No.689 武藤山治
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「幸福はわが心にあり」
– 武藤山治(元鐘紡社長)–
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数学者の森毅さんは、最近の学生は、試験などで自分の解答が誤りだとわかると、すぐに全部を消してしまうと嘆いておられます。
「人間は誤ることもある。迷うこともある。大切なのは、どこで迷い、どこで誤ったかを見極める力を養うことだ。誤った解答を全部消してしまってはそれができない」
ということです。
これは、現在の学校での、たったひとつの正解だけが正しくて良いことで、誤った答えはダメだという成績の評価のせいかも知れません。
実際には、人生には誤りや失敗はつきものですし、うまくいったことからよりも、うまくいかなかったことからの方が、多くのことを学べたりもします。
失敗や誤りが、私たちの弱点や欠けているところを教えてくれ、望む方向への道しるべになったりするのです。
人生をゲームにたとえてみると、たとえ今日はミスもせずに完璧にできたとしても、明日も思うようなゲームができるとは限りません。
絶対に勝たなくてはならない、失敗してはならないといつも緊張しているのならば、ゲームを楽しむどころではないでしょう。
私たちに必要なものは、完璧にしなければならないという思いではなく、前に向かってベストを尽くそうという気持ちではないでしょうか。
そうすれば、今のゲームだってもっともっと楽しめるようになるでしょう。
もちろん、成功したり、何かをうまくやり遂げることができれば、それはそれでとても素晴らしく楽しいことです。
さらに、仮に失敗したとしても、これが自分の成長の糧になるのだと思うことができれば、もうこの世界には楽しいことしかありませんよね。
そして、いつもそんな気持ちでいた方が、何かとうまくいったりすることも多くなっていくようですよ。
成功の女神は、楽しく生きている人が大好きなようですから。
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2006年02月03日
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