いじめで悩む前に

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【癒しのことば】Vol.357 2001/12/26        
 総発行部数:13,981部

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※古今東西の名言から、ストレスを和らげ心を癒すことばを月~金の毎日お届
 けします。
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 「苦しみは確かに厳しい試験だ。
  けれど、私達の人格を養いもする」

    -- エレン・スー・スターン(アメリカのコラムニスト)--

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 人間が高地で暮らすと、はじめは過酷な環境にとても耐えられないと苦しみ
 ますが、しばらくすると身体のなかではいろいろな変化が起こり、だんだん
 とその環境に慣れていくのだそうです。
 
 まず酸素が希薄な空気に順応するために、血液中の赤血球が増加します。
 皮膚は色素を沈着させ強い紫外線から身を守ります。
 また、厳しい寒さに耐えたり険しい岩山を上るために、筋肉も増し骨格も強
 くなっていくのです。

 環境が厳しければ厳しいほど、私たちは適応するために、強くたくましく成
 長していくことができるのです。

 さらに、高地で暮らしていた人が山を下りて元の環境に帰ってくると、赤血
 球などは元に戻りますが、鍛えられた筋骨は元に戻ったりはしません。
 そして、もっとすばらしいことは、過酷な環境に耐え抜いた心のたくましさ
 も、そのままだということです。


 私たちを強く成長させるのは、ポジティブなエネルギーよりもネガティブな
 エネルギーであることが多いようです。
 悩めば悩むほど、失敗すればするほど、人間は強くたくましくなり心も豊か
 になっていくのです。

 どんなに自分を取り巻く環境が厳しくても、あきらめたり逃げ出したりしな
 い限り、私たちは必ずそれを乗り越えて、もっと大きくなっていけるはずで
 す。

 そのたびに自分でも気がつかなかった可能性や長所を目覚めさせることにな
 ります。
 そして自分やまわりの人の、すべてを受け入れるだけの余裕も生まれてくる
 のです。
 
 悩みや苦しみを抱えているときには、そのことだけで頭のなかがいっぱいに
 なってしまい、自分の弱さやイヤなところばかりが目についてしまうかも知
 れません。

 でも、本当は、そんなときこそが私たちが大きく成長していくチャンスなの
 ですね。
 
 苦しみを持っていても、気分を変えたり、毎日を楽しんだりすることもでき
 ます。
 つらいことや悲しいことに振り回されて、せっかくのエネルギーをムダ使い
 することはありません。

 ネガティブなエネルギーをポジティブなエネルギーに変えるために、今自分
 が感じていることを大切にしましょう。
 前を向いていれば、いつかは道も開けてくるのです。

 苦しみがあるからこそ、大きな楽しみも生まれてくるのですね。

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【癒しのことば】Vol.356 2001/12/25        
 総発行部数:13,955部

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※古今東西の名言から、ストレスを和らげ心を癒すことばを月~金の毎日お届
 けします。
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 「世界にあなたはひとりしかいないのだから、自信をもって、あなた自身で
  踏み出して行きなさい」

      -- マーサ・グレアム(アメリカのダンサー)--

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 小さすぎる洋服は、あまり着心地がよくはありません。
 それを自分のサイズにピッタリか、少し大きめの洋服に着替えてみれば、自
 由に伸び伸びと身体を動かすことができますよね。

 でも世の中には、小さな洋服を身につけて窮屈な思いをしている人も多いよ
 うです。

 不思議なことに、そんな人に限って自分がサイズの合わない服を着ているこ
 とに気づかないようです。
 そして、着心地が悪いのは自分のせいだと、一生懸命に自分を洋服に合わせ
 ようとがんばっていたりするのです。

 その洋服とは、「してはいけない」と我慢したり、「しなくてはならない」
 と努力することです。

 小さな頃から私たちは、人から認められるためには「してはいけない」こと
 が必要だと教えられてきました。

 「人前では、おとなしくしていなければならない」
 「わがままをいってはいけない」
 と何かを我慢してはじめて、いい子だと褒められたりしたのです。
 逆に、それができなかったときには、ひどく叱られたりしたかも知れません。

 さらに何かを手に入れるためには、「しなくてはならない」とも教えられて
 きたのです。
 
 「成績をあげるためには、勉強しなければならない」
 「成功するためには、もっと真面目に努力しなければならない」

 そして、大きくなって自分の身体が窮屈に感じているのに、いつまでもその
 洋服を大切に思って着続けているようです。
 これではとても自由に生き生きと動けるはずもありません。

 ひょっとしたら私たちは、小さな洋服を着ているうちに、知らず知らずに自
 分の人生の幅を狭めたり小さなワクに縛りつけたりしてしまっているのかも
 知れません。
 さらに、まわりの人も、自分と同じように、そんな窮屈な洋服を着なければ
 いけないような気がして、無用なストレスを感じてしまうこともあるでしょ
 う。

 もちろん人生において、我慢したり努力したりすることは、ときには必要だ
 し、とても重要な要素でしょう。
 ただし、その洋服が自分に合うサイズならの話です。

 本当は、幸せを手に入れたり自分らしく生きるためには、「してはいけない」
 や「しなくてはならない」という洋服など、ほとんど必要ではないようです。
 窮屈な洋服を身につけたままでは苦しいだけで、いつまでたっても幸せはや
 ってこないでしょう。

 そんな洋服はさっさと脱ぎ捨てて、「してもいいし」「しなくてもいい」と
 いう自分に優しい洋服に着替えてみる方がずっといいのではないでしょうか。

 とても着心地がよくて、気楽になれるかも知れません。
 自分も他人も受け入れる心の余裕もできて、きっと生きることがもっと楽に
 なることでしょう。
 
 自分が自分自身でいて自分らしく生きることができれば、自分のやりたいこ
 とをするために、我慢も努力も楽しめるでしょう。
 

 私たちは、もっと自分に合う洋服を着て、もっと楽になってもいいし、もっ
 と自信を持って自由に自分が望むところへ進んでいってもいいのですよね。

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【癒しのことば】Vol.355 2001/12/21        
 総発行部数:13,509部

