バックナンバー: 2004年10月アーカイブ

No.571

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【癒しのことば】Vol.571 2004/10/29       

  総発行部数:14,488部
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※古今東西の名言から、ストレスを和らげ心を癒すことばをお届けします。
                         月~金曜日 毎日配信
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 「大きな夢をみよう。
  大きな夢だけが人の心を動かす」

          -- マルクス・アウレリウス(古代ローマ皇帝)--

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 子育ての経験があるかたはおわかりだと思いますが、子供はいつも、いろい
 ろなメッセージを発信しています。

 幼い頃は全部親任せだった子供も、3,4歳くらいになると、何でも自分でや
 りたがります。

 パジャマを着るのでも、靴を履くことでも、親が手伝おうとすると拒んだり
 しますね。
 
 たどたどしい手つきで、時間もかかりますが、最後まで自分でやらないと気
 がすまないのです。

 そろそろ、「自分の力を試したい」「自分自身で生きたい」という自我がめ
 ばえる頃なのでしょうか。

 そんなときは、無理やり手伝ったりせずに、子供のそんなメッセージを尊重 
 して、思うようにさせてあげることの方がいいようですね。

 ときには、自分の手に負えなくなって、親の方に目を向けることがあります。
 それは、「ちょっと助けてほしいな」というメッセージなのでしょうから、
 うまく受け取って、子供のプライドを尊重しながら少し手助けをしてあげる
 ことができれば最高でしょう。

 学校へ行きだせば、「おなかが痛い」「頭が痛い」と言いだすこともあった
 りします。

 もちろん、本当に病気にかかっている場合もありますが、ときに、『学校へ
 行きたくない』ということが本当の原因だということもあるのです。

 本人がはっきりと自覚していなくても、何か伝えたいことがあるのかも知れ
 ません。
 
 子供は、まだ自分の気持ちをうまくことばにすることができません。
 何かイヤなことがあって、学校へ行くことを考えと、どんどん気が滅入って
 きて、それが身体に現れるということもあるようです。

 これも、子供が発するメッセージですね。

 そのほか、反抗期にはいったり、不良の真似をしてみたり……
 そんなことも、何かをわかってほしいというメッセージなのでしょう。
 
 頭ごなしに叱ったり否定したりせずに、そのメッセージを受け取ることがで
 きれば、どんな危機でも乗り越えていくことができるでしょう。

 無関心になることなく、かといって、あまりにも構いすぎたりせず、また、
 決め付けたり、親の価値観を押し付けたりせずに、ただありのままの子供の
 メッセージを受け取り、お互いがいちばん良いと思える道を進むことができ
 るようになればいいですね。

 そして、メッセージを受け取れず、ぶつかりあって傷つけたり傷つけられた
 りすることだって、ちゃんとその気づきのメッセージを受け取れるのなら、
 多くのことを得ることもできるのです。

 これは、親の成長のスペースだともいえるでしょう。

 
 覚えておいて欲しいのは、そんなことばにならないメッセージを発している
 のは、子供だけではなくて、私たちが出会う人すべてだということです。

 それをうまく受け取ることが、良い人間関係を築いていくことになるのでし
 ょう。

 ……さらに本当に大切なこと。
 それは、自分自身も、いつもいろいろなメッセージを発しているということ
 です。

 今、何に心が疼くのか、何がしたいのか、何をしなくないのか……
 どんな夢を持っていて、どんな未来を創りだしていきたいのか……

 ときには、そんなメッセージを感じてあげてください。
 
 頭で考えた基準で否定したり、社会の価値観を押し付けたり、無関心になっ
 たり、また、深刻に考え過ぎたりせずに……

 できれば親が子供を見守るように、自由にさせてあげてみてください。

 あなたの心がよろこぶ、大きな夢を楽しませてあげてくださいね。

No.570

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【癒しのことば】Vol.570 2004/10/28       

  総発行部数:14,477部
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 「人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては偉大な一歩だ」

      -- ニール・アームストロング(アメリカの宇宙飛行士)--

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 地図を見るときに、目的地をよく調べようとして目を近づけたことはおあり
 でしょうか。
 
 そうすると、確かに、その場所はよく目に入りますが、今度は、その地域全
 体での位置が把握できなくなってしまいます。


 自動二輪免許の教習で、一本橋(平均台)という、幅が30センチメートル
 ほどの板の上を走るというものがあります。
 
 板から外れないように、うまく通り抜けるためには、遠くの方に視線を向け
 るといいのですが、慣れないうちは、落ちるのが怖くて、じっと板を見つめ
 てしまいます。

 すると、あっという間に、板から外れてしまうのです。


 何か問題を抱えていたり、悩んでいるときには、そのことばかりが気になり
 ます。
 そして、いつの間にか、目の前がその問題に塞がれたように思えて、他のこ
 とが見えなくなってしまうのです。

 頭のなかも、問題や悩みでいっぱいで、どんどん落ち込んでしまいますね。

 そんなときには、地図から目を離すように、あるいは一本橋の上で遠くに目
 をやるように、少し視点を変えてみると、いろいろなことが見えてきたりす
 るものです。
 
 視野がひらけて、思わぬ解決策に気づくこともあるでしょう。

 ところが、問題や悩みの真っ只中にいると、なかなか、他のところへ意識を
 移すことができません。

 問題を考えれば考えるほど、悩みに捉われれば捉われるほど、

 「もうどうすることもできない」
 「この問題を乗り越えることなどできるはずがない」

 などと思えてきて、一歩も前に進めないような気がするのです。


 そんな落ち込みから自由になる、いい方法があります。

 問題は、問題として置いておいて、とにかく、身体を動かしてみるのです。
 部屋の掃除でもいいし、ジョギングでも、音楽をかけて派手なダンスをして
 もいいでしょう。

 すると、停滞していたエネルギーが動きだします。

 それは、ほんの小さな変化かも知れませんが、意識のエネルギーを動かす、
 とても大きな一歩にもなるのです。
 
 少しでも、自分を悩ませている問題から視点がそれれば、それが、ほかのと
 ころにも視野をひろげるきっかけにもなるのです。


 ……その昔、人間が宇宙へ行くことなど無理だと考えられていた時代があり
 ました。

 どう研究しても、クリアしなければならない困難な課題が山積みだったので
 す。

 でも、「まず月へ行こう」と言った人がいました。
 できると信じて、取り組んだ人たちがいました。

 もちろん、その後、人類は、まず月の地面に、その偉大な第一歩を記すこと
 になったのですよね。

 そして、そのときに開発された技術は、さらに人類を発展させる助けになっ
 てもいるのです。

 
 もし、今、あなたが悩みや問題を抱えているとしたら、何も考えずに、とに
 かく、まず身体を動かしてみましょうよ。

 今、ここで、思いっきり、伸びをすることで構いません。

 本当に小さなことなのですが……

 それが、あなたの問題を解決し、もっともっと成長していくための、偉大
 な第一歩になるのですよね。

No.569

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【癒しのことば】Vol.569 2004/10/27       

  総発行部数:14,455部

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 「あなたの顔を光に向けていなさい。
  そうすれば影は見えません。
 
  いつも真理に目を向けていなさい。
  そうすれば、あなたの心から不安、心配は消えるでしょう」

          -- ヘレン・ケラー(アメリカの社会福祉事業家)--

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 元気に働くためには、充分な休養をとる必要があります。

 人に優しくなるには、誰かに傷つけられた経験が、大きな意味を持つようで
 す。

 太陽の暖かさに心からありがたく感じるのは、厳しい冬を乗り越えたからな
 のでしょう。

 
 光の方を向いていれば、自分の影を見ることはありません。
 これは確かなことですね。

 でも、光があれば、必ず後ろには影ができます。
 いくら見えなくても、影は存在するのです。

 心理学者ユングの説によると、人間の心にも影(シャドウ)があって、それ
 は、意識で思っている「自分」から切り捨てられた部分だということです。

 そこには、『これは本当の自分ではない』と思っていることや、『こんなこ
 とをしてはいけない』『これは間違っている』などと判断していることも含
 まれます。

 つまりは、自分があまり見たくないものや秘密の部分、あるいは恐れている
 ものを押し込んでいるとも考えることができますね。

 だから、私たちは、影を隠したり否定しようとします。
 
 しかし、苦しいことがあるときや、悩んでいたり落ち込んでいるときには、
 どうしても自分の影が気になってしまいます。
 見ないふりをしていても、どうしても目についてしまうのです。

