No.704 ボルテール

No.704 ボルテール

西尾和美の アダルトチルドレン 癒しと回復のためのセルフスタディキット

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「自由であろうと望んだ瞬間に、人は自由となる」

– ボルテール(フランスの小説家)–

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私たちは悪をなす自由があるし、人を殺すことが役割だという人もいる。

……などと言ったら、
「???」
という感じでしょうか。

もちろん、私も、悪ではなく人のために善をなすことが大切だと思いますし、人を殺めるなどの凶悪犯罪は、この世界に存在しないことを願っています。

でも、この世界に生まれてきた私たちには、「自由」というものが与えられています。
どんな道でも、自分で選ぶことが許されているのです。

まあ、こんな考え方もあるものだ、くらいに思ってくださいね。

神様の存在を信じている人にとっての、最大の疑問は、
『神が人を創造したのなら、どうしてすべての者が、良い方向を志すように生み出されなかったのだろうか。
どうして、悲惨な戦争や、悪事を働く人を生かしているのだろうか』
ということではないでしょうか。

その答えは、最終的には「私たちには自由があるから」ということになるのかも知れません。

神がこの世界や人を創造したかどうかは別として、もしも、すべての人の存在が、ただ善という方向に進むために、労わりと慈しみを持ち世界を明るくするためにあるとしたら、そんな不自由なことはありません。

進むべき方向が決められていることになるのですから、その方向以外には進むことができなくなってしまいますね。

もちろん、私たちの魂の志向は、善や平和、穏やかな世界だということはできます。
しかし、それが善なのかということは、悪という存在がないと知ることができません。

今が平和かどうかは、かつて味わった不安や恐怖があるからこそ、わかるものです。
この世界は、私たちは、さまざまなことを味わう場だとお伝えしました。

平和や幸せ、善に関しては、ある意味、私たちは、もうすべてを知り尽くしているのです。
かつては、いつも平和のなかにいたから、それが平和なのかどうかなんて、考えることもしていなかったのです。

だから、私たちには、悪を犯して深い慙愧の念にかられることで、多くのことに気づくという自由もあります。
また、そんな役割の人がいるから、辛い体験を味わう人たちもいるし、平和の大切さを改めて痛感することもあるのです。

だからといって、罪が許されるわけではありません。
肉体の罪は、法によって裁かれて刑を受けることになります。

魂の罪も、やはり罰を受けることになるのです。
それはそれで、また意味のあることなのです。

これはまた別のお話になるので、ここでは深くは触れませんが、知っておいていただきたいのは、私たちに与えられている「自由」は、けっして狭い範囲に限ったものではないということです。

また、単にネガティブ体験をするためにあるのでもありません。 私たちは、どこにでも行く自由があるし、何でもする自由があるのです。

でも、自由を考えすぎて、自分を不自由にしている人もけっこういるようです。

これはダメ。
こんなことをしてはいけない。
それは間違っている。

そんなことを思ってしまう瞬間に、それは本当の自由ではなくなっていまします。

そりゃ、肉体を持っている以上、制限や従わなければならない社会のルールがあるでしょう。
それは、それで必要なことなのでしょう。

それでも、本当は私たちは、「何でもあり」の存在なのです。
魂が望む、どんなことでもできる自由があるのです。

自分で創りだした不自由で、自分を裁いたり規制したりするのはやめましょう。

過去に行ったすべてのことは、あなたに自由があったからだと信じてみましょう。

自分を、自由という広大な世界に解き放つのです。
ただそれを頭の片隅に置いておくだけで、生きるのが楽になる方も多いのですよ。



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プロフィール
大阪在住のライターです。
メルマガや超短編なども書いています。
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