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No.765 ゲーテ

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「すべてをいますぐに知ろうとは無理なこと。
雪が解ければ見えてくる」

– ゲーテ(ドイツの詩人)–

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わたしは、わたし
あなたは、あなた

わたしはわたしのことをやり
あなたはあなたのことをやる

わたしはあなたの期待に応えるために
この世に生きているわけではない
そして、あなたはわたしの期待に応えるために
この世に生きているわけではない

あなたは、あなた
わたしは、わたし

ふたりが出会えれば、それはすばらしいこと
出会えなくても、それはやむをえないことだ

……上の詩のようなものは、心理療法の一種であるゲシュタルト・セラピーの創始者、フレデリック・パールズが伝えたものです。

パールズは、
「自分の能力を、自分を成長させるために用いないで、他人を巧みにあやつるために用いる人を、わたしは神経症と呼ぶ」
と言っています。

現代社会では、自分自身のあるがままの姿でいるよりも、人の期待に応えるような生き方をする方が、楽なように思えます。

人はひとりでは生きていけません。
生活の場面場面で、人の助けを必要とすることがあります。
なるべく目立たずに、人から嫌われないようにすることは、ある意味賢明な生き方だとも言うことができるでしょう。

もちろん、私たちの幸せは、人との関わりになかでもたらされるものでもあります。
ですが、人は、ただあなたの幸せをもたらす経路に過ぎないのです。

人はけっして、あなたに幸せを与えなくてはならない義務を持っているわけではないのです。

そんな生き方に慣れていると、自分を喪失し、相手に依存することにもなってしまいかねません。
普段はうまくいっているように思えても、何か大きな問題を抱えたり、苦しみに出会ったときには、人に頼るような生き方では、さらに苦しみを増すようになってしまうのです。

この詩は、本当に自分を感じて生きることが、より良くなるために必要だということを、伝えてくれているのでしょう。

『どんな問題でも解決してしまう公式』というものが、いくつか存在するということは、以前お伝えしましたね。

今まで2つほどご紹介しましたが、今日は、もうひとつ知っておいてください。

・すべては自分のなかにあったということを知る

ということについてです。

心理学者アドラーによると、「人間は悩むようになっている」ということです。

なぜかというと、人は誰でも自分を完成させるために、人生で解決していかなければならない課題を3つ持っているからです。

その3つとは、

「仕事」
「交友(人間関係)」
「愛」

です。

人間の学びには、共通するものも多いのですが、この3つについては、意味や意義が、人それぞれによって、まったく違います。

詳しく触れることはしませんが、だから、あえてはじめから、十分な形として与えられていないのです。
誰もが、自分なりのやり方で、手に入れていくことになるのです。

そして、その過程で、問題に出会うことになります。
それを乗り越えることが、自分を成長していくことにつながっていくのですね。

問題というものは、見方を変えれば、私たちが大きくなるために与えられたチャレンジ課題なのですが、自分自身を生きていないと、これは悩みになってしまいます。

どこかに答えがあると思って、いろいろなところを探し回ったり、人に尋ねたりするのです。

でも、どこに行っても、誰に聞いても、その答えは見つかることはありません。
人それぞれの答えを聞くことができても、それはあなたにとっての答えではないのです。

その問題が解決されるのは、自分自身を生きて、問題に立ち向かうときしかないのです。

答えを探し求める必要はありません。
すべては自分のなかにあるのです。

『自分自身を生きる』

そう意識するだけで、忘れてかけていたパワーが沸いてくるのを感じるでしょう。

そして、今まで見えなかったものだって、見えてくるのかも知れませんよね。

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2007年04月24日
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