No.714 レスター・レヴェンソン

No.714 レスター・レヴェンソン

西尾和美の アダルトチルドレン 癒しと回復のためのセルフスタディキット

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「この世で遭遇している出来事が気に入らないとすれば、意識のあり方を変えるだけでいい――そうすれば、世界の方もそれに合わせて変わってくれるのだ」

– レスター・レヴェンソン(アメリカの作家)–

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夢や望む目標があるのに、思うように前に進んでいけない。
チャレンジしてみたいことがある、思い切って新しいことをはじめたいと思っているけれど、なかなか一歩を踏み出せない。

そんな人もいらっしゃるのではないでしょうか。

何があなたが夢を叶える邪魔をしているのですか。

時間がない、お金がない、自信がない、タイミングが悪い……

いろいろと理由はあるでしょうが、私が知っているなかで、いちばんたくさんの答えが、
『どうすれば、夢が叶うのかわからない』
というものでした。

これは、きっと、夢を叶えたり、目標を達成するためには、あらかじめ、「うまくいく方法を知っておかなければならない」、という思い込みなのでしょう。

実は、もし、そんな方法がわかっているのなら、クヨクヨと悩む前にはじめているでしょうから、これは意識の深いレベルでの、未知の世界からの逃避だとも考えられます。

遠い遠い昔からの記憶で、生き延びるためには、多少の不満はあっても、今の環境を変えないことがいちばんだと、潜在意識は知っているのです。

この防衛本能は、ジャングルやサバンナで生き残るためには、役に立つでしょうが、今の私たちの状況に必要かどうかはわかりませんね。

本当は、夢を叶えるために必要な条件や、知っておかなければならないことなどないのです。
夢を持つということは、必要はものを、あなたはすでに持っているということなのですから。

だから、前に進むことを妨げている思い込みを変えてみるだけで、世界の見え方も変わってくるかも知れませんよ。

以前にも書いたことがありますが、昔に受けたセミナーにこんな内容がありました。

会場のなかに、10メートルほどの幅で平行なラインがひかれます。
参加者全員は、一方のライン側に集められ、ひとりずつ、向こうのラインへ移動するように伝えられました。

ただし、ひとりひとりが、違った方法で渡らなければならない。
たとえば、ひとりが「普通に歩いていく」という方法を使えば、他の人は、別のやり方で歩いていかなければなりません。

そのときいた参加者は、50人ほど。
全員が、「歩いていくのに、50通りもあるのだろうか……」、「せいぜい10個くらいしか思いつかないぞ」と一様に不安な表情をうかべていました。

ひとり目が、『普通に歩く』というやり方で進んだ後、次の人は、『後ろ向きに歩く』で向こうのラインに渡りました。
次の人は、『逆立ちで』、その次の人は、『ケンケンで』
誰かが『手をあげながら』と右手をあげるいう方法を使うと、次の人は、「さっきの人とは違う手をあげればいいだろう」ということで『左手をあげて』渡り終えます。

『おんぶをしながら』と『おんぶをされながら』といっぺんにふたりが渡れる方法を考えた人もいて、何とか50人全員が渡りきり、我々一同は安堵のため息をつきました。

ところが、講師は、「では、今度は、また今までとは違った方法で、こちら 側まで帰ってきてください」と告げたのです。

一瞬のざわめきのあと、誰かが『全力疾走で』渡り、次の人も『四つんばい』で、そのまた次の人は、『回転しながら』

全員がまた、もどのライン側に戻りましたが、まだ終わりではありませんでした。

講師が、もう一度、向こう側へ移動しろと言ったのです。
そのころには、いつの間にか私たちも、このゲームに熱中していました。

「もう他にやり方はないだろう……」と追いつめられても、自分の番が来ると、きまって何か新しい方法が出てくるのです。

一生懸命考えても、どうしようもなときには、「手をつないで渡る」など、誰かが助けに来てくれます。

結局、我々は、全部で500通りもの方法で移動することに成功しました。

そして、実感したのです。
「やり方など問題ではない。
向こう側に渡るには、まず、向こう側に渡ろうと決めることが肝心なのだ」

そう、何かを変えるために、夢を叶えるために、必要なことは……
あなたが『決める』ということだけなのですよね。



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プロフィール
大阪在住のライターです。
メルマガや超短編なども書いています。
慢性腎不全のため減塩生活中……

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