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No.432

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【癒しのことば】Vol.432 2003/6/30       
 総発行部数:14,109部
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※古今東西の名言から、ストレスを和らげ心を癒すことばをお届けします。
                         毎週 月・木曜日配信
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 「人生は、地球上ですごした年数で測られるのではない。
  どれだけ楽しんだかで測られるのだ」

         -- ヘンリー・D・ソロー(アメリカの文筆家)--

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 こんな話を聞きました……

 どんな悩みでも、突き詰めていけば、
 「~しなくてはならない」
 「~してはならない」
 という思いこみに行き当たる。

 そんなふうに縛りつけることで、自分で自分を苦しめているということのよ
 うです。

 「ちゃんとしなくてはならない」
 「失敗してはいけない」
 そんな思いが、自分を窮屈にしているのですね。

 そういえば、「~しなくてはならない」ではなくて、「~したい」という思
 いで行動を起こすときには、私たちは生き生きとして、思ってもみない力が
 発揮できるようです。

 そんなときには、たとえ失敗しても、それをいい教訓として次に生かせてい
 るような気もするんですよね。


 こんな話を聞きました……
 
 将棋でも野球でも、ゲームをしているとき、時間をいちばん無駄にするのは、
 「~しておけばよかった」、「~するんじゃなかった」などと、してしまっ
 ミスを、いつまでも考えていることだそうです。

 また、「負けてしまうじゃないか」、と先のことを心配することも時間の無
 駄遣いなんですね。

 大事なのは、「今」、自分ができることを精一杯やってみること。
 反省や、将来の計画は、このゲームが終わってから、いくらでもできる。
 
 でも、ゲームの途中、過去や未来をくよくよ思い悩んでいる人に限って、終
 わったゲームを振り返ったり、未来の軌道修正に生かしたりしていない傾向
 もあるらしいんです。

 人生だって、ゲームなんですよね。


 こんな話を聞きました……

 誰かを殴れば、殴り返される。
 悪口を言えば、言い返される。

 たとえ、直接でないとしても、自分のしたことはまわり回って、自分に返っ
 てくる。

 誰かに親切にすれば、自分も親切にされる。
 思いやりを与えれば、思いやりを感じることができる。

 やっぱり、自分のしたことは、知らず知らずのうちに自分に戻ってくる。
 
 「誰からも優しくされていない」と感じている人。
 あなたは、まわりの人に優しさを与えていますか?

 幸せになりたい、と思う人。
 みんなを幸せにしてあげるように心がけていますか?


 もっと楽しみましょうよ。
 もっともっと、自分が楽しんで、まわりを楽しくしてあげましょうよ。

No.430

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【癒しのことば】Vol.430 2003/6/23       
 総発行部数:14,058部
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 「世の中の人は誰でも幸せになりたいと思っている。
  それを手に入れる方法が一つある。それは、自分の気持ちの持ち方を変え
  ることだ」

          -- デール・カーネギー(アメリカの著述家)--

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 目を閉じて、今から1分間、「くまのプーさん」のこと以外を考えてみてく
 ださい。
 
 いいですか。
 絶対に「くまのプーさん」のことを思い浮かべてはいけませんよ。

 ……と言われたら、どうでしたか?

 「プーさん」の特徴のある声や、ユニークな姿をイメージせずに済んだでし
 ょうか。

 たぶん、ほどんどの方が、うまくいかなかったでしょう。
 なぜなら、何かを避けようとするには、一度は、その何かのことを考えなく
 てはならないし、避けようとすればするほど、ますます何かについてのこと
 が大きく意識に浮かび上がってくるからです。

 
 「自分は不幸だ」
 「他の人よりも損をしている」

 どんなに人だって、そう感じるときはあるはずです。

 きっかけは、ちょっとした失敗をしたことだったり、信頼していた人に裏切
 られたり、ひょっとしたらライバルの成功を目の当たりにしたことなのかも
 知れません。

 そこでうまく気持ちを切り替えられないと、そのことばかりが頭に浮かんで
 くるようになってしまいます。
 いつまでも、他のことは考えられずに、自分は世界でいちばん不幸なんだと
 いう思いに囚われてしまうこともあるでしょう。