 ……なぜなら、そんなときこそ、私たちが影を必要としているときなのです
 から。


 ユングは、影に関して、必ずしも否定すべきものではなくて、自分を理解す
 るための力にもなると言っています。

 影は、自分を形成していく過程で脇へやられた、別の可能性のひとつひとつ
 でもあるのですから、それをうまく受け容れることができれば、さらに大き
 く成長していくこともできるのです。

 たとえば、「人間は、いつも努力していなくてはならない」という信念を持
 っている人は、過去に、自分の「怠け心」や「楽をしようという心」を否定
 し、影の部分に押しやったのかも知れません。

 そんな人でも、疲れてしまって、ふと気をゆるめて休みたいと思うこともあ
 るでしょう。
 すると、影から「ゆっくりしたい心」が、目の前に現れてくることになりま
 す。

 もし、それを恐れたり否定して、目を背けることもできます。
 影を見ないように、無理に光の方へ顔を向けることだってできるでしょう。

 だけど、それはとても苦しいことになるでしょう。
 無理やり、光ばかりを見ていれば、いつかは、心も身体も疲れきってしまっ
 て、努力することもできなくなってしまうのです。

 影を受け容れてみたらどうでしょうか。

 ……ずっとがんばってきたのだから、疲れたとき、迷ったときには、少し
 ゆっくりしてもいいんだよ。
 
 影は、そんなことを教えてくれているのかも知れません。

 少しだけ休んでみれば、心に余裕も生まれて、前よりもっと努力を重ねるこ
 とができるようになったりします。
 
 同じ努力をするのでも、ときに気を抜いて心身をリフレッシュすることがで
 きれば、本当に必要なときに、大きな力を発揮することもできるでしょう。
 

 自分のイヤなところ、見たくない部分が見えてきたとき……
 そんな影から逃げないで、抱きしめてあげましょうよ。

 それも、間違いなく自分の一部なのですから。


 本当の強さとは、自分の光も影も受け容れることができることを言うのでし
 ょう。

 だって、影は、光に向かって進んでいくために、自分自身を生きるために、
 ずっとあなたと一緒にいたのですから。

No.568

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【癒しのことば】Vol.568 2004/10/26       

  総発行部数:14,401部

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 「薬を10錠飲むよりも、心から笑った方がずっと効果があるはず」

           -- アンネ・フランク(『アンネの日記』作者)--

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 少し前のことですが、知り合いのお医者さんが、こんなことをおっしゃって
 いました。

 「自分の力で患者を治していると思っているうちは、まだまだ一人前の医者
  じゃないよ」

 たとえば、お医者さんは、骨折をした患者さんに対して、骨を固定してギブ
 スをはめることはできます。
 ケガをした人には、消毒して傷口を縫合したり、化膿止めの薬を塗ったりし
 ます。

 熱がでたら、解熱剤や鎮痛剤を処方したりしますね。

 でも、元のように骨がひっついたり、傷がふさがっていくのは、感者さん自
 身の自己治癒力が働くためで、お医者さんが何かをしたわけではありません。

 熱が下がっていくのも、薬が効いたというよりは、身体が自分で良くしてい
 く間、薬が症状を抑えていただけなのだそうです。

 お医者さんができるのは、ただ、患者さんの自己治癒力、つまり治ろうとす
 る力がスムーズに働くように、手助けすることだけです。

 知り合いのお医者さんが言うには、それを勘違いして、自分の力で治療して
 いると思っていると、もしも、経過が思わしくないときなどには、

 「自分の治療のどこが悪かったのだろう」
 「何が足りないのだろう。どんな薬を使えばいいのだろうか」

 というところへ意識が向いて、必要もないことをしてしまったり、患者さん
 に余計な不安を与えてしまったりするのだそうです。

 ところが、自分は、相手の手助けをしていだけだと自覚しているお医者さん
 は、なかなか良くならない患者さんがいたとしても、

 「どうして、良くなろうとしないのだろう」
 「あと何があれば、もっと患者さんの自己治癒力は高まっていくのだろう」
 
 と考え、症状や療法ではなく、患者さんの方へ意識が向くことになります。

 もちろん、治療法や使用する薬等に問題点はないかと考えることも大切です
 が、患者さん自身に注意を向けてみると、その方の生活スタイルや心理面に
 改善すべきところあったりと、意外な発見もあったりするということです。

 それが、本当の医者の仕事だとおっしゃっていました。


 そういえば、カウンセリングをするときにも、いくらこちらがベストの解決
 策だと思って提案しても、クライアント本人の腑に落ちていなければ、余計
 なお世話になってしまうという経験が何度かありました。

 どう考えても、こうすればうまくいくと思えて、クライアントさんも頭では
 納得するのですが、本人がどうも実行する気にならなかったり、実行しても
 続かなかったりしてしまいます。

 逆に、ただ話をしているだけなのに、突然、相手が勝手に自分の問題を解決
 する方法をみつけて、顔が輝くことがあります。

 それは、ほんのちょっとしたことだったりして、こちらとしては、首を傾げ
 てしまいそうになることもありますが、結果的には、自分が心から納得でき
 るものの方が、その人にとっては意味があるようです。

 
 私たちが問題を抱えていたり、悩んでいるときも同じことなのかも知れませ
 ん。

 もし、ずっと同じようなことで悩んでいるとしたら、いくら頭で考えて、
 「こうした方がいい」「こうすべきだ」とわかっていても、あるいは、誰か
 にアドバイスをもらったとしても、自分自身が心に落ちていなければ、あま
 り意味がないようです。

 その方法が悪いのではありませんし、他にもっといい方法を探した方がいい
 というわけでもないのでしょう。

 解決方法ではなくて、自分自身に意識を向けてみてはいかがでしょうか。

 「どうして、もっと良くなろうとしていないのか」
 「何がひっかかっているのか」
 「あと、なにがあれば幸せになれるのか」

 すると、いろいろなことが見えてくるかも知れませんよ。
 
 どれだけ良い薬を飲むよりも、今ここで、自分を楽しんで笑ってみる方が、
 心と身体には、ずっと効くようですね。

No.567

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【癒しのことば】Vol.567 2004/10/25       

  総発行部数:14,392部

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 「一日生きることは、一歩進むことでありたい」

                  -- 湯川秀樹(理論物理学者)--

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 痛みとは、イヤなものです。
 できれば、ない方がいいと思いますよね。

 でも、痛みをまったく感じなくなったとしたら、どうなるでしょうか。

 生きている限り、いくら気をつけていても、転んで膝を擦りむいたり、包丁
 で指先を傷つけたりしてしまうことはありますよね。

 誰かに足を踏まれたり、重いものを持ってギックリ腰になってしまったり、
 ときには、風邪をひいて喉や頭が痛くなることもあるでしょう。

 考えてみれば、そんな痛みがあるからこそ、私たちは、ケガをしたとか体調
 不良に気づくことができるのです。

 もし、痛みがなければ、ケガをしたことにも気づかなくて化膿したり、風邪
 をひいたこともわからないので、こじらせてもっと大きな病気になってしま
 ったりするかも知れません。

 痛みとは、本来、私たちに何かを気づくためのメッセージを送るためにある
 のでしょう。

 そして、痛みからは、いろいろなことを知ることもできるようですよ。

 不注意でケガをしてしまったのなら、もう少し気を引き締めようと思ったり
 しますし、風邪で体調を崩したのなら、最近疲れてすぎていないか、充分休
 養ができているかなどを振り返ってみることもできます。

