バックナンバー: 2003年3月アーカイブ

No.412

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【癒しのことば】Vol.412 2003/3/27       
 総発行部数:13,172部
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※古今東西の名言から、ストレスを和らげ心を癒すことばをお届けします。
                         毎週 月・木曜日配信
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 「ほかの人々に幸せになってもらいたければ、思いやりを実行に移すこと。
  自分が幸せになりたければ、思いやりを実行に移すこと」

                     -- ダライ・ラマ --

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 自分の利益を第一に考える。
 人から認められたり、見返りが期待できることしかしない。
 冒険はせずに、いつも安全圏にいることを優先する。

 悲しいけれど、これが今の世の中の常識であるようです。
 頭のなかではいろいろ思っていても、いざこの常識に逆らって行動しようと
 するには、とても勇気が必要になるということに気づくでしょう。

 傷つけられても相手を恨まず優しく接したり、誰も見ていないところで、小
 さな親切を実行する。
 あるいは、自分の立場が不利になるとわかっていても、世の中のためになる
 ことを優先するというのは、なかなか簡単にはできないものですね。

 確かに、この常識に従っていれば、損をしたり恥をかいたりすることはなく、
 一見、生きやすく思えるかも知れません。

 ところが、たとえば「地球温暖化現象」ということを考えてみましょう。

 企業の利益や、生活の便利さを優先した無計画な森林伐採。
 同じく電力を作ったり、自動車などの排ガスによる二酸化炭素の増大。
 それらが、原因と考えられていますね。

 そして、もっと恐ろしいのは、原因がわかっているのに、多くの人が、自分
 だけはよいだろうと思うのか、なかなかこれらの環境破壊がなくならないと
 もいわれていることです。

 今の世の中の常識が、「地球温暖化現象」を生みだしているようです。
 生きやすくするはずの常識が、実は自分を苦しめているということのようで
 すね。

 誰かが勇気を出して、この常識に挑戦してみたとします。

 自分よりも、ほかの人たちの利益になることを考える。
 誰も知らなくても、何の見返りがなくても多くの人に親切にする。
 自分ができる精一杯の思いやりを実行してみる。

 そうすると、やっぱり「温暖化現象」は起こるでしょう。

 でも、温暖化するのは地球ではなく、「人間関係」「家庭」「職場」「自分
 のハート」のはずです。

 これは、すばらしい「温暖化現象」なのではないでしょうか。

 大きなことでなくてもいいのです。
 優しいことばをかける、微笑む、エレベーターの開くボタンを押す。
 家族や職場で、最高の笑顔で「おはよう」と声をかけたり、出会う人のよい
 ところを見つけてあげる。
 
 それだけのことで、いろいろなものが温かくなってくるのですね。
 

 私たちは、本来、人に親切にすることによろこびを感じるようにできている
 ようです。
 ある医学博士の研究によると、誰かに助けることを職業にしている人は、免
 疫システムが強く、血液の循環がよくなり、幸福感を持っていることが多い
 のだそうです。

 常識に革命を起こしましょう。
 そして、「世界温暖化現象」にすすんで協力するように心がけましょう。
 この世界と自分を幸せにするために。

No.431

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【癒しのことば】Vol.431 2003/6/26       
 総発行部数:14,068部
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 「人間の心は何でもできる――なぜなら、すべての過去のみならず、すべて
  の未来をもその中におさめているからだ」

          -- ジョセフ・コンラッド(イギリスの作家)--

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 あなたの家のトイレのドアノブは、どんな形ですか?
 なるべく正確に思い出してみてください。

 色は? 大きさは? どこかに傷がありますか? 
 ドアの上からどのくらいの高さについていますか?

