No.458 エレン・スー・スターン
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「私達に必要なのは、自分の本質にあるフィーリングを信じること」
– エレン・スー・スターン(アメリカのコラムニスト)–
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紙を1枚用意して、左半分に適当な大きさの円を描いてみてください。
うまくまん丸の円が描けましたか?
では次に、紙の右半分に、もっとまん丸になるように、もうひとつ円を描いてください。
2つの円を見比べてみると、当然、後から描いた方が、うまく描けているはずですよね。
はじめに描いた円が「悪い円」
後で描いた円が「いい円」
と考えることができますが、はじめの円は、はたしてどこが「悪い円」なのでしょうか。
「ちょっと歪になっている」
「全体的なバランスが良くない」
「書き始めと最後の線のつながりが悪い」
よく見てみれば、いろいろ理由が見つかるようですね。
「いい円」は、どこが優れているのでしょうか。
「丸くなるように描けている」
「バランスが取れている」
「線がつながっている」
はじめの円との比較で、いいところが目につきますよね。
でも、もっとよく見てみてください。
本当は、はじめに描いた円が「いい円」で、後のは「悪い円」だったのです。
信じられないかも知れませんが、そう思って2つの円を、もう一度よく見てください。
後に描いた円は、どこが良くないのでしょうか。
そう言われて見てみると……
「そう言えば、小さくまとまっている感じがして味気ない」
「まん丸に見えたけど、少しだけゆがんでいるのが気になる」
などと、今まで気づかなかったことが見えてくるのではないでしょうか。
すると不思議なことに、「いい円」については、この逆で、
「バランスが悪いけど、勢いがある」
「何となく味がある」
と、さっきまで欠点だと思っていたことが、良い点だと思えてくるのです。
今度は、紙をふたつに切って、円をひとつずつ見てみましょう。
そう、両方とも「いい円」です。
比較して見ることをしないで、それぞれがすばらしいんだと思えば、2つとも独自の個性が感じられ、それぞれユニークなすばらしさを感じられますよね。
紙をもう一枚用意して、左半分に、あなたの欠点、イヤなところを思いつく限り、書き出してみてください。
自分に対して、どんなところがダメだと思っているのですか?
どこが欠点だと感じていますか?
そこに書かれているものを見返してみると、誰かとの比較、何かと比べて、普通より劣っているから、というものばかりだということはないでしょうか。
その紙の左半分は、大きく×印をつけて、破って丸めてゴミ箱に捨ててしまってください。
残った右半分には、自分のいいところを書きましょう。
「私は、私自身だからすばらしい」
そんな思いで、自分を見てみると、今まで気づかなかった、いろいろなことが見えてくるはずです。
誰かとの、何かとの、あるいは普通との比較ではない、自分の個性、いい面、好きなところ……
自分のいいところを書いた紙は、大切にとっておいて、新たな発見があるたびにリストに加えていきます。
そして、ちょっと落ち込んでしまったり、自信を無くしたりしたときに見返してみると、いいかも知れません。
どんなに落ち込んでいるときでも、あなたのユニークな個性、すばらしさは、どこかへいってしまったのでも、輝きを失ったのでもありません。
ただ、自分を見る目が、何かと比べる目になっていただけなのでしょう。
リストは、ちゃんと自分のすばらしさを教えてくれていますよ。
私たちに本当に必要なのは、その自分独自のすばらしさを、楽しみながら生きるということなのですよね。
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2003年10月27日
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