No.036 ウエイン・W・ダイアー

No.036 ウエイン・W・ダイアー

西尾和美の アダルトチルドレン 癒しと回復のためのセルフスタディキット

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「自分の世界の広さは「心の広さ」に比例している」

– ウエイン・W・ダイアー –

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以前、私が勤め人だった頃。
とても嫌な上司に当たったことがあります。

その上司は、えらそうで口が悪く、人を見下した感じでした。
また好き嫌いが激しいのか、人によって態度が全く違うのです。

私は、嫌われていたようで、ことあるごとにイヤミを言われていました。
私は、のんびりしているので、あんまり腹を立てることもないのですが、その時は、本気で怒りがこみ上げてくるときもしばしばでした。

ノイローゼとまでは行かなくても、ちょっと深刻に悩んだりして、その頃は、職場へ行くのが憂鬱でした。

いろいろ本を読んだり、人に相談したりして、何とか彼のことを受け入れようとしたり、自分のどこかが悪いならそれを変えてみようとしてみましたが、うまく行きませんでした。

でも、ある時、ほんの少し考え方を変えてみたのです。
「あの上司が変わってくれたらいいけれど、そうはいかないようだ。それなら、彼ははじめからそういう人間だと思ってみよう」

そして毎日、今度はどんなイヤミを言うかななどと考えながら、職場へ行ったのです。

「さあ、そろそろイヤミを言うぞ。今度はどんなパターンで来るのかな」
と考えていると、不思議にイヤミを言われても、腹が立たなくなって来たのです。

それどころか、一生懸命イヤミを言っている上司の顔を観察するのが楽しみになっても来ました。

イヤミを言われても私が平気なので、そのうち上司は、つまらなくなったのか私には、あまりイヤミを言わなくなってしまいました。

私は、職場へ行く楽しみをひとつ無くしてしまいました……

よく考えてみれば、私には、
「人はイヤミなど言うべきではない」
という思い込みによる、自分のものさしがあったのかも知れません。

そのものさしに、上司が合わなかったので、腹が立ったり、悩んだりしたようです。

この経験から、私が学んだのは、人を受け入れるのには別に自分のものさしを全部変える必要は無いのだということでした。

もし、自分のものさしに合わない人がいたとしたら、ものさしを長くして、計れる範囲を広くすればいいようです。

そして、その度に自分の世界も広がってくるような気がします。



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プロフィール
大阪在住のライターです。
メルマガや超短編なども書いています。
慢性腎不全のため減塩生活中……

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