「2004年9月」のアーカイブ

No.549 野口英世

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 「自分で泣き言をいって絶望しているのは、成功を妨げ、そのうえ、心の平
  安を乱すばかりだ」

                 – 野口英世(医師・細菌学者)–

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過去に、こんな間違いをしてしまったから、私はダメな人間だ。
失敗してしまった、もう何もうまくいかないだろう。
いい学校を出ていないから、忙しくて時間がないから、誰も理解してくれないから……

マイナス要因ばかりを見ていたら、少しがんばればできるはずのことでも、できなくなってしまいます。
それに、そんなことを思い続けていたら、生きることも苦しくなってしまうでしょう。

確かに、失敗経験や自分に欠けているものは、前に進むための負担だと思えることもあるでしょうね。
 
でも、それがあるからこそ、今、自分という存在があるのではないでしょうか。
そして、そんな自分にしかできないことだってあるはずです。

……一見、マイナスに見えることでも、それがより良くなるために必要だということもあるようですよ。

先日、こんな話をお聞きしました。
日本人に花粉症などのアレルギーが増えたのは、身体のなかに寄生虫がいなくなったからだというのです。

ずっと昔から杉の木はありましたし、花粉も舞っていました。
それなのに、日本ではじめて花粉症だと診断される人が現れたのは、1960年代の頃のことです。

それがちょうど、国をあげての駆除の取り組みが進んで、寄生虫が、ほぼ絶滅してきた頃と一致するのだそうです。

まだ、その関連性が完全に認められているわけではないのですが、海外でも研究が進んでいるということですし、寄生虫は、花粉症だけでなく、他のアレルギーも抑えていた可能性もあるようです。

もちろんアレルギーと寄生虫感染は、どちらがいいかは意見が分かれるでしょうが、一見、マイナスだけに思えていた寄生虫だって、本当は、役に立ってもいたのですね。

また、納豆は大豆よりもすぐれているということも教えていただきました。
大豆は、良質の高タンパク食品で、肉などに比べてコレステロールもありません。
レシチンをはじめ、私たちの身体に良い栄養もたくさん含まれています。

ところが、あまり消化が良いとは言えず、十分に栄養が吸収できなかったり、アレルギーの原因物質(アレルゲン)も含まれるという欠点もあります。
その大豆を、納豆菌によって発酵させると納豆になります。
 
納豆は、消化もよくアレルゲンもなくなっています。
そして、大豆のままではなかった、良質の酵素やビタミンさえも発生しているということです。

納豆菌による発酵は、大豆にとっては、分解され形を変えられてしまうことなのですから、ある意味、恐ろしいものだと思えるかも知れません。
 
これも好みがあるでしょうし、人間の側からの見方ですが、一見ネガティブにも思えることが、さらに私たちにとっては、より良くなりもっと役に立ってくれることになるのですね。
 
苦しいとき、マイナス要因ばかりが見えてしまうとき、自分が情けなく思えるとき……

生きていると、ときに背中に重い荷物を背負わされてしまったような気がすることもあります。

でも、それはきっとあなたがもっと強くなるように、より良くなっていくために必要な刺激をくれているのではないでしょうか。

重くのしかかる負担だと思えていたのは、自分が勝手に余計なものまで背負っていたからなのですよね。

この世界は、私たちに背負いきれないような重荷を持たせることはないのですから。
 
いらないものを捨てて、身も心も軽くなって前へ進めば、ほら、どんどん元気が出てくるでしょう。

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プロフィール
大阪在住のライターです。
メルマガや超短編なども書いています。
慢性腎不全のため減塩生活中……

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