 また、何度も同じところにケガをするとしたら、どうしてそうなるのかを考
 えてみたりもできるでしょう。
 ……たとえば、身体の使い方が少し偏っているのかも知れませんし、いつも
 通る場所に、原因があるという可能性もありますね。

 イヤだイヤだと思わずに、痛みに向き合って感じてみると、私たち陥りがち
 なところや、改善すべきこと、もっと良くなっていくために必要なことに、
 気づくことだってできるのですよね。


 悩みや逆境とは、イヤなものです。
 できれば、ない方がいいと思いますよね。

 でも、何も問題を感じることがなくなったとしたら、どうでしょうか。

 ……この後は、もう繰り返さなくてもおわかりでしょう。

 人生においての痛み、つまり問題や失敗などで悩んだり、逆境に陥ったりす
 ることも、私たちに何かを気づかせてくれるためのメッセージなのです。

 逃げずに向き合ってみれば、いろいろなことを知ることができるのですね。


 もちろん、身体も人生も、痛みの原因がまったくなくなることが理想で、私
 たちは、そこを目標として成長していくのでしょう。

 だけど、肉体を持つ私たちには、どうしても痛みはつきものですね。

 ……それは生きているということの証明だし、だからこそ大きくなっていく
 スペースもあるのですね。

 心や魂だって、どうしても痛みを感じてしまいます。
 
 ……それも受け容れてみましょう。
 今は、その気づきが必要だからこそ目の前に現れたのでしょう。


 だから、今日も、さらに一歩前に進むことができるのですよね。

No.566

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【癒しのことば】Vol.566 2004/10/22       

  総発行部数:14,319部

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 「わたしの場合は、美しい『この世』を通してしか、
  天国に行く階段がみつからない」

             -- ミケランジェロ(イタリアの彫刻家)--

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 自分の部屋を見回してみてください。
 そこには、いろいろなお気に入りのものがあるでしょうね。

 好きな色合いのイスとか、ワクワクしながら読んだ小説の本とか、何度も繰
 り返して聞いているCDとか……

 それらはすべて、あなたが欲しいと思って何かをしたから、手に入れること
 ができたものですよね。

 少々高価なものでも、お小遣いを貯めて買ったり、人からもらったとしても、
 あなたが気に入ったものだったから受け取ったのでしょう。

 今、お気に入りのものが、自分の部屋にあるということは、それを自分が選
 んだからだということですね。

 ひょっとしたら、部屋のなかには、あまり気に入っていないものもあるかも
 知れません。

 買ってみたものの、好みではなかった絵画とか、人からもらった古いテレビ
 とか、毎朝不快な音を立てる目覚まし時計とか……

 それらだって、結果的には自分が選んでいるから、今、ここにあるのです。
 
 もちろん、それを自分で望んではいるわけではないのでしょう。

  人からもらったもので、捨てるとその人に悪いから。
  もったいないから。
  買い換えるのが面倒だし、お金もかかるから。
  気に入っていなくても、何とかこれで間に合っているから。
  他のものが、もっと気に入るかどうかはわからない。
  捨てようと思えば、いつでも捨てることができるから……

 きっと、そんなふうな理由があるから仕方なく持っているだけで、本当は、
 処分して、気に入るものに変えたいと、ずっと思っているのではないでしょ
 うか。

 でも、その気になれば、すべての気に入らないものを、自分の部屋からなく
 すことは充分に可能なはずですね。

 少なくともあなたが認めているから、今、気に入らないものが自分の部屋に
 存在し続けているのだとは考えられないでしょうか。


 私たち自身も同じことのようです。

 自分の長所、才能、優しさ、ユニークな考え方。

 それらは、けっしてたまたま手に入れたのではなく、自分が選んだから今、
 持っているのですし、気に入っているから磨きをかけたのでしょう。

 ネガティブに考えてしまうクセ、すぐに自分を犠牲者に思ってしまう、自分
 なんてダメな人間だと考えてしまう。

 そんな自分の気に入らないところだって、仕方なく持たなくてはならないも
 のではなくて、本当は、自分が認めて許しているから、今、自分のなかにあ
 るだけなのです。

 もし、今よりもっと楽に楽しく生きたいのなら、本当に処分するべきものは、
 次のような思いなのでしょう。

  自分を変えることなんてできない。
  長年のクセだから、今さら捨てられないよ。
  ちょっと怖いような気がする。
  今でも何とかなっているんだし……


 自分の部屋のなかから、今すぐにいらないものを捨て去って、お気に入りの
 もので満たしていくことは、簡単です。

 ただ、自分が、それを選びさえすればいいのです。

 自分自身のなかから、いらないものを捨て去って、より良く成長させていく
 ことも、とても簡単ですね。

 私たちは、自分が決めて選びさえすれば、今、ここで、この瞬間に、最高の
 幸せを楽しむことだってできるのですから。

No.565

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【癒しのことば】Vol.565 2004/10/21       

  総発行部数:14,294部

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 「言い訳は、うそをつくより悪質で恐ろしい。
  なぜなら、言い訳はうそを守ってしまうからだ」

          -- アレクサンダー・ポープ(イギリスの詩人)--

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 夢や目標を手にするのには、実現したいという「思い」と、実現するための
 「方法」が必要ですね。

 では、私たちが「思い」と「方法」を、どのくらいの割合で持っているとき
 に、いちばん夢が叶いやすくなるのでしょうか。

 半分ずつくらい?

 いや、強い「思い」がある方が気力が持続するから、「思い」が7で、「方
 法」が3くらい?

 あるいは、やはり確実な「方法」がないと目標実現は難しいと思うから、
 「方法」が8割を占める?

 人によって、いろいろな意見があるでしょうが、こんな例を考えてみてくだ
 さいね。

 あなたが今、東京にいるとして、京都に行きたいと思ったとします。
 この場合、京都が「目標」ですね。

 京都へ行くためには、どのような方法があるでしょうか?

 飛行機、新幹線、夜行バス、タクシー、自家用車。

 そんな答えがすぐに浮かぶでしょうが、よく考えれみれば他にも、いろいろ
 ありますよ。
 
 ヒッチハイク、オートバイ、ヘリコプター、セスナ機に乗って……

 さらには、歩いていく、走っていく、という方法もありますし、転がってい
 く、逆立ちしながら、誰かにおんぶしてもらって(あるいは誰かをおんぶし
 ながら)、横歩き、けんけんをしながら、ということも思い浮かびます。

 そう考えてみると、京都へ行く方法なんて、無限に存在しますよね。

 もちろん難しいもの、時間がかかるものもありますが、どの方法でも、続け
 ていればいつかは必ず京都へたどりつけるでしょう。

 ところが、いくらたくさんの方法があったとしても、京都に行くことができ
 なくなることがあります。

 ……それは、「京都へは行きたくない」と思ったり、もともと京都へいくな
 どという願望を持っていなかったというとき。

 つまり、「思い」がまったくないという場合です。

 反対に言うと、京都へ行きたいという「思い」さえあれば、「方法」なんて
 いくらでもあるし、もしも、なかったとしても一生懸命に考え出して、何と
 かして行こうとすることになります。

 ということは、極端に言うと、夢や目標を叶えるため必要なのは、
 「思い」が100%で、「方法」がゼロ、ということになるのではないでしょ
 うか。

 そう、私たちは、叶えたい夢や目標を思い描いた瞬間に、必ず、それを手に
 入れることができるはずなのです。

 ただ、「思い」がありさえすれば……


 だけど、実際には、なかなか思うようには行っていないという人も多いよう
 ですね。

 私には夢があるし、それを絶対に叶えたいという「思い」もある。
 それを実現するための「方法」だって、いくつか考えられる。

 しかし、忙しくて時間がないし、必要なお金も協力者もいない。
 その他にも、こんな障害があるから、できないんだ。

 ……そんなふうに思っているのです。

 「できない」は、言い換えてみれば、「するのが怖い」ということになりま
 す。

 本当は「思い」さえあれば、障害なんてどこにもないのです。
 ただ、自分のなかに、ちょっとした恐れや自己不信があるから、障害が邪魔
 をしていると、言い訳しているのです。