 では、実際にトイレまで行って、ドアノブが考えていたものと同じだったか
 どうか確かめてみましょう。
 
 どうでしたか?
 毎日、使っているものなので、だいたいは思い出せたでしょう。
 でも、よくよく見てみると、想像したものよりも、ちょっと色や形が違って
 いたり、今まで気づかなかった傷があったりしたのではないでしょうか。

 それでは、今度は、振り返らずに自分の真後ろに何があるか考えてみてくだ
 さい。
 
 見慣れているはずの部屋や職場にいる人も多いと思いますが、これも、なか
 なかピッタリと思い出すことは至難の業でしょう。
 
 それはそうでしょう。
 普段は、トイレのドアノブなどに注意することなど、まずないでしょうし、
 常に自分の後ろに何があるか確認している人も、きっといないでしょう。

 ということは、見ようという意識があって、はじめてちゃんとものが見えて
 くると言えるようですね。
 私たちは、ちゃんと見ているはずなのに、本当は見えていないということが
 あるのですね。

 
 これは、ある心理カウンセラーの方から聞いた話です。

 「出会いがなくて、いつまでたっても彼氏ができないんです」
 「なかなかいい人と巡り会えなくて……」

 と悩みを相談にくる女性によく共通しているのは、恋人に対する理想がとて
 も高いということだそうです。

 ハンサムで、背が高くて、一流会社に勤めていて……
 そんな条件が揃っている人を見つけるのは、きっと毎日たくさんの人と出会
 っている人だって大変でしょう。

 そんなとき、そのカウンセラーは、
 「理想の人ではなくて、自分の波長に合った人を見つけてみては?」
 と答えているそうです。

 つまり、顔や背丈や勤め先のことは、ひとまず置いておいて、一緒にいて楽
 しい、心が安まる人を探すように意識を向けてみなさい、ということですね。

 すると、相談に来た人の多くが、急に出会いが増えたと報告してくるという
 ことです。
 きっと、身近にいたけど今まで気づかなかった人に目がいったり、理想とは
 ほど遠いと敬遠していた人にも意識がむいた結果なのでしょうね。

 意識を向けると、人だって見えてきて出会いも多くなるのですね。


 ……意識を向けて見えてくるといえば、自分自身に対してはどうでしょうか。

 才能
 長所
 独特の個性
 幸せ
 自分の素晴らしいところ

 今、それを感じているでしょうか。

 どんなにつらくても、自信をなくして落ち込んでいても、自分のなかの見よ
 うとしなかったところに意識を向けてみれば、必ず感じるものがあるのでは
 ないでしょうか。

 もちろん、自分が築いていく最高でステキな未来も、ちゃんと自分のなかに
 あるのですよね。

No.411

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【癒しのことば】Vol.411 2003/3/24       
 総発行部数:13,086部
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 「大切なのは、沢山のことを成し遂げることでも、何もかもをすることでは
  ありません。
  いつでも何に対しても喜んでする気持ちがあるかどうかなのです」

                     -- マザー・テレサ --

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 こんなお話があります。


 昔、その国には、まだ靴というものがなくて、王様も国民も、みんな裸足で
 暮らしていました。

 ある日、王様は、「自分の足で山へ登ってみたい」と言い出しました。
 その国は、いくつもの美しい山々に囲まれていたのでした。

 あわてたのは家来たちです。
 なにしろ、山には尖った岩がいくつも突き出ていて、お城のなかしか歩いた
 ことのない王様は、たちまち大ケガをしてしまうに決まっていたからです。

 家来たちは、いろいろ考えた末、王様が登る山道に、やわらかい毛皮を敷き
 詰めることを思いつきました。
 こうすれば、王様の足は傷つかないはずです。

 案の定、王様は、この山登りをたいそう気に入られたようでした。

 家来たちが胸をなで下ろしたのもつかの間、王様が今度は違う山へ登ろうと
 用意をはじめたのです。

 家来たちは途方に暮れました。
 ひとつの山へ毛皮を敷くのに、大変な労力と費用が必要だったのでした。
 そんなことを何度も繰り返していては、国がつぶれてしまいます。

