No.794 ゲーテ
———————————————————————-
「わたしには幸運の女神の望みを受け入れる準備ができている」
– ゲーテ(ドイツの詩人・小説家)–
———————————————————————-
もしも、乗っていた船が難破して、海に放りだされるようなことがあったとしたら……
一番良くないのは、あわてふためいて、とにかく泳いで助かろうとすることだそうです。
闇雲に泳ごうとしても、人間は、それほど長い時間は泳いで入られません。
たとえ陸地が見えていたとしても、辿り着く前にまず体力が尽きてしまうでしょう。
なまじ泳ぎに自信がある人ほど、何とか泳いで逃げようとするのですが、じ たばたすることは、最悪の選択だと言えるようですね。
逆に、あまり泳ぎが得意ではない人ほど、助かる確率が高くなるということです。
なぜなら、そんな人たちは、泳いでどこかへ行こうということはあきらめて、船の残骸や浮木などに、つかまって浮いていようとするからです。
いくら待っても救助が来ないようなら、どっちみち助からないのです。
それならば、泳ぎ疲れて溺れてしまうよりも、少しでも長くその場でじっとして助けを待っている方が、発見されて助かる見込みも多くなるはずです。
自分の力でがんばって泳いで逃げようとする人ほど、よけいに早く力尽きて、ただ成り行きに任せて、海に抵抗せずじっとしている人ほど助かりやすくなる。
皮肉なようにも思えますが、そんなものなのかも知れません。
人生においても、ある場面では、同じことが言えそうです。
もちろん、自力でがんばって問題を解決しようと努力することはすばらしいことです。
でも、私たちは、問題を解決しようとがんばればがんばるほど、ますます苦しくなっていくことだってあるようです。
なぜなら、「がんばらなければならない」と思えば思うほど、目の前の問題が大きくなっていくからです。
そして、がんばっているうちに、いつしか、何のために問題を解決するのかということを忘れて、がんばることが重要だと思うようになってしまっていたりするのです。
知っておいていただきたいことは、
『何かに抵抗しているあいだは、その何かはいつまでもなくなることはない』
ということです。
物事が存在するためには、エネルギーが必要です。
問題に抵抗することで、問題の存在を認め、一生懸命にそこにエネルギーを注ぎ込んでいることになるのです。
その結果、問題は、ますます大きくなっていきます。
そうですよね。
問題に抵抗するエネルギーがあるのなら、あなたの人生をもっと良くすることに費やしてみてはいかがでしょうか。
そこにこそ、本気でがんばる値打ちがあるのです。
……と、これは、以前にも書いたことがありましたね。
ついでにこれも、覚えておいてください。
太陽はいつも輝いています。
日陰になるのは、ただ雲があるからです。
暗いところにいることを嘆いたり、雲をどこかへやろうとがんばっていては、疲れるだけです。
雲が流れていくのを待つか、自分が太陽の見えるところまで移動すれば、それでいいことなのですね。
そう、この世界は、太陽のように、いつだってあなたに幸運の光を当ててくれているのですよ。
あとは、あなたが自分が幸せになることを許してあげること。
もっと楽に生きることを受け入れてあげることだけなのですよね。
タグ
2007年09月05日
コメントは受け付けていません。
| トラックバックURL
|
カテゴリ: バックナンバー


