バックナンバー: 2001年2月アーカイブ

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【癒しのことば】Vol.176 2001/2/28        
   総発行部数:5206部

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※古今東西の名言から、ストレスを和らげ心を癒すことばを月~土の毎日お届
 けします。
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 「物事を思いだす術を学ぶより大事なのは、頭のなかにひしめいている物事
  を忘れる方法をみつけることだ。
  ポケットをからっぽにするように、覚えていたくない記憶を消し、意識を
  からっぽにしよう」

        -- エリック・バタワース(アメリカの牧師)--


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 彼は、英語が大の苦手でした。

 読んだり書いたりするのはもちろん、高校に入ってもPenやBookとい
 った簡単な単語すら覚えられません。
 それどころか、ときにはアルファベットさえ満足に思いだせないこともある
 のです。

 英語の授業は、彼にとっては苦痛以外のなにものでもありませんでした。
 勉強しようという気持ちはあるのですが、なぜか英語のことを考えるだけで、
 気分が悪くなったり、頭が真っ白になってしまいます。

 といっても彼は、けっして勉強が嫌いなわけではありません。
 数学や化学などは、学校でもトップに近い成績でしたし、将来はある難易度
 の高い大学へ行って機械工学を専攻したいという目標も持っていたのです。

 受験期を迎えた彼は、何とか英語を克服しようと、いろいろな努力をしてみ
 ますが、どうしてもうまくいきません。
 ついに彼は、わらをも掴む思いで、ある心理療法を受けてみることにしまし
 た。

 それは誘導催眠によって、記憶を過去に遡り、問題の原因を調査しようとい
 うものでした。
 
 すると、その過程で、彼自身はすっかり忘れてしまったいたひとつの出来事
 が原因になっていることがわかってきたのです。

 それは、彼が中学生になったばかりの頃、はじめてのテストで、英語とロー
 マ字を勘違いして、NoteをNoto、DeskをDesukuなどと書
 いてしまったことがあったのです。

 学校でも恥ずかしい思いをしましたが、その答案用紙を見た彼の母親が、
 「こんな間違いをするなんて。お前はバカじゃないの!」
 とキツく叱ったのです。
 
 彼は、そのことばに深く傷ついて、とてもつらい思いをしたのでした。

 その事件は、彼の記憶からは薄れていきましたが、そのときの傷ついた感情
 は消えることなく、英語を見たり聞いたりするたびに蘇り、英語を学ぶこと
 を妨げていたようです。

 また、そのなかで、別のことも判明したのです。
 彼は、自分の母親を顔を見たくもないほど嫌っていましたが、それもこのと
 きの出来事が原因だったのでした……


 私たちは、自分が経験したいろいろな出来事を、そのときの感情と一緒に、
 頭のなかのポケットに入れていきます。
 そして後で整理をして、いつでも必要なときに取り出せるように、ちゃんと
 頭のなかの引き出しにしまうのです。

 でも、嫌なこと、つらいことは、ポケットの奥深くに突っ込んで、見えない
 ようにしようとするようです。
 だけど、いくら忘れようとしても、それはいつまでもそこにあって、私たち
 にその存在を思いだしてもらおうと、いろいろなメッセージを送ってきます。

 それが私たちを苦しめる問題の原因になっていることが多いようですね。

 過去のいらない経験や感情は、その存在や意味を味わってみたら、もういつ
 までも持ち続ける必要はありません。
 自分が身軽になるために、そのものたちを手放して自由にしてあげましょう。

 そして、ポケットをからっぽにして、私たちが出会うワクワクする経験を入れ
 るスペースをどんどん大きくしていきましょうね。

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【癒しのことば】Vol.175 2001/2/27        
   総発行部数:5146部

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※古今東西の名言から、ストレスを和らげ心を癒すことばを月~土の毎日お届
 けします。
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 「ちいさな親切、ちいさな愛のことばが、地上を天国のように幸福にする手
  助けをする」

           -- カーニー(アメリカの教育家)--


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 おいしそうなピザ・パイを目の前にして、ある人はこんなふうに考えました。

 「誰かが大きなひと切れを取ってしまうと、自分の食べる分が少なくなって
  しまうのではないか」

 その人は、他の人の行動が気になって仕方がありません。
 そこで、自分の取り分をなるべくたくさん確保するために、他の人の邪魔を
 したり、つきあう人も自分のいうことを聞くような人しか選ばないようにし
 ました。

 ピザを独り占めにして、その人は満足しましたが、同時にすこし寂しさを感
 じるようになってしまいました。
 そして、ひとりでピザを食べていてもすこしもおいしくないことに気がつい
 たのです。

 別の人は、ピザがあると、いろんな人を呼んで、分け与えています。
 みんながおいしそうに食べているのを見ていると、自分もうれしくなってく
 るからです。

 それがいちばんのごちそうですし、それで自分が食べる分がなくなるという
 わけでもありません。
 ピザがなくなれば、また焼けばいいのですし、
 「今度は、ぜひとも私のピザも食べにきてください」
 と声がかかることも多いですから。


 心理学で「ゼロ・サムとポジティム・サムの法則」というものがあります。

 「ゼロ・サム」とは、すべての人の利益を足し算(総和/サム)するとプラ
 ス・とマイナスがゼロになるという考え方です。
 つまり、他の人の利益が増すと、相対的に自分の利益が減ってくることにな
 ります。

 こうした考え方を持っている人は、勝つ(自分の利益を増やす)ためには、
 相手を蹴落としたり、他人を平気で利用したりします。
 いつも目先の損得で人を判断し、相手の立場を考慮することもありません。
 
 ところがそんな人は、その場その場で勝ったように見えても、結局は信用を
 なくし、困ったときに誰も助けてはくれなくなってしまいます。
 長い目で見れば、けっして勝っていることにはならないようです。

 一方、「ポジティブ・サム」の考え方は、お互いのプラスの面を認めあい、
 分かちあうことで、お互いが利益を得ようとすることです。
 
 誰かひとりが成功したからといって、そのために他の人が敗者になる必要は
 ないし、全員が成功する道がどこかにあるはずだと考えるのです。

 そんな人は、知っています。
 人の良いところを伸ばすお手伝いをしたからといって、自分が損するもので
 はない。
 人が幸せになったからといって、自分が不幸になるわけではないということ
 を……

 それどころか、「ポジティブ・サム」の考え方で世界を見ている人たちは、
 誰からも信用され好意をもたれます。
 そして結局は、思わぬ人脈ができて、より多くの幸せを手に入れたり、社会
 的にも成功したりするようです。


 人つき合いでうまくいく人、いかない人。
 人望がある人、そうでない人。
 幸運に恵まれる人、不運な人の違いは、こんなところにあるのかも知れませ
 んね。

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【癒しのことば】Vol.174 2001/2/26        
   総発行部数:5137部

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※古今東西の名言から、ストレスを和らげ心を癒すことばを月~土の毎日お届
 けします。
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 「ある願望が君の中に生まれる。
  その時、君はそれを実現させるパワーが同時に在るということに気付かね
  ばならない」

          -- リチャード・バック(アメリカの作家)--


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 ジョナサンという名前のカモメは、他のカモメたちとは少し違っていました。

 他のカモメは、なんだかんだいいながら、今の生活に満足していて、それ以
 上のことを求めようとはしないようでしたが、ジョナサンは、もっと高く、
 もっと早く飛んでみたいという願望をいつも抱いていたのです。

 ジョナサンは、いつしかこんな疑問を持つようになります。
 「自分が思った瞬間にどんなところへでも、好きなように飛んでいくために
  はどうすればいいのだろう……」

