いじめで悩む前に

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No.397

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【癒しのことば】Vol.397 2003/1/30       
 総発行部数:13,054部
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※「癒しのことば」の本は、こちらで買うことができます。
http://www.newage.ne.jp/shop/ (1~3まで発売中)

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※古今東西の名言から、ストレスを和らげ心を癒すことばをお届けします。
                         毎週 月・木曜日配信
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 「相手に対する考えが変わると、相手も変わる」

     -- ジョン・キーオ(アメリカのマインド・トレーナー)--

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 私たちは、誰でも自分の人生という芝居の主人公です。
 何を考え、どう行動していくのかは、自分で決めていくことができるし、お
 話をどんな展開にしていきたいかを選ぶこともできます。

 ただし、このお芝居は、何もかも自分の思い通りに話が展開していくとは限
 らないし、舞台には数多くの共演者もいるのです。
 この共演者たちも、それぞれが自分の芝居の主人公として生きています。

 そんなお芝居だからこそ、いろいろな発見や気づきがあったり、さまざまな
 ことを学んだりもできるのですね。

 それを認めて、自分の人生の芝居を楽しんでみれば、とても楽に生きていく
 ことができるようです。

 でも、ときには、自分が主人公であるばかりか、舞台監督でもあり、プロデ
 ューサーでもあり、すべての出演者のマネージャーであろうとする人がいま
 す。

 そんな人たちは、まわりの人を、自分の思い通りに動かして、自分が望む芝
 居を創りあげようと一生懸命になっています。
 そして、多くの場合、日夜気を張っていてとても疲れていたり、誰も自分の
 ことをわかってくれないと孤立感を抱いていたりします。

 本当は、この人たちは、世の中を高い視野で見ることができるとても有能な
 人であるし自分を厳しく管理している努力家であることが多いのです。

 問題は、どんな状況でも、自分はまわりに影響力のある立場にいなければな
 らない、人一倍努力を重ねて、まわりからの尊敬を得なければならない、と
 いう潜在的な欲求を持っていることにあることが多いようです。

 なぜなら、この人たちは、人から認められるためには、「何か」を管理して、
 価値のある成果を残さなければならないと思い込んでいるからのようです。

 ところが、この「何か」は、管理しようとしても自分の思い通りにはならな
 いことが多いのです。

 考えてもみてください。

 どんなものでも、
 「こうでなければならない」
 というメガネをかけてみれば、
 「ここが違う」
 「これがダメだ」
 ということばかりが見えてくるのではないでしょうか。

 でももし、そのものすべてを受け入れることのできるメガネをかけれいれば、
 「違う」「ダメだ」と思えていたことも、そのものの個性だと認めることが
 できます。

 まわりの人を思い通りにしようとする人にとっての「何か」とは、「自分」
 であることが多いようです。
 いくら努力しても、一生懸命になっても、どこかで「まだ充分ではない」と
 思い通りにならない自分を、何とかしようとしてしまいます。

 自分が自分を認めていない分、その満たされない気持ちを、無意識にまわり
 の人たちを支配しようとすることで埋めようとするのです。


 そんな人たちに必要なことは、自分を管理しようとすることを手放して、受
 け入れるということのようです。

 そうすれば、まわりの人たち、そして、この世界が自分を受け入れてくれて
 いることに気づくでしょう。
 
 それだけではありません。

 自分が持っている、とても素晴らしい潜在力を生かしていくことになってい
 くはずです。
 本当のリーダーシップのとれる主人公として、自分の芝居を楽しんでいくこ
 とができるのですよね

No.396

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【癒しのことば】Vol.396 2003/1/27       
 総発行部数:13,062部
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 「希望は永久に人間の胸に湧く。
  人間はいつでも幸福であることはなく、いつもこれから幸福になるのだ」

                -- ポープ(イギリスの詩人)--

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 あるセールスマンから聞いた話ですが、自分宛に電話がかかってくると、
 「よし! これはいい商談の話だぞ!」
 「お客様からの感謝の電話だ」
 と自分に気合いを入れて、ニコニコしながら受話器を耳に当てていると、い
 つの間にか、本当に、いい話の電話しかかかってこなくなったということで
 す。