 いったいどうしたらよいのでしょうか。
 家来たちが思案に暮れていると、ある知恵者が、こんな提案をしました。

 「すべての山々に毛皮を敷き詰めるのは大変です。
  それでは、いっそ王様の足を毛皮で包んでみてはいかがでしょうか」
 
 これはとてもうまくいきました。

 王様にしてみれば、足に毛皮をつけていれば、山を登っても、うるさい家来
 たちに何も言われず自由に楽しめます。
 家来たちも、毛皮の外へ出ないように王様について回らなくてもよいのです。

 楽しそうな王様を見て、国民たちも、真似して自分の足に毛皮を付けるよう
 になりました。

 これが、いつしか靴になったということです。


 この世界をもっとよくするために、私たちに何ができるでしょうか。

 反戦運動や啓蒙活動、環境にやさしくすることをまわりの人に訴える。
 いろいろなことが考えられますし、それぞれとても重要なことですね。
 多くの人が、この地球を平和にすることに目覚めれば、それだけ住み良い世
 界になるでしょう。

 この地球全体を、幸せという毛皮で埋め尽くすことができるのならば、本当
 に平和ですばらしい星になるでしょうね。

 でもそれは、同時にとても困難なことでもあります。
 私たちがいくらがんばっても、地球全体を毛皮で覆うことは途方もないこと
 のように思えます。

 ひとつだけ、簡単に地球を覆うことができる方法があります。

 それは、私たちひとりひとりが、自分の足を毛皮で包むということです。
 
 そうすれば、私たちにとって、地球は覆われたことになります。
 足を毛皮で覆う人が増えれば増えるほど、もっともっと地球は、やわらかく
 覆われるでしょう。
 不必要に毛皮を消費することもなくなります。
 
 誰かに無理矢理毛皮を履かせることはできませんが、私たちひとりひとりが、
 幸せに、毛皮をつけることを楽しんでいれば、それを見た人たちは、自分も
 履いてみたいと思うでしょう。

 それが、いつしか、この地球を毛皮で覆うことに繋がっていくはずです。
 自分が幸せで楽しければ、他の人のために努力する余裕も生まれてきます。


 この世界を本当に幸せで満たすのにいちばん大事なことは、必要以上にがん
 ばって多くのことを成し遂げたり、まわりの人たちのために、何もかも自分
 で責任を背負うことではないようです。

 まずは、私たちが今を楽しみ、自分の幸せのために進んでいくことなのです
 ね。

No.410

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【癒しのことば】Vol.410 2003/3/20       
 総発行部数:13,014部
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 「希望が人間をつくる。大いなる希望を持て」

        -- アルフレッド・テニソン(イギリスの詩人)--

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 本当に欲しいものは何でしょうか?

 「ミュージシャンになりたい」
 「大きな家に住みたい」
 「明るい家庭を築きたい」

 それが心に浮かぶということは、いつかは必ず手に入れることができるので 
 す。

 たとえば、体調が良いときに、
 「ちょっと顔色が悪いんじゃない」
 と言われたとしても、そんなことないよ、と聞き流すことができます。

 ところが、ちょっと疲れていたり、何となく身体がだるいなと感じていると
 きならばどうでしょうか。
 ちょっと心配になってくるのではないでしょうか。

 心に響くのは、自分自身のなかに、それを感じさせるものが存在するからの
 ようです。
 縁のないものには、気づきさえしないでしょう。

 やりたいこと
 掴みたいもの

 夢の種は、いつだって自分自身のなかにあるのです。
 心配したり疑ったりする必要はありません。
 たとえ今は、とても遠いと思っていても、そ信じてその夢に向かって進んで
 いけば、いつかは必ず実現することになるはずです。

 ただし、実現の度合いは、どれだけ強く思ったか、困難があっても前向きに
 がんばっていこうとしたかということと関係するようです。

 いつかできればいいやと思ったり、偶然に頼ったり、人任せにしていれば、
 それだけ叶う夢も小さくなるかも知れません。
 絶対に実現するんだ、自分の力で達成するんだ、という気持ちがあれば手に
 するものも、きっと大きくなるでしょう。

 誰にでも夢はありますし、手に入れたい目標を持っているはずです。
 ときに、見失ったと思うことがあったとして、それは必ず自分の内側から、
 絶えず光を送っているはずです。

