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No.633 デール・カーネギー

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「大抵の者は、自分でも思いがけないほどすばらしい勇気を持っている」

– デール・カーネギー(アメリカの文筆家)–

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ずっとずっと昔、宇宙は、超高温・超高密度で温度も100億度ほどあったとされています。
それが、今から150億年ほど前に、突然、ビッグバンと呼ばれる大爆発が起こりました。

宇宙は、急に膨張しはじめ、急激に温度がさがり、素粒子が生まれていきます。
そして、星が生まれ、今のような宇宙になっていったのです。

45億年前には、そんな混沌とする宇宙のなかで、地球が誕生しました。
長い長い年月を経て、地球には水ができることになります。

もし、地球が太陽から、もう少し遠ければ、水は凍りつき地表を覆っていたでしょう。
太陽にもっと近ければ、水などすぐに蒸発してしまう、灼熱の惑星になっていたはずです。

重力のバランスが今と違っていたとしたら、水は地表に留まることはできなかったかも知れません。

でも、地球は、大きな海をつくり、さらに長い長い年月をかけて、生命を生み出していきます。
はじめの生物は、アメーバのような、ただ海を漂っているだけのものだったでしょう。

それが少しずつ形を変えていき、エネルギー代謝を行えるようにもなりました。
生命は、分裂することで自己増殖していくことを覚えました。
このときには、まだ時間という観念もなければ、死もありませんでした。

生物は、ただ自分が受け継いだのと同じように、自分を複製していき、それが新しい自分になるだけだったのです。

そこには個性というものはなく、すべては同じ命だったのです。
地球の生物は、もっと生長したい、もっと進化したいという衝動にかられました。

そこで、原始生物は、どんどんと細胞を増やし、機能を分担させていきます。
まわりの環境を知りたいという思いから目が生まれ、より良く生きるために思考したいから頭が生まれ、いろいろなところへ行きたいと望んだから足ができたのです。

何よりのエポックメーキングは、性が生まれたことです。
これは、どんな環境にでも対応できるように、より多様な生命力を身に付けるために、二つの生命を組み合わせて、違った生命を生み出そうと決めたのでしょう。

つまり、私たちの祖先は、生きるために、変化することを選んだのです。
その結果、それぞれの生命体が違った個性を持ちはじめることになります。

そして、このときはじめて、生命に老化や死が起こるようになり、時間が生まれたのです。

その後も、我々の先祖は、さまざまなチャレンジを続けてきました。
ある者たちは、海から出て陸地にあがり、未知の世界へ入っていくことを選びました。

またある者たちは、気の遠くなるような年月をかけ、空を飛ぶことを覚えたのです。
そして、陸に上がった生物の流れのひとつから、さらに変化を続けた者たちから、二本の足で立って歩く生物が誕生しました。

そう、それが私たちの直接の先祖です。
二本の足で歩くようになって、自由に使える手が発達し、脳も驚くほど巨大化しました。

そして、ついに700万年ほど前には、アフリカではじめの人類が生まれたのです。

人類は、家族をつくり、子どもを育て、村をつくり、国をつくりました。
多くのよろこびと、多くの苦しみを経験して、そのたびに大きくなっていきました。

そこにはたくさんの笑いや涙があったし、血も流れたし、暖かい心もあったのでしょう。

……そして、今、ここに私たちが立っています。

私たちが、チャレンジして成長できるのも、よろこびや苦しみを感じながら成長できるのも、自分と同じように人のことを愛せるのも、ずっとずっと続いている長い歴史があるのです。

150億年かけて、私たちは、「愛」と「勇気」と「個性」というすばらしい宝物を手に入れたのですね。

さあ、それを思い出して、今、あなたも「夢」に向かって進んでいきましょうよ。

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プロフィール
大阪在住のライターです。
メルマガや超短編なども書いています。
慢性腎不全のため減塩生活中……

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