、このお話、ずっと前にもさせていただきましたね。
 
 あとわずかで、夢や目標が叶うはずなのに、迷いや不安に襲われて、途中で
 あきらめてはいけないということを教えてくれています。

 ところが、このお話には、後日談があったのです。

 もちろん、土地を手放した青年は、金脈が出たことを新聞で知り、悔しがり
 ました。

 すばらしい金鉱を手に入れていたのに、それをみすみす手放してしまったの
 です。

 「あと少しだけ、がんばっていたらよかったのに……」
 「どうして、もうちょとだけ掘ってみようとはしなかったのだろう……」

 本当に、いくら悔やんでも悔やみきれません。

 大金持ちの夢を逃してしまったことを嘆きながら、一生を送ることもできた
 でしょう。

 でも、彼は、この経験から大きなことを学んだのです。
 どんなことでも、「絶対にあきらめない」ということです。

 彼は、そのとき、保険のセールスの仕事をしていました。
 この学びを、自分の仕事に活かそうと決意したのです。

 そして、彼は、決してあきらめないという不屈の精神で、数多くの契約を獲
 得し続け、ついに、金鉱と同じくらいの財産を成すことができたということ
 です。


 どんなことに出会っても、そこから何かを学んで、より強く前に進んでいく
 ことができます。

 失敗や不運も、あなたの行く手をさえぎることはできません。
 もし、それが障害に思えるのなら、きっと本当にあなたの邪魔をしているの
 は、あなたのなかにあるのでしょう。


 本当のあなたは、もっともっと大きいのですよ。

No.618

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【癒しのことば】Vol.618 2005/2/7       

  総発行部数:15,390部
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※古今東西の名言から、ストレスを和らげ心を癒すことばをお届けします。
                             平日毎日配信
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 「『いつお前は夢を実現させるつもりか』と師が訪ねたところ、弟子は『機
  会があればいつでも』と答えた。
   師はそれを制していわく、『機会とは、常にそこにあるものだ』 」

           -- アントニー・デ・メロ(アメリカの牧師)--

----------------------------------------------------------------------

 その人の口ぐせは、「チャンスが来たら」でした。

 彼は、今の仕事が嫌いだったし、住んでいる家も気に入りませんでした。

 本当にやりたい仕事は他にありました。 
 いつも今の仕事を辞め、やりたいことをはじめたいと考えていたのです。
 
 彼はまた、住みたい土地や家のことは、毎日、頭のなかに思い浮かべて楽し
 んでいました。

 チャンスがあったら、今、すぐにでも仕事を辞めよう。
 チャンスが来たら、新しい家を手に入れて、心地よく暮らそう。

 「チャンスが来たら……」
 
 彼は、気に入らない家に住み、嫌な仕事をしながら、毎日、そう言い続けて
 いました。
 そして、何十年もの月日が流れていきました。

 結局、彼は、定年になるまで同じ仕事を続けました。
 もちろん、同じ家に住んだままです。

 その後も彼は、「チャンスが来たら」と言い続けていました。
 まだ、いつかは自分にも人生を変えるようなチャンスが訪れると信じていた
 のです。

 けれども、結局、70歳で亡くなるまで、彼のところにチャンスがやって来
 ることはありませんでした。


 ……天国にたどり着くと、彼は、あちこち探し回って、『チャンスの神様』
 をみつけだしました。

 彼は、神様に尋ねます。

 「ずっとずっと待っていたのに、どうして私のところには、チャンスを持っ
  てきてくれなかったんです。
  他の人のところには、何回も何十回もチャンスを与えているのに」

 チャンスの神様は、こう答えました。

 「そんなはずはない。
  私は、誰にでも平等にチャンスを与えている」

 彼は、顔を真っ赤にして神様に食ってかかりました。

 「バカな! 私は、ただの一度もチャンスに出会ったことはないぞ!」

 神様は、困ったような顔をして答えます。

 「それはお前が、ちゃんとチャンスに気づこうとしなかったからだ。
  私はお前に、3600万回以上、つまり、他の人と同じように、生きてい
  る時間の1秒に1回、チャンスを与えたのだ」
  
 そうです。
 彼は、「チャンスが来たら、チャンスが来たら」と考えることに忙しくて、
 結局、目の前にあるチャンスに気づかなかったのでした。


 「明日」という日は、永遠にやって来くることはありません。

 「今日の夜に寝て、目が覚めたら明日じゃないか!」

 と思われるかも知れませんが、目が覚めると、もうその日は「今日」になっ
 ているのです。
 「明日」は、またしても、もっと先に逃げていってしまっています。

 「明日」は、いつまで待っていてもやって来ません。
 私たちが生きることができるのは、いつでも「今日」だけなのです。

 だから、「いつかチャンスが来たら」と思っていても、永遠にチャンスが来
 ることはありません。
 
 チャンスがあるのは、いつも「今」なのです。


 人生に変化を起こし、前に進んでいくことができるのは、今、この瞬間しか
 ありません。

 夢を叶えるために
 望むものを手に入れるために

 今やらないとしたら、いったいいつやるのですか。

 ほら、あなたの前には、たくさんのチャンスが出番を待っているですよ。

No.617

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【癒しのことば】Vol.617 2005/2/4       

  総発行部数:15,356部
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 「人は常に自分の状態を周囲のせいにするが、世の中でうまくやっている人々
  は、朝起きあがると自分が求める環境を探し、それがなければ作り出そう
  とする」

