「サネヤ・ロウマン」タグの記事一覧

No.722 サネヤ・ロウマン

———————————————————————-

「あなたが自分にどのように接するかによって、
他人はどのようにあなたに接するかを決めます」

– サネヤ・ロウマン(『リヴィング・ウィズ・ジョイ』より)–

———————————————————————-

ものを食べるとき、口は、歯を使って噛み砕いたり磨り潰したりしていきます。
これは、次に食物が送られる、食道を通りやすくためですね。

飲み込んだものを食道は胃に届け、胃は、消化液を分泌して、自分が取り込める栄養素を吸収します。
食物を溶かすのは、続く小腸への流れをスムーズにするためでもあるでしょう。

小腸も、さまざまな消化液で、さらに食物を分解し、自分が吸収可能な栄養を摂取するのです。。
長い小腸を通る間に、食物は、どんどん溶かされ、次の大腸が、自分の役割を果たしやすい状態に変わっていきます。
食物は液体状になり、大腸で必要な栄養素や水分が吸収されます。

そして、最後に排泄されることになるのです。
口は胃のため、胃は小腸のため、小腸は大腸のために働いています。

もちろん、そのときそのときで、自分に必要なものは吸収していますね。
それに、他の臓器も、摂取したものから、必要最大限の栄養を取り込むように、さまざまなかたちで協力しあっています。

「食べる」という行為だけを見てみましたが、これだけの協力関係があってはじめて成り立っているのですね。

これが、それぞれ自分のことだけを考えていたらどうなるでしょう。
口は、胃に食べ物を送るのがもったいないと、いつまでも自分のなかに閉じ込めたまま。
胃も、せっかく手に入れた栄養満点の食物を、他の奴に取られたらソンだ、とばかりに溜め込んで離しません。

これでは、必要な栄養が身体に行き渡らず、結局、みんなが死んでしまうで しょうね。
いや、その前に、握り締めた食べ物が腐って大変なことになってしまいます。

かといって、自分の役割を果たさずに、次々と送っていったらどうなるでしょう。
口は、噛まずに丸呑みし、胃も腸も、そのままの状態で食べ物を流していくのです。

ほかの為に何かをするのがイヤだと思っているにせよ、自分には何も出来ないと役割を放棄しているにせよ、自分には栄養を取る資格がないなどと謙虚な気持ちでいたとせよ……
どっちみち、身体全体が滅んでしまいます。

胃や腸、どれかひとつだけががんばっても同じことです。

それぞれの臓器は、他のために存在し、それが全体を生かすことになっている。
そして、全体は、やっぱりそれぞれのために存在しているのです。

右手の親指と小指。
全然違う存在のように見えます。

でも、右の手のひら全体で見れば、つながっていて同じものだとも言えます。

左手の親指と小指もそう。
右手と左手だって、身体全体に視野を広げれば同じひとつですね。

手と足だって、頭だって、良く見れば、同じ人間のなかにあります。

……もっともっと、大きな目で見てみましょう。

あなたの家族。
別々の存在のように思えますが、実はひとつの存在なのかも知れません。

お隣さん、他府県の方、日本人とドイツ人。
大きく見れば見るほど、同じひとつの存在になってしまいます。

地球と宇宙……

当然、今、目の前にいる人、すれ違う人だって同じ。
親しい方たち、毎日会う人はもっと縁の深い存在。

視野を広げていけば、
『あなたが自分にどのように接するかによって、他人はどのようにあなたに接するかを決めます』
という真実が見えてきますよね。

タグ

Twitter Button from twitbuttons.com
プロフィール
大阪在住のライターです。
メルマガや超短編なども書いています。
慢性腎不全のため減塩生活中……

日記ブログ

メルマガ購読・解除