No.624 ラ・ロシュフコー
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「われわれは自分の幸も不幸も自己愛に見合う分しか感じない」
– ラ・ロシュフコー(フランスのモラリスト)–
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中国の歴史書『史記』のなかに、扁鵲(へんじゃく)という医者の話が出てきます。
扁鵲は、死者をも蘇らせることができたと噂された名医ですが、そんな彼でも、次の6つの患者の病は治すことができないと言っています。
1.自分勝手で道理をわきまえない人
2.身体を軽んじて財産を重んじる人
3.衣食の節度の保てない人
4.陰陽の気の乱れた人
5.体力がなくなって薬が服用できない人
6.巫女(呪術)を信じて、医を信じない人
確かに、もののあるべき姿を認めず、自分の思い通りにしようとがんばっていたり、身体のことを考えずに無理を重ねていれば、いつかは健康を損ねることになるでしょう。
また、不規則な生活や偏食を繰り返しているのも、身体に良くはないでしょうね。
陰陽の気、つまり生命エネルギーのバランスが乱れていたり、元気がなったり、偏った考え方をしていたりするのも身体を壊す原因です。
お医者さんを疑っていたら、治るものも治らなくなってしまいかねません。
扁鵲が活躍したのは、中国の戦国時代。
今から二千数百年前のことですが、現代でも、この「6つの不治」は、十分に通用しますね。
考え方を柔軟にして、心身のバランスを整え、自分の身体を大切にすることが、病を早く癒し、健康を保つ秘訣でしょうか。
そして、これは「心の健康」にも通じるようです。
1.自分勝手で道理をわきまえない人
こだわりや執着を持つことが、苦しみを生み出します。
「こうでなければならない」「こうあるべきだ」と、自分の思い通りにしようとがんばると、辛くて心が重くなるのです。
目の前にある「今」を肯定して受け容れ、そこから少しでも学んでいこうと思うことが、どんな問題に出会っても乗り越えていける力を引き出すことになるのでしょう。
2.身体を軽んじて財産を重んじる人
これは言うまでもなく、自分自身を大切にしましょうということですね。
財産や名誉、地位などを追い求めることもいいのですが、自分自身の思いや望みに逆らっていては、何を手に入れても満されることはないでしょう。
自分自身の思いを感じることが、本当の豊かさなのでしょうね。
3.衣食の節度の保てない人
4.陰陽の気の乱れた人
人生においては、良いことばかりが起こる必要はないのです。
ときに、苦しいこと辛いことがあるから、気づくこともあるし、良いことをもっと楽しめるのです。
振り子がゆれるように、バランスが大切。
身体の声を聞き、心の声を聞いて、今を楽しむことができれば最高ですし、バランスが乱れても、すぐに元気を取り戻せるでしょう。
5.体力がなくなって薬が服用できない人
6.巫女(呪術)を信じて、医を信じない人
「薬」や「医者」を、あまり聞きたくない忠告や、受け容れたくはない現実だと考えてみてはどうでしょうか。
落ち込んでいるときには、いくら良薬だとわかっていても、耳の痛い忠言は 受け付けられないような気がします。
甘い言葉や神秘的なことを囁く人に心を惹かれて、目の前の現実から逃げ出したくなるものですね。
でも、そんなときにこそ、問題が与えてくれる気づきのメッセージに耳を傾けてみることが必要なのでしょう。
自分を信じて、今、自分がすべきことに全力をつくしてみるのです。
大丈夫。
自分を信じれば信じるほど、前に進むパワーが沸いてきます。
自分を受け容れれば受け容れるほど、このせかいも、あなたを受け容れてくれるはずです。
きっと……
心と身体の健康の究極の秘訣は、「自分を愛する」ということなのでしょう
ね。
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2005年02月23日 コメント&トラックバック(0) | トラックバックURL |
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