No.442 バージニア・サター
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「人生に、あるべき形などない。人生はあるがまま。
あなたのかかわり方によって、それは変わってくるのだ」
– バージニア・サター(アメリカのセラピスト)–
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人間関係で、悩みを感じているとしたら、いちばん手っ取り早い解決法は、
「相手を受け入れる」、ということではないでしょうか。
たとえば、会社の上司が、全然、意見を聞いてくれない人だったとします。
職場の環境を、今よりもっとよくするために、思い切って提案をしてみても、聞いてくれないどころか、頭ごなしに否定される始末。
当然、悔しくて腹が立ってきますね。
いつもこんな感じで、こんな上司の元で仕事をしたくないと、会社へ行くのも気が重い……
こんなとき、その上司を、「この人は、意見を聞いてくれない人だ」と、あるがままに受け入れてみるのです。
「上司は、私の意見を聞くべきだ」
「この提案の通りにすれば、もっとよくなるのだから、話を聞いて採用した方がいい」
そんな思いを持っているから、失望したり、怒りが湧いてきたりするようです。
もともと意見を聞いてくれない人だと思っていれば、聞いてくれなくてもあまり腹も立ちませんね。
「いや、そんなことはない。上司だって、人間なんだから、話し続ければ、いつかはわかってくれるはずだ。こちらの気持ちが大切なんだ」
そう思う人も、いるでしょう。
もちろん、話し続けて、理解してくれれば最高ですね。
熱い思いは、いつかは相手に伝わるかも知れません。
でも、そんな見方をしているかぎり、上司に話そうとするたびに、嫌な思いを味わうことになってしまうでしょう。
それよりも、
「いつかはわかってくれるかも知れないし、わかってくれないかも知れない」
ということを受け入れた方が、楽になるのではないでしょうか。
その上で、それでも、職場の環境をよくしたいと思うのなら、聞いてくれないとわかった上で、意見を言い続けたり、他に方法はないかと考えたり、自分のできることをすればいいのです。
(そう切り替えたとたん、上司の態度が変わるということも、よくあることですが……)
また、
「あの人のことが、どうしても嫌いで、絶対に受け入れることなんてできない!」
と思う人もいるでしょう。
「受け入れる」というと、相手を全面的に好きになったり、すべてを愛さなければならない、と思う人が多いようですが、そんなことはありません。
別に好きになったり愛したりしなくても、良いところも嫌なところも含めて、「そんなものなんだ」と認めるだけで、相手との関係が、とても楽に感じるのです。
他にも、「えこひいきをする」「態度が悪い」「でしゃばりだ」「やる気がない」「意地悪だ」と、気に入らない人は、たくさんいるでしょう。
それも、「そんなものなんだ」と思うところから、気持ちが楽になり、自分のできることに、力を入れることがスタートできるのです。
この方法は、自分との関係についても、同じ事が言えるようです。
生きることを、ちょっと窮屈に感じていたり、自分が好きになれない、という人は、今の自分を、「そんなものなんだ」と受け入れてみてはいかがでしょうか。
あることが、できる・できない。
今までやってきたこと、できなかったこと。
自分の容姿、性格、考え方。
……決して、好きになる必要はありません。
すべて、「そんなものなんだ」と思うのです。
「~ができなければならない」
「~でなければならない」
そう思うから、そうなっていない自分を否定してしまうのですよね。
「自分とは、そんなものなんだ」
と受け入れてみれば、別に苦しむことはありませんね。
その上で、自分のできること、したいことをやっていけばいいのです。
そういえば……
「人生は、思うようにはいかないものだ」ということを受け入れないで、思うようにならない、と悩んだり苦しんだりしている人って、結構多いような気がしませんか。
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2003年08月25日
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