 そして、さまざまな経験をしながら、あるときふと答えを掴むのです。

 その答えとは、
 「自分はすでに、もうそこに到達しているのだ」
 ということを知ることだったのです。

 ジョナサンは、叫びます。
 「そうだ、本当だ!
  おれは完全なカモメ、無限の可能性をもったカモメとしてここに在る!」


 このお話---リチャド・バックが書いた小説「かもめのジョナサン」は少し前
 に大ベストセラーになり、今現在も全世界で1千万人以上の人に親しまれて
 います。

 でも、はじめからそんな評価を得ていたわけではなかったのでした。

 リチャード・バックは、いくつもの職業を転々としながら、いつしか作家に
 なることを目指して、小説や詩を書き続けていました。

 そして、会心の作品「かもめのジョナサン」を書きあげます。
 その原稿を、たくさんの出版社に持ち込んでみますが、どこもまともに取り
 上げてくれはしなかったのです。

 それでも彼には、この作品こそ、多くの人に読まれるべきものだという確信
 がありました。
 だからどんなに出版社に断られても、こんなものが売れるはずはないよと笑
 われても、けっしてあきらめようとはしなかったのです。

 彼は毎日、自分の本が評判になって、たくさんの人に読まれるベストセラー
 になっているところをイメージし続けたのです。
 
 それから10年近くが過ぎたころ……
 アメリカの西海岸に、ヒッピーと呼ばれる若者たちが集いはじめました。
 彼らは、物質主義の社会に反抗し、本当の自由を求めていたのです。
 その彼らの間で、バイブルのように読まれていた本がありました。

 その本こそ、リチャード・バックが自費出版した「かもめのジョナサン」だ
 ったのです。

 その後、この本は出版社の目にとまり、大きく世界に羽ばたくことになりま
 す。

 彼がこの本に託したのは、誰にでも“無限の可能性”があるし、どんな人だ
 って望むものはすべて手に入れることができるよというメッセージだったの
 でしょうね。

 カモメが、自分は今のままで完全だし、自分が思うように飛べるのだと気づ
 いたように、私たちだって、いつでも完全で、思った通りに人生を生きてい
 くことができるのです。

 私たちが心に描くものは、必ず手に入れることができます。
 それだけのパワーが、私たちには存在しているのです。


 あなたは今、どんな夢を実現させるために、羽ばたこうとしていますか?

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【癒しのことば】Vol.173 2001/2/23        
   総発行部数:5043部

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 けします。
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 「幸福は対抗する意識のなかにはない。協調の意識のなかにある」

           -- アンドレ・ジイド(フランスの作家)--


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 釣り針にエサもつけずに、
 「釣れない、釣れない」
 と嘆いている人がいます。

 エサはつけていても、そこの魚が好むものでなかったり、魚はもっと深いと
 ころを泳いでいるのに、浅いところに針を垂らしてみたり・・・

 そのあげく、
 「ここの魚は、全然ダメだな」
 と怒って帰っていってしまいます。


 4人が四角いテーブルを取り囲んでいました。
 そのなかのある人が、目の前の紙に「W」と書いてみました。
 それを見た向かいの人は、「M」と読みました。

 また横から見たある人は、「E」に見えましたし、その反対側から読んだ人
 は、数字の「3」と書いてあるなと思いました。

 その後、4人で、その紙に書かれたことについて議論をはじめたのですが、
 話しが食い違うばかりで、いつまでも結論が出ることはありませんでした。


 「努力すれば報われる」
 「がんばれば、がんばっただけの結果がある」
 というのはこの世界の法則ですが、ベクトルを誤るとカラ回りするだけにな
 ってしまいます。

 人間関係で悩んでいたり、一生懸命やっているつもりでも、誰からも評価し
 てもらえないと思っている人がいるのなら、ちょっと考えてみてください。
 
 他の人を受け入れようとしているでしょうか。
 自分の場所からだけで、ものを見るのではなく、他の人の場所からも世界を
 眺めてみようとしたことがあるでしょうか。

 自分の座っている場所の重要性を認めながら、その見方に固執することなく、
 他の人の座っている位置と見方を受け入れることは可能です。
 そして、それを通してでしか見えてこない「全体像」もあるのです。

 逆にその「全体像」さえ理解できれば、人間関係などに煩わされることはな
 くなるかも知れませんね。
 これも、この世界の法則のようです。

 
 この法則を実践するのは、そんなに難しいことではないでしょう。

 ・ 相手が書いたものは、相手の居場所や見方を類推して、そこから眺めて
   みる。
 
 ・ 釣りをするときには、魚のいる場所に、魚の好むエサを、魚の欲しがる
   ような方法で、垂らしてみる。

 このことさえちゃんと覚えていれば、きっとあとの応用はいくらでも利くで
 しょうね。

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【癒しのことば】Vol.172 2001/2/22        
   総発行部数:5028部

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 「フッテヨシ ハレテヨシ
  ナクシテヨシ アッテヨシ
  シンデヨシ イキテヨシ」

          -- 竹部勝之進(「不運の時読む本」より)--


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 かつて中国に「杞(き)」という国がありました。
 その国では、いつか天が崩れ落ちてきて身を寄せるところがなくなることを
 心配して、夜も眠ることができない人が多かったそうです。

 そこで、ある人が「杞」の国へ行き、人々をさとすことにしました。
 「天には大気があるのみである。そんなものが崩れてくるはずはないのだ」

 その人が言うと、「杞」の人たちは、さらにこう心配します。
 「果たして天が大気の集まりであるとしても、お日様や星が落ちてくること
  はありませんか」
 
 「日も星も、大気の集まりの中で輝いているだけのもの。たとえ落ちてきた
  としても、怪我をすることはありえんじゃろう」
 
 その人と「杞」の人たちの問答はさらに続きますが、一応「杞」の人たちの
 心配は解けることになります。

 ところがそれを知った「杞」の国の思想家たちは、人々を集めてこんな事を
 言い出しました。

 「雨風や雲にせよ、みな大気の集まりが天のなかで作ったものだ。また星や
  大地なども、土が集まりできあがったものである。それを知ったら、どう
  して崩れ落ちてこないと言うことができようか」

 「杞」の人々は、それももっともだとまた心配をはじめたそうです。


 この故事を紹介した道家の列子(れっし)は、こんなことを言っています。

 「天地が崩壊するという者も間違っているし、崩壊しないと言う者も、また
  間違っている。それは我々が知ることができないものだ。生きているもの
  は死を知らず、死者はもはや生を知ることはない。また未来は過去を知ら
  ず、過去は未来を知らない。そんなことを心配するのは、無駄なことだ」

 そして、「杞憂(きゆう)」といえば、「無用の心配」や「取り越し苦労」
 を意味するようになったということです。
 

 たとえば、こんな実験報告があります。

 ある業界の新人社員200名ほどを、2つのグループに分けます。
 1つのグループには、プラスのことをイメージしてもらいます。
 「仕事がうまくいっている」
 「恋人とデートをしている」
 といった連想を2分間思い描きます。

 もう1つのグループには、
 「仕事で失敗して、上司に怒られている」
 「恋人にふられた」 
 というマイナスなイメージを2分間思い浮かべてもらいます。

 そして、その後に簡単な連想ゲームをしてみると、プラスのことをイメージ
 したグループは、マイナスのイメージをしたグループに比べて20%程度、
 成績が良かったそうです。