 自分の「思い」に正直になれば、すべての障害は消えるでしょう。
 ……それは、言い訳を守るための幻想にすぎないのですから。

 そしてそのためには、言い訳をしないで、夢に向かって、ただ一歩を踏み出
 してみればいいのですよ。

No.564

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【癒しのことば】Vol.564 2004/10/19       

  総発行部数:14,227部
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 「宇宙は変化そのものだ。
  われわれの人生は、思考が形づくるとおりのものである」

         -- マルクス・アウレリウス(古代ローマの皇帝)--

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 何人か集まれば、必ず、何でも反対したがる人がいるものです。

 みんなで何かをやろうとすると、
 「それは無理だ」「きっと大変だぞ」「他のことをやった方がいいのでは」
 などと言い出すのです。

 そんな人の存在は大切です。
 何でもかんでもやるとすれば、どこかで行き過ぎて失敗してしまうことだっ
 てあるのですから。

 でも、反対する人の意見ばかりを尊重しているとしたら、いつまでたっても
 何もできないことになってしまいますね。


 自分のなかにも、どんなことにも反対する人がいます。
 
 やりたいことを見つけて、心が燃え立っても、心のどこかで、
 「無理だ」「時間がない」「大変な思いをするぞ」「他の可能性も考えてみ
 れば」
 という思いが沸いてきます。

 もし、そんな思いがなかったら、どんなことにでも突き進んで、いつかは大
 ケガをすることになるかも知れません。

 自分を守るためにも、反対する人は必要です。
 
 だからといっても、いつもいつもそれに従っていたら、永遠にやりたいこと
 にチャレンジすることができません。

  
 夢に向かって進んでいこうという気持ち、それを抑える気持ち。
 これは、もちろん自分のなかにあるものです。

 実は、同じように、外の世界でのチャレンジしようという人、いつも反対す
 る人、そんな人たちも自分のなかにいるのです。

 それは、今、自分が何を受け容れているか、ということの反映なのでしょう。

 たとえば、自分がまったく知らない世界へ行くことは、とても恐ろしいこと
 ですね。
 ところが、同時に、ワクワクすることでもあるのです。

 つまり、「恐れ」と「ワクワク」は、実は同じエネルギーなのだと考えるこ
 とができます。
 
 変化を受け容れているとき、夢に向かっての新たなチャレンジは、「ワクワク」
 する出来事になります。

 変化ではなく、今の自分にしがみついているのなら、夢へのチャレンジは、
 自分の安全を脅かす「恐れ」になるのです。

 同じチャレンジなのですが、この瞬間に自分が受け容れているものによって、
 「ワクワク」に見えたり「恐れ」に見えたりすることになります。

 そして、その自分の思いを代弁してくれる人を引き寄せることになるのです。

 だから、反対する人の声ばかりが聞こえたり、気になったりしているとした
 ら、今は、変化を受け容れられないということなのでしょう。

 自分のなかでもきっと、身を守るために、反対する人が今の状態にしがみつ
 いているのでしょう。

 ……といって、どんなことでも恐れずにチャレンジせよというわけではあり
 ません。

 今、自分が、何を受け容れて、何を否定しているかということに気づけばい
 いのです。

 「ワクワク」も大切だし、「恐れ」も大切なもの。
 
 変化を受け容れて楽しんでもいいし、ときには、自分を大事に守ってもいい
 のです。

 必要なのは、自分を信頼すること。
 ただ、この世界で自分らしく生きること。

 ……今が、望む未来への出発点の、いちばん大切なときなのですから。

No.563

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【癒しのことば】Vol.563 2004/10/19       

  総発行部数:14,062部
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 「幸運は求めて得られるものではない。
  ただ楽しい気持ちを養い、幸運を招き寄せるほかはない」

                      -- 『菜根譚』より --

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 ものごとが思うように進まない。
 望むものを、なかなか手に入れることができない。

 何が邪魔をしているのでしょうか。
 どこを探せば、本当の障害を見つけることができるのでしょうか。

 時間がない、お金がない、才能が足りないから?
 あるいは、いつも妨害する人がいるから?

 ……禅の寓話にこんなものがあります。

 昔、あるお坊さんが、悟りを開こうと、毎日、熱心に修行を続けていました。

 ところが、いつの頃からか、座禅を組むと。すぐに大きなクモが現れて、ま
 とわりついてくるようになったのです。

 これでは、とても心を集中することはできません。
 お坊さんは、一生懸命にクモを追い払いますが、いくら追い払っても、座っ
 て目を閉じると、またどこからともなくやってくるのです。

 思い余ったお坊さんが師に相談すると、
 「今度クモが現れたら、墨でしるしをつけておき、どこから来るのか調べて
  みるがよい」
 と教えられました。

 その日、座禅をはじめると、いつものようにクモがまとわりついてきました
 ので、お坊さんは師に言われたとおり、そいつの腹に墨で大きく丸を書きま
 した。

 これで相手の正体を突き止めることができると思うと、久しぶりに落ち着い
 て座禅をすることができました。

 ……そして、座禅を終えたお坊さんが見たのは、自分の腹に記された大きな
 丸印だったということです。

 誰かがいるから、何かを持っていないから……
 それが自分を邪魔しているように思えても、本当の障害は、自分自身のなか
 にあるのかも知れませんね。

 
 それでは、夢を叶えたり、成功するために必要なものは、どこにあるのでし
 ょうか。
 
 ……禅の寓話をもうひとつ。

 明の時代の中国でのこと。
 ある青年が、高名な僧に教えを請うために、遠いところへ旅立ちました。

 何しろ当時のことですから、どのくらいの月日がかかるかわかりませんし、
 無事に帰ることができる保証もないのです。
 青年の両親は、涙を流してわが子を見送りました。

 かなり長く歩き続けて疲れた青年は、道端の切り株に腰をおろして少し休憩
 することにしました。

 そこへひとりの僧が通りかかり、青年の隣に座って話しかけます。

 「今からどちらへ行きなさる?」

 「はい、菩薩と呼ばれている、すばらしい師のもとへ……」

 青年が答えると、僧は、微笑みながら言います。

 「それは良い心がけじゃ。
  しかし、菩薩よりも、仏に会いに行く方が、もっと多くのことを学べるの
  ではないかな」

 青年は、驚いて聞き返します。

 「仏とは、いったいどこにいらっしゃるのです?」

 「自分の家に帰ってみろ。
  きっと、毛布を羽織り、靴を逆さまに履いた人が迎えてくれるだろう。
  その人こそが仏じゃ」

 それを聞くと、青年はあわてて駆け戻り、真夜中になってやっと我が家にた
 どり着きました。

 ……門が開いたとき青年が見たのは、愛する息子が帰ってきたと知って、服
 を着るのももどかしくただ毛布だけをまとい、靴を逆に履いているのも気づ
 かず、息を切らせて走ってきた母親の姿だったのです。

 
 心が望んでいるものは、世界中のどこを探してもみつかりません。
 それは、すぐ近くにあるのですから。

 幸福になるためには、何も必要ありません。
 まず、自分のなかの喜びや楽しんでいる心に触れてみればいいのですよね。

No.562

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【癒しのことば】Vol.562 2004/10/18       

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 「幸福になる必要なんかありはしないと、自分を説き伏せることに成功した
  あの日から、幸福がぼくのなかに棲みはじめた」