           -- バーナード・ショー(イギリスの劇作家)--

----------------------------------------------------------------------

 少し肌寒い日は、厚めの上着を羽織れば何とかなります。
 もっと寒ければ、さらに厚い防寒着を身につけた方がいいでしょう。

 凍えそうになるのなら、部屋のなかにこもってコタツに入っているのもいい
 かも知れません。
 たき火をして、暖を取るという方法もありますね。

 では、もっともっと寒ければどうでしょうか。

 これは聞いた話なのですが、北極に近い極寒の地に住むエスキモーたちは、
 どれだけ寒くても、たき火をして温まることはしないそうです。

 どうしてかというと、マイナス何十度の世界では、たとえ火にあたって温ま
 ったとしても、それは一時的なことで、火のそばを離れれば、またすぐに冷
 えてしまうことを知っているからです。

 たき火で温められるのは、身体の表面だけのことで、本当に身体の芯までは
 その温かさは、届かないのです。

 エスキモーが、身体を温める方法は、魚やアザラシの生肉を食べて十分なカ
 ロリーを補給し、とにかく身体を動かすのだということです。
 そうすれば、身体のなかから温かさが生まれくるということを、エスキモー
 たちは経験から学んでいるのでしょうね。

 本当に身体を温めようと思うのなら、外からの熱ではなくて、自分の身体の
 なかに熱を創りだす必要があるようです。

 これは、私たちの心も同じことでしょう。
 
 今の自分の状態が気に入らなければ、私たちは、ついつい、まわりの人や環
 境が悪いからだと思ってしまいます。

 「あの人がいるから」
 「誰も協力してくれないから」
 「仕事が忙しくて、時間がないから」
 「自分には才能がないから」
 「こんな過去があるから。こんな立場だから……」

 現状に満足できないのなら、それを変えていけばいいとはわかっているので
 す。
 でも、まわりのせいで、こうなっているのですから、まわりが変わらない限
 りは、何も変わることはないのです。

 そして、まわりや環境が、自分の願うとおりに変化していくことは、それを
 ただ待っている限り、永遠に起こることはないのです。

 それでは、ということで、他の人に助けを求めたり、良いといわれているも
 のをいくら集めても、なかなかうまくはいきません。
 
 防寒着を身に着けたり、たき火にあたるように、一時的には効果があるよう
 に思えても、それでまわりが変わることはないのです。
 やっぱり、自分のまわりの悪い環境のせいで、満足できない自分のままでい
 なければならないのです。

 まわりの環境を、自分が望むように変えるためには、たったひとつのものを
 変えてみればいいだけのことなのです。

 それは、自分自身です。
 エスキモーが動いて、カロリーを内側からくる熱に変えてしまうように、私
 たちも、考え方を変えて、自分の内側に前向きの熱いエネルギーを創りだし
 ましょう。

 外側にではなく、自分自身に力を与えるのです。
 
 今の場所が気に入らないのなら、気に入るようになるまで待っているのでは
 なくて、理想に近い場所を探しに行くのです。
 もし、いい場所が見つからなかったら、自分で創ってしまうまでです。
 
 そうすれば、どこにいたって、今が最高の状態、最高の環境になるはずです
 よね。

 さあ、今からはじめましょう!
 
 ……そう考えるだけで、エネルギーが動き出し、身体が熱くなってくるのを
 感じてくるでしょう。

No.616

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【癒しのことば】Vol.616 2005/2/3       

  総発行部数:15,366部
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 「良いも悪いも本人の考え次第」

       -- ウィリアム・シェイクスピア (イギリスの劇作家)--

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 カエルは、素早く飛び回る虫を捕まえることができるくらい、よく見える目
 を持っています。
 自分のまわりにあるものは、ほとんどすべて見ることができます。

 ところが、カエルが実際に見ているのは、「敵」か「エサ」かだけなのです。

 つまり、今、自分の目の前を飛んでいるものが、「自分よりも大きくて、動
 いているもの」は敵として認識しますし、「自分よりも小さくて、動いてい
 るもの」は、エサとして捕食の体制に入ります。

 きっと、カエルには、それだけ見えれば十分なのでしょう。
 カエルが生まれ育った環境においては、敵とエサさえ見ることができれば、
 生きていくことはできるのですから。