 不思議なもので、自分がいつも前向きな意識でいると、外側の世界もプラス
 に変化していくようです。

 仮に、かかってきた電話があまりよくない話を伝えるものだったとしても、
 明るく対応されたとしたら、きっと相手も反応も違ってくることになるでし
 ょう。

 そんな人のまわりは、きっといつも明るく輝き、自然にいろいろなチャンス
 も巡ってくるようになるのでしょうね。


 物事をプラスに考えるのには、何か夢中になれる目標や希望を持つことが、
 いちばん大事なようです。

 目標は、いつも今の自分よりも高いところにあるはずです。
 そこに焦点を合わせていたら、前向きになるしかないですよね。

 ところが、目標や希望を持てないでいると、自分の進むべきところが見えな
 いので、いろいろなことが頭に浮かんできます。
 そんなとき私たちが考えることは、なぜ自分がここにいなければならないの
 か、という理由が多いようです。

 そして、多くの場合、
 「どうせ、自分なんか何にもできないんだ」
 「時間も、お金もないからダメだよ」
 「あいつがいるから、どうしようもないよ」
 と、無理に自分を納得させているのです。

 そんなことばかりが頭のなかを巡っていると、心身ともに疲れてしまい、元
 気もなくなってしまいます。
 それがまわりにも反映されて、暗い世界を生きることにもなってしまうかも
 知れません。

 たった一度の人生なのに、これでは何とも、もったいない話ですよね。
 
 私たちは、自分の生き方や人生を選ぶ権利があるのです。
 もちろん自分の目標や希望に向かって、進んでいくことを選択することだっ
 てできるはずです。

 まず、自分自身を感じて、
 「自分がやりたいことは何か」
 を考えてみることからはじえめてみてください。
 
 だんだんと、前向きでハッピーな気分になってきたような気がしませんか。
 そんな時間を、どんどん増やしていけば、本当に充実して幸福な人生が待っ
 ていることでしょう。

 希望や夢は、いつも私たちの胸のなかで、わくわくしながら外に出ることを
 待っているのですから。
 そして、私たちの未来は、必ず明るく輝いているはずなのですから。

No.395

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【癒しのことば】Vol.395 2003/1/23       
 総発行部数:13,079部
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 「喜んで行ない、そして行ったことを喜べる人は幸福である」

             -- ゲーテ(ドイツの作家)--

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 日本天台宗の開祖、伝教大師・最澄のことばに、
 『道心のなかに衣食あり、衣食のなかに道心なし』
 というものがあります。

 「道心」とは、正しい道を求めて自己を向上させていく、ということでしょ
 うか。
 あるいは、「天から与えられた自分の使命」、「これを成すために生まれて
 きたんだと思える仕事」、と理解することもできます。

 そんな自分の目標に向かっていれば、どんな逆境に出会っても苦しいと感じ
 るどころか、むしろ楽しみながら進んで行くことができる。
 喜びを持って仕事に取り組めば、お金や衣食などは、自然についてくる。

 ところが衣食のことばかりを気に懸けていると、結局はお金や時間などに縛
 られてしまい、とても仕事や自分の目標を楽しむどころではなくなってしま
 う。
 
 ……そんなことを教えてくれているようですね。


 私たちの人生の道程は、楽しいことばかりが待っているのではなく、苦しい
 ことや辛いことにも出会います。
 失業したり、病気になったり、人に裏切られることもあるでしょう。

 将来のことは、誰にもわからないのです。
 だから、先のことが不安で、やりたいことよりも、安定した仕事を優先させ
 ているという人が多いのではないでしょうか。

 でも、「衣食のなかに道心なし」です。

 自分の仕事を、やりたくもない苦役だと思いながらやっていると、ずっとそ
 の位置にはまり込んでしまうことになってしまうかも知れませんよ。

 何かをイヤイヤやっているということは、言い換えれば、その何かに心が囚
 われているということです。
 心が囚われていては、視線はそこに固定されてしまいます。
 そんな低い位置からでは、見えるものは少ないのです。

