「2004年2月」のアーカイブ

No.486 ジョージア・オキーフ

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「思うに、一番楽しい瞬間とは、結局のところ自分のなかのストレッチされたがっている部分を、自分でも知らずにストレッチしているときだ」

– ジョージア・オキーフ(アメリカの画家)–

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どうしても自転車のカギが見つかりません。

用事があって出かけようと思っているのに、これでは自転車に乗ることができないのです。

出かけなくてはならない時間は、どんどん迫ってきます。
一生懸命になって、心当たりのある場所を探しますが、すべて徒労に終わります。
間に合わなかったらどうしようと、気がせいてイライラしますが、どうしようもない。

仕方ないとあきらめて、歩いて出かけることにします。
ちょっと疲れるし時間はかかりますが、少し早足で行けば、何とか間に合うでしょう。

そして、用事を終えて帰ってきたときに、思いがけないところに、自転車のカギがあるのが目に入ってきたりするのです。

あんなに一生懸命に探しても見つからなかったのに、忘れた頃になって、とても簡単に見つかるもの。
あなたも、そんな経験をしたことがあるのではないでしょうか?

そんなときのことを思い出してみてください。
「自転車のカギがない!」といってイライラしたり、悩んだり、落ち込んだりしたところで、見つからないときには、どんなに必死になっても見つからないですよね。

でも、「何とか見つけよう」という気持ちに、ちょっと距離を置いたり、気にしないようにしたり、あきらめたりしてみると、いつかは必ず見つかるものです。

それに、カギのことで一杯になった頭を、少し落ち着かせて考えてみれば、必ずしもカギが必要ではないことに気づいたりします。

歩いたり車に乗ったり、誰かに自転車を借りたりすることもできるでしょう。
絶対に、今、自分の自転車に乗らなくてはならないのなら、カギを壊すという手だってありますよね。

探しているものが見つからないときには、イライラしたり、悩んでも仕方がない。
探しているものから、ちょっと距離をおいてみたり、あきらめたり先延ばしにしてみると、ひょっと、探しているものが見つかることもある。

もし、見つからないとしても、それにこだわる気持ちを手放してみれば、他にもいろいろな可能性が見えてくる。

これは、私たちの人生だって同じなのではないでしょうか。

何かに悩んで苦しむこともあります。
その状況をどうにかしようと、一生懸命にがんばりますが、なかなかうまくいきません。

そうなると、ますます悩みが深くなり、落ち込んでいってしまいますね。
でも、先ほど見たように、そんなときこそ物事に距離をおいたり、何とか解決しようという気持ちを手放したり、放っておく方がいいのでしょう。

何とかしようとあせっても、いくらがんばっても、ダメなときはどうしようもないのです。

今は、きっと時間が必要なのでしょう。
あるいは、時期ではないのかも知れません。

そんなふうに、悩んだり苦しんだりする気持ちから自由になってみると、忘れた頃に事態が好転したり、思いがけない解決法が思いついたりすることもあるでしょう。

だって、悩んだり苦しんだりしたのは、自分が何かにこだわる気持ちがあったからですよね。

「こうならなければならない」
「こうあるべきだ」
「こんなことは、あってはいけない」

そんな気持ちを手放したときが、私たちが、ひとつ大きくなったときなのです。

悩んだり苦しんだりするときは、心がもっと楽になろうとストレッチしているとき。
ゆっくりと、自然に、自由に、のびのびとストレッチさせてあげましょうよ。

あなたは、悩むためではなくて、もっともっと生きることを楽しむために、この世界に生まれてきたのですから。

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プロフィール
大阪在住のライターです。
メルマガや超短編なども書いています。
慢性腎不全のため減塩生活中……

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