 わずか2分で20%ですから、これが1時間、1日、1年となると、どんな
 差がついてくるのでしょうか。

 これこそが自分の思うように人生を楽しんでいる人と、そうでない人と違い
 なのかも知れませんね。


 もし、あなたが何か心配事を抱えていたとしても、四六時中そればかりを考
 えていては、自分の能力をどんどん小さくしてしまうことになりかねません。

 今できることを、精一杯やってみたら、後は天にまかせて自分が楽しめるこ
 とをはじめてみましょうよ。
 その方が、自分の本当の能力をもっともっと発揮できるようになるのですか
 ら。

 そんなあなたが振り返ってみれば、たいていの心配事は、「杞憂」だったと
 いうことに気づくかも知れませんよ。

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【癒しのことば】Vol.171 2001/2/21        
   総発行部数:5015部

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 「実験結果が予想と異なると、日本の科学者の多くは失敗したと思い、ノー
  ベル賞受賞者は新しい現象の発見の始まりと思う」

      -- 石田寅夫(旭化成ライフサイエンス総合研究所)--


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 毎日決まりきった道を歩いているだけでは、この世界の本質を見失うことに
 なってしまいます。

 よく知っている道は、確かに安全でしょうが、新しいことにはほとんど出会
 えないのではないでしょうか。
 いつも似たようなパターンで考えていたり、同じスジ道でものを見ることに
 とらわれていると、とても自分を小さくしてしまうことになります。


 山などでは本来、道というものは存在しなかったのです。
 人間が、通りやすいところ、安全なところを選んでつけていった印ですから、
 その上を歩いていても、自然の本当の姿は見えてはきません。


 山頂から流れ出る湧き水は、その年ごとに流れる経路を変化させていきます。
 転がってきた岩や落ちてきた枯れ枝などが、どんどん水の流れる地相を変え
 ていきますが、水には決まった道筋など必要はありません。

 水は、どんなに大きな岩に出会おうとも、大きな穴があろうとも、抗うこと
 なく、あきらめることなく、柔軟に対応して、ただ自分の目指すところへ向
 かって流れていきます。


 人生だって、この山の地相のように絶えず変化しています。
 そして生きていくということは、その山の斜面を水が流れていくのと同じよ
 うなことなのかも知れません
 
 自然同様に変化に富み、何が起こるのか予測もできない世界を、しなやかに
 受け止めていくことこそが、私たちが生きていくということなのではないで
 しょうか。

 それだからこそさまざまな感動や新しい発見があるのです。
 そして、その経験から私たちは、さらに大きく成長していくことができるの
 です。

 誰かが掘った水路に沿って流れていくことだけを選択するということは、安
 心感を与えてくれます。
 でも、いつかはその流れから外れて、大きな世界に流れ出すときがくるでし
 ょう。

 そのときに、決まりきった道を歩くように乗り切ろうとしても、それは不可
 能です。
 あなたは違った考え方、新しいものの見方を身につけることの必要性を痛感
 することになるでしょう。
 

 たまには、道なき道を歩いてみたり、他の人のいろいろな考え方や意見を受
 け容れてみてもいいのではないでしょうか。
 今までの自分とは違ったパターンで生きてみるということを楽しんでみても
 いいかも知れません。

 どんなことでも、これがすべてだと決めつけるのではなく、いろいろなもの
 を受け入れることのできる「しなやかさ」を身につけることが、私たちが、
 ひとまわり大きくなったということなのでしょう。

 そして……
 ちょっと挫折したり、ものごとが自分の思ったようにいかなくて苦しんでい
 るときこそが、それを気づかせてくれるチャンスになることが多いようです
 ね。

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【癒しのことば】Vol.170 2001/2/20        
   総発行部数:4998部

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 けします。
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 「メッキを金に通用させようと切なる工面より、真鍮で通して真鍮相当の侮
  蔑を我慢するほうが楽である」

                 -- 夏目漱石 --


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 自信を持っていない人に限って、人からは良く見られたいという気持ちが強
 いようです。

 これは自分が自分を認めることができないので、何とか他の人から認めても
 らいたいという願望の表れのようですね。
 
 そのこと自体は、けっして悪いことではありません。
 誰からも認めてもらえるように自分を磨き、努力を重ねていくという気持ち
 は、私たちにとってとてもプラスに働きます。

 ただ多くの人は、自分を大きくしてアピールしようとするよりも、何かを身
 にまとうことによって人に認められようとするようです。

 ブランドの衣装や高価な装飾品、制服や肩書き、学歴やどんな会社に行って
 いる、どんな資格を持っている……
 あるいは、どんな不幸な半生を送ってきたか、どんなに苦労してきたかとい
 うことすら自分を認めてもらうための武器になります。

 また、競争相手や仲間、または世間一般の人をけなすことによって、相対的
 に自分の点数を稼ごうとする人もいるようです。
 目立つ仕事ばかりをやりたがったり、他人を小馬鹿にしたりするのは、そん
 な人たちの常套手段です。

 いくら上手く塗ったとしても、メッキはいつかは剥げるものです。
 剥がれていくメッキを気にしてばかりいるのは、とても疲れてしまいそうで
 すね。

 そんな背伸びや、ムリをしなくても、あなたがあなたのままでいて、あなた
 らしく生きていれば、まわりの人は、ちゃんとあなたを認めてくれるもので
 はないでしょうか。

 輝く黄金は、もちろんうつくしいものです。
 でも金では代用できない用途が真鍮にはあります。
 真鍮は、真鍮の独特のうつくしさを持っているのです。

 もっとあるがままの自分を認めてみましょうよ。
 誰が認めるよりも、自分が自分のすばらしさをいちばんよく知っているはず
 です。
 自分らしく生きていく方が楽ですし、自分が本当にやりたいことも見つかる
 でしょう。
 そして、そこから自信も湧いてくるのではないでしょうか。


 いくら格好良く見えても、他の人のサイズに合わせて作られた服をきゅうく
 つそうに着ているのと、少々デザインが気に入らなくても、自分にピッタリ
 の服を楽そうに着こなしているのとでは、人が見たときにどちらがいいと思
 うでしょうね。

 それに……
 最近ではファッション界でも、流行を追い求めるのは流行らないようで、そ
 の人なりの個性を活かす着こなしが注目されているようですし……

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【癒しのことば】Vol.169 2001/2/19        
   総発行部数:4966部

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 「幸せを数えたら、あなたはすぐ幸せになれる」

    -- ショーペンハウアー(ドイツの哲学者)--


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 ものが「存在」するというのは、どういうことでしょうか。

 たとえば、私の目の前には1冊の本があります。
 目で見ることができますし、手に取って触れることもできます。
 だから私は、この本が確かに「存在」していることを疑いはしません。

 でもそれでは、目が見えない人や手の感覚が麻痺している人にとっては、こ
 の本は「存在」しないものなのでしょうか。

 そんなことはないですよね。
 たとえこの本のことを知らない人がいたとしても、私にとってこの本は確か
 に「存在」しています。
 逆に私が見ることができないもの、触れることもなかったものだって、確か
 に「存在」しているものはいくらでもあるでしょう。


 イヌは人間の何万倍もの嗅覚を持っていますし、コウモリは人には聞くこと
 のできない超音波でまわりの情報をキャッチしています。
 聞いた話では、紫外線を見ることができる蝶もいるらしいですね。

 人間に感じることが無理だからといって、そんな臭いや音や紫外線が存在し
 ないということにはならないでしょう。
 ところが私たちが、それらを感知する装置を持つまでは、その臭いや音や紫
 外線は存在しなかったと言ってしまっても良いかも知れません。