 これでは、いつまでたっても目先の心配ばかりをしていなければならなくな
 ってしまい、いつしか自分の目標や使命も見失ってしまうでしょう。
 
 それよりも、もっと視点を高く持ってみてはいかがでしょうか。

 実は、たとえ、それが自分の夢とはかけ離れているように見えても、何かを
 喜んでやっているとき、私たちの心の高度は、どんどん上昇していくようで
 す。
 
 視点が高くなればなるほど、より多くのものを見渡せるようになりますよね。
 
 すると、自分の進む道、やるべきことがよく分かるようになり、迷うことな
 く最良の方向を選ぶことができます。
 もちろん、だからといってすべてを見渡せるわけではありませんし、ときに
 は失敗してしまうこともあるでしょう。

 でも、高い視点で世界を眺めてみれば、それがすべて自分が向上していくこ
 とにつながっているということもわかるはずです。
 そして、見えないところも、先に何があるのだろうと、前に進むことが楽し
 みになってきます。

 私たちは人生を、「楽しい冒険の旅」と見ることもできますし、「険しく辛
 い試練の道」と思うこともできるのです。

 どうせなら、まず目の前にあることを、喜びながらやってみましょうよ。
 どんなことでも、何か学ぶことはありますし、それを通して世界に貢献もで
 きるはずです。
 
 それを感じることができれば、まさに「幸福を手に入れた」、ということで
 すよね。

No.394

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【癒しのことば】Vol.394 2003/1/20       
 総発行部数:13,066部
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 「愛し得るということは、すべてをなし得るということである」

        -- チョーソフ --

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 「気が弱くて、いつもチャンスを逃して損ばかりしている」
 「あの人は、とても金運がいいけれど、私は貧乏くじばかりを引いている」

 ときに私たちは、自分が不運で、ダメな人間だと考えてしまうことがありま
 す。

 でもそれは、ただ自分のよさを見失っているだけのことかも知れませんよ。

 そんなとき私たちは、つい他人と比べて、
 「~でなくてはならない」
 という視点で自分を見ているようです。

 すると、
 「私は~ができない」
 「自分には~がない」
 ということばかりが見えてきます。
 その結果、せっかくの自分らしさを否定してしまっているです。

 だけど、自分が勝手に欠点だと決めつけているいることでも、本当は自分ら
 しくてすばらしい特徴なのかも知れません。
  
 自分が「気が弱い」と思っている人は、見方を変えると、とても慎重で用心
 深い性格だと言えます。

 他人のことをうらやましく思っている人だってそうです。
 他人の金運が気にかかるという自分のクセに気づき、もっと自分の良いとこ
 ろに目を向けてみれば、きっと他人のことなどどうでもよくなるでしょう。


 「本当の愛は、欠点を持つ自由もある」
 そう「愛の教室」を主宰する、南カリフォルニア大学のレオ・バスカリア教
 授は言っています。

 「……尊敬を失うかも知れないなどと心配せずに、へまをすることだってで
  きる。
  人間が変わったり、成長する自由もある。
  また、いざというときに見捨てられるかも知れないなどと心配せずに、た
  めらったり、失敗する自由もある」

 それに、「いつまでもしこりが残ったらどうしようなどと心配せずに、思い
 切り腹を立てることだってできる」のです。


 自分自身のことだってそうです。
 自分の欠点だと思えるところ、また長所だと自慢できる面、それらをすべて
 含めて受け容れてみれば、私たちはもっと心が楽になり、生き生きと生きて
 いけるようになるのではないでしょうか。

 私たちは本当は、大きくて、広くて、自由で、優しい愛に満ちた世界に生き
 ているのです。
 ただ、それを自分で小さくて窮屈な場所だと見ているだけなのかも知れませ
 ん。

 自分自身を受け容れ、愛することができれば、私たちは、
 「こうでなくてはならない世界」
 から、
 「こうでもいい世界」
 に生まれ変わることになるのでしょう。

 それはもちろん、自分が望むステキなことは、どんなことだって実現する世
 界なのですよね。

No.393

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【癒しのことば】Vol.393 2003/1/16       
 総発行部数:13,069部
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 「私たちは丸裸では生きていけなくて、色んな鎧を着ている。
でも、鎧を厚くすればする程、中にある本当の自分は息が詰まって悲鳴を
  あげる」

