「2006年4月」のアーカイブ

No.696 アラン

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「目の前の出来事に対して『悪い受止め方』をしてしまうか、『良い受止め方』をするかは、あなた自身の『心の働かせ方』なのです。
物事の見方、受止め方、光の当て方を変えてみましょう」

– アラン(フランスの哲学者)–

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たとえば、テレビに、こんな映像が映っていると思ってみてください。
映像には音が付いていません。

……ヒヨコが3匹ほど、草原で遊んでいます。
ヨチヨチ歩きながら、お互いにつつきあったりしています。
その近くに、ネコが一匹昼寝をしています。

ヒヨコの鳴き声が耳に届いているようで、ピクピク耳が動きます。
やがて、ネコは目を開き、大きなあくびをしながら、ヒヨコの方に目を向けました……

この映像は、単にそういう映像です。
でも、見た人によって、感じるものはいろいろと違ってくるのではないでしょうか。

あなたはどう感じたでしょうか。

さて、では今度は、同じ映像に、ほのぼのとした音楽が流れていると想像してみてください。
すると、先ほどの映像は、何となくユーモラスで楽しげなものに見えてくるのではないでしょうか。

……かわいいヒヨコが、ヨチヨチ歩きながら、楽しく遊んでいます。
その近くには、なまけものでめんどくさがりやのネコが、気持ちよさそうに昼寝しているようです。

何だか騒々しいので、ネコが目を覚ますと、そこにはヒヨコが3匹じゃれあっているのです。

ネコは、温かくヒヨコたちを見守るのでした……

もし、そこに悲しげな音楽が流れていたとします。
すると、映像は、どう見えてくるでしょうか。

……いたいけなヒヨコが3匹、何も知らずに遊んでいます。
ところが、その近くには、いつもヒヨコを狙っているネコが寝ているのです。
もしもネコが目を覚ますと大変です。

ヒヨコたちが狙われてしまうかも知れません。
でも、とうとうネコは目を覚ましました。

そして、その恐ろしい顔を、ヒヨコの方に向けたのです……

どうでしょうか?
まったく同じ映像なのに、BGMが違うだけで、全然違ったように受け取れてしまいます。
他にも、穏やかなクラッシク音楽が鳴っていたり、

騒々しいロックミュージックがBGMだったり、演歌が聞こえていたりすると、また違ったように見えてくるでしょうね。

私たちの感情は、このBGMと同じようなものなのです。

……と考えてみましょう。

たとえ同じ出来事の渦中にいたとしても、怒りを持って見るのと、恐怖を感じながら見るのと、ワクワクしながら見るのでは、まったく違ったように受け取れます。

感情があるから、その出来事を、ただ見るよりも、もっと深く、もっと劇的に味わうことができるのです。

感情は、そのためにあるのです。
だから、いつも同じBGMで、出来事を見ていることはありません。

同じような出来事を、普段は怒りで見ているとしたら、たまには明るい音楽に切り替えてみましょう。
すると、また違ったように見えたり、今までわからなかったことに気づいたりできるでしょう。

これは、出来事でなくても使えます。
人生でも、悲観的で寂しげな音楽をBGMで流しているよりは、楽しくてワクワクする音楽を流してみましょう。

重々しく厳しげな音楽よりは、ときには、明るくてワクワクするようなBGMで世界を見てみましょう。
これだけで、世界が変わってしまうのです。

感情はBGMです。
どんな音楽を流すかは、あなた次第なのです。

どう生きるかは、『心の働かせ方』次第ですね。

これを覚えておくだけで、生きるのが楽になることも多くなるかも知れませんよ。

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プロフィール
大阪在住のライターです。
メルマガや超短編なども書いています。
慢性腎不全のため減塩生活中……

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