 もちろん科学的には、それらは装置が開発される以前からこの世に存在して
 いたということは間違いないでしょう。
 その認識はとても大切です。
 でも、私たちは自分の感覚を通して世界を認識し、自分の感じ方、見方に従
 ってこの世界を生きています。

 もっと重要なのは、その本が「存在」するかどうかより、その本からどれだ
 けのことを学んで活かしていくかということではないでしょうか。

 あなたにとっての真実は、あなたの内側以外のどこを探しても見つかりはし
 ません。
 どんな見方をするか、どんな世界観を持つかによって、あなたはどんな世界
 にも生きることができるのです。

 たとえ失敗したり、失恋して、目の前が真っ暗になったとしても、実際に太
 陽が明るくなったり暗くなったりするわけではありませんね。
 そう思うあなたの心があるだけのようです。

 あなたが何か問題を抱えていたり、ものごとに行き詰まっていたとしたら、
 解決を外に求めずに、自分の内側をプラスにすることをはじめてみましょう。


 「事に当たって、行き詰まるということはない。行き詰まるということは、
  行き詰まるようなものの考え方をしているからである」

 松下幸之助は、こんな世界観を持っていたようです。
 そして、その通りの人生を送りました。

 誰のためでもない、あなたの人生が確かに「存在」しています。
 外の世界のことよりも、まず自分で自分の人生をプラスにしていくことを、
 はじめることがいちばん重要でしょう。

 なに、難しいことはありません。(難しいと思った人は、やっぱりそういう
 見方をしているだけなのかも知れませんね・・・)

 次の3つの「いる」を受け入れてみてください。

 ・ 誰とも比べることのできない、すばらしい個性を持った自分がいる。
 ・ 今、自分なりの居場所にいて、自分なりにできることをやっている。
 ・ そして、いつも幸せに生きている。

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【癒しのことば】Vol.168 2001/2/16        
   総発行部数:4921部

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 「成功の秘訣は、職業をレジャーと見なすことだ」

    -- マーク・トウェイン(アメリカの作家)--


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 私たちは、人生を楽しむために生きています。

 それは間違いないようですが、多くの人は「楽しく生きる」ためには、ある
 程度のお金が必要だから、一生懸命働かなければならないのだ、という考え
 を持っているようです。

 どんなことであっても、「やらなければならないこと」となるとこれは苦痛
 を伴います。
 自分の今の仕事に、充分満足している人は、別として、仕事とは、生活のた
 め世間体のために「やらなければならないこと」と思っている人が多いよう
 ですね。

 だから、せめて休みの時には、「楽しく生きる」ために仕事から逃れたいと
 思うようですね。

 そんな人たちが思っている「楽しく生きる」こととは、たとえば、連休には
 普段のつまらない仕事から解放されて、どこかへ旅行へいくとか、何か趣味
 に没頭するということのようです。

 でも、みんなが休みの日に旅行へ出かけたとしても、どこも混雑しているし
 サービスもよくはありません。
 趣味に熱中するといっても、寝食を忘れてということになれば、かえって疲
 れるだけです。

 こんなことが果たして、本当に人生を「楽しく生きる」ことになるのでしょ
 うか。

 どうせ「人生を楽しく生きる」のが目的だったら、自分の職業を楽しみにし
 てしまうというアイデアはどうでしょうか。

 あなたがどんなに今の仕事をつまらないと思っていたとしても、本当はそこ
 にはいろいろな発見や自分を磨く体験を持つことができるのです。
 現に、同じ職場には、きっとその仕事を楽しんでいる人がいるはずです。

 発展しない仕事というものはこの世には、存在しません。
 どんなことからだって、私たちはさまざまな気づきやチャンスを引き出すこ
 とができるのです。
 
 どんなことであれ、「しなくてはならない」ことは苦痛ですが、「したい」
 ことは楽しみになります。
 あなたも自分を仕事を、楽しみながら自分が「したい」からするのだと、思
 ってみてはいかがでしょうか。

 スキーのジャンプ競技は、その昔、刑罰として雪山の急斜面を滑らせたとい
 うことからはじまったということです。
 同じ、雪山をジャンプするのでも、スポーツとしてやってみれば、楽しみに
 なってしまいます。

 あなたの仕事を楽しみましょう。
 もしその仕事に対して不満を持っているとしたら、それを課題として考え、
 どうすればもっと改善できるかを検討してみましょう。

 普段の仕事からは、いくらでも、気づきや楽しみを見つけられるはずです。
 とことんやれば、自分のいいところ、あるいは弱点なんかも見えてきます。
 その経験から、私たちは、さらに成長していくことができます。


 そして、どんなに一生懸命やってもその仕事に満足を感じられなくなったと
 したら……
 さらにあなたを磨いてくれる職業、大きくなったあなたにふさわしい仕事を
 探してもいいときかも知れませんね。

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【癒しのことば】Vol.167 2001/2/15        
   総発行部数:4878部

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※古今東西の名言から、ストレスを和らげ心を癒すことばを月~土の毎日お届
 けします。
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 「できることもできぬと思えばできぬ。
  できぬと見えても、できると信ずるがためにできることがある」

           -- 三宅雪嶺(思想家)--


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 1914年
 トーマス・エジソンは大きな災難に出会いました。
 研究所が火災に遭い、大事な発明の記録や研究中の試作品などをすべて焼失
 してしまったのです。

 普通なら落胆して、何をする気にもならないかも知れません。

 でも、この発明王は、焼け跡を眺めながら平然としてこう言ったそうです。

 「災難にも意味があるものだ。
  私のすべての“失敗”は跡形もなく燃えてしまった。
  だったら、すべてを新しくやりはじめることができるではないか!」

 もしもエジソンが、火災に遭ったことを嘆いて、それ以降の仕事を続けなか
 ったとしたら、現在の私たちの世界はどうなっていたか想像できますか。

 エジソンが、どんな災難に出会おうと、平気でいられたのは、すべてを「で
 きる」という視点で眺めていたからですよね。
 どんなことでも絶対に「できる」という哲学を持って世界を見てみれば、こ
 の世は可能性に溢れんばかりに見えるのでしょう。

 ところが、「できない」という視点で見ているとしたらどうでしょうか。
 ちょっとしたつまづきにも絶望して、どうしようもないと思えてくるのでは
 ないでしょうか。

 インドにクリシュナムルティという思想家がいます。
 彼はよく「主人のことば」と「召使いのことば」ということを言っています。
 
 たとえば、「主人のことば」というのは、こんなものです。

 ・できる
 ・私には・・・もある
 ・だいじょうぶ
 ・おもしろい

 逆に、「召使いのことば」はこうなります。

 ・できない
 ・私には・・・しかない
 ・まいった
 ・つまらない

 ことばというものは、思ったよりも力があるものです。
 私たちは、主にことばによってイメージを抱き、信念の力をコントロールし
 ているのです。

 全く同じ出来事に遭遇しても、「主人のことば」でものごとを見てみるか、
 「召使いのことば」で見るかによって、違ってくるようです。

 積極的・肯定的なことばを常に使っていると、自信や充実のイメージが湧い
 てきます。
 そして、消極的・否定的なことばは、不安や恐れのイメージを誘発します。
 それらのイメージが、私たちの遭遇する現実を作っているといってもいいか
 も知れません。

 それこそ、自分が主人となって、自分の世界を支配しているのか、召使いと
 なり何かに支配されて過ごしているかの違いですよね。

 どんなことでも、失敗と成功、充実と不満の違いは、私たちの生きる姿勢に
 関わってくるのではないでしょうか。

 できれば、あなたの語彙のなかから、「できない」、「難しい」、「無理だ」
 ということばを無くしてみましょう。
 その代わりに「できる」、「やってみよう」、「大丈夫だ」ということばを
 使ってみましょう。
 