 どれだけその光を感じることができるか、希望を持ち続けることができるか
 が、どれだけ望む人生を生きることができるかということに繋がっているよ
 うですね。

 自分の人生をつくっていくのは、自分自身なのですから。
 どんな自分になりたいかを決めるのは、自分の抱く希望なのですから。

No.409

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【癒しのことば】Vol.409 2003/3/17       
 総発行部数:12,999部
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                         毎週 月・木曜日配信
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 「マラソンは苦しんで走ってはならない。
  楽しんで走るものだ」

                -- 中村清(マラソン指導者)--

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 「忙しい」
 「時間がない」

 そんなことばを、毎日、何度も口にしている人も多いのではないでしょうか。

 追い越し車線を、スピードを上げて走れば、目的地には早く着くでしょうが、
 ひょっとしたら大切なことを見逃しているのかも知れませんよ。
 
 ……季節の移り変わり、道ばたに咲いた小さな花、雲の形。

 そんなの大事でもなんでもない、どうでもいいいことだ、と思う人もいらっ
 しゃるでしょう。
 でも、その小さなことに気づくときに、はじめて見えてくることもあるので
 す。

 たとえば、季節を感じるときの自分の心の動き、かわいい花を見つけたとき
 の、ほんのちょっとしたよろこび。
 前にそんな気持ちを感じたのは、どれくらい昔のことでしょうか。

 私たちが見逃している、いちばん大切なものは、「自分自身」なのかも知れ
 ません。


 前に向かって進んでいくことは、とてもすばらしいことです。
 もっと速く、もっと強くと、自分を向上させるというのもいいですね。

 ところが、それが何かとの競争になってしまっているのなら、楽しみよりも
 苦しみの方が多くなってしまうようです。

 競争には、勝ち負けがつきものです。
 そして、勝よりも負ける人が圧倒的に多いのですし、負けてうれしい人もい
 ないでしょう。

 さらに、競争では、勝つことが「良い」ことだとされますので、負けるたび
 に自分を責めたり、劣等感を持つようになりがちです。

 勝ためには、自分自身を感じる余裕もなく、いつも速く走り続けている必要
 があります。
 負けないためには、誰かを見かければ競争相手だとみなして何とか追い抜か
 なければならならないのです。

 もちろん、勝つことによって得られるものは大きいでしょう。
 それに人生に競争は付きものだということもできます。

 もし競争をするとしたら、勝ち負けに関係なく、自分を磨くことをゴールす
 るように心がけてはいかがでしょうか。

 勝ち負けにこだわると、走ることは苦行になります。
 自分が、何をすれば楽しいのか、本当は何が欲しいのか、今どんなことを感
 じているのか。
 そんなことと一緒に、自分のペースで走れば、きっと楽しく進んでいけるで
 しょう。

 社会の競争では1等にはなれないかも知れませんが、人生の豊かさというマ
 ラソンでは、満足のいく結果になるでしょうね。


 ……とはいっても、競争となるとついつい本気でがんばってしまうあなた。
 それはそれでOKです。

 でも、たまには、楽しみながら走る、ということも思い出してみてください
 ね。

No.408

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【癒しのことば】Vol.408 2003/3/13       
 総発行部数:12,992部
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※「癒しのことば」の本は、こちらで販売しています。
http://www.newage.ne.jp/shop/ (1~3まで発売中)

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 「空気と光と、そして友だちの愛、これだけが残っていれば、気を落とすこ
  とはない」

                         -- ゲーテ --

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 失敗、失恋、失業、思いがけない事故。

 理由はさまざまですが、ときに私たちは、人生に絶望し、何もかも失ってし
 まったように思えるときもあります。

 でも思い出してください。

 そんなときでも、自分のまわりには、「空気」だけはあるのではないでしょ
 うか。
 それは、地球が、大自然が、長い時間をかけて生みだし、そして今も絶えず
 私たちに与えてくれているのです。
 
