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No.546 リチャード・バック

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 「自由が欲しい時は他人に頼んじゃいけないんだよ。
  君が自由だと思えばもう君は自由なんだ」

            – リチャード・バック(アメリカの小説家)–

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たとえば、「悩み事があって夜も眠れない」という人がいます。
 
心にひっかかることがあって、毎夜、不眠で苦しんでいるというのです。
確かに、その悩みは深刻で心が休まるときもないのでしょう。

でも、そのことばかりを考えているから、頭のなかが悩みでいっぱいになってしまっていることはないでしょうか。

夜、ぐっすりと眠れるようになる方法は、実に簡単です。
朝早く起きることと、仕事が終わったら2,3キロほど軽くジョギングしてみることです。

とにかく少し疲れるくらい身体を動かしてみると、夜が更ける前に、いつの間にか寝てしまっているでしょう。
 
ところが、「眠れなくて困っている」、という人に限って、そんなことを試しもしないようです。

「そんなことをしても眠れるかどうかわかないから」
「仕事が忙しいし、疲れているから」
「他にやらなければならないことがあるから」
などと、いろいろ理由をつけています。

そして、今日も、眠れないと苦しんでいるのです。

眠れない本当の理由は、今、直面しなければならないことがあるのに、それをわかっているのに、向き合うことから逃げようとしているということなのではないでしょうか。

何か悩みを抱えていること、夜も眠れないほど苦しんでいるということは、前に進むことができない言い訳になりますよね。
 
それは、今の自分を変えることに対して恐れがあるからということもあるでしょう。

あるいは、自分を信頼できなくて、今より大きくなることなどできないと思い込んでいるのかも知れません。

だけど、気づいてください。
今の私たちには、どこへでも行くことができる自由があるのです。

ジョギングまではしなくても、一度身体を伸ばして、まわりを見回してみましょうよ。
 
ほら、悩みばかりに気をとられていたときには目に入らなかった、大きくて希望に満ち溢れた世界が見えてくるでしょう。

たとえば、「自分には才能がないから、何もできない」という人がいます。
そんな人に限って、どんなことでもやる前から、自分には無理だとあきらめてしまっているようです。

自分でできないと宣言しているのですから、できないのは当然のことでしょうが、本当はやらないで済む言い訳をしているのかも知れません。

どこかに『自分は何でもできる』というプライドを隠し持っているので、もしやってみてうまくいかないと、人よりも深く傷ついてしまうことになります。
 
できないと言ってしまえば、何もやらなくてもいいのです。
はじめからやらなければ、失敗することもないのですよね。

そんな人も、一度大きく身体を伸ばして、まわりを見回してみてください。
この世界には、「良いもの」も「悪いものも」ないのですが、自分にとって「必要なもの」と「いらないもの」は存在するのです。

それを判断するためには、一度は受け容れてみることも大切なのです。
何もかもできる必要はありません。
できるかできないか、それが自分に必要か必要でないか、とにかく受け容れて試してみてはいかがでしょうか。

それだけで、世界が広がり、本当は、もっと自由だったのだと気づくことができるでしょう。

たとえば、今、あなたはどんなことで苦しんでいるのでしょう。
本当は、何を見ないように自分を縛り付けているのでしょうか。

一度、大きく身体を伸ばしてみてください。
 
気づくだけでいいのです。
あなたを縛るものなど何もないということを。

今までも、そして、これからもずっとあなたは自由なのだということを。

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プロフィール
大阪在住のライターです。
メルマガや超短編なども書いています。
慢性腎不全のため減塩生活中……

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