 私たちは、自分の本当に望む夢をすべて叶えて、それを楽しむために生まれ
 てきたのですから。

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【癒しのことば】Vol.166 2001/2/14        
   総発行部数:4846部

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※古今東西の名言から、ストレスを和らげ心を癒すことばを月~土の毎日お届
 けします。
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 「馬で行くことも、車で行くことも、二人で行くことも、三人で行くことも
  できる。
  だが、最後の一歩は、自分ひとりで歩かなければならない」

    -- ヘルマン・ヘッセ(ドイツの作家)--


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 現代社会は、心身症(ストレスが身体の不調として表れる)や心気症(気持
 ちに表れる)と診断される人が昔に比べてかなり増加しているそうです。

 そこまでいかなくても、何となくやる気がでない、気分が晴れない、常に不
 安感がつきまとうといったことを自覚している人も多いようです。

 その原因のひとつとして、私たちが激しい情報化社会に生きているというこ
 とが考えられるのではないでしょうか。
 テレビやラジオは言うに及ばず、新聞、雑誌、映画、そして携帯電話にイン
 ターネット……

 また街を歩けば、宣伝入りのティッシュが配られますし、電信柱やビルの屋
 上には派手な広告看板が目につきます。
 
 こんな情報の洪水に巻き込まれていたら、ストレスがたまってくるのは当然
 だと言えますね。

 つまり、これほどたくさんの情報をまともに処理しようとすれば、相当のエ
 ネルギーを消費することになります。
 するとそれだけで目一杯になってしまって、仕事や家庭、趣味や人間関係な
 どに余裕を持って接するということが難しくなってしまいます。

 こんな環境に置かれた私たちの行動を、社会心理学者のミルグラムは、こう
 分析しています。

 まず、無意識にさまざまな情報に対処する時間を短くしようとします。
 そしてあまり重要でない情報は無視されることになります。

 分かりやすい例でいえば、お腹がペコペコのときには、食べ物屋さんの看板
 は目に付きますが、ブティックや本屋さんは目にはいらないようなものです。
 生きるのに精一杯で、ちょっとしたことに感動したり、楽しむことさえでき
 なくなってしまいまうということですね。

 また、責任を他人に転嫁しようという傾向も見られるそうです。
 道で具合の悪そうな人を見かけても、自分には関係がない、誰かが責任をと
 ってくれるだろうと思ってしまうのです。

 さらに他人と直接接触するのを避け、トラブルなども公的な機関を利用しよ
 うとします。
 アメリカなどで、ちょっとしたことでも弁護士に依頼して解決しようとする
 のは、そのいい例のようです。

 まあこれは行きすぎた例のようですが、私たちが情報に流され、ストレスを
 ため込んでしまういちばんの理由は、自分の問題を自分で解こうとしないと
 いうことではないでしょうか。

 私たちは、学校でもやっぱりたくさんの知識という情報を学びました。
 でも、ひょっとしたら自分で考え、問題を解決していくということを教えて
 もらう時間の余裕がなかったのかも知れませんね。

 何でも人に聞けば分かる、どこかに正解が書かれている。
 そして、テストでいい点を取るためには、ちょっと引っかかることがあって
 も、考えるひまがあれば、どんどん知識を詰め込んだ方が有利です。

 そして、社会に出た我々は、襲ってくる情報の洪水の前になすすべもなく、
 ただ流されてしまうことになります。

 
 情報が多いということは、それだけ選択肢が増えることですから、本当はよ
 ろこぶべきことなのです。
 それが逆風のように私たちを吹き飛ばそうとしても、私たちがちゃんと自分
 で考え、自分で選択し、自分のやりたいように行動すれば、ストレスなんか
 たまるはずはありません。

 ヨットに乗ったことがある人なら、どんなに強い逆風にあっても目的地に着
 くことができるということをご存じでしょう。

 もちろん、ある程度の技術と努力は必要ですが、それでも前に進めますし、
 それこそがヨットを操る醍醐味だともいえるようですね。


 今、ちょっと気になっていること、何となくひっかかっていること、心のう
 ずきを感じていること……
 それを大切にして、それについて考えてみる時間を持つこと。

 自分で選んで、自分で行動してみること。

 そして、自分の道を、自分の足で歩いていくことこそが、今、私たちにとっ
 ていちばん大事な情報なのではないでしょうか。

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【癒しのことば】Vol.165 2001/2/13        
   総発行部数:4814部

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※古今東西の名言から、ストレスを和らげ心を癒すことばを月~土の毎日お届
 けします。
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 「良い運命の主人公になりたかったら、心の中に感謝と歓喜の感情を持つこ
  とだ。
  感謝と歓喜に満ちた善き言葉と行為は、人生の花園に善き幸福という実を
  結ぶ」

    -- 中村天風 --


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 人間が吐き出す息を、特殊な方法で冷却して取り出した沈殿物に関して興味
 深い実験報告があります。

 この沈殿物は、通常は無色なのですが、吐き出す人の感情の状態によっては、
 さまざまな色に変化するということです。

 たとえば、怒っている人が吐いた息の沈殿物は栗色をしています。
 また、悲しんだり、苦しんでいるときは灰色ですし、後悔の念を抱いている
 ときはうすい赤色をしているそうです。

 そして、これらの色がついている沈殿物を分析してみると、かなり強い毒性
 が検出されるそうです。
 ためしに栗色の沈殿物を水に溶かしたものを、ネズミに注射したところ、わ
 ずか数分でネズミは死んでしまったということです。

 恐ろしいことに、人間が1時間くらい怒りの感情を持ち続けると、80人以
 上の人を殺すことができるだけの毒物が発生するそうです。

 いつも不機嫌でいたり、不満のことばを吐いている人が身体の具合を悪くし
 やすいということも納得がいきますね。

 そんな人たちのグチを聞かされるだけでも気が滅入ってしまいます。
 それに加えて毒入りの息を吸わされているとしたら、たまったものではあり
 ません。
 
 ネガティブな感情を持つことは、自分自身の身体や心を傷つけるだけでなく、
 周囲の人にも迷惑をかけているようです。

 どうせなら、常に楽しい気持ちを持って生きていきたいと思います。
 明るい人のそばにいるだけで、こちらも元気になってくることがありますね。

 これは分析されてはいないようですが、いつもニコニコしている人の息には
 きっと人を楽しくさせたり、健康にしたりする成分が含まれているのではな
 いでしょうか。

 さらに、どんなときでも感謝の気持ちを持てるとしたら、いうことはありま
 せん。
 
 極端に言えば、病気になっても、不運なことに出会っても感謝することです。
 「そんなバカな」と思われるかも知れませんが、感謝の気持ちを持っていれ
 ば、不幸な体験からも、いろいろな気づきを得ることができます。

 「いままのままではダメになるよ。ちょっと自分の生き方を振り返ってごら
 ん」
 病気やイヤな出来事からも、そんな天(あるいは自分の心と身体)からのメ
 ッセージをちゃんと受け止めて、生かしていくことができるかも知れません
 ね。


 できることなら、いつも心が歓喜と感謝の気持ちであふれ、積極的なことば
 を吐くことを心がけましょう。

 それこそが、自分が健康で楽しく生きていくことができるだけでなく、周囲
 の人だって幸せにしていくことになるのですから。

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【癒しのことば】Vol.164 2001/2/12        
   総発行部数:4930部