 だからこそ、私たちは生きていけるのですね。
 常に生かされている、生命を与えられている、ということもできますね。

 「光」はどうでしょうか。

 インド独立運動の指導者、マハトマ・ガンジーは、人に自信を与える名人だ
 ったそうです。
 彼に出会うと、どんなに人生に疲れている人でも、虐げられて人を呪うこと
 しかできなくなってしまった人でも、元気を取り戻したといいます。

 ガンジーは、目の前いる人の外見ではなく、内に秘めた、その人らしさ、良
 いところを見るようにしたのです。

 どんな人にでも、必ず、内側には「光」があります。
 落ち込んでいるときには、見えにくくなっているかも知れませんが、どんな
 ときにも、私たちのなかには、「光」が存在しているのです。

 その「光」に気づくことさえできれば、外の世界も、けっして真っ暗ではな
 く、希望という「光」に満たされているということが見えてくるでしょう。

 そして、辛いときにこそ、順調にいっているときには見えなかった誰かの
 「愛」を感じることができるでしょう。
 見ようとする目があれば、必ずどこかに、自分を励まし支えてくれている人
 がいるはずです。

 また、そんな経験をしたからこそ、他人の痛みも深く受け止めることができ
 るようになるでしょう。
 「痛み」を分かち合える人は、「愛」も分かち合うことができるのです。

 与えたものは、必ず自分もとに戻ってきます。

 何を見るかによって、どんな世界を生きるのかが決まってきます。


 落ち込んだり、辛く悲しいことがあれば、深く息を吸ってみてください。
 生かされている特別な存在である自分、そして、愛する人たち、希望に心を
 向けてみましょみるのです。
 
 「空気」「光」「愛」
 これだけあれば、まだまだ人生も捨てたものでもありません。
 それどころか、ここからすべてがはじまるのですね。

 私たちは、いつも前に向かって歩いていけますし、もっと大きくなっていく
 こともできます。

 それに……
 まだまだ、「夢」も「未来」も残っているではありませんか。

No.407

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【癒しのことば】Vol.407 2003/3/10       
 総発行部数:12,960部
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http://www.newage.ne.jp/shop/ (1~3まで発売中)

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 「死んだ馬にまたがっていることに気づいたら、最善の策は馬から降りるこ
  とだ」

               -- アメリカインディアンの格言 --

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 釈迦の晩年の頃のことです。
 
 弟子たちを連れて、広大な林のなかを歩いていた釈迦は、ふと足元に落ちて
 いた、一枚の小さな葉を拾い上げました。
 そして、それを手に持ちながら弟子たちに、こんなことを言われたそうです。

 「私は、今まで数多くの教えを説いてきた。だが、知っておいて欲しい。私
  が語った教えは、この一枚の葉っぱのように、ほんの僅かなものに過ぎな
  い。お前たちが知るべき教えは、本当は、この林にある全部の葉のように
  多い」

 ……きっと釈迦は、弟子たちが、自分が説いた教えだけを絶対なものだと信
 じ、それにこだわることを恐れて、こんなことを語ったのではないでしょう。

 いくら真理でも、それしか見ずに、これがすべてだと思っていては、かえっ
 て自分の世界を小さくしてしまいますし、ひとつの価値観だけにしがみつい
 ていれば、自分の足で前に歩いていくこともしなくなってしまうかも知れま
 せん。

 
 私たちが、物事を考えたり判断するときには、自分の過去の経験から得た価
 値観や信念を基準にしています。
 これは、幼い頃に、両親や教師に教えられたもの、あるいは、テレビや本で
 知ったものということもあるでしょう。

 でも、その価値観や信念を、絶対だと思い、頑なにしがみついていることが
 いつもいつも正しいこととは限らないようです。

 たとえば、いくら身体によいからといって、同じものばかりを食べていたら、
 栄養的に偏ってしまうでしょうし、健康のために毎日ジョギングをするとし
 ても、雨の日も体調が悪い日も、何がなんでも走らなくてはならないとがん
 ばっていては、いつかは身体をこわしてしまうかも知れませんね。

