No.623 ジャック・プレヴェール
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「我々の人生は我々の後にも前にも、側にもなく、我々の中にある」
– ジャック・プレヴェール(フランスの詩人)–
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旅をするときには……
新幹線に乗って、早く目的地に着かないかとイライラする人もいます。
目的地に着いたら着いたで、そこでやりたいと思っていたことが。ずっと頭を離れず落ち着きません。
この人にとって、旅は苦行であり、ストレスの元になってしまうでしょうね。
また、のんびりと、景色や出会う人々や、乗り物さえも楽しんでいる人もいます。
旅の途中は、新しいことを発見するチャンスが一杯だし、いろいろな思い出もできることでしょう。
目的地に着いたら、やりたいと決めていたことを、思いっきり楽しむだけです。
この人にとっての旅は、心から楽しめるすばらしいものなのです。
そうですね。
今を、ただ生きることが、人生をすばらしいものにする秘訣なのですね。
リンゴの木を植えるときには……
何年後かに取れるはずのリンゴのことばかり考えていては、植える楽しみを十分に味わうことができません。
確かにリンゴの実が欲しいからリンゴのタネを植えるのでしょう。
でも、今はタネに水をやって、芽を出すのを待つ楽しみがあります。
リンゴの実に執着していれば、芽が顔を覗かせても、若木が大きく育っていっても、そのよろこびが台無しになってしまいます。
芽も若木も葉も、それはリンゴの実ではないのですから。
結果に対する執着を手放し、今、自分がやっていることを味わうことが、人生を楽しむ秘訣なのですね。
黄色を見ているときには……
テーブルの上に置かれた何本かのバナナ。
同じ房にある、同じような黄色でも、よく見てみると、1本ずつ微妙に色が違います。
その違いを感じようとすれば、今まで見えなかった黄色の豊かさに、気づくことができるでしょう。
どこにでもあるような、ありふれたバナナの黄色ですが、それを楽しんでみようと見るものには、生命の躍動や存在のユニークさが生き生きと伝わって
きて、心によろこびを与えてくれるのです。
でも、これはただのバナナだ、と何気なく見ていたり、、赤色ではない、青色でもない、と他のものと比較する目で見てみれば、黄色の豊かさ、バナナという存在への感動は、どこかへ消えてしまって、一生、心に届くことはありません。
味わっていますか?
あなたの目の前のもの、一緒にいる人を。
今、縁があってやっている仕事を。
そして、あなた自身の豊かさや輝きを。
まず、自分の存在を感じて楽しんでみる。
それが人生を幸せで満たすための秘訣なのですよね。
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2005年02月16日
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