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※古今東西の名言から、ストレスを和らげ心を癒すことばを月~土の毎日お届
 けします。
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 「生き、そして働きなさい。しかし、遊ぶことも忘れないでください。
  人生に楽しみを見つけ、それを心から楽しんでください」

   -- アイリーン・キャディ(フィンドホーン共同体 創設者)--


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 仕事熱心で責任感が強いということは、すばらしいことです。
 目標に向かって、日々絶えず努力を重ねるのも、もちろん悪いことではあり
 ません。

 しかし出世意欲や競争心が人一倍強く、そのためにじっとしていられないと
 なるとどうでしょうか。
 また、自分で決めた目標を絶対に達成しようとする意志が、あまりにも強す
 ぎて無理を重ねてしまうというのも、少々問題です。

 このような人は、「タイプA型」と呼ばれ、何ごとに対しても性急で、いつ
 も時間に追いまくられている感覚を持っているようです。
 まくし立てるように話し、少々疲れていようが、睡眠時間が足りなかろうが、
 いつも何がしら活動していなければ気がすまないということです。

 一見すれば、現代のような競争社会では有利なように見えますが、のんびり
 とマイペースで生きているタイプB型に比べて心筋症などで突然死をするこ
 とが多いという報告があります。

 死ぬことまで急ぐ必要はないと思うのですが、こういうタイプの人たちは、
 上手に休養することが苦手で、疲労を抱え込んだままさらに努力を積み重ね
 てしまうようですね。

 もし、自分にも「タイプA型」の傾向があると思った人がいたとしたら要注
 意です。

 これは何も、仕事だけでなく、趣味やサークル活動なんかにも当てはまるで
 しょう。
 ひょっとしたら、生きていくこと自体にも言えることかも知れません・・・

 ついつい必要以上にがんばってしまったり、頼まれもしないのにたくさんの
 責任を自分の肩に背負い込んでいる人も多いようですね。

 伸びきってしまった輪ゴムは、もう元には戻りませんが、伸びきる前に弛め
 てやれば、いつまでも弾性を保つことができます。
 
 自分に厳しく、真面目に一生懸命がんばっている姿は本当にうつくしいもの
 です。
 でも時には、肩の力を抜いてのんびりする時間を持ちましょう。
 疲れたと感じたら、自分のためにちょっと立ち止まって休んでください。


 「忙」しいという漢字は、「心」を「亡」くすと書きますよね。
 
 どんなに忙しくても、「遊び心」--日常のちょっとしたことを楽しむ心の余
 裕--まで亡くさないでください。
 そんな楽しい時間を多く持つことが、人生をもっと楽しく生きるための秘訣
 のようです。

 食べ過ぎも、働き過ぎも身体にはあまりよくはありません。
 健康のためには、「腹八分目」と同じように「疲労八分目」も心がけたいも
 のですよね。

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【癒しのことば】Vol.163 2001/2/9        
   総発行部数:4604部

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※古今東西の名言から、ストレスを和らげ心を癒すことばを月~土の毎日お届
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 「料理にたとえるならば、運命の役割はせいぜいのところ料理の調達係に過
  ぎない。 
  同じ材料を与えられたからといって、同じ料理ができるとは限らない。
  与えられた材料を生かして、どの様に料理を作り上げるかは、我々1人1
  人の料理の腕にかかってくる」

            -- 佐野之泰(「幸福への羅針盤」より)--


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 中国がまだ明だった時代に、袁学海(えんがくかい)という人がいました。

 医者だった父を幼い頃に亡くした学海は、父の後を継ぐために医術を学んで
 いましたが、あるとき長い髭をたくわえた老人に出会い、こんなことを言わ
 れます。
 「おまえさんは、官吏になるべき人じゃ。なぜその勉強をされんのか」

 よく話を聞いてみると、その老人は高名な易者でした。
 そして老人は、学海のこれまでの半生を占ってみせました。
 すると、そのほとんどが的中していたのです。

 学海は、すっかり老人を信頼し、官吏になるための勉強をはじめる決心をし
 ます。
 そんな学海に、老人は将来のことも占ってみせ、県の試験では何番目、府の
 試験は何番、そして道の試験は何番の成績で合格するだろうと告げました。

 翌年に袁が試験を受けたところ、この老人の予言はすべて当たっていました。

 すっかり敬服した学海は、自分のもっと先のことも老人に聞きに行くように
 なります。
 「科挙は何番目に合格し、こういう出世をする。残念ながら子どもは持てん
 じゃろう。そして、53歳には寿命が尽きる……」

 その後の学海の人生は、ことごとく老人の占った通りになっていきます。
 いつしか学海は、人間というものは、どんなことであれ運命によって決めら
 れていて、なるようにしかならないのだと諦観するようになりました。

 そんなとき南京の大学に遊学した学海は、ある禅寺を訪ねてみます。
 座禅すること3昼夜、平然としている学海にその寺の禅師は感心します。
 「あなたはすでに悟りを開いているように見える。いったいどのような修行
 をされたのですか?」

 学海は答えて言いました。
 「人間というものは、すべて運命が決まっているのです。迷いも何も浮かん
 でくるはずがありません」

 それを聞いた禅師は、
 「なんだ、とても出来た人物と思ったが、お前さんも、ただの凡夫ではない
 か」
 と笑ったそうです。

 そして禅師は、運命は自分がつくっていくものであるということを学海に、
 諭します。
 幸せは、与えられるものではなくて、自ら求めるもの、道は自分で切り開い
 ていくものだという思いが大事であるということを教えたのです。

 それからの学海は、禅師の教えに従い、積極的に人生を生き、徳を積むとい
 うことを実践しました。

 その結果、老人の占いの結果は、だんだんと外れるようになり、学海の人生
 はどんどん好転していきます。
 できないといわれた子どもも生まれました。
 また、53歳で尽きるといわれた寿命は、20年以上も延び74歳で満ちた
 りたその生涯を閉じることになります。


 「命」を「運ぶ」と書いて「運命」
 目の前に運ばれてきた命題を、自分の意志と力を信頼して解決していく……
 これこそが「運命を拓く」ということのようですね。

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【癒しのことば】Vol.162 2001/2/8        
   総発行部数:4569部

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 けします。
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 「人生は一冊の書物に似ている。
  馬鹿者たちはそれはパラパラとめくっているが、賢い人間はそれを念入り
  に読む。
  なぜなら、彼はただ一度しかそれを読むことが出来ないのを知っているか
  ら」

               -- ジョン・パウル --


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 誰にでも1日は24時間あるはずなのに、自分だけが20時間くらいしかな
 いと思っている人はいませんか。

 毎日あっという間に時間が過ぎて、気がつくと1日が終わっている。
 やりたいことや大きな夢があっても、それに費やす時間がない。
 もっと時間が欲しい……
 
 もちろん、毎日の自分の仕事に精進することは大切なことです。
 でも、大きな夢を持ち、それに向かって少しずつでも進んでいくことができ
 れば、もっと生き生きとやっていけるのではないでしょうか。


 航空・宇宙工学が専門の糸川英夫博士は、人生の後半になってからストラデ
 ィバリウスをしのぐバイオリンを完成させました。
 博士は、ベートーベンやモーツアルト等の楽譜を調べ、波動方程式で解いて
 いくということからはじめ、ついには、名匠といわれる職人とは全く違った
 アプローチでこのバイオリンを完成させたのです。

 この"ヒデオ・イトカワ号"と名付けられたバイオリンが完成するまでには、
 実に45年もの歳月が費やされたそうです。

 この経験から糸川博士は、「98プラス2」という方式を提唱しています。
 新しいものを創りだすためには、かなりの時間がかかります。
 といって、毎日それにばっかり時間をかけていることは、よっぽど恵まれた
 人以外は難しいでしょう。