 でも、その環境が変わったとしたら、少し厄介なことになります。
 たとえば、カエルを箱のなかに入れ、エサとして、小さな虫を与えるとして
 みます。

 生きている虫ならば、もちろんカエルはよろこんで食べますが、死んだ虫な
 らばカエルはエサとして認識することはできません。

 可哀想に、カエルは、エサであるはずの小さな虫たちが、まわりにたくさん
 あったとしても、虫が動かないのなら、飢えて死んでしまうということです。

 見える目を持っていても、見えないものもあるのですね。

 
 私たちだって、自分の目で、すべてを見ているつもりでも、案外見えていな
 いものもあるのではないでしょうか。

 自分にとっては、必要だと思えることばかりを見ていたから、今までは気が
 つかなかったのでしょう。

 だけど、今は、もっと大きな世界にいるのかも知れません。
 新しい、ステージに上がっているのかも知れません。

 だから、少し苦しく感じるのでしょうね。

 それは、本当に見るべきものを見る目を持つ必要を教えてくれているのでし
 ょうね。


 「いつもツイていない」
 「私は何もできない」
 「夢を叶えるなんて無理だ」
 「毎日が同じことの繰り返しでつまらない」
 「自分が本当に何をしたいのかがわからない」

 ……そう思ってしまうのも、ただ、見えていないだけ。
 必要なものは、すべて、あなたのなかにあるのです。

 自分で自分を、小さく限定することはありません。

 カエルは、自分のまわりにあるものを、広く見ることができるように学んで
 いくことはできないでしょう。
 食べ物がないという、苦しみのメッセージを受け取っても、それを活かして
 いくことは難しいでしょうね。

 でも、私たちは、きっと、今、必要なことを見る目を持つことができるはず
 です。

 「ない」ものを見ようとするのではありません。
 もともと「ある」ものを見るだけのことです。

 だって、あなたには、もっと大きな可能性があるのですから。
 見えていないだけで、多くのことを成し遂げる力を持っているのですから。
 ずっとずっと前から、それはあったのですから。


 苦しみや悩みは、私たちの目を開いてくれるメッセージなのですね。
 
 見えてきましたか?

 あなたが今、居るところは、可能性とよろこびに満ち溢れた、すばらしい楽
 園なのだということが。

No.615

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【癒しのことば】Vol.615 2005/2/1       

  総発行部数:15,388部
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 「楽天家は、困難の中にチャンスを見い出す。
  悲観論者は、チャンスの中に困難を見る」

        -- ウィンストン・チャーチル(イギリスの政治家)--

----------------------------------------------------------------------

 川に、笹舟を流してみます。

 ……なるべく遠くまで流れていくように、できればずっとずっと流れて海に
 まで届きますように。

 そんな願いを込めて、笹舟の方向を定めて手を離します。

 自分が思ったとおり、どこまでもどこまでも流れていけばいいですね。

 でも、ひょっとしたら、すぐに沈んでしまうかも知れませんし、大きな岩に
 ひっかかってしまうこともあるでしょう。
 浅瀬に乗り上げたり、流れのないところで止まってしまったり……

 いつも、自分の思いどおりになるとは限りません。
 うまくいかないことも多いですね。

 でも、落胆することはありません。
 もっと視野を大きくしてみましょうよ。

 川は、ただ流れています。
 笹舟は、ただ、川の流れに乗って、進んでいただけです。

 その結果、海まで流れていくときもあれば、途中でひっかかって止まるとき
 もあるということです。
 どの結果が良くて、どの結果が悪いということはありません。

 良い結果になって欲しい、思い通りになって欲しい、と思うから、うまくい
 かなかったように見えるのですね。

 実は、どんな結果でもそれが最高なのです。

 何も苦しむことはありませんよ。
 あなたは、笹舟が遠くに流れていくように、一生懸命に願って、流してみた
 のでしたね。

 もし、今回、思っていたとおりにならなかったとしても、次には、もう少し
 望みに近づけるように、いろいろなことが学べたはずでしょう。
 私たちは、いつも、最高の結果を得ているのです。


 養鶏場で飼われていて幸せな鳥もいれば、不幸に感じる鳥もいます。
 それは、自分で決めることです。

 この世界には、自分自身のことを、自分で決めることができるという自由が
 あります。

 どんなことでも幸せに感じる人もいれば、感じない人もいます。
 どんなことでも不幸に感じる人もいれば、感じない人もいます。

 それは、自分で決めることです。
 
 自分がどうあるかを、自分が決める自由。
 これは、私たちへの最大のプレゼントなのではないでしょうか。

 「こうでなければならない」
 「こうあるべきだ」
 「それをしてはいけない」

 そんなふうに、自分で自分を縛りつけるのはもうやめてみましょうよ。

 自分を自由にして、望む方へ進んでいけば、それだけで身体も心も元気にな
 ってくるのです。

 だって、そんな自由な世界に生きている人にとっては、結果は、いつでも最
 高なのですから。
 
 そして、最高だと思うもののなかからは、やっぱい最高のものが生まれてく
 ることになるのですから。

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