No.456 ラ・ロシュフコー
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「自分自身を信頼すれば、他の多くの事柄に対する信頼が生まれる」
– ラ・ロシュフコー(フランスの思想家)–
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「とても面白いから、絶対に見た方がいいよ」 と友人に誘われて、映画を見に行きました。
その友人は、ストーリーのタネ明かしをしない程度に、どんなところが楽しいのかとか、こんな興味深いシーンがあるよとかを、こと細かく教えてくれたのです。
見に行って大正解。
友人が言ったとおり、見どころがいっぱいで最後まで楽しむことができました。
そこで、次の日に会った別の友人にも、その映画を勧めてみました。
「ああ、その映画ならもう見たよ。つまらない映画だったね」
意外なことに、彼はそんなことを言うのです。
「だって、ストーリーにこんな矛盾があるし、あそこであの人が出てくるなんて、都合すぎるよ。それに……」
と、彼は、なぜつまらなかったのかを、細かく教えてくれました。
しかし、そんな矛盾や都合よすぎるシーンは、あまり私の記憶に残ってはいなかったのです。
また、彼は、私が伝えた興味深いシーンや感動する場面については
「そんなシーンあったけなあ」
と首をひねります。
聞いてみると、彼は、前もってある雑誌で、この映画の問題点を指摘している映画評を読んでいたそうです。
ひょっとしたら、それが頭に残っていて、彼には問題のあるシーンばかりが印象に残ったのではないでしょうか。
逆に私は、映画の面白いところを聞いていたので、それを期待して見ていました。
だから、面白いシーンばかりを見て、楽しめたのでしょうね。
『面白いと思ってみるか、つまらないと思ってみるか』
まったく同じ映画を見たはずなのに、友人と私では、見ていたものが全然違っていたようですね。
「いくら努力しても、うまくいかない」
「一生懸命がばっているのに、いつも失敗してしまう」
と嘆いている人は、「人生は、思うようにいかないものだ」という信じ込みがあるのかも知れませんね。
そんな思いを持って、人生という映画を見ると、「思うようにいかない」シーンばかりが見えてくるのです。
たとえ、うまくいったり、成功したりしていても、そんなシーンは、見逃してしまっているようです。
努力しても一生懸命にがんばっても、本当にいつも失敗ばかりだったのでしょうか?
小さな成功、思いがけずうまくいったことが、今まで、ただの一度もなかったということはないでしょうね。
それを、受け入れてみれば大きなチャンスになったかも知れないのに、「どうせ偶然だよ」とか思いながら、見過ごしてしまい、結局、大きな成功をつかむ機会も見逃したのかも知れません。
その人には、うまくいっているよりも、失敗している自分の姿がよく見えるのですから。
「自分は、何をやってもダメだ」
「私には、才能もお金もないから夢を実現できない」
と思っている人も、自分のいいところ、すばらしい可能性を見過ごしているかも知れませんよ。
一度、「自分はできる」「何をやってもうまくいく」そんな思いを持って、自分を見てみてはいかがでしょうか。
あなたの映画は、きっと元気が出るシーンが満載のはずですよ。
「生きていることが楽しくない」
「私は不幸だ」
そりゃ、そんな思いを持って映画を見ていれば、楽しくない不幸な場面ばかりが見えるでしょうよ。
よくできた映画は、ときには悲しく辛いシーンもありますが、必ず主人公は苦難を乗り越え、成長し、ハッピーエンドを迎えるのです。
どうせなら……
「自分を信頼して、この世界すべてが幸せに満ちあふれている」
そんな思いを持って映画を見てみませんか。
せっっかく機会を与えられて見ている映画なのですから、もっともっと楽しまなくっちゃソンですよね。
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2003年10月20日
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