            -- アンドレ・ジイド(フランスの小説家)--

----------------------------------------------------------------------

 悩みや苦しみを抱えているとき、私たちは、目の前にある選択肢のなかから、
 わざわざ最悪のものを選んでしまうことが多いようです。

 悩みが大きければ大きいほど、苦しみが強ければ強いほど、それを解決する
 ためには、簡単なものや、ありきたりなものではダメだと思ってしまうので
 しょうか。

 傍からみれば、もっと楽なやり方もありそうなのに、最も険しい道、大きな
 犠牲を払わなくてはならない辛い方法にしがみついてしまうのです。

 ストレスがあると、見えるものも見えなくなってしまうということですね。

 ……たとえば、元気で長生きされている方に、長寿の秘訣を尋ねてみると、
 たいていは、「ほどほどに食べて、ゆっくり眠る」とか「いつも笑って、ク
 ヨクヨしない」などと、シンプルで、誰でも知っていているような答えが返
 ってきます。

 普通の人ではとてもできそうもない、珍奇なことをしていたり、めったに手
 に入らないようなものを食べているから、元気で長生きをしているわけでは
 ないのですね。

 また、成功者といわれる人たちも、その理由を聞かれると、「自分の仕事に
 一生懸命に取り組んだ結果だ」といったような、至って当然のことを語る方
 が多いです。
 
 よくよく考えてみれば、長生きをしたり、成功するためには、確かに、当た
 り前のことを、当たり前にやり続けるというのがいちばんだということは理
 解できます。

 人間の心と身体は不思議なもので、望むところさえわかっていれば、そこへ
 の道標を、「楽しい」「快適だ」「ワクワクする」といった形で教えてくれ
 るようです。

 長生きでも成功でも、心と身体が心地よく感じることをやっていれば間違い
 ないのです。

 そして、それは、たいていが、当たり前で、簡単で、誰にでもできることな
 のです。

 ところが、あせりを感じたり、ストレスに晒されていると、この当たり前の
 ことが見えなくなってしまって、気がつくと、望むことから離れた道を歩い
 ていたりします。

 健康で、もっと楽しく生きて生きたいと思っているのに、暴飲暴食を繰り返
 したり、充分な睡眠をとらなかったり、働きすぎたり、あれこれ悩んだり……

 成功したいと願ってがんばっていたのに、いつの間にか、どこかに自分を成
 功に導いてくれる特別な方法があるはずだと考えて、いくつもの勉強会に参
 加したり、高価な教材のコレクターになっていたりしています。
 
 たまにならば、気分がよいときなどに、はめを外して食べ過ぎたり、飲みす
 ぎたりすることは気にすることもないでしょう。
 ……でも、それがほとんど毎日となると、ちょっと問題です。

 勉強会で学んだり、教材を買って自分を向上させようということは、すばら
 しいことですね。
 ……しかし、自分のやるべきこともせずに、ただ、成功のための夢のよう魔
 法を追い求めているのなら、これもちょっと困りますね。

 「健康になりたい」
 「楽しく生きたい」
 「成功したい」
 「お金持ちになりたい」

 そう願うことは、健全なことです。

 ところが、その思いが強すぎて、「絶対に~でなくてはならない」となると
 これはストレスになってしまいます。
 
 追い求めれば追い求めるほど、それがストレスになり、心と身体が心地よく
 感じるものを見失ってしまって、険しく辛い道を進もうとします。
  
 望むものはどこかへ逃げていってしまうのです。

 悩んだり、「苦しい」、「辛い」と感じるのは、私たちの本質が、「少し道
 を間違えているよ」ということを教えてくれているメッセージなのかも知れ
 ません。

 だから、そんなときは、立ち止まって自分をリラックスさせてあげてくださ
 い。

 そして、自分を信頼して、自分が望む道を選んで歩き始めてください。

 何も迷うことはありません。
 どんなに当たり前のものだったとしても、夢を描いたら、自分がワクワクし
 て、心地よく感じる道こそが、最高の道なのですから。

No.561

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【癒しのことば】Vol.561 2004/10/15       

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 「幸福は、心の流れによって決まるもの」

            -- アリス・メイベル(アメリカの教育者)--

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 毎日ではないのですが、ときどき会って、しばらく一緒にいなければならな
 い人がいるとします。

 そして、あなたは、その人のことをあまり気に入っていないと考えてみてく
 ださい。
 
 言うことやることが、どうも気に障りますし、考え方も、かなり自分と違っ
 ていて受け容れがたいのです。

 だったら、無視していればいいのでしょうが、気になって仕方がありません。
 相手が何かをするたびに、それは間違っていると咎めたくなりますし、話を
 聞くとイライラしてきます。

 だから一緒にいるときは苦痛です。
 
 その人を変えたい、言動を正したい、という衝動にかられて、いろいろがん
 ばってみますが、なかなかうまくはいきません。
 
 いつも心が、その相手にひっかかって、どうすることもできないのです。


 ……気に入らないその誰かと一緒にいるとき、そんなふうに時間を過ごして
 いるとしたら、あまり意味があるとは言えませんね。

 相手を変えようと躍起になっても、それは無理でしょう。
 その人が望んでいるのならともかく、相手は、相手なりの理由と正当性があ
 って、そう考え、行動しているのです。

 気に障る相手の言動ばかりを気にして、嫌な気持ちになっているのは自分。
 その間は、自分の成長にとって意義があることがまったくできていないので
 す。

 だったら、どうすればもっと生産的な時間を過ごせるのでしょうか。

 ひとつには、相手にばかり向いている自分の意識を、もっと広い世界に向け
 てみることです。
 そうすると、視野が開けて、今自分にとって、本当に大切なものは何かが見
 えてくるかも知れません。

 もうひとつは、気に入らなくてもとにかく相手を受け容れてみることです。

 そんなオープンな目で見てみると、ひょっとしたら、相手とのズレが自分を
 見直すきっかけになって、新たな『気づき』を得られるかも知れません。

 そして最後に、相手を変えようとするより、自分ができることを精一杯やっ
 てみることも大切です。

 できないことをやろうと、一生懸命にがんばって時間を無駄にするよりも、
 今、自分にできることは何かを考え、そこにエネルギーを注ぐのです。

 それは、必ず自分の成長に役立ちますし、結果として、まわりの人や環境な
 どに変化をもたらすこともあるようです。

 つまり、

 ・相手を気にして意識を集中しないで、視野を広く持つ。
 ・受け容れる
 ・自分ではどうしようもないことに努力するよりも、自分が今できることに
  エネルギーを使う。

 これが、どんな相手と一緒にいても、大切な時間を自分にとって意義あるも
 のにするための秘訣なのです。

 これは、確かにそうですよね。
 
 そして、本当に知って欲しかったのは、その気に入らない誰かとは、実は、
 私たちの、「悩み」「問題」「障害」なのだということです。

 ・その悩みや問題ばかりに意識を集中せずに、一歩離れて、広い視野を持っ
  てみると、いろいろなことが見えてくる。

 ・一度、自分を悩ませているものを受け容れみると、前に進むための新たな
  発見があるかも知れない。

 ・自分の力ではどうしようもないことで悩んでいるよりも、とにかく、今の
  自分ができることを精一杯やる。
  それが現状を変えることにつながっていく。


 ……誰と会っても、どんな出来事が現れても、それをどう受け止め、どう自
 分の成長の糧にしていくのかは、私たちの心が決めるのです。

 どう輝くか、どれほどすばらしい幸福を手に入れるのかも、選ぶのは、私た
 ちの心なのですよね。

No.596

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【癒しのことば】Vol.596 2004/12/14       

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 「幸運は偉大な教師である。
  不運はそれ以上に偉大な教師である」

               -- ハズリット(イギリスの評論家)--

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 「あなたの夢は何ですか?」と尋ねられて、「月面のクレータで、火星人と
 相撲を取ることです」などと答える人は、たぶんいないでしょう。

 ……というか、普通はそんな突拍子もないことを思いつきもしませんよね。

 実現できるかどうかということの前に、そんな夢が叶ったところで、何の意
 味もないのです。
 
 どうも私たち人間が描く夢は、どこかに自分にとっての価値があるからこそ、
 頭のなかに浮かんでくるもののようですね。
 
 そして、私たちが抱く夢は、必ず、現実と響きあい、形になって現れてくる
 はずです。

 たとえば、自分の仕事のことを考えてみてください。
 それは、過去のどこかで、自分が選んだから、今、その仕事をすることにな
 ったのでしょう。

 え?
 自分の場合は、好きでもない仕事を仕方がないからやっているだけで、自分
 で選んだのではないですって?

