「2005年5月」のアーカイブ

No.642 ソクラテス

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「生きることでなく、よく生きることをこそ、何よりも大切にしなければならない」

– ソクラテス(古代ギリシアの哲学者)–

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……こんな試験があると思ってみてください。

8割以上の得点が合格ラインで、1点でも足りなければ、せっかくの得た点数が、すべて無意味になってしまいます。
次の試験は、また一から得点を重ねていかなければなりません。

合格するまで何度でも試験を受けなければなりませんが、合格したとしても、それが当たり前ということで、どうなるわけでもありません。
しかも、一度合格ラインを越えると、今度は、そこが新たな合格ラインになり、それを目指して、また試験を受け続けなければならないのです。

この試験は、受けることを誰かに強制されたわけではないのですが、気がつくと、どうしても受験しなければならないような気になっていて、辛いと思いながらも、一生懸命に力を振り絞っています。

とにかく試験で合格するために、いつも緊張しています。
もうたくさんだと思いながらも、こんな試験を、毎日毎日、もう何年も、何十年も受け続けているのです。

……人生を、こんな試験のようなものだと思っている方はいませんか?

「~しなければならない」
「~であるべきだ」
と自分を縛り付けて、いつの間にか自分で創り上げた合格ラインを目指して、窮屈に生きているのです。

いつもがんばっていなくてはならない。
常に正しくあるべきで、間違いは犯してはならない。
絶対に弱音を吐いてはならない。
ets,ets……

もちろん、今より向上して、もっと良く生きようとがんばることはすばらしいことです。

でも、生きることが苦しくなってしまっているようでしたら、ちょっと問題ですね。

それでは、もしも人生の試験がこんなものだったらどうでしょうか。

得点が何点でも、とにかく得た点数に対して評価される。
得点は、いくらでも積み重なっていくので、少しでもがんばれば、それが喜びにつながっていきます。

この試験には何の強制もありませんので、気が向いたときにだけ受けるようにすればいいのです。

そして、この人生の試験は、『どれだけがんばったか』ではなく、『どれだけ楽しめたか』ということで点数が決まるのです。

これは、何かをするときに楽をしろとか、手を抜けということではありません。

しなければならいことを、楽をしてサボってみても、そのときは良いかも知れませんが、けっして心から楽しめるわけではありませんよね。

がんばることさえ、どれだけ楽しめるかが試験の問題だと思ってみましょうよ。
がんばることだけが得点になる試験に慣れている人には、はじめはちょっと難しいかも知れませんが、なあに、少しずつでも点数を重ねていけばいいのです。

どんな小さなことにでも、喜びをみつけられたら、それでこの試験は、合格です。

今日から、そんな意識で生きてみたら、人生はどう変化するでしょうか。

もっともっと今を楽しんでみましょう。
『良く生きる』とは、『人生を楽しむ』ということなのですから。

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プロフィール
大阪在住のライターです。
メルマガや超短編なども書いています。
慢性腎不全のため減塩生活中……

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