「2003年10月」のアーカイブ

No.456 ラ・ロシュフコー

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「自分自身を信頼すれば、他の多くの事柄に対する信頼が生まれる」

– ラ・ロシュフコー(フランスの思想家)–

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「とても面白いから、絶対に見た方がいいよ」 と友人に誘われて、映画を見に行きました。

その友人は、ストーリーのタネ明かしをしない程度に、どんなところが楽しいのかとか、こんな興味深いシーンがあるよとかを、こと細かく教えてくれたのです。

見に行って大正解。
友人が言ったとおり、見どころがいっぱいで最後まで楽しむことができました。

そこで、次の日に会った別の友人にも、その映画を勧めてみました。

「ああ、その映画ならもう見たよ。つまらない映画だったね」
意外なことに、彼はそんなことを言うのです。

「だって、ストーリーにこんな矛盾があるし、あそこであの人が出てくるなんて、都合すぎるよ。それに……」
と、彼は、なぜつまらなかったのかを、細かく教えてくれました。

しかし、そんな矛盾や都合よすぎるシーンは、あまり私の記憶に残ってはいなかったのです。

また、彼は、私が伝えた興味深いシーンや感動する場面については
「そんなシーンあったけなあ」
と首をひねります。

聞いてみると、彼は、前もってある雑誌で、この映画の問題点を指摘している映画評を読んでいたそうです。
ひょっとしたら、それが頭に残っていて、彼には問題のあるシーンばかりが印象に残ったのではないでしょうか。

逆に私は、映画の面白いところを聞いていたので、それを期待して見ていました。
だから、面白いシーンばかりを見て、楽しめたのでしょうね。

『面白いと思ってみるか、つまらないと思ってみるか』
まったく同じ映画を見たはずなのに、友人と私では、見ていたものが全然違っていたようですね。

「いくら努力しても、うまくいかない」
「一生懸命がばっているのに、いつも失敗してしまう」

と嘆いている人は、「人生は、思うようにいかないものだ」という信じ込みがあるのかも知れませんね。

そんな思いを持って、人生という映画を見ると、「思うようにいかない」シーンばかりが見えてくるのです。
たとえ、うまくいったり、成功したりしていても、そんなシーンは、見逃してしまっているようです。

努力しても一生懸命にがんばっても、本当にいつも失敗ばかりだったのでしょうか?

小さな成功、思いがけずうまくいったことが、今まで、ただの一度もなかったということはないでしょうね。

それを、受け入れてみれば大きなチャンスになったかも知れないのに、「どうせ偶然だよ」とか思いながら、見過ごしてしまい、結局、大きな成功をつかむ機会も見逃したのかも知れません。

その人には、うまくいっているよりも、失敗している自分の姿がよく見えるのですから。

「自分は、何をやってもダメだ」
「私には、才能もお金もないから夢を実現できない」
と思っている人も、自分のいいところ、すばらしい可能性を見過ごしているかも知れませんよ。

一度、「自分はできる」「何をやってもうまくいく」そんな思いを持って、自分を見てみてはいかがでしょうか。

あなたの映画は、きっと元気が出るシーンが満載のはずですよ。
「生きていることが楽しくない」
「私は不幸だ」
そりゃ、そんな思いを持って映画を見ていれば、楽しくない不幸な場面ばかりが見えるでしょうよ。

よくできた映画は、ときには悲しく辛いシーンもありますが、必ず主人公は苦難を乗り越え、成長し、ハッピーエンドを迎えるのです。

どうせなら……

「自分を信頼して、この世界すべてが幸せに満ちあふれている」
そんな思いを持って映画を見てみませんか。

せっっかく機会を与えられて見ている映画なのですから、もっともっと楽しまなくっちゃソンですよね。

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プロフィール
大阪在住のライターです。
メルマガや超短編なども書いています。
慢性腎不全のため減塩生活中……

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