No.790 老子
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「あちこち出かけないでいて、ちゃんと知っているんだ。
キョトキョト見廻さなくたって、大事なものが見えているんだ。
だからゆったりと、何もしないでいて、とてつもない大きなことが仕上が
ってゆくんだ……君のなかでね」
– 老子(『タオ』・加島祥造訳)–
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生きていると、さまざまなことに出会います。
良いこと悪いこと。
楽しいこと苦しいこと。
うれしいこと悲しいこと。
ポジティブに感じられようと、ネガティブに思えようと、そんなときは人生の変化が起こるときでしょう。
今までの生きる姿勢を変えないと、これから先、もっと苦しくなるよ。
このよろこびをさらに広げるために、新たなことにもチャレンジしてみなよ。
今が、自分の枠を超えて、もっと大きく成長するときだ。
……私たちを取り巻く大きな世界が、そんなメッセージを送ってくれているときなのかも知れません。
そのメッセージをちゃんと受け止め、今からの人生に生かしていくことができれば、こんなにすばらしいことはないですよね。
ところが、それがなかなかうまくいかない。
苦しさや悲しさ、よろこびや楽しさ、ただそんな現象に振り回されて、「ダメだった」「よかった」と感じるだけで終わってしまうことが多いのです。
ギリギリまで追い詰められて、どうしようもなくなってからでしか、本当に必要な変化を起こそうと決心できないのですね。
そして、実際に、ギリギリの辛くて悲しい出来事は、ベストのタイミングで与えられたりしていますよね。
もっと楽で、よりうまく生きる方法はないのでしょうか。
ある人から、英語で書くと、
「CHANGE(チェンジ・変化)」と「CHANCE(チャンス・好機)」の違いは、5文字目が「G」であるか「C」であるかの違いだけだと教えてもらったことがあります。
そして、「G」と「C」の違いは、なかに「t」があるかないかの違いだけだと言うのです。
確かに、「C」に「t」をくっつければ「G」になってしまいますね。
「t」があるかないかだけで、ただの変化か、それとも変化を生き方を変えるチャンスにしていくことができるかが決まってくるのです。
この「t」とは何だと思いますか?
実は、「t」とは、「taaboo(タブー・禁止事項)」だそうです。
以前にも書いたことがありますが、
『何かに抵抗しているあいだは、その何かはいつまでもなくなることはない』
のです。
本当は私たちは、「何でもあり」の存在なのです。
魂が望む、どんなことでもできる自由を持っているのです。
でも……
これはダメ。
こんなことをしてはいけない。
それは間違っている。
知らず知らずのうちに、そう思ってしまっていることがあります。
それは、いつしか大理石に刻まれた永久不変の真実だと信じ込んでいることさえあるようです。
そんな信じ込みこそが、私たちが変化を起こすこと、望む自分に向かって進んでいくことの邪魔をしているのです。
自分で創りだしたタブーで、自分を裁いたり縛り付けたりしている必要はありません。
思い切って、一度、自分を、自由という広大な世界に解き放ってみてはいかがでしょうか。
生きるのに、あせる必要も、迷う必要もありません。
気づくこころがあれば、大切なものはすべて自分のなかにあるし、進むべき方向も、かならず、この世界が導いてくれるのですから。
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2007年08月28日
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