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※古今東西の名言から、ストレスを和らげ心を癒すことばを月~金の毎日お届
 けします。
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 「ひとりひとりがこの世界のどこかに生きる場所を持っており、好むと好ま
  ざるにかかわらず、何らかの点で重要な存在である」

      -- ナサニエル・ホーソン(アメリカの作家)--

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 私たちは、たいてい自分に嘘をついています。

 それは他の人たちに認められることこそが、幸福に生きるために必要だと信
 じているからです。
 自分に正直になるよりも、他人に気に入られるようにすることが大事だと、
 小さな頃から思い込んできたのです。

 誰からも好かれなくてはならないような気がして相手に期待されていること
 を優先しようとします。
 それがみんなの幸せになるのだと、自分のしたいことから目を逸らして、他
 の人から気に入られるような人間になろうと努力するのです。

 それで、すべての問題が解決して、うまくいくと信じているのです。

 ところが、どんな小さな嘘でも嘘は問題を解決するどころか、かえって問題
 を大きくしてしまいます。

 私たちは、嘘をつく人を信用するわけにはいきません。
 自分が自分に嘘をついているとしたら、どうして自分を信じることができる
 でしょうか。

 自分を信じられないから、余計に他の人に認めてもらおう、気に入られよう
 というところにエネルギーを使います。
 これでは、とても自分の思い通りの生き方をする自由など持てません。
 いつもまわりの世界にコントロールされてしまうことになってしまいます。

 自分に嘘をつくことは、幸福につながる道どころか、不安や苦悩に彩られた
 迷い道を歩いているようなものかも知れませんね。

 そこから逃れるためには、勇気をだして自分が自分に正直になることが必要
 です。

 他の人から認められるかどうかを気にせずに、自分が自分自身を認めてあげ
 ることが大切なのです。

 そもそも私たちが自分に嘘をつくことになってしまったのは、幼い頃に、他
 の人に認められるためには自分自身であってはいけない、もっと完璧な人間
 でなければならないと思い込んでしまったからのようです。

 他人に気に入られるように、自分が自分以外の別の人間だと、自分を欺いた
 のです。
 
 でも、気づいてください。
 大切なのは誰からも気に入られる完璧な人間であることではなくて、自分自
 身が望む完璧な人間を目指すということなのではないでしょうか。

 私たちは、誰かのためではなく、自分が生きたいように生き、望むことをす
 るためにこの世界に生まれてきたのでしょう。
 本当はそのための自由も力も、すべては自分のなかにあるのです。

 そして、その自由と力を本当に自分のものにするためには、責任と義務も必
 要になるのです。
 それは、
 「自分が自分を認めて受け入れる」
 という責任と義務です。

 自分が自分のことを信じて認めることができれば、もう他の人が自分をどう
 思うかということを気にすることはありません。
 自分が自分に嘘をつく必要もなくなるのです。

 私たちが他人のことをどう思おうが自由なのと同じで、他人が自分をどう思
 おうと気にすることはないのです。
 そんなふうにまわりにコントロールされない自分でいれば、他人の反応は自
 分を磨くためのスパイスだと前向きに受け止めることができます。

 私たちは、自分に正直であっても大丈夫なのです。

 この世界に生まれてきたこと自体が、私たちがとても重要な存在だというこ
 となのですから、自分の価値をことさら他人に証明する必要などないのです
 よね。

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【癒しのことば】Vol.354 2001/12/20        
 総発行部数:13,509部

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 「ひとりひとりがこの世界のどこかに生きる場所を持っており、好むと好ま
  ざるにかかわらず、何らかの点で重要な存在である」

      -- ナサニエル・ホーソン(アメリカの作家)--

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 私たちは、たいてい自分に嘘をついています。

 それは他の人たちに認められることこそが、幸福に生きるために必要だと信
 じているからです。
 自分に正直になるよりも、他人に気に入られるようにすることが大事だと、
 小さな頃から思い込んできたのです。

 誰からも好かれなくてはならないような気がして相手に期待されていること
 を優先しようとします。
 それがみんなの幸せになるのだと、自分のしたいことから目を逸らして、他
 の人から気に入られるような人間になろうと努力するのです。

 それで、すべての問題が解決して、うまくいくと信じているのです。

 ところが、どんな小さな嘘でも嘘は問題を解決するどころか、かえって問題
 を大きくしてしまいます。

 私たちは、嘘をつく人を信用するわけにはいきません。
 自分が自分に嘘をついているとしたら、どうして自分を信じることができる
 でしょうか。

 自分を信じられないから、余計に他の人に認めてもらおう、気に入られよう
 というところにエネルギーを使います。
 これでは、とても自分の思い通りの生き方をする自由など持てません。
 いつもまわりの世界にコントロールされてしまうことになってしまいます。

 自分に嘘をつくことは、幸福につながる道どころか、不安や苦悩に彩られた
 迷い道を歩いているようなものかも知れませんね。

 そこから逃れるためには、勇気をだして自分が自分に正直になることが必要
 です。

 他の人から認められるかどうかを気にせずに、自分が自分自身を認めてあげ
 ることが大切なのです。

 そもそも私たちが自分に嘘をつくことになってしまったのは、幼い頃に、他
 の人に認められるためには自分自身であってはいけない、もっと完璧な人間
 でなければならないと思い込んでしまったからのようです。