                 -- 小宮悦子(キャスター)--

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 誰かに自分の欠点を指摘された。
 仕事でミスをして、自分の至らなさを思い知らされた。
 失敗続きで、自分に足りないところばかりが目についてしまう。

 そんなときは、ガックリして落ち込んでしまいそうになりますね。
 でも、少し考え方を変えてみれば、そんな出来事に出会ったときこそが、本
 当はとてもすばらしいチャンスなんだということがわかりますよ。
 

 イソップの寓話に、『シカとライオン』というものがあります。

 ......あるとき泉で水を飲んでいたシカは、水面に映る自分の姿を目にします。
 シカは、自分の大きくて立派な角を見て、とても誇らしく思います。
 それに比べて4本の脚ときたら、華奢でひょろ長いだけで、とても情けない
 と、嘆いてしまうのです。

 そこに突然、一頭のライオンが現れました。
 シカは慌てて飛び上がり、草原を全速力で走り抜け、何とかうまく逃げのび
 ることができ、ホットします。

 シカは、追ってきたライオンに見つからないように、森のなかの茂みに潜ん
 で身を隠そうとしますが、今度は大きな角が木の枝に引っかかって、身動き
 が取れなくなってしまいます。

 そこにやってきたライオンは、難なくシカを捕まえて、食べてしまいまった
 のです。

 最期にシカは、こう呟きます。
 「ああ、何と言うことだ。みすぼらしくて役立たずだと思っていた脚が、私
  を助けてくれたのに、誇りにしていた角のせいで、命を落とすことになろ
  うとは......」


 誰でも、自分の欠点よりは長所を、イヤなところよりは優れているところを、
 人に見せたいと思います。
 また、自分自身も、自分の欠けているところは見たくないと目を逸らし、目
 立つところ、人から認められるようなところばかりが大事だと思ってしまい
 がちです。

 自分の欠点を誰かに知られてはいけない。
 弱い自分でいてはダメだ。
 ......と、外側ばかりを着飾ろうとするのです。
 
 もちろん、
 「自分は、仕事ができる」
 「私には、力がある」
 と自負することは、とてもすばらしいことです。

 ところがそんなときには、まわりの人から自分の欠けているところを指摘さ
 れても、なかなかそれを素直に受け容れにくいものですね。
 それどころか、そこを隠すために、見えないようにするためにもっと硬い鎧
 を身につけようとするということもあるでしょう。

 そして、それが自分を縛りつけて不自由にしているということもあるのでは
 ないでしょうか。

 ところが、自分の未熟なところ、欠点から目を逸らさずに立ち向かってみる
 と、今の自分の課題が見えてきます。
 それを、努力してカバーしていこうとするときこそが、私たちが本当の「強
 さ」を身につけるときのようですね。

 さらに、そんなふうに前に進むことこそが、人生における真の「豊かさ」だ
 と言えるのかも知れませんね。
 
 思いきって裸の自分をさらけ出してみれば、心も自由になるでしょうし、他
 人の助言や助けも、柔軟に受け容れることもできるでしょう。
 自分が欠点だと思っていたことが、意外に本当の自分らしさであったり、い
 ざというときに自分を助けてくれるということも、よくあるようです。

 私たちが本当に輝き出すのは、自分の弱さを認めることができたときなので
 しょう。

 自分の成長のスペースに目を向けさせてくれた出来事に感謝しましょう。
 ......さあ、まずどんな鎧から、外してみましょうか。

No.392

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【癒しのことば】Vol.392 2003/1/13       
 総発行部数:13,073部
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 「人間の心の成長は、いまだに最高の冒険であり、多くの面において、この
  世における最高の冒険である」

     -- ノーマン・カズンズ(アメリカのジャーナリスト)--

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 今から2億年ほど前、中生代のジュラ紀に、「翼竜(よくりゅう)」と呼ば
 れる爬虫類が出現しました。

 翼竜は、地上や樹の上に住んでいた爬虫類が進化したものと考えられていて、
 前足の薬指が長く伸び、ここから体側にかけて膜が発達していたのです。

 樹の上などからこの飛膜に風を受けて舞い上がり、グライダーのように空を
 飛ぶことができたとされています。
 そして、飛んでいる昆虫や、海中の魚などを捕って食べていたようです。