 そこで、1日の時間の98%は、今日明日という目先のことに使います。
 残りの2%を将来の新しい創造のために使おうというものです。

 24時間の2%といえば、30分ほどです。
 この30分をどれだけ生かすかによって、毎日が全く違ってくるのです。

 30分だって時間を作るのは難しいと思う人は、仕事や学校に費やす時間と
 睡眠時間を引いた残り8時間の2%でもいいのではないでしょうか。
 だとしたら、たった10分くらいです。
 
 だれにとっても1日は24時間ですが、そんな時間を持つだけで、毎日が生
 き生きとして、本業の仕事だっていい成果がででくるようです。
 わずか2%を生かすだけで、残りの98%も活きてくるのです。

 何をやったらいいか分からないという人は、自分が関心を持つ分野の本を読
 んだり、それについて考えるというようなことから始めてもいいのではない
 でしょうか。

 わずか10分でも自分のための時間を持つことが、人生の書物を楽しみなが
 ら読む秘訣といえるようですね。
 あせらず念入りに読んでみれば、いろいろな発見があるかも知れませんよ。

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【癒しのことば】Vol.161 2001/2/7        
   総発行部数:4538部

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 「乗りかけた船には、ためらわず乗ってしまえ」

              -- ツルゲーネフ(ロシアの小説家)--


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 スキーを練習しているときには、よく転んでいる人ほど、上達するのが速い
 ようです。

 ところが転ぶのを恐れて、いつまでもへっぴり腰で滑っているような人は、
 なかなか進歩しないようですね。
 
 スキーで、たくさん転ぶ人というのは、積極的にいろいろなことを試してい
 る人です。
 それがうまくいかなくて、転んでしまうのですが、そのたびにうまく滑るコ
 ツをどんどん身につけていくのです。

 ところが転ぶのを恐れて、いつまでもへっぴり腰で滑っているような人は、
 なかなか進歩しないようですね。
 思いきって滑ることをしないと、たしかに転ぶことは少ないかも知れません
 が、学び取ることも少ないようです。

 
 私たちも生きていく上では、いろいろ困難なことにぶつかったり、決断をせ
 まられるような場面に出会ったりします。

 そんなとき、積極的に立ち向かっていくのと、「自分にはとても無理だ」と
 逃げ腰になるのとでは、結果が大きく違ってくるようです。

 大きな困難を乗り越えた人や、前人未踏の事業を成し遂げた人に共通してい
 ることは、けっして逃げずに真正面から立ち向かっていったということです。
 それは彼らが、「自分にはできるのだ」という自信を持っていたからできた
 ことです。

 そして、彼らの自分の能力への信頼と確信は、たぶん生まれつきのものでは
 なくて、どんなことことにも立ち向かい、それを克服してきた経験から身に
 つけたものではないでしょうか。

 何ごともできるかどうかは、苦難に立ち向かっていくか、逃げ腰になってし
 まうかの違いのようですね。

 立ち向かっていくという気持ちがあれば、たとえうまくいかない結果になっ
 たとしても、その経験は無駄ではありません。
 今の段階で、自分が学ばぶべきことを知るきっかけになるのですから。

 そして実は、最終的に私たちが自分の力で解決できないことは、自分の身の
 上には起こってこないと言えるようです。

 自分のために立ち向かっていきましょう。

 スキーでも、転ぶときには思いっきり転んだ方が、ケガが少ないということ
 も確かなようですから。

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【癒しのことば】Vol.160 2001/2/6        
   総発行部数:4516部

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 「あなたは、あなたの一生以外の何ものでもない」

               -- サルトル(フランスの哲学者)--


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 人生を楽しく生きるために大切なもののひとつは、「新鮮な感動」だといえ
 るのではないでしょうか。
 
 子どもたちは、見るもの、聴くもの、触るもの、すべてが未知のものです。
 あらゆるものに関心を持ち、あらゆるところによろこびをみつけだします。
 そして、その過程で、いろいろなことを学んでいきます。

 毎日が、新鮮な感動の連続で、一瞬一瞬が輝いているようです。
 
 ところが、多くの子どもたちが、学校へ行くようになると、感動して楽しく
 学ぶことをやめてしまうようです。
 
 理由は、「学ぶ」ことが楽しみではなくなり、「やらなければならないこと」
 になってしまうからのようです。
 何かを「やらなければならない」と思うことほど、やる気を持てなくするも
 のはありませんね。

 また、ある教育者に言わせると、子どもたちがよろこんでやろうとすること
 に、ご褒美をあげるということも、とても危険だということです。
 たとえ、ことばで誉めてあげるということだけでも、楽しんでやっていたこ
 とがすぐに、イヤな仕事になってしまうそうです。

 「やらなければならない」からやる、「何かのために」やる。
 そう思うと、「新鮮な感動」を持つことが難しくなってしまいます。

 「感動」とは、どんなことであれ、私たちがよろこんで楽しみながら行って
 いることの中にこそ、生まれてくるのではないでしょうか。

 大人になった私たちにも、これは大きな問題になってしまいます。

 生きていく上では、「仕事」やその他の「やらなければならないこと」がた
 くさんあります。
 あるいは、「生きていく」ということさえ、「やらなければならないこと」
 と捉えている人もいるようです。

 もっと人生を楽しむために、「やらなければならないこと」をこんなふうに
 考えてみてはいかがでしょうか。
 
 たとえば、「仕事」を義務ではなく、遊びや、ゲームと捉えてみるのです。
 本当は、「仕事」をするのは、「生活費を稼ぐ」ためでもなければ、社会や
 親、家族がそうすることを期待するからでもないのです。
 「仕事」とは、世の中を理解したり、あなたが社会に貢献できる最高のゲー
 ムであり、楽しいことをしながらお金をもらえる唯一の遊びなのです。


 本当は、私たちが「やらなければならないこと」など何もないのです。
 目の前にあることは、私たちが、楽しみ、成長していくために用意された、
 最良の遊びなのです。

 今やっていることを楽しむこと、そしていつも好奇心を持ち、「新鮮な感動」
 を味わってみること。

 それこそが、「人生を楽しむ秘訣」といえるのではないでしょうか。
 そして、私たちが生まれてきた本当の目的かも知れませんね。

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【癒しのことば】Vol.159 2001/2/5        
   総発行部数:4492部

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※古今東西の名言から、ストレスを和らげ心を癒すことばを月~土の毎日お届
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 「なんと大洋の美しいことよ!
  なんと大空の澄んでいることか!
  点のような太陽!
  何事が起ころうと、この瞬間、生きていることでたくさんだ」

             -- リンドバーグ(アメリカの飛行家)--


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 禅の教えにこんなことばがあります。
 「お茶を飲み、ご飯を食べること。これこそが仏道である」

 それを聞いたある若い修行僧が、師にこう言いました。
 「それでしたら、私は毎日仏道を行っています」
 師は、こう答えたそうです。
 「おまえのは、そうではなかろう。そのときに他のことを考えておる」

 
 はじめて沖縄の海を見たときのことは忘れもしません。
 もう10年以上の前のことですが、飛行機の窓から見たあの青く美しい海は
 まだはっきりと記憶に残っています。
 
 翡翠色をした珊瑚礁、今まで見たこともないような優しく鮮やかな海面の色。
 白く走る波が、時間の流れを止めてしまったようです。

 私はしばらく何も考えることなく、文字通り我を忘れて、ただその海を眺め
 入っていました。

 
 実はその日、私はかなり気が滅入っていたのです。
 というのも、その前日、仕事でちょっとしたミスをしてしまって、得意先か
 らクレームをもらっていたのです。
 せっかくの休日でしたが、気持ちはとても旅行を楽しむどころではなかった
 のです。

