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	<title>癒しのことば &#187; アリストテレス</title>
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		<title>No.760 アリストテレス</title>
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		<pubDate>Wed, 28 Mar 2007 03:41:13 +0000</pubDate>
		<dc:creator>shin</dc:creator>
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		<category><![CDATA[アリストテレス]]></category>

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<p><strong>「われわれが感じたり考えたりしているのは、<br />
自分というものにはっきりと気づくためである」</p>
<p>&#8211; アリストテレス（古代ギリシアの哲学者）&#8211;</strong></p>
<p>&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;-</p>
<p>お釈迦さまには、数多くの弟子がいました。</p>
<p>なかでも、特に優れていた高弟が１０人いて、釈迦の十大弟子と呼ばれています。<br />
そのうちの「智慧第一」として知られていたのが、舎利弗（しゃりほつ）という人です。</p>
<p>舎利弗は、ときどきお釈迦さまに代わって説教するほど、まわりの信望を集めていました。<br />
なるほど、智慧第一と言われるだけあって、お釈迦さまの教えを真に理解して、常にそれを実践していたのでした。</p>
<p>お釈迦さまは、悟りをひらくためには物事への執着を絶つことが大切だと教えておられます。</p>
<p>また、修行のひとつとして、布施という自分が持っているものを人に施すことを示しておられます。</p>
<p>舎利弗は、この布施の修行をしていたので、彼の元へやってくる人たちに、自分が持っているものをすべて気持ちよく与えていました。</p>
<p>あるとき、そんな舎利弗の評判を聞いた、ひとりのバラモン僧が、彼を試そうとやってきて言いました。<br />
「あなたは、何でも施されるというが、それは本当か？」</p>
<p>舎利弗は、微笑んで答えます。<br />
「はい、私が持っているものなら、どんなものでも施しましょう」</p>
<p>すると、バラモン層は、こんなことを言うのです。<br />
「では、あなたの眼をひとつ私にくださらんか」</p>
<p>舎利弗は驚き、あわてます。<br />
「私の眼は、私の顔についていてはじめて役に立つものです。あなたが、それを受け取っても何の意味もない。<br />
どうして、そんなものを欲しがるのですか？」</p>
<p>バラモン層は、意地悪く言います。<br />
「布施とは、何のこだわりもなく、自分の持ち物を人に与えるものだと聞いています。<br />
それなのに、あなたは、布施をするのにいちいち理由を尋ねるのですか？」</p>
<p>舎利弗は、ハッと気づき、眼に執着を持っていた自分を戒め、思い切って眼に指を差し入れ、眼球を取り出しました。<br />
当然、眼球も手も血だらけです。</p>
<p>バラモン層は、その眼球を受け取ると、<br />
「なんだ、これが目玉か。こんな小汚いもの、持っていても仕方がないな」<br />
そう言って、舎利弗の眼球を投げ捨て、足で踏み潰してしまったのです。</p>
<p>それを見た舎利弗は、怒りがこみあげてくるのをどうしようもありませんでした。<br />
そして、その瞬間、自分の修行がまだまだ足らないことを知り、さらに厳しい修行の道へ進んでいったということです。</p>
<p>&#8230;&#8230;これは、ある経典に書いてあるエピソードを、少し私なりにアレンジしたもので、このような出来事が実際にあったわけではありません。<br />
安心してくださいね。</p>
<p>さて、どうして、こんなお話を読んでいただいたかというと、お釈迦さまの高弟として有名だった舎利弗のような人でも、なかなか執着を捨て去ることはできないのだ、ということを知っておいてもらいたかったからです。</p>
<p>執着をなくすとは、そのものに対して、完全に思いを捨ててしまうということです。</p>
<p>自分の持ち物、たとえそれが自分の眼球であったとしても、あげてしまったのなら、それがどうされようとも気にしてはいけません。</p>
<p>舎利弗の例で言うと、悪いのは、そんな意地悪をするバラモン層です。<br />
誰だって、目玉を寄こせと無理を言われたうえ、せっかくあげた目玉を踏み潰されたら、怒って当然でしょう。</p>
<p>でも、そこで怒りを感じてしまえば、あげてしまった後でも、それに執着を残しているということになってしまうのです。</p>
<p>こだわりや執着をなくすことが、楽に生きるためには大切だと言われたりします。</p>
<p>それはいいのですが、そう聞くと今度は、「こだわってはいけない」「執着してはいけない」と強く思ってしまって、少しでも自分がこだわったり執着していることに気づくと、これではダメだと自分を責めてしまう人がでてきます。</p>
<p>つまり、「こだわってはいけない」「執着してはいけない」ということに、こだわったり、執着したりしてしまうのですね。</p>
<p>楽に生きるために、こだわりを捨てようとしているのに、新たなこだわりを創りだしてしまっているのなら、何の意味もありません。</p>
<p>こだわってしまってもいいのです。<br />
執着してしまうことも、仕方がないでしょう。</p>
<p>お釈迦さまの高弟でもなかなかできないことなのですから、私たちが、できなくても当たり前。</p>
<p>ただ、こだわっていたり、執着している自分に気づくことができればいいのです。<br />
今、苦しさを感じているのなら、それがどこからきているのかがわかればいいのです。</p>
<p>手品のタネがわかっていれば、ただ翻弄されているだけでなく、どうすればいいのかがわかってくるでしょう。</p>
<p>こだわりをなくすことが目的ではなく、楽になることが、いちばん重要な目的なのですから。</p>
<p>そう、すべては、このすばらしい世界を楽しむために&#8230;&#8230;</p>
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