 それが、気持ちを暗くしたり、体調にも影響を与えたりして、ますます苦しく
 なってきたりします。

 その思いは、いくら避けようとしても、なかなかうまくいきません。
 避けようとすればするほど、ますます大きく意識のなかに浮かび上がってく
 るのですから。

 そんなときには、その思いを避けないで、逆に、立ち向かってみた方がいい
 結果に繋がるようです。

 なぜ、自分は世界でいちばん不幸なのか、どうしてこんなに辛いのだろう。
 その苦しい思いに、焦点を当ててみると、そう考えてしまう原因や理由がわ
 かってきたり整理されてきたりして、だんだん気持ちが落ち着いてくるでし
 ょう。

 幽霊は恐ろしいですが、逃げないでよく見てみれば、枯れた木の影なのかも
 知れません。
 それを知ることができれば、もう恐れることもないですよね。

 誰しも、「自分のことは自分がいちばんわかっている」と思っていますが、
 実際にはそうでないことも多いようです。

 「どうして自分は、こんなにダメなんだろう」
 「なぜ私は、いつもツイてないの」

 そう思う前に、もう一度よく自分自身を深く見てみてはいかがでしょうか。
 案外、そんな思いこそが、自分をダメにしていたり、ツキを逃している原因
 になっているのかも知れませんよ。

 それよりも、「自分のすばらしいところ」や「自分が達成したこと」などに、
 焦点を合わせてみましょうよ。
 
 どんな小さなことでもいいのです。
 自分が思う自分のすばらしいところこそが、いちばん時るんらしいところだ
 し、それを生きることが、本当の生きる理由なのでしょう。
 
 ……そして、そんな思いが、幸福を手に入れるための、第一歩なのでしょう
 ね。

No.429

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【癒しのことば】Vol.429 2003/6/16       
 総発行部数:14,076部
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 「ひとつの単純な行動を変えることで、ほかの行動がその影響を受け、たく
  さんのことが変わる」

           -- ジーン・ベイヤー(アメリカの作家)--

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 あなたは、ひとつのすばらしい壺を持っています。
 いつ頃から自分のものになったのかわかりませんが、気がつくと手のなかに
 あったのです。

 かすかに記憶にあるのは、その壺は、ずっと前には自由に大きさや形、色な
 どを変えることができたということです。
 あなたは、他の人の壺を見たり、どんな壺がいいのかを教えてもらったり、
 本読んだりして、自分壺をいいものに少しずつ変えていったようです。

 ですから、今の壺は、最高な壺だと思っています。
 色も形も大きさも、自分にとって、いちばんいいものだと信じているのです。
 
 不思議なことは、その壺は、あなたができることとできないこと、やるべき
 ことややってはいけないことを、ちゃんと教えてくれるのです。
 そればかりか、何が正しいのか、何が間違っているのかを知るための基準に
 もなりますし、どんな態度で生きていくかの指針としても役立つのです。

 この壺は、とても大切なものですから、絶対に手元から放せません。
 他の人の壺を見るときには、必ず自分の壺と比べてみます。
 すると、他の壺は、どこかにおかしなところや、間違っているところが見つ
 かります。

 そのたびに、自分の壺が最高だと思えて、相手の壺をもっといいように変え
 てみたくなったりします。
 
 ……ときには、他の人の壺の方が、いいように見えたり、楽しいことを教え
 てくれるような気もしますが、比べてみると、やっぱり自分の壺が、自分に
 いちばんぴったりくるような気がして、もっとしっかりと手元の壺を守りた
 くなってくるのです。

 そういえば、もうずいぶん長いこと、自分の壺を変えることをしていません。
 だって、今の壺こそが、あなたにはいちばん役に立つものですもの。

 それでも、今、あなたが心のどこかで、満たされない思いを感じているのは
 どうしてでしょう。

 本当にやりたいことがあるのに、何かが邪魔をして、一歩踏み出せない。
 もっと自由でのびのびと生きたいのに、どうも自分を窮屈な枠に閉じこめて
 いるような気がする。

 ……ひょっとしたら、壺のせい?

 いえ、そんなことがあるはずはありません。
 壺は、あなたにとって、自分を守ってくれる大切な宝物なのですから。


 でも一度、こんなことを試してみてもいいかも知れませんね。

 自分の壺をいったん、金庫のなかに入れて置いて、何も持たずに、いろいろ
 なことをやってみるのです。
 そうすれば、世界には、色も大きさもさまざまな壺が、あちこちに置いてあ
 ることに気づくでしょう。

