No.457 サラ・ベルナール
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「自分を使うことで、私達は豊かになる」
– サラ・ベルナール(フランスの女優)–
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「真面目に生きなさい」
「正しく生きなければならない」
それが大切だと、私たちは教えられてきました。
「人には、思いやりの気持ちを持つべきだ」
「まわりの人たちの役に立つ存在になりなさい」
そんなことも、学んできました。
ところが、
「楽しく生きなさい」
「もっと幸せになりなさい」
ということは、誰も、ちゃんと教えてくれなかったのではないでしょうか。
なぜかというと、多くの人は、「楽しく生きること」や「幸せになることは、真面目に生きたり、正直でいるということの反対だと思っているからです。
それに、自分だけが楽しく、幸せでいることは、他の人の苦しみから目を背けていることであり、もっと誰かの役に立つことをしなければならない義務を放棄していることでもあるようです。
だから、うれしいことや幸運なことに出会って、幸せを感じても、すぐにどこかで後ろめたくなってきたりします。
何かを楽しんでいるときにも、「こんなことをしていてはいけない」という気がしてきたりします。
新聞やニュースを見れば、世界中の悲惨な出来事が報道されています。
今も地球上のどこかで、戦争や飢えに苦しんでいる人たちが大勢いるというのに、どうして自分だけが笑って過ごせるのでしょうか。
地球の環境も危うく、絶滅寸前の動物たちも放っておくことはできません。
国内に目を向ければ、殺人事件、交通事故、強盗、ホームレス問題もあれば、差別や経済問題で辛い思いをしている人たちもいる。
こんな世の中で、どうして自分だけが楽しく、幸せになれるのでしょうか。
……そんな思いが、毎日私たちに襲いかかります。
もちろん、「楽しく生きたくはない」とか「幸せになってはいけない」などと意識的に思っている人はいないでしょう。
でも、無意識の世界では、「楽しく生きる」の代わりに「正しく、真面目に生きる」ことを、「幸せになる」ことではなく、「まわりに気を使い、役に立つためにがんばる」ことを選んでいるようです。
でも、本当は、「正しく生きる」「真面目に生きる」ということは、けっしてしかめっ面をして気を引き締めて生きる、ということではないようです。
そして、自分を抑えて、まわりの人のために動くことだけが、世界に貢献することでもありません。
考えてみてください。
はたして、自分がどんな状態でいたら、まわりの人の役に立つのでしょうか。
一生懸命、歯を食いしばってがんばる。
しかめっ面して、真面目に正直であろうとしている。
自分の幸せや楽しさを犠牲にして、他の人に尽くそうとしている。
確かに、そんな姿が人の心を打ち、多くの人のためになると言う人もいるでしょう。
しかし、もっと簡単にまわりの人に貢献できる方法があります。
さらに、その方法が伝染していくことによって、この世界全体の役に立つとしたらどうでしょうか。
それは、「自分が楽しく生きること」「幸せになる」という方法です。
しかめっ面をしている人の傍にいれば、いつしか自分もしかめっ面になってしまいますし、楽しそうな人の近くにいれば、自分も楽しくなっていきます。
どちらが、まわりに貢献していることになるのでしょうか。
さらに、楽しくなった人は、他の人へも楽しさを分かち合い、その輪がどんどん広がっていくはずです。
ただし、そのためには、多くの人たちが、
「私も楽しく生きてもいいんだ」
「もっと幸せに生きなければならない」
ということを受け容れる必要がありますね。
これも簡単なことです。
まず、あなたから受け容れてみればいいのです。
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2003年10月23日
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