No.299 ボルテール
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「パラダイスとは、私が今いるところだ」
— ボルテール(フランスの思想家)–
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よい人間関係を築いている人は、心が前向きで充実していることが多いそうです。
言われてみれば、心が充実してながら人を避けたり、孤立していて表面的なつきあいしかしない人は想像しにくいですよね。
自分独自の世界を持ちながら、心も充実している人もいるでしょうが、そんな人こそ、多くの人を惹きつける魅力を持っていて、静かだけどいい人間関係を持っていることが多いようです。
だとすると人間関係を充実させることが、心の健康にもつながってくるということもいえるのではないでしょか。
そして、人間関係をよくしていく秘訣とは、他人をあるがままに受け入れるということに関係しているということです。
……といっても、これは簡単にはいかないようです。
自分とウマが合う人や、その人のいい面を受け入れることは誰にでもできますが、欠点や短所などもひっくるめて受け入れるとなるとどうでしょうか。
欠点を指摘して直してやればいいと思うかもしれませんが、それこそ至難のワザですよね。
だって、自分の欠点や短所をわかっていながら、なかなか改善できないのが私たちなのですから。
それに、実は他人を受け入れられるかどうかのカギは、自分自身を受け入れられるかどうかにかかっているようです。
自分に思いやりを持っている人は、他人にも思いやりを持つことができます。
自分の欠点を許さない人は、他人の欠点も許すことができないものなのです。
また、自分をいつも責めたり攻撃している人ほど、他人のことも責めてしまうことが多いようです。
たとえば、誰かのことばに傷ついたり過剰に反応してしまうこともあるでしょう。
そんなとき、完全に自分を受け入ている人なら、また違った反応をしているのではないでしょうか。
その人のことばが、不注意や根拠もない自分の考えにしたがってのものならば聞き流すことができるでしょうし、もし一理あるのなら、自分の欠点に気づかせてくれたことに感謝できるのです。
でも、自分をあるがままに見ていないとしたらどうでしょうか。
そのことばは、自分に対する侮辱や攻撃として捉えてしまい、落ち込んだり反撃したりしてしまうのです。
自分が道を歩いていると考えてみてください。
急に人が自分の前に飛び出してきました。
先を急いでいたりして、気がせいていて、自分を見失っているのなら、その人のことを、自分の道をふさぐ邪魔なヤツと思ってしまうでしょう。
気の短い人なら、その人を突き飛ばしたり、文句をいってしまうかも知れません。
でも、ちゃんと自分を受け入れ、心に余裕を持って歩いているとしたら、ど
んなに急いでいたとしても、目の前の人にいきなり噛みついたりはしませんよね。
その人は悪意があって自分の前に飛びきしてきたのではなくて、ひょっとしたら石に躓いてしまったのかも知れないななどと、冷静に状況を見ることができるのです。
また、自分の道が違っていたから、ぶつかっってしまったのなら、それもちゃんと見ることができて、すぐに方向を変えることもできます。
自分をあるがままに受け入れるとは、自分の道を歩くことを楽しむことといってもいいかも知れませんね。
そう思うと、いい人もイヤな人も、どんな人だって自分のまわりにいる人は、その道を一緒に楽しむパートナーなのですよね。
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2001年09月13日
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