 誰かの壺を、ちょっとだけ借りてみてもいいでしょう。

 その壺を持って、生きてみた感じを味わってみましょう。
 どこがすばらしいのでしょうか、どこがもっと改める必要があるのでしょう
 か。

 この世界には、あなたの壺だけではなくて、もっとバラエティに富んだ壺が
 あります。
 あなたの壺よりもいいものもあれば、劣るものもあります。
 あなたの壺とは、全く違った世界を見せてくれる壺もあります。
 
 それを受け容れてみれば、後で自分の壺と比べてみることができます。
 自分の壺をもっとよくするために、どう変えればいいのか、何を付け加えた
 り削ったりすればいいのかも見えてくるでしょう。

 もっと自分の望む人生を手に入れるために、もっと楽しく生きるために、あ
 なたの壺は、存在していることは間違いないのです。

 さあ、もしもっと大きく成長したいと思うなら、あなたの壺を、よりよくす
 るチャレンジをはじめてみましょうよ。

 信念という名の、あなたの壺を……

 それが、すばらしい行動を生み、最高な人生を作るための第一歩になるかも
 知れないのですから。

No.428

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【癒しのことば】Vol.428 2003/6/12       
 総発行部数:14,121部
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 「未来を予言するいちばん簡単な方法は、自分で未来を創造することだ」

      -- アラン・ケイ(アメリカのコンピュータ学者)--

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 1979年3月に発生した、アメリカ・ペンシルバニア州のスリーマイル島
 原子力発電所事故は、付近の住民たちを、想像もできないような恐怖に包み
 込みました。

 原子炉が破損し放射性蒸気が漏れだしたというこの事故は、当初、情報が混
 乱し、新聞やラジオなどで、さまざまな恐怖に満ちた報道や発表がなされた
 のです。
 
 住民たちは、いつ発電所が爆発を起こして大惨事になるのかを想像しては恐
 ろしさに震え、大気中の放射能が身体を蝕むことを考えては、何日も眠れぬ
 夜を過ごすことになりました。
 
 政府によって安全が確認されてからも、住民たちの不安は、すぐには消える
 はずもなく、何年も悪夢に悩まされる人が多かったといいます。

 ……それから十数年がたったころ、事故が住民たちの健康に、どれだけ影響
 を与えているかが調査されました。

 その結果、原子力発電所の半径8キロ以内に住んでいた人たちの、約半数が
 未だに強いトラウマに苦しんでいるということがわかったのです。

 彼らの尿のなかには、ストレス状態のときに出される化学物質が、多量に検
 出されました。
 また、慢性的な体調不良や気力の衰え、注意力や集中力が欠如している人も
 何人もみつかりました。

 つまり、十年以上も前の、すでに終わった事故に、ずっと苦しめられ続けて
 いる人がいたのです。

 では、ストレス症状がみつからなかった、残りの半数の人たちはどうなので
 しょうか。
 まったく同じ恐怖体験を味わったはずなのに、トラウマに悩まされている人
 たちと、どう違っていたのでしょうか。

 ひとつの説として、
 「自分は起こった出来事に対して、無力で何もできない」
 と感じていた人たちが、トラウマを抱えているケースが多いのではないかと
 いわれています。

 人が不安を感じる理由として、前もって最悪の事態を、心のなかで体験する
 ことによって、実際に起こることから受ける衝撃を和らげるという働きがあ
 るということです。

 自分の力では為す術もないと、恐怖に襲われるまま、ただ身を任せていた人
 たちは、次の最悪の事態に備えて、心のなかで何度も事故の恐怖を繰り返し
 ている必要があったのかも知れません。
 無力な自分を守るために、未だに十数年前の出来事に心を縛られてしまって
 いるのです。

 逆に、どんなに大きな苦しみに出会おうとも、心のどこかで、もう少しがん
 ばってみよう、絶対何とかできるはずだ、と思える人は、過去に縛られるこ
 となく、強く前に進んでいくことができるのではないでしょうか。

 スリーマイル島の、事故に出会っても自分の力を恐怖に明け渡さず、前向き
 に人生を楽しんでいる人たちは、そんなことを教えてくれているのかも知れ
 ません。


 そう、失敗したり躓いたりして落ち込んでも、悲しいことに負けそうになっ
 ても、苦しいこと辛いことに打ちひしがれたとしても。
 ……それでも、心のどこかで自分の力を信じていれば、必ず、すばらしい明
 日にたどり着くことができるのですよね。

 だって、未来とは与えられるものではなくて、自分の力で創り出していくも
 のなのですから。

No.427

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【癒しのことば】Vol.427 2003/6/9       
 総発行部数:14,083部
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 「たいていの人は自分が幸福になろうと決心した程度だけ幸福である」

      -- アブラハム・リンカーン(アメリカ第16代大統領)--

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 誰か相手をみつけて、こんな実験をしてみてください。

 相手に、肩に思いっきり力を入れて、歯を食いしばったまま、手を当てても
 らいます。
 触れられると、どんな感じがするでしょうか。

 次に、何か嫌いなものに触るような気持ちで、触れてもらいます。
 どんな気持ちがしますか?

