「2004年7月」のアーカイブ

No.521 ショーペンハウアー

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 「多く笑う者は幸福にして、多く泣くものは不幸である」

            – ショーペンハウアー(ドイツの哲学者)–

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車で取引先に向かう途中、交通渋滞に巻き込まれてしまいました。
あまり時間もないのに、まったく前に進まないのです。
 
「大事な商談があるのに……」
気持ちがあせって、時計ばかりに目が行きます。

こんなときには、イライラしてきて、
 「何で、渋滞なんかするんだ!」、
「こんなにたくさんの車なんて、走らなければいいのに!」
と、まわりに向かって腹をたてることもできます。

あるいは、
「自分は、いつもツイてない」
「結局は、うまくいかない運命なんだ」
などと、自分の不運を嘆き続けることも可能ですし、渋滞があることを考えていなかった自分を責めて落ち込むという選択もありますね。
 
または、
「どうして、もっと早く出発しなかったんだろう……」
と、過ぎ去った時を悔やんだり、
「きっと遅刻してしまって、この商談はダメになるだろうな」
と先のことに、心を砕くことだって可能です。

そして、私たちは、渋滞で車のなかにいる時間を、こんなふうに受け取ることだってできるのです。
「これは、いつも忙しい自分に与えられた特別な時間なんだ。リラックスして、今の自分を感じたり、楽しいことを考えたりしてみようか…… 
よし、この時間を大切にしよう」

渋滞で車のなかにいる時間。
どうやって過ごすかは、私たちの自由ですし、どうやって過ごしてもまったく同じだけ時間が過ぎていきます。

イライラしたり、怒ったり、嘆いたり、悔やんだり、心配したからといって、少しでも渋滞が緩和することもないでしょう。

だったら、少しでも豊かな時間を過ごすことに意識を向けてみてはいかがでしょうか。
そんなことを選ぶ自由も、私たちにはあるのですよね。
 
私たちは、辛いことや、苦しいことがあるから、不幸になるのではないようです。
 
自分を不幸だと思っている時間が長ければ長いほど、不幸になってしまうということなのですね。
 
逆に言うと、自分を幸せだと思っている時間が長いほど、笑って楽しく過ごすことが多いほど、幸せを感じることができるのではないでしょうか。

たとえ、どんな境遇にいようと、大きな苦悩を抱えていようと、この法則は同じことなのですね。

そう、『笑っている時間が長いほど幸せになる』のです。

大切なあなたの人生の時間。
どんなふうに過ごしても自由ですし、いつもいつも楽しい気分ではいられないかも知れません。

でも、この法則を思い出したときには、ちょっと一息ついて、笑顔をつくってみるようにしてみましょう。

そして、幸せな時間を、少しずつ広げていきましょうよ。

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プロフィール
大阪在住のライターです。
メルマガや超短編なども書いています。
慢性腎不全のため減塩生活中……

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