「2007年1月」のアーカイブ

No.739 ヘンリー・ミラー

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「ただ幸福であるというのはいいことだ。
だが、自分が幸福であると知ることはもっとよいことだ」

– ヘンリー・ミラー(アメリカの小説家)–

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聞いたことがある方も多いと思いますが、こんなお話があります。

時は未来。
世界中のさまざまな国や都市の人々を乗せて、宇宙を旅することができるロケットが開発されました。

出発は東京都。
東京タワーを眼下に見ながら、東京に住んでいる人が言いました。
「やっぱり東京は賑やかでいいねえ。
さすが、日本の首都だけあって、世界でいちばんいい都市だよ」

そのうち、富士山が見えてきました。
「なんといっても富士は日本一の山だ。
こんな世界一美しいがあるわが県がいちばんだ」
と声をあげたのは静岡県の人。

それから、びわ湖が見えてくると滋賀県の人が、大阪城を見て大阪の人、北海道が姿を現してくると北海道の人が、それぞれ自分が住んでいる都市が最高だと胸を張るのです。

「わが故郷が、世界一だ」
日本各地の人たちは、とうとう言い争いをはじめてしまいます。

気がつくと、ロケットのあちらこちらで、全世界の人々も、
「わが国、わが都市が、世界一すばらしい」
とケンカをはじめています。

そのとき、日本人の集団のひとりがが窓の外を指差して声を出します。
「見ろ! 日本が、あんなに小さく見えるぞ。
どこの県が最高だなんて言っている場合じゃない。
世界一、すばらしい国は日本だ」

日本人たちは、知らぬ間に肩を寄せ合って、ひとつの窓を覗き込んでいまし
た。
みんな笑顔になっています。

しかし、横から他の国の人々が異を唱えます。
「いや、アメリカだ」
「中国だ」
「ドイツがいちばんに決まっている!」

その間にも、ロケットは、どんどん宇宙に向かって飛び続け、やがて成層圏を抜けていました。

ある国の人が叫びました。
「ほら、地球が、あんなに青く輝いているよ」

人々が、いっせいにロケットの窓から外を見ました。
「なんと神々しく美しい星なんだろう……」

いつの間にか、世界中の人たちは、それぞれ肩を寄せ合い、涙ぐんでいました。
そして、口を揃えて呟きます。
「やっぱり、私たちの地球が、最高にすばらしい星だ!」

……あなたが、丸い波動で生きているとします。

同じような丸い波動の人や、丸い波動の場所に居ると、とても楽で心地よいのです。

ところが、世の中には、丸い波動の人ばかりとは限りません。
三角形の波動を出している人々とも会わなければならないし、勤めている会社は、四角い波動なのかも知れません。

ときには、ちょっと辛く感じることもあるでしょうね。
丸いあなたが、三角や四角に合わせようとすれば、自分の形を変えなければならないのですから窮屈です。

かといって、相手を、自分と同じ丸にしようとがんばっても虚しいだけで、なかなか思うようにはいきません。

窮屈な思いをするか、相手を変えようと空回りを続けるか。
……選択肢は、それだけではありませんよ。

あなたの丸い波動を大きくしてみましょう。
三角の人も、四角い人も、菱形の家族も、台形の会社も……
全部を、包んでしまえるように大きくなってみましょう。
そうすれば、無理をすることもなく、すべてはうまくいきますよね。

あなたの丸を大きくすることは、簡単なことです。
ただ、自分らしく生きて、自分を解放してあげること。

つまり、あなたが、今最高に幸せだと、気づくことだけですよね。

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プロフィール
大阪在住のライターです。
メルマガや超短編なども書いています。
慢性腎不全のため減塩生活中……

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