 では、深呼吸して肩の力を抜き、リラックスしてもらってみましょう。
 そのままの状態で触れられたときには、どんな気持ちがするでしょうか。
 とても愛おしく大事なものだという思いで触ってもらったら、どんなふうに
 感じるか、それも味わってみてください。

 きっと、肩に力が入っていたり、嫌な感じを持って触れられたときには、あ
 まり心地がよくなかったのではないでしょうか。
 なかには、身体が硬くなったように思えたという人もいるかも知れません。

 逆に、リラックスしていたり愛おしむような気持ちで手を当てられたら、と
 ても気持ちがよくて、自分も楽になったような感じがしたはずですよね。


 それでは、楽しいことを考えながら、触られた場合はどうでしょう?
 自分が大きく広がっていくような思いを持ってもらって、手を当てられたと
 きは?
 相手に、今のままの自分でいいということを受け容れてもらってみて、触れ
 られたときはどんな気がするでしょうか。

 苦しいことや嫌なことを考えながら触れてもらってみましょう。
 自分が小さくなったように思いながら触れてもらったら、どう感じるでしょ
 うか?
 相手が、今の自分ではダメだ、もっと~しなくては、という思いを持ったま
 ま手を当てたときは、どんな気持ちがしましたか。

 たいていは、相手が楽に感じて、自由でいられるときは、触れられるとこち
 らもいい気持ちがして、楽にのびのびできるようです。

 辛くて緊張しているときには、自分も小さく不自由な感じがするみたいです
 ね。

 どんな相手に触れられたら、いちばん楽で自由でいられるのでしょうか?


 もし、試してみる相手が見つからなかったら、自分自身に触れて確かめてみ
 てください。
 場合によっては、他の人よりも、自分自身の方が強くダイレクトに、違いを
 感じられることもあるでし

 どんな自分でいたら、もっと大きく、楽にいられるでしょうか?


 覚えておいてください。

 いつも自分に触れている相手……
 それは自分自身ですよね。

 どんな自分に触れられていたら、もっと楽になれるのでしょうか。
 どんな自分でいたら、もっと幸福で、自由に生きることができるのでしょう
 か。

 ……それを決めるのも、自分自身のようですね。

No.426

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【癒しのことば】Vol.426 2003/6/5       
 総発行部数:13,970部
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 「経験は自分の望みが手に入らなかったとき、手にするもの」

         -- ドン・スタンフォード(アメリカの詩人)--

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 大リーグで通算714本のホームランを打ったベーブ・ルースは、1330
 回の三振も記録しています。
 
 もし彼が、三振をするたびに落ち込んだり、自分の才能を疑っていたとした
 ら、たぶんいくつもの記録を残した大選手にはなれなかったのではないでし
 ょうか。
 
 もちろん不振が続けば、気が滅入ることもあるでしょうし、長いスランプに
 落ち込んで苦しい日々を味わうことだってあったでしょう。

 でも彼は知っていたはずです。

 人間は誰でも、ときには失敗することもあるし、思い通りにならないことも
 あるということを。
 そして、失敗からは、次はどうすればいいのか、自分には何が足りなかった
 のかを学ぶことができるし、苦しみは、もっと強く大きく成長するための糧
 だということを。
 自分を信じてバットを降り続ければ、必ず望みは実現するのだということを。

 私たちも、手に入れたい夢や目標があるのなら、自分を信じて、うまくいく
 までチャレンジすればよいのですね。

 ……といっても、成功するためには失敗が必要だとか、強くなるためには、
 難関に立ち向かって苦しまなければならないと思うことはありません。

 たとえば、少し前までは、身体を鍛えるためには、とにかくきつい運動を繰
 り返せばよいといわれていました。
 筋肉が悲鳴をあげ、痛みが残るくらいハードでなければ、強くはなれないと
 信じられていたのですね。

 ところが、現代の運動生理学では、痛みと筋肉の強靱さには、何の関係もな
 いということが証明されています。
 むしろ筋肉痛が長く残るような運動は、負担のかかりすぎで、かえって筋肉
 を損傷するということも。

