「2005年2月」のアーカイブ

No.626 河盛好蔵

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「幸福を生む力はそれぞれの人の心の中にある」

– 河盛好蔵(フランス文学者)–

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雨が降っています。
せっかくの休日なので、どこかへ出かけようと思っていたのに、これでは家に居るしかありません。

窓から外を眺めながら、
「早く雨が止まないかな」
「何とかして、濡れないで外で遊ぶ方法はないものか……」
などと、朝からずっと、やきもきしています。

仕方がないので、本でも読もうとしましたが、部屋じゅうとても散らかっていて、読みかけの本がどうしてもみつかりません。
忙しくてずいぶん掃除をしていなかったことに気づきましたが、せっかくの休日を掃除で過ごすのは面倒だし、あまり気が乗らないのです。

それに、掃除をしても、すぐにまた汚れてしまうような気もします。
散らかった部屋は見苦しく、気分も重くなってきますが、そのままにしておきます。

そして、また外を眺めては、ため息をつきながら、「雨よ降り止め」と願っているのです。

……もしも、こんなことをしている人がいたとしたら、本当に時間を無駄にしていると思いますよね。

自分の力ではどうすることもできないのに、雨を降り止ませようとしてみたり、部屋を掃除すれば、すぐに気持ちが良くなるはずなのに、何もしようとしなかったり……

さっさと掃除をして、外は雨降りだということを受け容れて、本を読むとか自分ができることを楽しんだ方が楽だし、有意義な時間を過ごせるでしょう。

変えることができないものを変えようとがんばって、自分の力でできることをやろうとしないなんて、何てバカげているのでしょう。

……だけど、気がつかないうちに、同じようなことをしている人も多いようですよ。

「変えることができないもの」、といえば『過去』と『他人』です。

「あのとき、こうしていればよかったのに……」
「あの人は、どうして私の気に障ることばかりするのだろう」

そんなことばかりが気になって、悩んでいたりすることはないでしょうか。

「自分の力でできること」、というのは『夢に向かって一歩ずつ歩いていく』ということ、そして、『今、目の前に与えられたことに精一杯立ち向かう』ということです。

「どうせ、私には無理なんだ……」
「こんなことして、いったい何の意味があるんだろう……」

などとあきらめていたり、疑っていたりして、立ち止まったまま前に進めない、ということはないでしょうか。

今が辛くて苦しいのは、ひょっとしたら、それが原因なのかも知れません。
はじめに見たように、もっと楽に楽しく、有意義な時間をつくるためには、「変えることができないもの」を知り、「自分の力でできること」に、エネルギーを注ぐことですね。
まずは、今を受け容れてみましょう。
それが、すべてのスタートなのです。

そうすれば、いつかは必ず、「変えることができないもの」も、あなたの望むように変化し、「自分の力でできること」は、もっともっと大きくなっていくのです。

よろこび。
しあわせ。
たのしさ。

すばらしい未来を生み出す力は、ずっとあなたのなかにあったのですよね。

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プロフィール
大阪在住のライターです。
メルマガや超短編なども書いています。
慢性腎不全のため減塩生活中……

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