 でも、本当に、その仕事が、あなたにとって意味がないものなら、絶対に拒
 否していたはずだし、そもそも選択肢に現れることもなかったでしょう。
 仮に、何かの間違いでその仕事に就いてしまったとしても、すぐに、そのこ
 とに気づいて、逃げ出していたはずです。

 もちろん、「意味がある」というときには、その仕事を通して自分を表現し
 ていくという、どちらかというとポジティブな意味ということもありますし、
 仕事を通して自分に足りない部分を学んで行くなどの一見ネガティブに見え
 る意味もあります。

 もし、今の仕事に不満や苦痛を持っているのなら、どこかに学ぶべきことが
 あるということになるようです。

 痛みや発熱が、身体の不調を教えてくれるように、心がひっかかっていたり、
 苦しみを感じているのなら、それが何かを教えてくれているのです。
 
 その苦しみは、必要なことに気づくまで続きますし、たとえその仕事から逃
 げ出したとしても、学ぶべきことを学ぶまでは、同じような苦しみを味わう
 ことになるのです。

 だからといって悲観することはありませんよ。
 逃げずに立ち向かって、必要なことを学びさえすれば、もうその苦しみを感
 じることもありませんし、その仕事だって楽しめるようになるのです。
 
 それが、ひとつ成長したということなのです。

 これは、仕事に限らず、人間関係などでも同じです。

 あなたには、過去に傷つけられ、憎しみや恨みを感じている人がいるかも知
 れません。
 その怒りはあまりにも大きく、どうすることもできないと思っていることも
 あるでしょう。

 だけど、痛みは何かのメッセージなのだということを思い出してください。

 逃げずに立ち向かっていけば、とても大きなことを学ぶことができますし、
 ひとまわり大きく成長することができるのです。

 まず、その怒りを見てみましょう。

 どうしようもないと思える怒りは、手品のようなものだと考えてみてくださ
 い。
 ただ遠くから見ているだけでは、不思議で神秘的なのですが、タネさえ知っ
 てしまえば、どうってことはありません。

 あなたはその怒りを、死ぬまで持っていたいのなら、それも自由です。
 もし、そうではなく、手放して楽になりたいと思っている、ということに気
 づけば、まず、それが大きな第一歩になりますね。

 手放すのは、すぐにではなくてもかまいません。
 そのときは、あと何日、何週間、あるいは何年くらい怒りをもち続けていた
 いのかを決めましょう。

 それだって、どうしようもないというところからは、かなりの進歩です。

 次に、自分が「誰に」「どんなこと」を言われたり、されたりしたから怒り
 や恨みを感じたのかを思い出しましょう。

 そのとき、自分は、本当はどんなことを言って欲しかったのか、して欲しか
 ったのかを考えてみます。

 なのに、その人は、その期待に背いてその人がしたいようにしたのですね。
 どうして、その人は、そんなことを言ったり、することになったのかを想像
 してみてください。

 もし、その人に悪意があったのなら、それはその人の問題です。
 その人の行動には、その人なりの理由があったのだとしたら、それは自分が
 期待していたことに何か問題があったのだということが考えられますね。

 どうですか?
 怒りのタネが少しは見えてきたでしょうか。

 
 あなたの目の前には、気づきを待っている、たくさんの好運や不運があるの
 ですよ。

No.560

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【癒しのことば】Vol.560 2004/10/14       

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 「自らが思い描く人生を生きなさい」

      -- ヘンリー・デイビッド・ソロー(アメリカの思想家)--

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 聖書のなかに、イエスが、手を触れただけで病が癒されたり、見えなかった
 目が見えるようになったりする奇蹟が書かれていますね。
 
 そのときイエス様は、病んだところを治そうとしたわけではなく、ただ本来
 のその人を信じて光を与えたのではないでしょうか。

 問題になっているところを見るのではなく、ひょっとしたら、病という概念
 すら認めていなかったのかも知れません。

 また、仏教にも、悪魔たちが仏陀の肉を食おうと襲ってきたときの説話があ
 ります。

 悪魔たちは、邪悪で強大な力を発揮しますが、仏陀を殺すどころか、逆に改
 心して、弟子になってしまうのです。

 このときの仏陀も、きっと悪の存在を認めようとせず、相手の本質を信じて
 光を送ったのでしょう。

 暗闇を明るくするのには、闇を何とかしようと思う必要はありません。
 ただ、明かりを灯せばいいのですね。

 闇が存在しているのではなくて、光が足りないだけのことなのですから。


 私たちが苦しんでいる問題や悩みだって、同じではないでしょうか。 
 これは、問題を無視しろとか、障害を気にしないようにしようと言っている
 のではありません。

 確かに、今、目の前に、実際に存在する問題はあります。
 それは、自分ができることをやって、さらに成長していくための課題なので
 しょう。

 でも、ときに私たちは、存在しない問題を一生懸命に何とかしようとがんば
 って疲れてしまっていることがあります。

 たとえば、もっとよい人間関係を望んでいるのなら、自分の性格が原因だか
 ら変えなくてはと、クヨクヨ悩んでいても仕方がありません。
 それよりも、自分の良いところを磨いていった方が、よい結果につながって
 いくのではないでしょうか。

 豊かになりたいのなら、今の欠乏感を嘆くよりも、豊かに考え、豊かさに満
 ちた行動をすることが大切ですね。

 楽に楽しく生きたいのなら、それを阻んでいる障害を取り除こうと決意する
 よりも、まず「楽に楽しく生きよう」と決めることが早道です。

 りんごを実らせたいのなら、はじめにりんごの種を蒔く必要があります。

 他の種を蒔いていても、いつまでたってもりんごを手に入れることはできま
 せん。


 今、あなたは闇と戦っていませんか。
 ありもしない問題を何とかしようと、がんばってはいませんか。

 昔の失敗も、ネガティブな自己イメージも、「~しなければならない」も、
 「私には、~がないからダメだ」も、そのほか、あなたを苦しめていること
 も、全部、闇なのです。

 そして闇は、ただ自分が輝けば消えていくのです。
 

 そう、もっと自分が思うように生きていいのですよ。

 それが、あなたがいちばん光り輝いているときなのですから。

No.559

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【癒しのことば】Vol.559 2004/10/13       

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 「生きる正しい法を知って生きたら、人生くらい愉快な、人生くらい恵まれ
  た、人生くらいありがたいものはないんです」

               -- 中村天風(『成功の実現』より)--

----------------------------------------------------------------------

 クツのなかに小石が入っていると、とても履き心地が悪いですね。
 小さすぎたり大きすぎたりするクツを履いているのも、歩きにくいものです。

 その状態を何とかしたいのなら、クツを脱いで小石を取り除くか、自分の
 足に合うクツに履き替えるしかありません。

 間違っても、小石入りのクツを履いたまま、この履き心地の悪さを改善して
 くれるところはないか、誰か直してくれる人はいないかと、探して歩き回る
 人はいませんよね。

 あるいは、クツのサイズに合うように、自分の足を小さくしたり大きくした
 りしようとがんばる人だって、いないでしょう。

 仕事や人間関係でのトラブル。
 改善したいと思っている悪習。
 いつも抱え込んでいるストレス源。

 そんな、邪魔な小石が入っていたり、自分には合わないクツは、無理をしな
 いで、さっさと脱いでいらないものを捨て去るか、新しいクツに履き替えま
 しょう。

 それが、一番手っ取り早くて、確実に楽になる方法なのですから。


 手が入るくらいの大きな箱に、ひよこが何匹か入っています。
 穴から手を入れて、ひよこを捕まえたいと思っています。

 そんなとき、「絶対に掴んでやるぞ!」と意気込んで、やたらに手を振り回
 したりしたら、ひよこは、どんどん逃げていくだけです。
 じっと待ち構えて、近づいたら捕まえてやろうと狙っていても、そんな気配
 を察知して、やっぱりひよこは近づいてこないでしょう。