 苦しくならない程度、痛みを感じる前にとどめることが、健康的で本当に強
 い身体を作る秘訣のようですね。

 さらに付け加えれば、身体を鍛える運動でも、義務的にするよりは、楽しみ
 ながらやった方が効果がある、ということです。

 ちょっとした成長、目標を達成した自分の姿……
 同じ運動をするのでも、わくわくすることはいくらでもみつかるはずですし、
 楽しみながら身体を動かせば、気分もより爽快になるでしょう。

 さあ、肩の力を抜いて。

 バッターボックスに入ることを、目標達成や成長のための苦行だと考えてい
 ては、ホームランを打っても心からは楽しめないし、三振をすれば自分を責
 めてしまいかねません。

 大事なことは、楽しむこと。
 夢を、目標を、毎日の仕事を、生きていることを。

 ベーブ・ルースだって、バットを振ることを本当に楽しんでいたからこそ、
 気がついたら大スターになったのでしょう。
 うまくいったことは喜び、失敗は貴重な経験として生かすこともできたので
 しょうね。

 あなたの夢や目標も、もちろん人生だって、楽しむためにそこにあるのです
 から。

No.425

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【癒しのことば】Vol.425 2003/6/2       
 総発行部数:13,854部
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 「すべての人にはその個性の美しさがある」

             -- エマーソン(アメリカの思想家)--

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 人と接するのが苦手だ
 対人関係がうまくいかない

 そう思っている人は、たいていの場合、なぜ自分は人間関係で悩むのかに関
 して明快な答えを持っているようです。

 だって、私は明るくないから……
 消極的で、自分から話しかけることができないので
 話をするのがヘタだから

 つまり、人間関係が上手な人はこんなタイプだ、というイメージを持ってい
 るのです。
 たとえば、明るくて、社交的で、積極的で、話題が豊富で、行動力もあるよ
 うな人こそが、つきあい上手で、みんなから好かれるのだと考えています。

 そして、自分はそんなタイプではないから、うまく人とつき合えないのだと
 思いこんでいるのではないでしょうか。

 「もっと社交的になりたいと思って、自分を変えようとしてみたけど、どう
  もうまくいかない」
 とますます自分は対人関係はダメだと落ち込む人もいますが、ある意味では、
 当然のことかも知れません。
 
 なぜなら、その人が人間関係で悩んむのは、タイプや性格が問題なのではな
 くて、「自分はつきあい下手なタイプだ」、と思いこんでいることが原因な
 のでしょうから。
 さらに、自分を変えようという努力こそが、ますますその思いこみを強くし
 ていっているのですから。

 ちょっと考えてみてください。
 本当に明るい人はつきあい上手で、そうでない人は対人関係がうまくいかな
 いのでしょうか。
 積極的で行動的ならば人から好かれて、消極的な性格なら誰からも相手にさ
 れないのでしょうか。

 明るくて積極的で話題が豊富な人でも、まわりの人の話も聞かずに自分だけ
 でしゃべっているとしたら、いつかは誰も寄ってこなくなるでしょう。
 行動的な人も、あまりに強引に物事を進めていくと、まわりから敬遠される
 こともあるでしょう。

 逆に、明るくなくてもの静かな人がいたとしても、ただ人の話を一生懸命に
 聞いてあげているとしたら、人に感謝されたりしますし、安心を求める人が
 寄ってくるかも知れません。
 消極的な人は、慎重で冷静に物事を考えることができるはずですので、みん
 なが困っているときに、貴重な助言を与えて、まわりの信頼を集めている人
 もいます。

 そう、タイプにも、性格にも、それぞれの人にも、必ずプラスの面もあれば
 マイナスの面もあるのです。

 自分は自分なのですから、何も変えることはありません。
 誰か他の人になろうとして、がんばって苦しむこともないのです。

 気づきましたか?
 人間関係でうまくいく人は、自分のプラスの面を信じて、自分らしく生きて
 いる人なのですね。

 明るい人は、みんなを楽しませたり、元気を与えて、みんなから慕われます。
 それがその人のプラスの面で、それを楽しんでいるときが、いちばんその人
 らしいのですから。
 もの静かな人は、その場にいるだけで、多くの人に安らぎを与えることがで
 きます。
 それは、その人が自分を生きているからですね。


 人間関係はもちろん、人生のすべてにおいて必要なのは、自分自身を信じて、
 自分らしさを楽しむ勇気だけのようですね。

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