No.705 マルクス・キケロ
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「困難が大きければ大きいほど、栄光も大きい」
– マルクス・キケロ(代ローマの政治家)–
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以前にも書いたことがあるのですが……
最近、また痛感していることがあります。
もう、ずいぶん前のこと。
テレビに接続するゲーム機が発売され、ドラゴンなどの悪者を退治して世界を守るという、ロールプレイング・ゲームが流行したときのことです。
私も早速、ゲーム機を買い、すでにやり終わった友人から、ロールプレイング・ゲームのソフトを分けてもらうことができました。
親切にも、友人は、そのゲームのガイドブックも一緒に手渡してくれたのです。
ガイドブックには、武器やアイテムの隠し場所や手に入れる方法、次のエリアへの近道などが事細かく解説されていました。
私は、ガイドブックを広げながら、楽しくゲームを進めていきました。
なにしろ、アイテムを探すのに、村や草原をあちこち歩き回らなくてもいいのです。
敵と出くわして、いちいち戦わなくても、楽々と次のエリアに進んで行くことができる、近道もわかっているのです。
「コリャ楽だ。楽しいゲームだ」
とばかりに、どんどんとゲームを進めていきました。
楽しく、どんどんと。
迷うこともなく、戦うこともなく、苦労もすることもなく、どんどんと……
そして、あっという間に。最後のエリアである島へたどり着きました。
あとは、この島のお城にいるはずの最強のボス・ドラゴンをさえ倒せば、ゲームをクリアできるのです。
……ところが。
最後のお城を目の前にして、私が操るゲームのヒーローは、にっちもさっちも行かなくなってしまいました。
そう、この島は、さすが最後のエリアだけあって、巨大で強力な敵たちが、うじゃうじゃといるのです。
さすがにガイドブックにも、これらの敵キャラをかわして、先に進む方法は書いてありません。
ゲームクリアには、これらの強い敵を倒していかなければならないのです。
しかし、私のヒーローときたら、今までろくに戦ったこともないので、敵を倒すごとにたまっていくはずの経験値がほとんどありません。
なので強さのレベルは、ゲーム開始時からあまり上がっていないのです。
武器だって、最強レベルのものを持っているのに、鍛えられていないので、使いこなすことすらできません。
最後の敵がいるお城を目の前にして、なかに入ることすらできなかったのです。
仕方なく、私は、ゲームをもう一度はじめからやり直さざるを得なくなってしまったのです。
でも、今度は、なるべく多くの経験値を積めるように、多くの敵と戦うようにしました。
また、近道ばかりして、通り過ぎていた場所へ行ってみたり、いろいろな人たちと会話するようにしてみたり。
そして、本当にゲームを楽しめたのは、そのときのようでした。
……苦しいとき、迷いや悩みがあるとき、何か辛い出来事があるとき。
何で自分だけがこんな目にあわなければならないんだとか、もっと別な道を進んでいたらとか、考えたり。
こうなることがわかっていたら、あのときああしてれば、などと後悔したり。
ついついそんなことを思ってしまいがちですね。
だけど、そんなときこそが、私たちが経験値を積んで、ひとまわり大きくなれるチャンスなのかも知れません。
苦しければ苦しいほど、得るものの大きいのでしょうね。
そう思って、目の前にある困難も楽しんでみましょうよ。
今、これを読んでいるあなたに、そして、私自身にも……
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2006年10月20日 コメント&トラックバック(1) | トラックバックURL |
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キケロの名言
困難が大なれば大なるほど栄光は大なり
by キケロ
◆説明
┣困難が大きければ大きいほど、それを乗り越えた時の喜びも大きく、得る栄