No.811 スティーブン・ライト

No.811 スティーブン・ライト

西尾和美の アダルトチルドレン 癒しと回復のためのセルフスタディキット

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「人はすべてを手に入れることはできない。
それを、どこへ置こうというのか?」

– スティーブン・ライト(アメリカの作家)–

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……欲しいものをみつけました。

それを左手で掴みます。
離さないように、がっちりと掴みます。

このとき右手は自由ですから、ご飯を食べたり、文字を書いたり、ボールを投げたり、何でもできます。

もうひとつ、ステキなものをみつけたとします。

持っていたものを手離してから左手で掴めば、さっきと同じように右手でいろいろなことができるでしょう。

だけど左手に持っているものも欲しいし、新しいものも手に入れたい。
どうすればいいのでしょうか?

たとえば、左手のものをしっかり握ったまま、新たなものを右手に掴んでみます。

確かにふたつのものを同時に手にすることはできます。

でも、両手が塞がっているので、食べたり書いたり投げたり、その他のことを自由にすることは難しくなるでしょうね。

さらに、もっと欲しいと思えるものが目の前に現れたら?

肩に担いでみましょうか。
腕で抱えてみましょうか。
背中に乗せてもみましょうか。

欲しいもの、手に入れたいものを持てば持つほど不自由になってしまいそうですね。
がんじがらめになって、身動きもできなくなってしまいそうですね。

この問題を解決する簡単な方法は、ただひとつです。

今持っているものをすべて手離して、自分がいちばん欲しいと思うものだけを掴むことです。

成績が良くなりたいと思っています。

そのためには、今よりもっと勉強する時間を増やせばいいということは、わかっていますよね。
あるいはもっと集中して効果的な勉強をするか。

欲しいものを掴むためにやることがハッキリしているので、あまり迷いや悩みを感じることはないでしょう。

ところが、同時に、もっと友達と遊びたいとか、趣味の時間がもっと欲しいとか思ったとします。

欲しいものがもうひとつ出てきました。

両方とも掴もうとすると不自由になります。
がんじがらめになり、身動きがとれなくなります。

解決方法は、どちらかを手離して、とりあえず今はひとつのものだけを握りしめるということでしたね。

勉強する時間を増やすか、遊ぶ時間を確保するか。

もちろん、両立できる場合、つまり、ふたつのものを片手に掴むことができる力のある人は、この限りではありません。
というよりも、そんなときには、迷いや悩みを感じすらしていないでしょうね。

これはひとつの例ですが、迷ったり、苦しんだり、悩んでいたり……

そんなときは、いくつものものを同時に持とうとしていることが多いのかも知れません。

……さあ、あなたもそろそろ、もっと自由になってもいいのではないでしょうか。

『苦しくて身動きできなかったら、何かを手離してみる』

きっと覚えておいて損はない、人生の公式だと思いますよ。



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2008年02月27日 コメントは受け付けていません。 | トラックバックURL |

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プロフィール
大阪在住のライターです。
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