 他人に気に入られるように、自分が自分以外の別の人間だと、自分を欺いた
 のです。
 
 でも、気づいてください。
 大切なのは誰からも気に入られる完璧な人間であることではなくて、自分自
 身が望む完璧な人間を目指すということなのではないでしょうか。

 私たちは、誰かのためではなく、自分が生きたいように生き、望むことをす
 るためにこの世界に生まれてきたのでしょう。
 本当はそのための自由も力も、すべては自分のなかにあるのです。

 そして、その自由と力を本当に自分のものにするためには、責任と義務も必
 要になるのです。
 それは、
 「自分が自分を認めて受け入れる」
 という責任と義務です。

 自分が自分のことを信じて認めることができれば、もう他の人が自分をどう
 思うかということを気にすることはありません。
 自分が自分に嘘をつく必要もなくなるのです。

 私たちが他人のことをどう思おうが自由なのと同じで、他人が自分をどう思
 おうと気にすることはないのです。
 そんなふうにまわりにコントロールされない自分でいれば、他人の反応は自
 分を磨くためのスパイスだと前向きに受け止めることができます。

 私たちは、自分に正直であっても大丈夫なのです。

 この世界に生まれてきたこと自体が、私たちがとても重要な存在だというこ
 となのですから、自分の価値をことさら他人に証明する必要などないのです
 よね。

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【癒しのことば】Vol.353 2001/12/19        
 総発行部数:13,508部

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※古今東西の名言から、ストレスを和らげ心を癒すことばを月~金の毎日お届
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 「危機の危は危険の危、機は機会の機。
  リスクを絶好の機会として、とらえていかなければいけないことを、この
  二字の漢字は教えています」

      -- ジャック・シラク(フランス大統領)--

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 「危機」・・・(1)危険な時期。きわめてあぶない状態。
        (2)既存の社会体制・価値観などが崩壊しようとする、時
           代の転換期。

 「機会」・・・ある行動をするのに最もよいとき。チャンス。

                         (『大辞林』より)

 シラク大統領のことばの通り、「危機」と「機会」はコインの裏表のように
 表裏一体のもののようです。
 「危機」あるから「機会」もあり、「機会」も場合によっては「危機」にな
 ると言えるようです。

 私たちは、「危機」に出会ってはじめて、自分の安全圏から外へ出る必要に
 迫られ、人生を違った目で眺めるようになるのでしょう。
 「危機」を乗り越えるたびに、自分の限界を広げたり、自分が秘めた新しい
 可能性に気づくことになります。

 それが大きな成長の「機会」になるのですね。

 でも、そのために私たちは、新しい自分に生まれ変わる「変化」を受け入れ
 る覚悟が必要になるでしょう。

 そういえば、英語の「Change(変化)」も、一文字変えるだけで「C
 hance(チャンス)」になってしまいますよね。

 「危機」に出会ったときには、自分の身を守ることも大切ですが、ときには
 そこから逃げないで立ち向かうことが大きな「変化」という成長の「機会」
 になるようです。

 そして、「危機」という名の「機会」は、私たちがもっと大きく成長するこ
 とが必要とするときに、目の前に現れてくるのです。
 あとは、私たちがそのコインの「危機」の面と「機会」の面のどちらを見る
 ことを選ぶかだけのようですね。

 何か困難な出来事に出会ったときに、それを「重荷」と思えば「危機」にな
 ります。
 でも、その出来事から何かを学ぼう、がんばってそれを乗り越えていこうと
 思えば「機会」になってしまいますね。


 どこかでこんな話を聞いたことがあります。

 橋もなく流れが急な川を前にした人が選ぶ態度についてです。 

 いちばん安全なのは、川を渡ろうとはせずに、ただ向こう岸を眺めているこ
 とです。
 でも、これでは何の変化も生まれませんし、何も手に入れることはできませ
 ん。
 
 そこで何とか川を泳いで渡ろうとする人もいます。
 多くの人は、川の流れだけを見て、少しでも身軽になれば泳ぎ切ることがで
 きると思うようです。
 そこで、荷物をすべて捨ててしまうのですが、実はこれはとても危険なこと
 だということです。
 よほど泳ぎ慣れている人ではない限り、急流に飲まれてしまうこともあるの
 ですから。

 賢明な人は、荷物を捨てようとはしません。
 それどころか、自分が持てる限りの重い石を持って川を渡ろうとするのです。
 その石の重さで、その人は川の底にしっかりと足をついて渡りきることがで
 きるということです。
 川の流れだけを見ることをせずに、自分を大きく重くして、自分の足で歩い
 ていくことで、確実に自分の目標に向かって進んでいくことができるのです
 よね。

 ひょっとしたら、私たちが背負っている「苦しみ」や「重荷」も、よく見て
 みると自分を大きく成長させてくれるための「機会」なのかも知れませんよ。

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【癒しのことば】Vol.352 2001/12/17        
 総発行部数:13,516部

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※古今東西の名言から、ストレスを和らげ心を癒すことばを月~金の毎日お届
 けします。
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 「この世の中は、苦しいものでも悩ましいものでもない。
本質的に楽しい、うれしい、そして調和した美しい世界なのである」

      -- 中村天風 --

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 リー・アイアコッカといえば、かつて経営難に陥ったクライスラー社を見事
 再建させたことで、日本でもよく知られている実業家です。

 彼はもともとクライスラー社とはライバル関係にある同じ自動車産業のフォ
 ード社の社長としてその手腕を発揮していたということです。
 はじめはエンジニアの訓練生としてフォードに入社したのですが、後に営業
 部門に移ってからは、次々と斬新な販売戦略で実績をあげ、40代の若さで
 社長にまで上りつめることになります。
 もちろん、その戦略のすべてが成功したわけではないのですが、それを補っ
 てあまりある成果を残したのです。

