No.763 ジェイムズ・ラッセル・ロゥウエル
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「不可避のものと争ってもはじまらない。
東風に対して有効な方法はただひとつ、オーバーを着ることだ」
– ジェイムズ・ラッセル・ロゥウエル –
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実は、『どんな問題でも解決してしまう公式』というものが、いくつかあるようです。
そのうちのひとつは、
「どうにもならないものは、どうにもならないと受け入れる」
というものです。
あなたが、何か問題があって悩んでいるとします。
そんなとき、ほとんどの場合が、自分の力ではどうすることもできないことを、一生懸命何とかしようとがんばっているから起こるのです。
単純な例をあげると、
・テストで悪い成績を取ってしまった、どうしよう。
・会社の上司の頭が固くて、思うような仕事ができない。
こんなときは、どうにもならないことをどうにかしようと悩んでいると、すぐに気づきますね。
いくら悩んでも、終わってしまったテストの成績は変わりません。
長年の人生で培われてきた上司の固い頭も、そう簡単には柔らかくできるはずもありませんね。
それなのに、「テストでいい点が取りたかった」「上司の頭を柔らかくしたい(または、もっと理解のある上司だったらよかったのに)」と悩んでいるのです。
さらによく見てみると、本当は、その問題を解決することが真の目的ではなくて、本来、望んでいることはもっと先にあるようです。
たとえば、テストの成績が悪いと悩んでいたとしても、単にテストの点数が良ければ、すべてはOKなのかというとそうでもないはずです。
そう悩む裏には、
「テストで悪い点を取ると、かっこ悪い」
「良い学校へ入りたいと思っている」
など、いろいろな理由があるはずでしょう。
テストの点数は表面的なものに過ぎません。
この場合、本当に必要なのは、どうしてテストの点数でかっこいいとか悪いとかを決めてしまうのか(その先にも、もっと何かがありそうですね)、を見ていくこと。
また、もっと勉強をして、少しでも成績をあげていくことですね。
それが、今、自分がすべきことです。
そして、自分ができることがわかれば、問題があったとしても、悩むことはなくなるのです。
……それが、問題の解決です。
これはとてもシンプルな例で説明しましたが、どんな大きな問題でも基本は同じです。
問題は、私たちが、もっと成長するための課題として与えられたものですから、本来歓迎すべきものなのです。
ところが、問題に出会って悩んでしまうとしたら、本当に必要なところに目を向けず、どこか別のところに引っかかっているのです。
そして、それはいつも、どうしようもないことを、何とかしようとがんばっているときに起こります。
会社の上司にしても、そうですね。
本当は、もっと効率的な仕事のやり方をみんなでできればいいと思っているのかも知れません。
仕事を通じて、本来の自分を表現したいと願っているということもあるでしょうし、単に自分の意見を聞いてもらいたいだけなのかもしれませんね。
本当の望みは、ずっと先にあります。
そこに至る道の途中に転がっている大きな石を、何とか片付けようと、一生懸命になっていても意味がありません。
『どうにもならないものは、どうにもならないと受け入れる』ことが、本当に目指すところをみつける第一歩です。
本当に目指すところがみつかれば、その瞬間に問題は解決され、後は成長のためのチャレンジすべき課題が残るだけになるのです。
あなたは、今、何かに悩んでいるでしょうか?
今日は、あなたの悩みをよく見てみましょう。
どうにもならないものを、どうにかしようとがんばっていることはありませんか?
そこから少し目をあげて、もっと先を見てみると、いったい何が見えてくるのでしょうね。
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2007年04月17日
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