No.530 エマーソン
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「自分の後ろにあるもの、そして自分の前にあるものは些細なものである。
自分の内部にあるものに比べれば」
– エマーソン(アメリカの思想家)–
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背筋をピンと伸ばすと、気持ちもシャキっと引き締まります。
それに、まわりからは、気合が入っているように見えて、好感を持ってもらえるでしょう。
これは、確かなことです。
覚えておくと役に立つ、人間の身体のしくみですね。
でも、たとえば、大事な得意先からのクレーム処理などに行き、気難しそう相手と話をしているような場面を考えてみてください。
それも、どう考えても自分に落ち度はないはずなのに、一方的に責められている。
自分にとって、何の意味もないように思われてしまうこの瞬間、気を引き締めるため仕方なしに、背筋を伸ばさなければならないでいるとしたら、こんな苦痛はないでしょう。
……と思えば、同じ状況にいても、何とかこの難しい相手に誠実に対応して、うまくクレームを処理したい。
できれば次の取引にもつなげて行きたい、と心に決め、気合を入れるために、エイッとばかりに背筋を真っ直ぐに伸ばすのなら、どんどん力が湧いてくるような気がするでしょうね。
まったく同じ状況、同じ立場にいて、同じことをしていても、心の持ち方によって、自分を消耗させる苦しい時間を過ごすか、前向きに力を生みだすときになるか、結果は、全然違ってきてしまいます。
その時間が、無駄になってしまうか、大きな意義を持つことになるか、と言い換えてもいいですね。
よく、口グセのように、
「こんな仕事はしたくないんだけど、生活のために、仕方なくやっているんだ」
「本当は、やりたいことがあるんだけど、自分にはまだ無理だから、今は、別のことをしている」
などと言っている人がいますが、それが本心だとしたら、きっと今の仕事をしている時間は、苦痛でいっぱいの無駄な時間になっていることでしょう。
ポーズとして、言っているのだとしても、何度も口に出しているうちに、本当のことになってしまうかも知れませんよ。
なぜなら、心がいつも、『自分が望んでいないこと』に向いているのですから。
今、自分がやっていることに対して、「こんなことはやりたくない」「私には他にやりたいことがある」「こんなこと意味がない」、などと思いながら取り組んでいるとしたら、それは、いつも『自分が望んでいないこと』をやらなくてはならないことになり、辛い時間になってしまいます。
覚えておいてくださいね。
『今の自分の思いや態度が、自分の未来を創る』のです。
何をやっている、やっていない、という問題ではありません。
本当にやりたいことがあるのだけど、事情で、今はできていないのなら、それはそれでも構わないでしょう。
ただ、心を、「自分が望まない方」ではなく、「自分の望む方」へ向けていればいいのです。
そうすれば、何をやっていても、今、目の前にあることのなかに、意味のあることを見つけることができるはずです。
今まで自分がやってきたこと、そして、今、やろうとしていること。
それがたとえ、充分満足できるものではないといしても、「大したことはない」と言ってしまえば、それまでです。
でも、心の方向を、少し定めるだけで、どんな小さなことでも、今までやってきたこと、今、やっていることとても大切な要素になるのです。
それが、すばらしい自分の未来を創るのです。
さあ、「やってやろう!」と、自分の意思で背筋を伸ばして、今日も、前に向かって一歩ずつ進んでいきましょうよ。
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2004年08月31日
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