 ところがその後、彼はフォード社のオーナー会長であるヘンリー・フォード
 2世によって突然、解雇を告げられることになります。

 それも、
 「君にも人間の好き嫌いがあるだろう」
 といった、フォード2世の一方的な通告によってだということです。

 もしもそのときに、彼がこんなことを思ってしまったとしたら、どうだった
 でしょうか。
 「いったい自分のどこがいけなかったのだろうか。結果的に会社の実績があ
  がっていたといっても、いろいろと失敗をしたことも事実だし、知らぬう
  ちに他人の反感もかってしまっていたようだ。やはり自分は経営には向い
  ていないのかも知れない......」

 きっと、そんな思いは彼の意識を、過去に犯してしまった失敗や自分の欠点
 の方へ向けてしまうことになったでしょう。
 そうなると自信を無くしてしまったり、自分の歩いてきた道に疑問を持って
 しまったりしてしまうことになるかも知れません。

 だとしたら、その後の人生を挫折や失望感を持って過ごすことになってしま
 っていたということも考えられますよね。

 ところが彼は、そうはしませんでした。
 どんな過酷な運命に翻弄されようとも、自信や自尊心を失うことはなかった
 のです。

 彼は、自分自身にこう言い聞かせたということです。
 「確かに私は間違いや失敗をしたこともあった。だが、それよりももっと賢
  明な選択や決断によって、いつも会社を成長させてきたのだ」

 彼は、フォード社の解雇にもひるむことなく自分の才能を信じて、危機的な
 状況にあったクライスラーを蘇らせるために全精力を注いだのです。
 彼は自分が望むワクワクする世界を生きたのです。

 そしてこの豊かで美しい世界は、状況や環境がどうあれ、アイアコッカ本人
 が創りだした世界だと言えますよね。

 仮に彼がフォードを解雇されたときに、自信を失い挫折感に打ちのめされる
 ことを選んでいたとしたら、その失望感でいっぱいの世界も、やはり彼本人
 が創りあげた世界だということになるようです。

 
 何かをやりはじめる前から、
 「自分には、とても無理だ」
 「きっと失敗してしまうだろう」
 と、あきらめてしまっている人がいます。

 また、
 「大丈夫。絶対にうまくいくよ」
 「どんなことが起こるか楽しみだ」
 と、未知の世界へのチャレンジにワクワクする人もいます。

 きっと、そのどちらも思った通りの結果になるのでしょう。
 自分の生きる世界は、まわりの環境ではなく自分が創りだすことになるので
 すから。

 それには、結果さえも問題でないかも知れません。

 自分には無理だと思うと、仮にうまくできたとしても、それは偶然の産物と
 しか受け取ることができずに、いつまでも自分に自信を持つことができませ
 ん。
 ワクワクを持って何かにチャレンジしたとしたら、少々の失敗は次への課題
 になり、さらにワクワクが広がってくるのでしょう。


 とってもすばらしいことは、どちらの世界でも、「自分自身」が選ぶことが
 できるのだということですよね。

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【癒しのことば】Vol.351 2001/12/14        
 総発行部数:13,485部

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★3日ほど、お休みさせていただいてゴメンなさい。
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※古今東西の名言から、ストレスを和らげ心を癒すことばを月~金の毎日お届
 けします。
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 「実は自分こそが宏壮な館の持ち主で、一生悠々とそこに住めるのだとわか
  ったとしたらどうする?」

      -- ジェームス・A・ミッチェナー(アメリカの作家)--

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 日本人の技術者がインドの漁師たちに、漁業講習会を開いたことがありまし
 た。
 そこでは、いまだに一匹ずつ魚を釣るという原始的な漁法をしていたのです。

 技術者は、持ち込んだ最新型の機械を指して自慢げに言いました。
 「これを使えば、同じ時間で今の漁獲量の4倍から5倍もの魚を獲ることが
  できるようになるでしょう」

 するとひとりのインド人がこう質問しました。
 「なるほど。確かにたくさん魚が獲れそうだな。でも、だからどうなるって
  いうんだい?」
 
 「たくさん魚を獲ることができれば、それだけお金を儲けることができます」
 技術者が答えると、今度は別のインド人が尋ねました。
 「お金を儲けられたら、いったいどうなるんだ?」
 
 「それだけ時間もできるのですから、ゆっくりできるのではないでしょうか」
 技術者は、汗を拭きながら答えます。
 
 すると、インド人たちは、声を揃えて言いました。
 「そうなったら、俺たちはその時間になにをすればいいんだい?」

 「そ、それは......」
 技術者は、思わずことばに詰まってしまいました。
 「もし時間ができれば、魚でも釣っていればいいんじゃないでしょうか」


 これは笑い話ですが、私たちはついついこの技術者のように、自分がいいと
 思うことが、他の人にとってもいいことなんだと思ってしまいます。

 考えてみれば、価値観や考え方は人それぞれで、何がその人にとって大切な
 のかということもやっぱり人によって違うはずですよね。

 それなのに、自分が思う価値観を人にも当てはめて、
 「お前は間違っている」
 などと相手を否定しまっていることが多いようです。

 これが人間関係のトラブルの原因になっているという場合もよくあるのでは
 ないでしょうか。
 
 さらによく見てみれば、自分が大切だと思っているものが、はたして本当に
 そうなのかということも怪しくなってきてしまいます。

 お金があれば、ものをたくさん所有していれば、また人よりも優れていれば、
 社会的な地位があれば、私たちは、自分が幸せになれると信じていることが
 多いようです。

 でも、はたして本当に何かを手に入れたり、相手との比較や競争に勝てたか
 らといって心からの幸せを感じることができるのでしょうか?

