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【癒しのことば】Vol.291 2001/8/31
総発行部数:12,204部
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※古今東西の名言から、ストレスを和らげ心を癒すことばを月~金の毎日お届
けします。
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「疲れた人は、しばし路傍の草に腰をおろして、道行く人を眺めるがよい。
人は決してそう遠くへは行くまい」
-- ツルゲーネフ(ロシアの作家)--
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細かいところまで気がつき、身軽でよく動く人のことを、
「あのひとは“まめ”だねぇ」
といったりします。
「“まめ”に働く」
といえば、“骨惜しみしないで働く”ということの他に、“健康でよく働く”
“まごころをもって誠実に働く”といった意味もあるようです。
ですから辞書で“まめ”ということばを調べてみると、次のような説明が載
っています。
1.まごころがあること、まじめ、まこと、真実・誠実
2.苦労をいとわず、よく勤め、よく働くこと
3.身体の健全なこと、達者、息災
この“まめ”ということばは、豆がコロコロと転がるように、心も身体もど
こにもひっかかることがなく動いていることを指しているということです。
つまり身体が健康であるだけでなく、心も清く正しく健康であるということ
なのですね。
心も身体も、どこにもひっかかることもなく、あるがままにある状態という
ことのようです。
私たちも、いつも“まめ”な状態であるならいいのですが、なかなかそうは
いきません。
いろいろな事情で、“まめ”ではいられないこともあるのです。
たとえば、病気にかかったり、ケガをしてしまえば、とても“まめ”に動く
ことはできません。
身体は正直ですから、いくら気があせり無理をしてがんばろうとしても、思
うように動くようにはなりません。
そんなときは、早く良くなるように、ゆっくりと身体を休めるしかありませ
んよね。
これは仕方のないことです。
また、やらなければならないことがあるのに、どうもやる気が起こらないと
いうこともあるのではないでしょうか。
「早く仕事を片づけておかなければならないのに・・・」
そう気持ちはあせるのですが、ついだらだらとしてみたり、他の関係のない
ことをやりはじめたりして、なかなか仕事に手がつきません。
そして、私たちは、
「なんて自分は意志が弱くて、ダメなんだろう・・・」
とそんな自分を責めることになります。
心はとても“まめ”ではなくて、あちこちに引っかかっていまっているよう
ですね。
そんなときは、ちょっと立ち止まって考えてみてください。
なぜ、やる気が起こらないのでしょうか。
そして、なぜそのことにひっかかってしまうのでしょうか。
まず、
「こんなこと、したくないんだ」
ということをまず認めてみると、いろいろなことが見えてくるようです。
仕事に手がつかないということの裏には、
「仕事がつまらない」
ということがあるかも知れません。
でも同時に仕事をしないと生活ができないし、決められたことはしなくては
ならないということも気になってもいるのです。
ですから、豆がコロコロところがるようにはいかないようです。
どちらかというと、
「やらなければならないのにできない」
ということよりも、そこにひっかかていることの方が問題なのではないでし
ょうか。
そこをどう整理するかが、“まめ”になる秘訣のようです。
「生活できなくてもいいから、仕事をしたくない」
そう決めたのなら、仕事のことなど忘れて、自分が今したいことを思いっき
り楽しみましょう。
「イヤだけど、仕事をしないわけにはいかない」
だったら、気持ちが整理できてやる気が起こるまでちょっと休んでみましょ
う。
その方が、あせってイヤイヤするよりは、ずっと効率的なのです
おいしいコーヒーを飲むためには、どんなに面倒くさくても、気が進まなく
ても、まずはお湯を沸かさなければならないのですよね。
“まめ”の心でいれば、いつだっておいしいコーヒーが飲めるのですよ。