 もちろん、手を入れずにただ見守っていれば、ひよこは、近くに来て自由に
 遊ぶでしょうが、それではいつまでたっても捕まえることはできませんね。

 そんなときには、「ひよこを捕まえよう」という気持ちを捨てて、「ひよこ
 が大好きだ」と思ってみることです。
 そんなふうに、あたたかい気持ちで心をひらいて待っていると、きっといつ
 かは、ひよこが手のなかに入ってくるでしょう。

 『夢』や『幸福』、『愛』、も同じです。

 一生懸命に追いかけても、なかなか手に入りませんが、ただ、信じて心をひ
 らいて待っていれば、いつかは必ずやってくるものです。

 そして、それが本当のはじまりなのですよ。
 これからひよこに愛情を注いで、立派なニワトリに育てていく楽しみが待っ
 ているのですから。


 大きな湖に、波風ひとつもなく、水面を揺らす魚もいないとしたら、ずっと
 穏やかでガラスのような湖面でいるでしょう。

 それは、本来の湖の状態なのでしょうが、いつまでもそのままだと、いつか
 それが湖であるということさえわからなくなってしまうかも知れません。
 
 ときに風が波を立て、木の実が落ちたり魚がはねて湖面を揺らす。
 だからこそ、それは湖だし、この世界に存在しているんだということに気づ
 いたりするのです。

 ……と、そんなふうに思ってください。

 何の問題も葛藤もなく、ただ平安であるがままに生きている。
 それが、本来の私たちなのです。

 風がさざ波をたてたり、何かが落ちてきて湖面を揺らすのは、私たちに気づ
 きと成長のきっかけを与えるためなのです。

 そのままでは知ることができなかった、自分を傷つけている行動に注意を向
 けたり、新しいステージに進むときがきたことを教えてくれていたりしてい
 るのでしょう。

 どんなことが起こっても、すべては、私たちがもっと本来の自分でいられる
 ように、好きなことは好き、嫌いなものは嫌いと胸を張って言えるようにな
 るためにあったのです。

 
 ……ね、ちょっと心をゆるめてみるだけで、少し意識を変えてみるだけで、
 今、この瞬間に生きているということが、どれほど楽しくて、すばらしくて、
 ありがたいものかが見えてきますよね。

No.558

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【癒しのことば】Vol.558 2004/10/12       

  総発行部数:13,424部
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 「もう思いわずうのはやめろ。
  なるようになる。すべてがなるようになる。
  ただ人間は、それを愛しさえすればよいのだ」

              -- ロマン・ロラン(フランスの小説家)--

----------------------------------------------------------------------

 将棋の真剣勝負では、『待った』はききません。

 たとえミスをして、「しまった!」と思っても、戻ってやり直すことはでき
 ないし、相手に見逃してもらうことを期待しても、そううまくはいかないこ
 とが多いですね。

 そんなとき、
 「あのとき、ああしていれば……」
 「あんな手を打たなければ……」
 と悔やんでいては、ただ時間を無駄に過ごすだけです。

 同じ時間を使うのなら、自分のやってしまった失敗を、少しでも取り戻せる
 ように知恵を絞って前に進んだ方が、ずっと賢明でしょう。

 また、対局が自分が思っているように進まないときなどに、こんなことを思
 ってしまう瞬間があるかも知れません。

 「この駒が銀じゃなくて飛車だったらなあ」
 「桂馬が前に進むことができたら」
 「相手がミスをしてくれないものか」

 だけど、今、目の前にある将棋盤が、間違いない現状のすべてだし、もちろ
 んルールを変えることもできないし、考えているようにはいかないのが勝負
 ですね。

 それだからこそ、楽しいし、もっと上達したいと願うし、いろいろと学ぶこ
 とも多いのです。


 野球の試合でも、ちゃんとルールは決められています。

 相手のチームはツーアウトで交代なのに、自分のチームは5つまでアウトに
 なってもいいとか、自分が有利なようにストライクゾーンを決めることがで
 きる。
 
 ……もし、そんなことが許されるのなら、必ず勝てるでしょうし、気持ちが
 よいかも知れませんが、ゲームとしては意味がないでしょう。
 こんなことで相手に勝ったとしても、自分の成長のためには何も得るものも
 ないし、後味も悪いのではないでしょうか。

 決められたことは、誰でも、決められたように守る。
 できることはできるし、できないことはできない。

 そして、今、目の前で起こっていることは、いくら願っていても変えること
 はできないのです。

 決められたルールのなかで、自分の力で、少しでもよい結果になるように努
 力する。
 それが、将棋や野球に限らず、ゲームの醍醐味ですね。


 これは、私たちの人生だって同じです。
 
 いいときもあれば、苦しいときもある。

 自分が持っている、才能、時間、資産、仲間は、限られているし、他の人と
 比較してみれば、むしろ乏しいと思えることもある。

 思わぬ失敗や、予期せぬ不幸に見舞われることもあるでしょう。

 そんなとき、いつまでも過去を悔やんだり、今の自分を無力だと思ったり、
 不運を嘆いていても、仕方がありません。

 ……そんなルールのなかで、自分らしくがんばって、夢を叶えるというゴー
 ルに進むのが人生というゲームです。
 そのなかで、いろいろな気づきをもらったり、大切なことを学んだりするこ
 とが、私たちの成長です。

 苦しいのは、目の前の出来事に遭ったからではなくて、多くの場合は、変え
 ることのできない現実を、一生懸命に変えようとしていたり、悔やんでいた
 り、決められたルールを受け容れることができないでいるからだったのです
 ね。
 
 大丈夫!
 何も悩むことは、ありません。

 すべてを信じて、目の前にあることとルールを受け容れてみれば、必ず最後
 は望むようになっていくのです。

 あなたは、人生というゲームを愛して、学び、そして、楽しむために生まれ
 てきたのですから。

No.557

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【癒しのことば】Vol.557 2004/10/8       

  総発行部数:13,379部
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 「君がどんなに遠い夢を見ても、君自身が可能性を信じる限りそれは手の届
  くところにある」

             -- ヘルマン・ヘッセ(ドイツの小説家)--

----------------------------------------------------------------------

 明日の天気がどうなるのかでも、サイコロを振って自分が思った目がでるか
 どうかでも構いません。

 これから起こる未来のことに、少し意識を向けてみてください。

 そのときに、心のなかで「どうせ……」ということばをつぶやいてみます。
 きっとその瞬間、未来は、ちょっと暗いイメージになったり、自分が思った
 通りにはならないように感じられるのではないでしょうか。

 それもそのはず、頭のなかで「どうせ……」と言っているとき、無意識で続
 けているのは、次のようなネガティブな予想のようだからです。
 
 「どうせ……、明日は雨だろう」
 「どうせ……、予想したのとは違った目がでるだろう」

 未来がどうなるか、まだ決まったわけでもなくて、いろいろな可能性がある
 はずなのに、「どうせ……」と考えたとたんに、そんなふうに可能性を狭め
 てしまうのです。

 「どうせ、○○しても無駄だ」
 「どうせ、あの人に話してもわかるはずがないよ」
 「どうせ、また失敗するに決まっている」

 「どうせ……」は、どんな場合でも、私たちの可能性を小さく限定してしま
 うことばのようですね。

 「できない」ということばも問題です。

 何かをやろうとするとき、ついつい「私にはできない」と思ってしまう人が
 いますが、これも行動する力を抑えて、本当はできるはずのことでもできな
 くしてしまうことになります。

 未来において、あることが、「できる」か「できないか」を決めるのは、ほ
 とんどが、その人の能力ではなくて、頭のなかで何を信じているかのようで
 す。

 そして、未来の可能性を奪うことばの、最強コンビが、「どうせ、私にはで
 きない……」というものなのです。

 この2つのことばが一緒に使われるとき、「どうせ」と「私にはできない」
 の間には、無数のできない理由、うまくいかない原因が、知らぬ間に脳のな
 かを駆け回っているのでしょう。