 何かを手に入れればそれを失ってはしないかと思えてきたり、もっと手に入
 れなければと欲がでてきたりしてしまいます。
 人と自分を比べていれば、勝った負けたと心が安まるときもないでしょう。


 たとえば、今、湖に映った自分の姿を見ていると思ってください。
 
 風が吹いて湖面がゆらげば、自分の姿もゆらめいて見えます。
 嵐が湖を襲おうものなら、大きく歪んでしまいます。
 夕陽に照らされれば赤く映りますし、夜になると暗くてちゃんと見えなくな
 るでしょう。

 自分の姿は、何も変わりはしないのに、湖面に映る姿は湖の状態によってさ
 まざまに変化します。

 「何かがあれば......」
 「こうなれば......」
 と思うことは、本当の自分ではなく、湖に映る自分を見ているようなものな
 のではないでしょうか。
 ちゃんと自分のことを見ているつもりでも、知らぬ間に外側の環境に左右さ
 れてしまっているのです。
  

 本当に大切なものは、自分の外側のどこを探してもみつからないようです。
 外側の価値観や考え方に波打つ湖をいくら見ていても、本当の自分は見えて
 はこないのです。

 今、ここに生きているということを感じて満足することができたとき、外側
 に影響されることなく湖は静かに澄んだものになるのでしょう。
 そして、ただありのままの自分を楽しむことができるのでではないでしょう
 か。

 本当の幸せとは、きっとそんななかにあるのでしょうね。

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【癒しのことば】Vol.350 2001/12/10        
 総発行部数:13,493部

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※古今東西の名言から、ストレスを和らげ心を癒すことばを月~金の毎日お届
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 「いつも自分を磨いておけ。 
  あなたは世界を見るための窓なのだ」

      -- ジョージ・バーナード・ショー(イギリスの作家)--

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 何かに失敗して自信をなくしてしまうと、私たちは、自分が何ひとつできな
 い存在のように思えてきます。

 それはまるで曇ったガラスの窓から外を眺めているようなもので、本当のこ
 とが見えなくなってしまっているのかも知れません。

 他の人と自分を比べては、
 「自分は、あんな人にはなれない」
 「あんなふうに、上手にやることは無理だ」
 と、思えてきたりします。
 
 また、何かをやってみたとしても、
 「どうして、もっとちゃんとできないんだろう」
 「ここがうまくできなかった・・・」
 などと、自分が人よりも劣っている証拠をみつけようとしてしまったりする
 のです。

 そうなるともう何か新しいことをはじめる前から、どうせうまくいきはしな
 いと諦めてしまい、自分の創造力や才能を試そうともしなくなってしまうか
 も知れません。

 でも、まだやりもしていないのに、どうしてうまくいかないということが分
 かるのでしょうか。
 そもそも、うまくいったかどうかの基準は、何を元に決めてしまっているの
 でしょうか。

 誰だって、新しいことをやろうとすれば、はじめからうまくいくとは限りま
 せんし、経験を積んだ人と比べてみれば、自分の未熟さも見えてしまうのは
 当然だとは思いませんか。

 そんなふうに、完璧にやるべきだと思ったり、誰かと比較して、ちゃんとで
 きなければならないと決めてしまっていては、前に向かって進んでいくこと
 はきっと難しいでしょうね。

 そんな、曇った窓から見える世界を信じて、つまらないゲームをしている人
 がいたとしたら、ちょっと意識を変えてみてはいかがでしょうか。

 自分ができないことばかりを探すよりも、自分ができることをみつけるよう
 にしてみるのです。

 それが自分の力を信じることにつながるようですし、そうしてみればいろい
 ろなことが見えてくるでしょう。
 そして、力は使えば使うほど、強くなっていくのです。

 覚えていて欲しいのは、強さは借りてくることができないということです。
 
 身体を鍛えようとすれば、自分でトレーニングをして筋肉を強くしていかな
 ければなりません。

 誰も自分の代わりにバーベルを持ち上げてはくれませんし、そんなことをし
 てもらっても何の意味もありません。
 また、世界中のどこを探しても自分の力が落ちているはずもないでしょう。

 当たり前のことなのですが、強さは自分自身で身につけていかなければなら
 ないのです。
 
 自分に何ができるか、どんな才能があるかは、試してみなければ分からない
 ものです。
 
 大事なことは、決意と努力を持って、自分の才能や創造性を試すチャンスを
 与え続けていくことなのではないでしょうか。
 そしてその過程には、失敗などは存在しないのです。

 他の人が自分をどう思っているか、また有名になるとか成功するとかは、今
 は問題ではありません。
 何をしようと、どんな結果になろうと、私たちは確実に強くなっていくので
 す。


 そんなふうに自分を磨いていけば、曇ったガラス窓もいつしかキレイに磨か
 れていることでしょう。

 その窓からは、いったいどんなすばらしい自分の世界が見えてくるのでしょ
 うね。

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【癒しのことば】Vol.349 2001/12/7        
 総発行部数:13,489部

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※古今東西の名言から、ストレスを和らげ心を癒すことばを月~金の毎日お届
 けします。
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 「面白いと思うこと、ワクワクするようなことに目を向けよう。
  確かにいつも苦労なく成長するとは限らない。成長は時として苦痛を伴う
  ものだ。
  では、成長はその苦しみに値するだろうか?
  選ぶのは自分だ。
  ただ漠然と人に頼って生きるか、苦しみながら成長し、自分の人生を力の
  限り生きていくか。どちらの生き方をとることもできるのだから」

           -- ジョージ・シン(アメリカの実業家) --

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 まったく同じものが目の前にあったとしても、自分が見ているものと、他の
 人が見ているものが違うことがあるということをご存じでしょうか。

 たとえば、ここにミカンがあったします。
 それが見えるということは、実はミカンに当たった光が反射して目に映り、
 その情報が、神経を通じて脳のなかの視覚中枢に伝わるということなのです。

 そこではじめて、頭のなかにミカンの映像が結ばれるわけです。

 ここまでは、どんな人でも同じ反応をしますので、見えているものに違いは
 ありません。

 ただし、その時点では単に目の前にオレンジ色をした丸いものがある、とい
 うことが認識できるだけにすぎません。
 その物体が何であるかを知覚するためには、目に映ったものを過去の記憶や
 経験と結びつける必要があります。

