No.797 エミリー・ディキンソン
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「エリジウム(楽園)とは、
すぐ隣の部屋のようにそばにある」
– エミリー・ディキンソン(アメリカの詩人)–
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先日、テレビのクイズ番組で、
「メーテルリンクの童話劇、『青い鳥』のモデルになった鳥は何?」
というような問題が出ていました。
もちろん『青い鳥』の内容はよく知っていますが、どんな種類の鳥がモデルになっているのかまでは考えたことがありませんでした。
チルチルとミチルが、過去や未来の国に大冒険をして、やっと幸せの青い鳥は自分の家の鳥かごのなかにいると気づいたのです。
青い鳥は幸せの象徴なのです。
何となくありふれた鳥ではないような気がしました。
孔雀とか九官鳥とか、まったくみつからないことはないけれど、手に入れることは難しい鳥。
もし手元にいたら、絶対に放したくないような珍しい鳥。
そんな種類の鳥ではないでしょうか。
……ところが、正解はハト。
それも、日本なら、だいたいどんなところにも群れを成しているキジバトです。
ちょっと拍子抜けしたと同時に、なるほどな、とも感じました。
私たちは、『幸せ』というと、ついつい何か特別で、手に入れることはなかなか難しいものだと考えてしまいがちです。
一生懸命にがんばって、何とか手に入れたら、絶対に手放すものかと大事にカゴにしまっておきたいもの。
でも、本当の『幸せ』とは、もっと身近なところにあって、いつでも私たちが触れることができるようになっているのではないでしょうか。
近くの公園へ行って、ポップコーンでも撒いてみれば、いくらでも寄ってくる、あのキジバトのように身近な。
でも、いつもはその存在に気がつかないような……
そう、ためしに公園へ行ってキジバトを見てみても、とてもこれが幸せの青い鳥だとは思えない方だって多いのかも知れません。
チルチルとミチルは、さまざまな大冒険をして青い鳥を探しましたが、世界中のどこにもみつけることはできませんでした。
だけど、自分の家に戻ったら、すぐに自分たちが飼っていた鳥が青い鳥だったことに気づきましたね。
今までずっと一緒にいた鳥なのに、どうして青い鳥に変わってしまったのでしょうか?
それはきっと、チルチルとミチルが、数多くの困難を乗り越え、いろいろなことを学び成長したから、見えてきたことなのでしょう。
幸せは世界中のどこにもない。
ただ、いつもの生活、身近な人、住んでいる場所などのなかにこそある。
いろいろな経験が、それを見る目を養ってくれる。
『青い鳥』には、そんなメッセージが込められているのでしたね。
改めて気がついたように思えます。
そうですね。
幸せは、自分の外側をどれだけ探しても、決してみつからないものです。
幸せはいつも自分のなかにあり、自分の心が決めるものなのですね。
がんばっていろいろな経験を経て、はじめて気づく人もいるし、ただ自分自身を生きることによって感じる人もいる。
どちらにせよ、遠いところを探す必要はありません。
自分を楽しむというところから、はじめてみましょうよ。
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2007年09月25日
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