「2007年3月」のアーカイブ

No.757 マキャベリ

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「運命は我々の行為の半分を支配し、
あとの半分を我々自身にゆだねている」

– マキャベリ(イタリアの思想家)–

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子供のころ、巻紙に描いた別れ道を進んでいく、というゲームをしたことがあるでしょうか。

紙を細長く切って、そこにゴールまで続く長い道を描いていきます。
その紙を巻紙のように巻いて、道に沿って進んでいくのです。

途中で道は、いくつも分かれています。
そして、別れ道の先が行き止まりになっていたり、落とし穴が描いてあったりしているのです。

ワニやヘビが待ち構えている、なんていうのもありましたね。
あるいは、罠や罰ゲームが書いてあったり……

別れ道の先は、巻紙を辿っていくまで見ることはできません。
もし、行き止まりの方の別れ道を、うまく避けて正しい道を選ぶと、先に進むことができます。

しかし、さらにその先にも、新たな別れ道があるのです。
そんなことを繰り返して、無事にゴールまで辿り着ければ勝ち。
そんなゲームです。

このゲームをするときには、子供ながらに、ハラハラ、ドキドキしたものでした。
何しろ、別れ道のどちらかを選ぶチャンスは、一度しかないのです。

間違った道を選んでしまったら、落とし穴に落ちてしまったり、ワニに食べられたりしてしまうのです。
行き止まりに立ち往生したり、罰ゲームでみんなの前で歌わなくてはならなくなってしまうこともあります。

やり直しは利きません。
どちらの道を選ぶかは、感と運しだい。
手に汗握る、緊張の一瞬でした。

何しろ、それまで、どれだけ進んでいたとしても、たった一回の選択ミスによって、即ゲームオーバー。
今までの苦労が、すべて水の泡になるのですから。

……と、これは、巻紙のゲームの話でしたね。
私たちの人生の毎日だって、似たようなもののようです。

いろいろな別れ道に出会って、どちらを選ぶかによって、その先が大きく違ってくることもあります。

たったひとつの失敗が取り返しのつかない状態を引き起こしたり、今まで積み上げてきたものが、一瞬で消え去ってしまったりすることも。

でも、人生が巻紙ゲームと違うところは、何度でもやり直しがきく、ということです。
巻紙ゲームでしたら、間違った道を選べば、その場で、すべてが終了してしまいますね。

行き止まりは行き止まり、ワニがいたら犠牲になる。
そんなルールなのです。
それに比べて、人生のゲームでは、まだ先を続けることができるのです。

行き止まりなら、その先に道を造ることもできます。
ワニに襲われても、逃げ出すか、倒すこともできますし、仮にケガをしたとしても、回復してから前に進んで行くことも選べるのです。

それに、行き詰ったのなら、別れ道のところまで戻って、別の道を進むことだって、できるでしょう。
これは、すべて、あなたの自由で選択できるのです。

巻紙のゲーム。
ハラハラ、ドキドキしながら、楽しみましょう。
面白い運試しになりますよ。

行き止まりを選んでしまったら、よろこびましょう。
なぜなら、それだけ、ゴールに近づいたことになるからです。

元に戻って、別の道を選べるのです。
そんな遊び方を選ぶことだって、あなたの自由なのですよ。

人生のゲームだって。

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プロフィール
大阪在住のライターです。
メルマガや超短編なども書いています。
慢性腎不全のため減塩生活中……

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