 その結果、「あ、おいしそうなミカンがある」とか「すっぱそうなミカンだ
 な」とか、人それぞれの認識の仕方をするのです。
 
 つまり私たちは、いつも目に映ったものを、過去の経験から判断してそれを
 知覚しているようです。
 人によって過去の経験が違うわけですから、見えているものも違ってくると
 いうことが言えますよね。

 この目の前にあるものを過去の経験と結びつけるという能力があるおかげで、
 私たちは、反射的に知っている人のことを見わけることができるようです。
 
 また、いろいろなことを類推したり連想したりできますし、過去に危ない目
 に遭ったときと同じような状況に陥ったときに、その記憶を思いだし、そこ
 から早めに避けることも可能になるのですね。

 これは人間に与えられた、とても大切な能力のようです。。
 この力をうまく使えば、私たちは過去の経験から学んだことを、いろいろな
 ことを判断したり、新しいことを選択するための情報として活かしていくこ
 とができます。

 自分がもっとよりよく生きていくために役立てることができるのです。
 それが自分を信頼して、自分自身であるということなのかも知れません。
 
 ところが心に余裕や柔軟性がなくなると、自分のことが信頼できなくなって、
 過去の経験に振り回されてしまうようになってしまいます。

 そうなると、この能力はマイナスの方向へ働いてしまうようです。

 はじめて会った人でも、過去に出会った人と結びつけて、「この人は、こう
 いう人間に違いない」と勝手に決めつけて先入観を持ってしまいます。
 また、少しでも似た状況に出会うと、すぐに過去の傷ついた経験を思いだし
 てしまい、先へ進めなくなってしまうこともあるでしょう。

 目の前には、大きく広がる世界や、たくさんの道があるのに、自分に制限や
 ワクをはめてしまって、選択肢を狭めたり、どこへ行けばいいのか見えなく
 なってしまうのです。

 そして、道に迷ったり、どうすればいいのか悩んだりしてしまいます。

 そんなとき私たちは、どうしても誰か他の人や、外側にある情報を頼ろうと
 してしまうようです。

 でも先ほども見たように、人が見ている世界と自分が見える世界は違うので
 す。
 だとしたら、自分にとっての真実は自分にしか見えないのではないでしょう
 か。
 
 もちろん、何かを判断するときに、自分の過去の経験だけを頼りにすること
 は危険ですし、他人の意見も大いに参考になるでしょう。

 でも、大切なことを忘れないでください。
 それらは、私たちがより成長していくためのひとつの情報なのです。
 それに振り回されることはないのです。
 
 必要なのは、自分が自分を信頼して、自分自身であること。
 どんなに遠く険しくても、自分にとって、そしてこの世界にとって、よりよ
 い道を自分で選択して歩いて行くこなのではないでしょうか。

 そしてその道は、必ず自分自身には見えているはずなのです。

 さあ、自分が面白いと感じること、ワクワクすることに目を向けてみましょ
 うよ。

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【癒しのことば】Vol.348 2001/12/6        
 総発行部数:13,473部

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※古今東西の名言から、ストレスを和らげ心を癒すことばを月~金の毎日お届
 けします。
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 「ありのままの自分を見せるほうが、ありもしないものに自分を見せかける
  ようとするよりも、本当は得になるはずなのだ」

          -- ラ・ロシュフコー(フランスの詩人) --

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 オーストリアの精神分析医・フロイトの本にこんな話が書いてあります。

 ある貴族の娘とその屋敷の門番の娘は、ともに年頃を迎え、それぞれに恋人
 もできることになります。

 ところが貴族の娘は、それを親やまわりに隠そうとしたので、悩んだり、た
 めらったりしてなかなか積極的になれません。
 親に内緒で恋人をつくったことに、強い罪の意識を感じていたのです。

 そして結局は、そんな娘の態度に腹を立てた恋人から捨てられることになり、
 心に深い傷を負うことになってしまいました。
 
 それに比べて門番の娘は、とても開放的に恋愛を楽しみました。
 何人もの男とつきあい、失恋も経験したのですが、傷つくこともなく、大い
 に人生をエンジョイしていたのです。

 フロイトによると、同じことをしたとしても、心に罪悪感を持っている人は、
 とても傷つきやすく苦しんでしまうことが多いということです。
 逆に、あまり罪の意識がない人は、たくましく生きていくことができるとい
 うことになるようです。

 
 罪悪感とは、『自分自身を相手にした意味のない悲惨なゲーム』だと言った
 人がいます。

 それは、自分自身をあるがままに受け入れることができずに、何かに強い信
 じ込みを持つところから生まれてくるようです。

 たとえば、こんな信じ込みです。
 「私は、よい人だ」
 「自分は、清く正しい人間だ」

 もちろん自分自身に対して、こんな信じ込みや自己イメージを持つことは何
 も悪いことではなく、むしろすばらしいことでしょう。

 ただ、それにあまりにも強いこだわりを持ってしまうとどうでしょうか。
 
 どんなに「よい人」でも、「清く正しい人間」でも、たまには気がゆるんだ
 り、魔が差してしまうこともあるでしょう。
 知らず知らずに、自己イメージに合わないことをしてしまうことだって、あ
 り得ますよね。
 
 でも、罪悪感の強い人の信じ込みは、それを許さないのです。

 なぜなら、それを認めるということは、自分が「よい人」や「清く正しい人
 間」ではないということを認めるということになるからです。
 だから、やってはいけないことをしてしまった自分を許そうとせずに、自分
 に怒りを感じ、自分を責め、苦しめて罰を与えるのです。
 