 また、自分の考えだけが正しいと信じていれば、別の価値観や他の人の意見
 を素直に受け入れることができずに、気まずい思いをすることもあるでしょ
 う。

 もっと楽に生きるためには、ひとつの価値観にとらわれず、何事にも柔軟に
 対処できるだけの余裕を持つことが大事なのではないでしょうか。
 栄養と同じように、考え方も偏ってしまってはバランスがよくはありません
 よね。
 
 そんなふうに、心に余裕を持って、まわりを見回してみれば、びっくりする
 くらいたくさんの葉っぱが見えてくるでしょう。
 私たちが絶対だと思い込んでいる価値観や信念は、釈迦が手にした、たった
 一枚の葉っぱに過ぎないようなのですから。

 不思議なことに、たった一枚の葉っぱを見ているよりも、多くの葉っぱを見
 る方が、私たちは自由になれるようです。

 いろいろなこだわりが減るほど、私たちの自由は増えていきます。
 しがみついているものを手放せば、私たちの心は、広く大きくなり、もっと
 もっと多くのことを受け入れることができるのです。

 さあ、手に持った葉っぱを手放して、自分の足で、広く大きな、このすばら
 しい世界を歩きはじめしょうよ。

No.406

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【癒しのことば】Vol.406 2003/3/3       
 総発行部数:12,906部
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                         毎週 月・木曜日配信
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 「これから私は幸福を求めない――私自身が幸福だ」

             -- ホイットマン(アメリカの詩人)--

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 「悔い改めよ。天の国は近づいた」
 という有名な聖書のことばがあります。
 
 一般的な解釈では、自らの罪を認めて許しを請うたものこそが、主である神
 に迎え入れられ天国に至る準備ができる、といった意味になるのでしょうか。
 それだけ人は罪深く、懺悔することによって背負っている重荷を下ろさない
 ことには、天国に入ることはできないということを教えているもののようで
 すね。

 それはそれで充分に納得できるのですが、この教えについて、こんな説もあ
 るということを聞いたことがあります。

 「天の国は近づいた」という部分の英訳は、こうなっています。

 The Kingdom of Heaven is at hand.

 「at hand」は確かに、日本語に直すと「近くに」や「近づく」という意味に
 なります。
 ところが、辞書で調べてみると「手もとに」「すぐ使えるように」という意
 味もあるということです。

 だとしたら、天国は、「近づいた」ではなく、「すでに手もとにある」とい
 った解釈も可能になります。
 また、「The Kingdom of Heaven」つまり「天国」は、何も死んでから行く
 場所ばかりではなく、生きているなかで幸せを感じることによって、入るこ
 とができるところと考えることもできます。

 つまり、
 「少し考え方や、ものの見方を変えてみれば、自分がすでに幸福だというこ
  とに気づくことができるよ」
 ということを教えてくれているのだというのです。

 これならもっと納得できるような気がします。

 
 私たちは、ついつい幸福とは、自分の外側のどこかにあるものだ、と考えが
 ちです。
 そして一生懸命に、地位や名誉で自分を飾ったり、物質的なものを追い求め
 ようとします。

 でも、幸福を外側に求めている間は、いくら多くのものを手に入れても、ど
 こかに満たされないものを感じます。
 いつまでたっても幸福にはなれないのです。

 本当に幸福になるためには、その考えを「悔い改める」必要があります。
 といっても、そんなに大げさに考えることはありませんよ。

 たとえば、自分が今持っているもの――物はもちろん、愛する人たちや、特
 技や個性、あるいは自分の肉体――をすべて失ってしまったと思ってみてく
 ださい。
 どれほど悲しくて不幸なことなのでしょうか。

 では、失ったものを、すべて取り戻したとしたら、どんなに幸福になれるで
 しょう。
 きっとその瞬間は、自分が世界でいちばん幸福だと思えるかも知れませんね。

 そして、その幸福な人とは、何も加えても減らしてもいない、まったくの今
 の自分なのです。

 ……幸福とは、ただそのことに気づくということなのですよね。

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