 私たちのヤル気や希望を抑え込み、自分の夢へチャレンジする勇気を奪って
 しまうのです。

 ……たった2つのことばを思うだけなのですが、とても恐ろしいことが起こ
 っているのですね。

 今日からは、もし、自分が「どうせ……」とか「できない」ということばを
 使っていることに気づいたら、こんなふうに言い換えてみてはいかがでしょ
 うか。

 「どうせ……」の代わりに「きっと……」
 「できない」に代えて「できる」

 これだけのことですが、私たちの人生は、前向きになっているはずです。

 未来の可能性は、すべて自分のなかにあるのです。
 信じている限り、必ず、夢を手にすることができるのです。

 
 ……ひょっとして、今、こんなことを思った人はいませんか。

 『「どうせ」そんなことをしても、何も変えることは「できない」よ』
 
 そう、きっとそれは正しいのでしょう。
 そう思ったから、自分の人生を前向きに変えるという可能性を小さくしてし
 まったのですよね。

 そんなときには、こう言い変えるのでしたよね。

 『「きっと」私たちの人生を大きく変えることが「できる」』

 どうですか?
 
 きっと、大きな変化があったでしょう。
 ほら、自分のなかの未来の可能性たちが、生き生きとしはじめたのを感じま
 したよね。

No.556

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【癒しのことば】Vol.556 2004/10/7       

  総発行部数:13,381部
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※古今東西の名言から、ストレスを和らげ心を癒すことばをお届けします。
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 「人生を楽しんでいる人は、失敗者ではない」

         -- ウィリアム・フォークナー(アメリカの小説家)--

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 「生きている」ということと、「生きる」ことは違うようです。

 ただ呼吸をし、食物を摂って肉体を維持していれば、「生きている」ことに
 はなるでしょう。

 でも、「生きる」ためには、自分自身、そして、外の世界とのつながりを持
 つことが必要になります。

 世界とつながりを持つということは、まず、自分のまわりに注意を向け、そ
 こで起こっている出来事、同じ空間に生きている存在を感じることです。
 
 また、世界を感じたときに、自分の内側に沸き起こる、さまざまな感情を受
 け止めることも大切ですね。
 
 美しい自然を見たときの感動、誰かの優しさに触れたときの温かい気持ち、
 あるいは、怒りや喜び、悲しみ。
 人々の感じ方やものの見方の、ちょっとした違いに気づいたときの驚き。

 そんな心の動きを楽しむことこそが、「生きる」ということなのでしょう。

 さらに、自分が気づいた世界のすばらしさを、誰かと分かち合うことができ
 れば、そこが、人生を楽しむということなのではないでしょうか。

 辛いこと、悲しいことのなかにも、私たちの心を動かし、新たな気づきを与
 えてくれるものがあります。
 
 「生きる」ことは、楽しいことなのです。
 楽しんで「生きる」とき、私たちは、本来の自分でいることができるようで
 す。

 それこそが、本当の成功といえるのでしょうね。

 そして、私たちは、自分なりの成功のすばらしさを、この世界に広げるため
 に、今、ここに存在しているのでしょう。


 たとえば、自分が楽しいときには、まわりの人たちも楽しそうにしているよ
 うに思えたりします。

 逆に、自分がイライラしていれば、出会う人すべてが、機嫌が悪いように感
 じて、ますますイライラしてしまったということはないでしょうか。

 これは、イライラしてまわりに不機嫌な顔を撒き散らしている人に出会って
 も同じです。
 なぜか、その人のイライラが、こちらにも伝染してきて、自分もイライラし
 てきますよね。

 ということは、まわりの人たちが楽しそうに思えるとき、自分も楽しく生き
 ているということになるのですよね。

 この世界を楽しくするのは、とても簡単です。
 自分自身が、今、この瞬間を楽しめばいいのです。

 それが、どんどん広がっていくことになるのです。

 もちろん、毎日、私たちが出会う出来事には、とても楽しめそうにないと思
 えることもあります。
 イヤなこと、不幸な出来事、辛かったり、悲しかったり……

 そんなときには、逃げずにすべてを受け容れましょう。
 辛いときには落ち込み、イヤなことがあればイライラしてもいいのです。
 悲しければ泣いてもいいし、苦しかったら弱音を吐いても大丈夫。

 それが、「生きる」ということなのですから。
 そんな苦しいことだって、いつかは、すべてが楽しく思えるためにあるので
 すから。

 もう一度言いましょう。
  
 「生きる」ことは、楽しいことなのです。

No.555

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【癒しのことば】Vol.555 2004/10/6       

  総発行部数:13,373部
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 「高く登ろうと思うのなら、自分の脚を使うことだ。
  高いところへは、他人に運ばれてはならない。ひとの背中や頭に乗っては
  ならない」

                 -- ニーチェ(ドイツの哲学者)--

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 人と会うと緊張する。
 会社へ行くと疲れてしまう。


 そんな人は、ひょっとしたら相手や会社のワクに、無理やり自分のワクを合
 わせよううとしているのかも知れませんよ。

 人それぞれ、考え方やものの見方は違っています。
 すべての人が、その人なりの『ワク』を持っているのです。
 
 会社や学校などの組織にも、それぞれ独特の雰囲気や掟のようなものがあり
 ますよね。
 それが、その組織のワクなのです。

 そして、私たち自身も、自分固有のワクを持っています。
 今まで培ってきた、自分なりの考え方や嗜好、価値観などのことです。
 
 ワクの形や大きさはさまざまですし、ワクのある位置もみんな違っているよ
 うです。

 人と会ったとき、会社へ行ったとき、そのワクに、何とかして自分のワクを
 合わせようとするのは、とても辛いことです。
 だって、その間、ずっと自分のワクを変えていなければなりませんからね。

 だから緊張したり、疲れてしまったりするようです。

 かといって、自分のワクのままでいると、相手や組織のワクからはみ出して
 しまいます。
 自分自身のワクを押し付けてばかりでは、コミュニケーションも円滑にはい
 かないでしょう。

 もちろん、相手や組織のワクを自分のワクに合わせようとしても、それは無
 理というものです。

 それならいっそのこと、完全に相手や組織のワクに合うように、自分のワク
 を変えてしまった方が楽だ。

 そう思う人もいますが、実際には、それは難しいことですし、たとえ、自分
 らしさを捨てて、無理に自分のワクを変えたとしても、かえって窮屈になっ
 てしまうでしょう。

 ではどうしたらいいのでしょう。
 
 いつまでも、人と会えば、相手に合わせようと身構え、会社では、納得でき
 ないことでも、黙って受け容れていなければならないのでしょうか。


 ……ちょっと思い出してみてください。
 
 あなたのまわりにも、どこへいっても自分らしくいて、誰と会っても自然体
 でいることができるけれど、すべてがスムーズにいっている、という人はい
 るでしょうね。

 その人は、自分のワクを変えたり、押し付けようとはしません。
 それでいて、相手や組織のワクを無理に自分に合わせようとすることもない
 のです。

 どやったら、そんなふうにうまくいくのでしょうか。

 きっと、そんな人たちは、自分のワクとは違ったワクに出会ったときに、自
 分のワクを大きくして、受け容れているのでしょう。
 
 自分のワクをしっかりと持っていながら、相手のワクも尊重します。
 相手のワクも包み込むことができるように、自分のワクの形や位置にこだわ
 ることなく、広げていこうとするのです。

 これならば、どんなワクに出会っても、苦しむことはありませんよね。
 それどころが、いろいろなワクに出会うたびに、自分自身も、さらに大きく
 なっていくのです。

 自分は自分らしく、相手は相手らしくいることができるのです。

 もっと柔軟になって、自分のワクを広げていくことが、楽に生きられる秘訣
 なのですね。

 さっそく、今日からはじめてみましょうよ。


 え?
 とてもじゃないが、自分にはそんな