 当時の地球は気候も温暖で安定していたということです。

 翼竜は、その環境に完全に適応して、身体をどんどん巨大化していきました。
 つまり、どんなに穏やかな風でも滑空することができるように、もっと遠く
 まで飛んでいけるように、飛膜を大きくしていくという道を選んだのです。

 その結果、はじめは小動物くらいの大きさだったものが、今から6500万
 年ほど前の白亜紀には、翼長が8メートルのものまでが現れることになりま
 した。

 その頃まで地球の空は、完全に翼竜たちが支配していたのです。


 ......翼竜から少し遅れて、今の「鳥」の先祖に当たる動物たちも、空を飛ぶ
 ことを目指しました。

 ひょっとしたら、鳥の先祖のなかの何匹かが、大空をわが物顔に支配する翼
 竜たちを見ながら、
 「いつかは自分も、あんなふうに自由に大空を飛んでみたい。いや、絶対に
  とんでみせる」
 と心に決めたのかも知れません。

 ただ彼らは、翼竜とは違って、自分の力で翼を羽ばたかせて空を飛ぼうとし
 ました。

 きっとはじめは、うまく飛べなかったでしょう。
 長くは飛ぶことができなかったでしょうし、すぐに力尽きてしまったかも知
 れません。

 それでも鳥の先祖たちは、自分の歯を無くし、骨や羽の構造を変えることに
 よって身体を軽くしようとしました。
 強く羽ばたけるように翼の筋力を発達させました。

 もっと高くもっと遠くへ飛んでいけるように、そして、どんなに条件が悪く
 てもでも自分の力で飛べるように、自らの身体に少しずつ変化を起こしてい
 ったのです。

 
 白亜紀の終わり、地上に急激な環境の変化が起こりました。

 それは巨大な隕石が衝突したためとも言われていますが、ともかく地球は温
 暖な気候から一変し、雨が降り続き強い風が吹く世界になってしまったので
 す。
 
 翼竜は、この環境の変化には付いていくことができませんでした。
 あまりにも巨大化してしまった飛膜では、強い風を受けると、すぐに吹き飛
 ばされてしまうのです。
 結局、翼竜は、絶滅してしまうことになります。

 ところが、自分の力で飛ぶことを選んだ鳥はどうでしょう。

 現代でも、地球のどんな地域でも、鳥たちは生息していて、自由に大空を飛
 んでいますね。
 
 そして、その悠々と飛翔する姿は、その後に、この地球に生まれてきた私た
 ち人類の長い間の夢でもあります。

 もちろん私たちだって、翼竜のように、今の自分に満足して立ち止まるので
 はなく、どんなに苦しくても、自分の望むところへ進もうとしている限り、
 大空を舞う鳥のように自由で楽しい、最高の冒険を続けているのです。

 そう、自分を信じて、自分の力で、自分の夢に向かって羽ばたいている限り
 ......

No.391

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【癒しのことば】Vol.391 2003/1/9       
 総発行部数:13,071部
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 「なんでも新しいものは、それに立ち向かうまでは恐ろしいものなのだよ」

        -- リチャード・カウパー(イギリスの作家)--

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 「人前に出るとあがってしまって、言いたいことも言えないんです」

 「積極的に行動できない」

 「やりたいことがあっても、思いきってチャレンジすることができず、いつ
  も悔やんでばかりだ」


 と切実に訴える人たちがいます。

 さぞかし、過去に辛い思いをした経験があったのだろうと思えますね。
 
 自分が主張したことを、寄ってたかってみんなに否定されたとか、積極的に
 前に出たときに、取り返しのつかない失敗をしてしまったとか。
 あるいは、思いきって自分の目標に向かって飛び込んでいって、夢やぶれて
 心が傷ついてしまったのでしょうか。

 ……ところが、そんなことをクヨクヨ悩んでいる人に限って、大きな失敗を
 したり、挫折したことなど一度もないということが多いようです。

 なぜなら、そんな人たちは、失敗したり、傷ついたり、恥をかいたりするよ
 うなことを、ずっと避け続けてきたのでしょうから。
 例外もあるでしょうが、行動を起こす前に結果が気になって、新しいことに
 飛び込んでいったり、思いきってチャレンジできなかったのです。

