No.752 中谷彰宏
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「人生はエスカレーターと同じ。
一歩を踏み出すだけでいい」
– 中谷彰宏(作家)–
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たとえば、あなたが、誰かをサポートしてあげているとします。
元気でやっているかどうかに気を遣い、いろいろな贈り物を届け、よい環境になるように手助けをしています。
いつも幸せであるように、陰から暖かく見守っているのです。
もし、その人が、そんなあなたの心遣いに、気づいているのかいないのか、感謝をするどころか、不平不満ばかりを言っているとしたらどうでしょうか。
何を贈っても知らんぷり。
何をしてあげても、当然のように受け取っているだけ。
お世話になっているはずなのに、あなたのところへは、めったに顔をのぞかせることもありません。
それなのに、たまにやって来たと思ったら、
「あれが欲しい」
「これをしてくれ」
と、勝手なお願いばかり。
こんな人の願いを叶えてあげたいという気になれるでしょうか。
いつかはあきれてしまって、もう助けてあげようという気も起こらなくなってしまいそうですね。
逆に、あなたがサポートしてあげている人が、いつも感謝のことばを口にしているとしたら、どう思いますか。
たいしたことをしてあげていないのに、お礼を言ってくれる。
少しばかり苦しいことがあっても、すぐに助けを求めてきたりせずに、まず自分でがんばろうとする。
特に用事がなくても、こまめに顔を出して挨拶をしてくれる。
何より、常に笑顔で、毎日を楽しく過ごしている。
そんな人でしたら、もし困って頼みごとにやってきたとしたら、少々無理をしてでも、その願いを叶えてあげたいとは思わないでしょうか。
「神社とは、お願いをしに行くところではなくて、お礼を言いにいくところだよ」
そんなことを聞いたことがあります。
私たちは、普段、大した信仰心もないくせに、お正月になると神社へ初詣にでかけます。
受験のときは「合格祈願」、好きな人ができれば「恋愛成就」、仕事をはじめたときには「商売繁盛」
いつもは神社などに行ったことがない人でも、何か困ったことや叶えたい望みができると、突然、やって来たりするのです。
「苦しいときの神頼み」
と言いますが、あなたなら、お願いばかりしている人の願いを、何とかしてあげたいという気になれますか。
でも、普段から神社にお礼のために参る人は、ほとんどいないようですね。
「感謝できることなんて、私には、何もないよ」
と言う人もいらしゃるかも知れませんが、本当にそうでしょうか。
私たちは、ひとりで生きていくことはできません。
誰かに助けられたり、天が守ってくれていたりして、日々を過ごしています。
今朝、いつもと同じように目が覚めたことも。
食事ができることも。
空気が存在してくれていて、息ができることも。
いつもと同じように、会社や学校へ行くことができるのも。
あなたが、今、こうして生きていることも。
すべては、何か大きな力が見守っていてくれるから、助けてくれているからこそ、可能になっているのではないでしょうか。
よく見てみれば、本当に、これはありがたいことですよね。
神社だけのことではありません。
もっと視野を広げてみると、人生だって、同じことではないでしょうか。
いつも不平不満を言っている人よりも、感謝の心を持って、笑顔で生きている人の方が、与えられるものは多いようです。
何も願いを叶えてもらいたいから、成功したいから、感謝をすればいいとい うものではありません。
他の何かを頼ればいいというものでもありません。
あなたの人生なのですから、前に進むことができるのは、あなたしかいないのです。
ただ、感謝の気持ちを持って、気持ちよく生きていれば、この世界も、気持ちよく、あなたをサポートすることができるのです。
さあ、笑って。
夢に向かって、一歩を踏み出しましょうよ。
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2007年02月23日
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