No.059 ガードルード・スタイン
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「彼らではなく、私自身の声に従わせてちょうだい」
– ガードルード・スタイン(米国の作家)–
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中国の説話です。
ある日、兄弟がロバを引いて歩いていました。
すると、通りがかりの人から「ロバの背が空いているじゃないか。君らは随分無駄なことをしているね」と言われました。
兄はなるほどと思ったので、自分がロバの背にまたがり、弟に手綱を引かせて進むことにしました。
しばらくすると、また他の旅人が兄に向かってこう言ってきました。
「君は、弟を思いやる気持ちがないのかね」
恥ずかしく思った兄は、遠慮する弟をロバの背に乗せ、自分が手綱を取ることにしました。
そして、またしばらく行くと、今度は老人が弟に声をかけてきたのです。
「お前は、何という礼儀知らずだ。兄に手綱を引かせて、自分はロバに乗っているとは」
そこで、兄弟は、仲良く二人でロバに乗ることにしました。
これならもう誰にも文句は言われないと思っていたのですが、今度は何人 の通行人が騒ぎ出しました。
「お前達、なんと可哀想なことをしているのだ。ロバが苦しがっているではないか!!」
しかたなく兄弟は、とうとう二人でロバを担いで帰って行きました。
この兄弟が、右往左往してしまったのは、自分たちの基準をはっきりさせていなかったからのようですね。
ロバを利用するのか、愛するのか、礼儀を守るのが大事なのか、弟をいたわることを主に考えるのか……
人はその人なりのさまざまな基準で、いろんなことを言ってくれますが、その度に従っていると、振り回されてしまいます。
人の意見は参考として聞くことは、もちろん大事ですが……
どうせなら、自分のしたいこと、やっていて楽しいことを基準として、進んで行きたいですよね。
2000年03月03日 コメント&トラックバック(0) | トラックバックURL |
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