 だから、辛い思いこそしなかったでしょうが、いつまでたっても、失敗した
 り、傷ついたり、恥をかいたりすることに、恐れを感じてしまうのですね。

 もちろん、誰でも失敗は恐いし、人前で恥をかくのもイヤなものです。
 うまくできるかどうかわからない、新しいことにチャレンジすることは、と
 ても不安です。

 でも、新しいことは一度はやってみないと、いつまでたっても自分にとって
 は未知なるものです。
 そして、知らないことは、いつでも恐ろしく感じられるものなのです。


 失敗したとしても、イヤな思いをしても、思いきってチャレンジして何かを
 経験してみれば、その度に恐ろしさは減っていきます。
 さらに、自分が心から望むことに対しては、次はもっとうまくできるように
 がんばろうという勇気も湧いてくるのです。

 それに、失敗や苦しい経験からしか生まれてこないものもあるようです。

 それは「自信」というものです。
 
 チャレンジしようとしない人には、絶対わからないものです。

 「自信」とは、絶対に失敗しないとか、必ずうまくいくと思えたときに持て
 るものではありません。
 本当の「自信」とは、たとえ失敗しても、それでも自分は大丈夫なんだと思
 えるときに確信できるものなのです。

 何かに立ち向かうときこそ、私たちが、もっと大きくなれるチャンスなので
 すよね。

No.390

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【癒しのことば】Vol.390 2003/1/6       
 総発行部数:12,973部

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 「世界は自由だ。私は好きなことをやる」

              -- オナシス(ギリシャの実業家)--

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 自分の人生は、すべては自分が何かを決めるということから始まります。

 朝、目覚めて、布団から出るかどうか。
 仕事へ行くか、行かないか。
 どんな服を着るのか。

 何をするか、あるいはしないのかを決めるのは、私たちです。

 もちろん、何かを決めるということは、決めたことに対しての責任を取るこ
 とでもあります。
 
 たとえば、朝、目が覚めたときに、気分が乗らなければ、「仕事に行かない」
 と決めることもできます。
 でも、そう決めると、誰かに迷惑かけたり、仕事を失ってしまうことになる
 かも知れません。

 それでも構わないし、仕事へ行かないことが、自分の欲しいものを手に入れ
 ることにつながると思えるのなら、そう決めればスッキリして、気分がよく
 なるはずです。

 でも、多くの場合は、給料や信用を無くしてしまうことを避けるために、あ
 るいは喜びや自己成長など、人生で自分が欲しいと思うものを手に入れるた
 めに、少々気分が乗らなくても、仕事へ行くということを決めているのでし
 ょう。
 
 これは、ほとんど無意識での決定かも知れませんが、私たちはいつも、何を
 すれば、いちばん楽しく生きていくことができるのかを決め、自分の人生を
 創りあげているのです。

 私たちは、自由な世界に生きているのです。
 
 ところが、ときとして私たちは、「~ねばならない」と、苦しみを抱えてし
 まいます。
 
 仕事へ行きたくないのに、行かなければならない。
 行いは、清く正しくいなくてはならない。
 いつもがんばっていなくてはならない。

 そんなときには、思い出してください。
 「~ねばならない」と苦しむのは、何かを決めていないからなのです。
 
 何かを決めないでいると、それに付随する責任から逃げることができるかも
 知れませんが、いつまでも自分の進む方向が見えてこず、まわりに振り回さ
 れてしまうことになってしまいます。
 
 迷いがあったり、結果に対する不安もあるでしょうが、自分で決めてみれば、
 気分はずっとよくなるはずですし、どんな困難でも自分で乗り越えて行こう
 という力も湧いてくるでしょう。

 本当は、この世界には、「~ねばならない」ことなど存在しないのです。
 すべては、自分が「したい」か、「したくない」かのどちらかしかないので
 す。

 そして、もちろん私たちには、今よりもっともっと楽しく幸せに生きようと
 決める自由だってあるのですよね。

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