No.499 ルイーズ・L・ヘイ
———————————————————————-
「“愛”は奇跡をもたらす治療法、
自分を愛すれば人生に奇跡が起きます」
– ルイーズ・L・ヘイ(アメリカのカウンセラー)–
———————————————————————-
明るい話題や個人的な成功体験、楽しい逸話などと、深刻な人生の問題やストレスについての話。
どちらの話をするのが、好ましく思えますか?
多くの人は、明るい話を聞いて、笑ったり刺激を与えられたりすることが楽しいと答えるでしょうが、なかには、悲劇的な暗い話題を聞く方がいいと思う人もいるのです。
そして、そんな人に限って、落ち込んでいたり、考え方がネガティブになっていることが多いようです。
ちょっと振り返ってみてください。
イヤなことがあったり、大きな失敗をして落ち込んでいるときには、とても誰かと楽しくおしゃべりをするような気にはなれませんね。
音楽だって、アップテンポの曲より、静かでスローな曲を聞く方が落ち着きます。
気分が沈んでいるのですから、その気分に同調するような話題や音楽を求めてしまいがちになりますね。
ただ、いつまでもそんな気分のままでいると、心も身体も重く感じられて、とても疲れてしまいます。
そんなときには、いっそ、無理にでも思い切って大笑いをしてみたり、激しく身体を動かしたり、明るいテンポの音楽をガンガンかけたりしてみると、いつの間にか元気が出てきたりします。
気分が、明るい方に同調してくるのですね。
さらに、そんなふうに気分が高まっているときには、どんどんエネルギーが湧いてくるような気がして、あまり疲れも感じません。
何でもできるような気さえしてきますよね。
いつも元気でいることができれば、今よりもっと、私たちの人生はひらけてくることでしょう。
でも、人生ではいろいろなことが起こります。
いつもいつも元気でいようとしても、これが、なかなか難しい。
ところがよく考えてみると、「元気」の元は、「もと」ということで、その人の気が、もともとあるがままの状態ということになります。
こっちの方が、本来の姿だということができますね。
それを、いろいろな原因で、元気でいられなくなって、エネルギーを失ってしまうことになるようです。
たとえば、イヤなことがあって、そのことばかりが気になってしまったり、いつまでも怒りや恨みを持ち続ける。
……そんな状態が続けば続くほど、強く意識すればするほど、エネルギーがそっちに向かうわけですから、「元気」でいることはできませんね。
気づいていただきたいことは、そのイヤな出来事が、エネルギーを奪っているのではなくて、それを気にしている自分がエネルギーを、どこかへ流してしまっているということです。
あるいは、未来へ心が向いてしまい、「ああなったらいいな」「こうしていきたいな」と、いつも思っている。
……それも、まだ来ていない未来にエネルギーを取られることになるので、「元気」になれません。
これもやっぱり、自分自身の思いが原因です。
また、何かに執着したり、目の前で起こる出来事に無関心でいることも、結構エネルギーを失うことになってしまします。
さらに、だからといって、何もせずにじっとしていることも、エネルギーはどこかへいってしまって、「元気」がでません。
だって、自分が本当に楽しいと思うことをやっていないのですから。
……もうおわかりでしょうか。
「元気」でいられないのは、自分が、今の自分を受け容れていないから。
過去の出来事を思っては、「ああだったらよかったのに」と、そのときの自分を否定します。
未来の自分を夢想して、今の自分を認めないことで、本来のエネルギーが、どこかへいってしまうのです。
「元気」でいるためには、もっと思うような人生を生きるためには、そんないらないものを捨ててしまうことが大切なようです。
「ああしておけばよかったのに……」とか、
「こんな人になれるといいな……」とか、
「これはこうあるべきだ」とか、
「今の仕事がイヤ」とか、
「自分のこんなところが嫌い」とか、
「あの人と比べて私は……」とか……、
そんなものを、すべて取り去ってみればいいのです。
そう、これは、今の自分を、そのまま認めて受け容れるということ。
つまり、自分自身を「愛する」ということですよね。
……なるほど、自分を愛するって、何かを「する」んじゃなかったんだ。
ただ、いらないものを「手放す」だけのこと。
本当の奇跡は、そこからはじまるのですね。
タグ
2004年04月01日 コメント&トラックバック(0) | トラックバックURL |
カテゴリ: バックナンバー


