No.754 エマーソン
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「宇宙存在の潮流が、わたしの中をめぐっている。
わたしは神の部分であり、ごく小さい一片である」
– エマーソン(アメリカの思想家)–
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たとえば、予期せぬ災難に遭ったり、極度の緊張状態に置かれたとき、私たちは、よく、
「頭のなかが、真っ白になった」
と言いますね。
実際、窮地に追い込まれると、何も考えることができなくなり、足はガクガク震えてくるし、その場から消えてしまいたくなってきます。
また、場合によっては、強い怒りが湧いてきて、目の前にある物や人を、殴りたくなる衝動にかられることもあります。
このときも、「頭が真っ白になった」状態ですね。
これは、人間の防衛本能によって引き起こされる現象です。
詳しい説明は省きますが、我々人類は目の前に迫った危機から逃れるため、本能的に「闘うか、逃げるか」の選択をすることになります。
原始の時代には、差し迫った危機とは、(ひとつの例として)突然、肉食獣が襲い掛かってきたりすることでした。
この際、危機を脱出する方法は、闘って相手を打ち負かすか、その場を逃げるかかのどちらかになります。
もちろん、他にも選択の余地はあるでしょうが、いろいろと考えている時間はありません。
考えはじめると、次の瞬間には、敵の牙の餌食になるかも知れないのです。
必要なのは、一瞬で、「闘うか、逃げるか」を判断すること。
そこで活躍するのが、生き延びる本能。
ですので、思考を司る大脳皮質はあまり重要ではないと判断され、本能的な脳、いわゆる脳幹の部分に集中的に血液が回されることになります。
頭が真っ白になる、すなわち、「考える脳」の部分には血液が行かず、逃げ出そうと足に力が入ったり、闘争本能に火がついたりするのです。
しかし、現代では、肉食獣に食われそうになるということは、ほとんどないでしょう。
危機は、また別の形でやってきますね。
仕事で失敗をしてしまった。
プライドをひどく傷つけられた。
大勢の人の前で、スピーチをしなければならなくなった。
そんなときに、大きなストレスを感じ、「頭のなかが真っ白」になってしまうことが多いのではないでしょうか。
そして、そんな場合では、「闘うか、逃げるか」では、うまくいかないことも多いですよね。
仕事で失敗して上司から叱られたときに、怒りに任せて殴りつければ、当然、もう会社へは行けません。
逃げ出したとしても、同じことですよね。
それよりも、我々人間には、大きく発達した大脳新皮質が与えられています。
この強力なツールを活用しない手はありません。
危機に陥っても、頭を使って、最良の対策を考えることもできるのです。
今後の改善策を上司に提案する。
原因を分析して、二度と同じ過ちを繰り返さないよう注意する。
……などなど。
では、「頭が真っ白」になってしまったときに、どうすればいいのでしょうか。
これは、実に簡単です。
本能的な脳の部分から、大脳の考える部分に血液を流せばいいだけのことです。
大脳の考える部分というのは、前頭葉、つまりおでこのところです。
ここに意識を集めれば、自然に血液が集まります。
意識を集める?
それは、ただ手を当ててみてください。
自動的に、そこに注意が行き、意識が集まることになります。
そう、おでこにただ手を当てるだけで、考える脳に血液が集まり、活性化するのです。
「頭が真っ白」になったら、おでこに手を当ててみましょう。
視野も広くなり、新しい選択肢も見えてくるはずですよ。
ちょっと、今、おでこに手を当ててみてください。
気持ちがいい感じがしますか?
世界が大きくなったような気がしますか?
……だとしたら、少しがんばりすぎて、ストレスが溜まっているようですね。
さあ、おでこに手を当てて。
この大きくてすばらしい世界を、もっと感じてみましょう。
あなたには、もっともっと、生きることを楽しむ権利が与えられているのですよ。
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2007年02月28日
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