 さきほどの貴族の娘は、きっと親に内緒で何かをすることや、恋愛をするこ
 とは悪いことだという思い込みがあったのでしょう。
 そして、それをやってしまった自分に罪の意識を持つことによって、自分は
 「よい子」だということを証明しようとしたのではないでしょうか。

 でも考えてみれば、こんな非生産的なことはありませんよね。
 自分が、「よい人間だ」ということを、自分自身のなかだけで証明できたか
 らといって、いったい何になるのでしょうか。

 それよりも、たまには失敗したり、ついつい間違いも犯してしまう自分を許
 して、もっと自由に生きることを楽しんでみる方がずっといいのではないで
 しょうか。


 この世界には、完璧な人間など存在しないし、絶対に約束されたことなども
 あり得ないのです。

 ただ、それに向かって進んでいく私たちがあるだけです。

 こうあるべきと信じ込んでいる自分、そんなありもしない自分の幻にこだわ
 るよりも、もっとあるがままの自分を楽しんでみましょうよ。

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【癒しのことば】Vol.347 2001/12/5        
 総発行部数:13,408部

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※古今東西の名言から、ストレスを和らげ心を癒すことばを月~金の毎日お届
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 「感謝する理由がみつからないとしたら、
  落ち度は、お前自身にある」

      -- ネィティブアメリカン・ミンカス族のことば --

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 なかなか自分の思い通りにならないのが人生なのに、あれこれ思い悩んだり、
 悔やんでみたり、落ち込んだり、または誰かを呪って心を傷つけている人が
 います。

 でも、たとえ何かが思い通りになったとしても、そのためにかえってやっか
 いなことを背負い込んだり、思い通りにいかなかったからこそ別のチャンス
 に出会うこともあります。

 だとしたら、私たちにとって思い通りになることが本当によいことなのかど
 うかはわからないということになりますよね。
 それなのに、「思い通りにならない」といって、つい嘆いてしまうのは、私
 たちがいつも「何もかも自分の思うようになってほしい」という『ものさし』
 でこの世界を見ているからなのではないでしょうか。

 私たちが何と思おうとも、この世界は、ただこの世界として、あるがままに
 存在しているのです。
 そこに「こうあらねばならない」という『ものさし』で測って、喜んだり悲
 しんだりしているのは、なんともつまらないような気がします。

 だって、自分の『ものさし』で測った結果に満足していても、それが本当に
 自分にとっていいことなのかわからないのですし、『ものさし』に合わない
 ことに出会うたびに悲しんでいるとしたら、いつまでたっても心の平安を持
 つことはできないでしょう。


 仏教では、「四苦」といって人間の大きな苦しみを「生・老・病・死」だと
 しています。

 でも考えてみたら、この「四苦」とは、人間にとっては当たり前の生理現象
 ですよね。

 「生」きている人は、誰だって歳を取って「老」いますし、ときには「病」
 を患うこともあるでしょう。
 そして、どんな人でも、いつかは必ず「死」を迎えるのです。
 そこから逃れることができる人など、ひとりも存在しないということは、誰
 だって疑いもしないでしょう。

 これだって、私たちが、そんな当たり前なことを、自分で勝手に作りあげた
 『ものさし』を使って測っているからこそ「苦」になるようです。
 
 お釈迦さまによると、その『ものさし』は、次の4つのものになるというこ
 とです。

 ・「常」・・・この世界には、何ひとつ変わらずに存在するものなどないの
  に、いつまでも同じでありたいと思う『ものさし』です。
  いつまでも若くありたいとか、いつまでも生きていたいと思うからこそ、
  「老」や「死」が苦しみになるのです。

 ・「楽」・・・「楽」をするためには苦しいことも経験してはじめてバラン
  スが取れるのが、この世の法則なのに、「楽」だけを追い求める『ものさ
  し』です。

 ・「我」・・・自分がいつも中心であらねばならないという『ものさし』で、
  無視されたり軽んじられたりすると深く悲しみます。

 ・「浄」・・・自分や自分に属するものだけがキレイで正しいことであり、
  非難されるものは何も無いと思い込んでいる『ものさし』です。
  外側を着飾って満足していても、虚しいだけだということに気がつかない
  のです。

 そんなものさしで測っているとしたら、いつまでたっても心からの満足を感
 じたり、幸せを味わうことはできないでしょう。

 そんなつまらない『ものさし』は、思いきって捨ててしまってみてはいかが
 でしょうか。

 自分のことばかりを考えていないで、ちょっと自分を離れてみると、いろい
 ろなものが見えてきたり、感謝の気持ちが湧いてきたりします。
 そんなときこそ、心から生きていてよかったと思えたり、本当の満足を感じ
 ることになるのでしょう。


 どんなことにも「ありがとう」と思える『ものさし』
 ひょっとしたらそれこそが、人生を楽しく思い通りにする、とても大切な
 『ものさし』なのかも知れませんね。

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【癒しのことば】Vol.346 2001/12/4        
 総発行部数:13,310部

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 「人を信じなさい。
  そうすれば、人はあなたに誠実にふるまうだろう。
  人に寛大でありなさい。
  そうすれば、人も寛大さを示してくれるだろう」

      -- ラルフ・W・エマソン(アメリカの詩人、思想家)--

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 あるゴルフ場のキャディーさんから聞いたことなのですが、見えにくい場所
 に池があるような難しいホールでは、
 「右手の方に池がありますから、絶対に右に打ってはいけませんよ」
 などとアドバイスしてはダメなのだそうです。

 そうすると、ほとんどのゴルファーは、右に打つまいと気を取られすぎて、
 打ち損じたり、かえって右の方にボールを飛ばしてしまうということです。

 そのキャディさんは、こんなときには、
 「このホールは、前に見えるあの大きな木の天辺に向かって打つのがいちば
  んいいみたいですよ」
 と言ってあげるそうです。