 ミスしたことを悔やんで自分を責めていましたし、旅行から帰ってからのク
 レームの処理のことを思うと、頭が痛くなってきます。
 
 ところが飛行機から眺める沖縄の海は、そんなことを忘れさせてくれました。
 少なくともその瞬間は、私はしあわせに包まれていたのです。

 でも、すぐに仕事のことが頭に浮かんできて、私はまた気が重くなってしま
 いました。
 過去と未来が、ふたたび私を苦しめはじめたのです。
 

 禅の悟りの極意は、「今ここに生きる」ということだそうです。
 
 先のことを思い悩まず、過ぎたことを悔やんだりせず、ただ流れに身をまか
 せ、その瞬間だけを感じていることができれば、それだけで私たちはしあわ
 せに生きることができるのかも知れませんね。

 本当は、こうでなければならない、こうあらねばならないということなど何
 もないのでしょう。
 今、この瞬間がすべてで最高なのです。

 私たちだって、このままでいいのです。
 今のままが最高なのです。

 それさえ認めて、受け入れることができれば……
 「何事が起ころうと、この瞬間、生きていることでたくさんだ」
 という境地を味わうことができるのでしょうね。

 そしてそのためには、何かやっていて楽しいことに夢中になる時間を、でき
 るだけたくさん持つということが大事なようです。

 ……沖縄に着くと私は遊びまくって、仕事のことなどすっかり忘れてしま
 って楽しい時間を過ごすことができました。
 どうせ同じ人生の時間です。精一杯この瞬間を、楽しく過ごしましょうね。

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【癒しのことば】Vol.158 2001/2/2        
   総発行部数:4353部

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 「道は数限りなくあれど、わが辿る道はただ1つのみ
  花は数限りなくあれど、わが願う花はただ1つのみ
  わが道をいかしたまえ、わが花を咲かしたまえ」

                    -- 坂村真民(詩人)--


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 何かを始めよう。
 こんなことをやってみよう。
 新しい自分に生まれ変わろう。

 ……と思うことは比較的簡単ですが、それを実行に移すのは、かなり難し
 いようです。

 その理由はいくつか考えられますが、いちばん大きなものは自分が今持って
 いるものを手放すことが難しいということが挙げられるようです。

 何かを手に入れるためには、何かを捨てなければなりません。

 ところが、捨て去るということは本当に勇気が必要です。
 ちょっとした小物でさえ、ひょっとしたら何かの役に立つかも知れない、い
 つか必要になるかもと思え、捨てることができない人が多いですね。

 ましてや、私たちがいままで培ってきた価値観や信念、信条などを手放すこ
 とは至難の業といってよいのではないでしょうか。


 でも、大きく深呼吸するためには、まず大きく息を吐く必要があります。
 受け入れるスペースがないと新しいものも受け入れることができません。

 私たちが捨てるのをためらっている価値観や信念は、自分以外の誰かのもの
 というケースが多いのではないでしょうか。

 それらは、私たちがまだ幼い頃に学ぶことが多いようです。

 たとえば、子どもの頃に、私たちがすばらしいと思っていた人たち・・・
 両親や、学校の先生。
 または、近所のお兄さん、お姉さん。
 ひょっとしたら、テレビのヒーローなど。

 そんな人たちを見て私たちは、何が正しい、何が間違っている。
 これはいい、これは良くない、という価値観を身につけたのかも知れません
 ね。

 だけど……
 小さい頃、着ていた洋服がいくらお似合いだからといっても、大人になった
 今でも、まだその服を着ているとしたらちょっと変ですね。

 あなたが好きな服は、あなたが気に入るものを選べばいいのです。
 人にどう思われるか、どう見えるかなどあまり気にしなくてもいいのではな
 いでしょうか。

 あなたの人生ですから、何を捨てるか、何を手に入れるかを決めるのは、あ
 なたしかいないのです。


 他の人がどの花がいいと言おうとも、あなたには、これが最高だという花が
 あるはずです。

 そして、その花を心からすばらしいと思えるとき、あなたは本当に自分だけ
 の道を、歩き出すことができるのでしょうね。

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【癒しのことば】Vol.157 2001/2/1        
   総発行部数:4321部

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※古今東西の名言から、ストレスを和らげ心を癒すことばを月~土の毎日お届
 けします。
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 「人生は道路のようなものだ。
  いちばんの近道は、普通いちばん悪い道である」

              -- ベーコン(イギリスの哲学者)--


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 雨の日に、外回りの仕事に出ることは、とても大変です。
 冬は、冷たい雨で凍えそうになりますし、夏は夏で蒸し暑く、雨と汗で身体
 がじとじとして、不快でたまりません。

 誰しも、何かと理由をつけてサボりたくなってしまいますね。

 ある訪問セールスをされている方から聞いた話ですが、雨の日の営業活動に
 も、3つの選択肢があるそうです。

 1.雨が降っているから、外をまわるのをやめて喫茶店で時間をつぶそう。
 2.みんなが行くから、仕方なく営業に出ることにしよう。
 3.雨の日こそ、がんばるぞ、と自分を奮い立たせよう。

 どの選択肢を選ぼうとも、全く同じ時間を過ごすのですが、1日が過ぎてみ
 ると、気持ちが全くちがって感じられるそうです。

 サボって過ごした1日は、時間を無駄にしてしまったという後悔ばかりが残
 りますし、同僚が成績をあげてるのを見たりすると、強い自己嫌悪を感じて
 しまいます。

 また、いやいや外回りをしていると、早く終わらないかなとばかり考えて、
 苦しい1日になってしまいます。
 そして「こんな雨の日には、売れるはずがないよ」という気持ちになるため
 か実際にも、さっぱり売れなくて疲労感ばかりが残るそうです。

 ところが、雨の日に積極的な気持ちでセールスに向かうと、いつもよりも、
 気持ちよく仕事ができるということです。
 たしかに、はじめはイヤだという気持ちも湧いてきますが、思い切って外へ
 出てみれば、普段気づかないようなことも見えてくるそうです。

 さらに、雨の日には、お客さんが家にいることが多いですし、こんな雨の中
 を気の毒に思うのか、いつもよりいい結果を残すことができるようです。
 「ご苦労さんね」
 というひとことが、晴れている日よりも、もっと心にしみるということです。

 また仮に、売り上げがなかったとしても、よくがんばったという充実感があ
 り、仕事が終わった後のお酒がとてもおいしいそうです。


 同じことをするのでも、イヤだと逃げる気持ちがあれば苦しくなりますし、
 自分から立ち向かっていけば、得るものも多いようですね。

 人生だって、同じです。
 楽しいこと、自分がワクワクすることだけを選んで生きていくことができれ
 ば、それに越したことはありません。
 でも誰でも、立ち向かわなければならないこと、直面しなくてはならないこ
 とがあります。
 
 よく「楽しい」ことと、「イヤなことから逃げる」ということを混同してい
 る人がいますが、これは同じではありません。

 あえて、苦しいと思えるような道を選んでみると、普段見えないようなこと
 も見えてくるのかも知れません。
 苦しいときにがんばったという感動と経験は、楽をしているときの何万倍も
 の価値があるようです。
 
 そしてそれこそが、自分が本当にワクワクすることを発見するための、近道
 になるということも、多いようですね。