「2005年2月」のアーカイブ

No.623 ジャック・プレヴェール

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「我々の人生は我々の後にも前にも、側にもなく、我々の中にある」

– ジャック・プレヴェール(フランスの詩人)–

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旅をするときには……

新幹線に乗って、早く目的地に着かないかとイライラする人もいます。
目的地に着いたら着いたで、そこでやりたいと思っていたことが。ずっと頭を離れず落ち着きません。

この人にとって、旅は苦行であり、ストレスの元になってしまうでしょうね。

また、のんびりと、景色や出会う人々や、乗り物さえも楽しんでいる人もいます。
旅の途中は、新しいことを発見するチャンスが一杯だし、いろいろな思い出もできることでしょう。
目的地に着いたら、やりたいと決めていたことを、思いっきり楽しむだけです。

この人にとっての旅は、心から楽しめるすばらしいものなのです。

そうですね。
今を、ただ生きることが、人生をすばらしいものにする秘訣なのですね。

リンゴの木を植えるときには……

何年後かに取れるはずのリンゴのことばかり考えていては、植える楽しみを十分に味わうことができません。

確かにリンゴの実が欲しいからリンゴのタネを植えるのでしょう。
でも、今はタネに水をやって、芽を出すのを待つ楽しみがあります。
リンゴの実に執着していれば、芽が顔を覗かせても、若木が大きく育っていっても、そのよろこびが台無しになってしまいます。

芽も若木も葉も、それはリンゴの実ではないのですから。
結果に対する執着を手放し、今、自分がやっていることを味わうことが、人生を楽しむ秘訣なのですね。

黄色を見ているときには……

テーブルの上に置かれた何本かのバナナ。
同じ房にある、同じような黄色でも、よく見てみると、1本ずつ微妙に色が違います。
その違いを感じようとすれば、今まで見えなかった黄色の豊かさに、気づくことができるでしょう。

どこにでもあるような、ありふれたバナナの黄色ですが、それを楽しんでみようと見るものには、生命の躍動や存在のユニークさが生き生きと伝わって

きて、心によろこびを与えてくれるのです。
でも、これはただのバナナだ、と何気なく見ていたり、、赤色ではない、青色でもない、と他のものと比較する目で見てみれば、黄色の豊かさ、バナナという存在への感動は、どこかへ消えてしまって、一生、心に届くことはありません。

味わっていますか?

あなたの目の前のもの、一緒にいる人を。
今、縁があってやっている仕事を。

そして、あなた自身の豊かさや輝きを。

まず、自分の存在を感じて楽しんでみる。
それが人生を幸せで満たすための秘訣なのですよね。

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プロフィール
大阪在住のライターです。
メルマガや超短編なども書いています。
慢性腎不全のため減塩生活中……

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