 そうすると、そちらの方に気持ちが向いて良い結果に結びつくことが多いそ
 うです。

 どうも私たちは、良いことでも悪いことでも、意識が向いていたり、心がひ
 っかかっていることを自分の現実として引き寄せているようです。

 つまり、今、自分が生きている世界は、結局は自分自身が創りあげたものの
 結果だと言ってもいいのではないでしょうか。


 これは人間関係にも当てはまるようで、自分がまわりから受け取っているも
 のは、やはり自分の心の反映なのだということになります。

 たとえば、
 「あなたはいつもセンスがいい洋服を着ていますね」
 などと、お世辞にでも人から言われたとしたら、それからもっと服装に気を
 かけてセンスを磨こうと思うでしょう。

 「あなたはとても明るい人ですね。笑顔がとてもステキですよ」
 とことばをかけられれば、少々イヤなことがあったとしても、心を煩わされ
 ることなく笑っていようと努力するのではないでしょうか。 

 逆に、
 「お前は何て意地悪なヤツなんだ」
 と言われたら、何とかしてもっと意地悪をしてやろうと思うかも知れません。

 そんなことばを口にだしているかどうかは別として、そう意識していること
 が、相手にそんな態度をとらせているようです。

 人を信頼すれば、結局は自分も人から信頼されることになりますし、まわり
 にやさしくしていれば、自分もまわりから親切にされるでしょう。
 今の自分の環境も、自分自身が創りあげたものなのですね。

 まわりに心を許せる人がいないと嘆いている人がいたとしたら、自分が人に
 心を許しているかどうか考えてみてはいかがでしょうか。


 タネを蒔けば、やがては芽がでて花が咲きます。
 そんな当たり前に思うことでも、信じることができないとどうなるでしょう
 か。

 タネを撒いたものの、本当に芽をだすのか気にして、肥料や水をやりすぎた
 り、ちゃんと根が伸びているかどうか確かめようと掘り起こしたりするなら
 ば、そのタネは芽をだす前に枯れてしまうでしょう。

 この世界の法則は、いつもとてもシンプルなのです。

 自分が好きな花を咲かせようと思えば、そのタネを蒔いて、ただ信じて水を
 やるだけでいいのですよね。

 もっと楽しく生きていくためには、ただ信じてみればいいのです。
 相手の、そして自分のすばらしいところを・・・

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【癒しのことば】Vol.345 2001/12/3        
 総発行部数:13,308部

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※古今東西の名言から、ストレスを和らげ心を癒すことばを月~金の毎日お届
 けします。
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 「成功して満足するのではない。
  満足していたから成功したのである」

                -- アラン(フランスの思想家)--

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 両方の手の平をピッタリと合わせて、目の前に持ってくるようにしてくださ
 い。

 中指の長さを比べてみます。
 大抵、2本の中指は、同じくらいの長さで指先の位置が揃っていますよね。

 少し長さが違う人もいるかも知れませんが、その場合は、長さの違いを大体
 でいいですから覚えておいてください。

 そして、いったん手を離してから、
 「右手の中指が伸びていく・・・」
 と何度か頭のなかで考えてみます。

 するとどうでしょう。
 もう一度、手の平を合わせてみると、ほんの少しでしょうが右の中指が長く
 なってはいるのではないでしょうか?

 これは、わずかな違いなのでよくわからない人も多いでしょう。
 
 では次に、手を離してから、右手の中指が伸びていくようにイメージしてみ
 ます。
 できるだけリアルに、右の中指が伸びている様子を想像してみるのです。

 それから両手を合わせてみると、きっと今度は、さっきよりももっと右の中
 指が伸びているはずです。

 どうです、うまくいきましたか?

 さらに今度は、右手全体をゆっくりとブラブラさせたり上に伸ばしたりして、
 自由に動かしてあげてみてください。
 もっと伸びやかに、もっと柔らかく、もっと心地よく右腕を泳がせます。

 あるいは、テニスやダンスなど、何か好きなことを右腕が楽しみながらやっ
 ている様子を感じるようにしてみてもいいかも知れません。
 右腕全体が気持ちよくて、特に中指が自由に楽しんでいるのです。

 そして、また両手を合わせてみます。
 すると今までよりも、もっと右の中指は伸びているでしょう。
 それに加えて、右腕全体がとても軽く、大きく広がったように感じるのでは
 ないでしょうか。


 この例でわかるように、私たちが、考えたり感じたりしていることは、いつ
 も自分自身の身体にも影響を与えているようです。

 自分が大きくて自由な存在だということを考えたりイメージするだけで、身
 体全体が本当に伸び伸びと、楽になってくるということもあるのです。
 
 さらに、今やっていることを楽しんだり、好きなことを自由にすることがで
 きれば、身体だけでなく、心だって、もっともっと大きく広がっていくこと
 ができるでしょう。

 逆に、「自分はここまでの存在だ」とか、「私にはこれはできない」などと
 思うことは、自分を小さく限定することになるようです。

 また、「がんばらないといけない」、「こうしなくっちゃ」、「自分はいつ
 もこうでなければならない」と考えることも自分を縛り付ける原因になるの
 かも知れません。

 私たちは、何かにこだわったり、とらわれたりすることなく、ただ自分であ
 ることを楽しんでいるときこそが、いちばん自分の力を出すことができると
 いうことのようですね。
 

 成功したり幸せを感じるのに、がんばって何かを手に入れたり、何かを身に
 つけたりすることはないのです。

 必要なのは、本来の自由で大きな自分を感じて、ただ今自分がやっているこ
 とを楽しんでみるということだけのようです。


 そう
 楽しむために成功しようとがんばるではなくて、楽しんでいるから気がつい
 たら成功しているのですね。
 さあ、深呼吸をして、自分の心と身体が心地よく感じることをはじめてみま
 しょうよ。

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