「2004年4月」のアーカイブ

No.502 武者小路実篤

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「まかぬ種子は生えぬと言うが、我等は不幸の種子をまかず、幸福の種子をまくように注意すべきである」

– 武者小路実篤(小説家)–

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宇宙へ飛び出すロケットは、地球の重力を超えるために、とても大きな推進力を必要とします。

燃料をどんどん爆発させることになるので、とてもたくさんの燃料を使います。
だから、ロケットのほとんどの部分は、数段階に分かれた燃料タンクになっています。
燃料を使い果たすたびに、ひとつずつタンクを切り離して、とにかく宇宙を目指して進んでいきます。

大気圏を抜ける頃には、多くの燃料タンクを使い切り、わずかな部分だけが宇宙に達することができるのです。
そう、地球を離れて遠い宇宙に達するには、それだけ大きなエネルギーが必要なのですね。

私たちも、大きな目標を達成するには、ロケットのように自分の身を削るような努力や気力を持ち続け、とにかく前に進んでいくことが大切なのでしょう。

う-ん、がんばらなくっちゃ。

……でも、同じ宇宙へ行くのにも、スペースシャトルというものもありますね。
これは、燃料タンクを積んだブースターが、本体のスペースシャトルを宇宙空間まで運んでくれるのです。

燃料を燃やして推進力を得ることは同じですが、燃料タンクを切り離しても、ブースターやスペースシャトルは何度でも地球と宇宙空間を往復できます。
他の力を借りることになるのですが、こちらの方が、楽に宇宙へ到達することができるようですね。

私たちも、壁にぶつかったり、一生懸命にがんばっているのに、なかなかうまくいかないときには、スペースシャトルのように、誰か他の人の力を借りてみてもいいかも知れません。

ロケットとスペースシャトル。

どちらがいいというわけではありません。
自分ひとりの力でがんばることが大事なときもあれば、誰かに助けられながら進んでいくことが必要なときもあります。

今の自分にとって、どちらが意味があるのかを感じてみましょう。
何かにこだわることなく、自分が楽な方を選びましょうよ。

……もちろん、ときには、人を助けるブースターの役も、ぜひ、してあげてくださいね。

桜を見に行きました。
満開の頃を、かなり過ぎていたので、花はかなり散ってしまっていました。
それでも、今年も桜の花は、私の目を楽しませてくれます。
風に舞い散る薄桃いろの花びらにも風情が感じられて、心が和みます。

ところが、近くで桜を見ていた人が、こんなことを言ったのです。
「もう桜も終わりだね。数日前に、来たときには、満開で本当にすばらしい眺めだったよ」

その一言で、私が見ていた光景が、少し変わってしまいました。
『満開の桜を見逃してしまった』
『もう少し早く見に来ていれば、もっと美しい桜を見ることができたのに』
そんな思いが湧いてきて、もうそのままの桜を楽しむことができなくなっていたのです。

ふと気づきました。
さっきと同じ桜が目の前にあるはずなのに、今見えているのは、満開で美しいときを見逃してしまった桜になっている。

満開の桜は、もちろん美しいでしょう。
見ておけばよかったでしょう。

だけど、今、目の前にある桜だって美しい。
比べる気持ちがなければ、最高に楽しめるはずです。

……ひょっとしたら、他にも同じようなことをして、ネガティブに感じていることもあるのではないでしょうか。
きっと、あるがままに見てみれば、この世界のすべてのものは最高にすばらしいのでしょう。

今日は、こだわることも、比べることも手放して、ただ、探してみましょうよ。

目の前のこと、知っている人、そして、あなた自身のステキなところを。
それを感じることが、幸せの種をまくことになるのですから。

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プロフィール
大阪在住のライターです。
メルマガや超短編なども書いています。
慢性腎不全のため減塩生活中……

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